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日本瓦斯の電力サービスはおすすめ?提供されている電力プランや評判について解説
電気は、ガスや水道などと並ぶ重要なライフラインの1つで、日常生活に欠かせない存在です。現代の日本では、どのようなライフスタイルであっても、電気を使わずに過ごすことは難しいでしょう。そのため、電気を使用した際に発生する電気料金も、家計において避けては通れない出費です。
しかし昨今は、国際的な燃料や資源価格の高騰、情勢の変化に伴う物価の上昇が続いています。そういった状況で、これまでと同様の生活水準を維持するためには、電気料金の見直しが必要です。
2016年の電力自由化により、一般家庭でも好きな電力会社・電力サービスを選べるようになったので、現在は電力に関して多くの選択肢が存在します。自身の世帯や家計にとって、もっとも適切な電力会社・電力サービスを得るためには、広くアンテナを張って情報を集め、その内容を比較検討することが大切です。
今回は、日本瓦斯の提供している電力サービスについて、その特徴や料金プラン、おすすめの人などを解説します。電力サービスの乗り換えを検討している人や、電気料金を少しでも削減したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
日本瓦斯とは

日本瓦斯は、1955年に設立されたエネルギー販売企業です。正式名称は日本瓦斯株式会社で、企業名とは別に、商標として「ニチガス」を用いています。 企業として掲げている経営理念は、地域社会に対する貢献、企業の持続的成長を目指す、人的資源の尊重の3つです。 また、パートナーシップ、環境への配慮、地域社会との関わり、ガバナンスを組み合わせた「ESG+P経営」を重視しています。
日本瓦斯は、その名称からもわかるように、当初はLPガス事業を取り扱う企業としてスタートしました。その後は、2016年のエネルギーの自由化に伴い、ガスと電気のセット販売を開始するなど、ガスだけにこだわらない総合エネルギー企業に変革を遂げています。また、IT技術の進歩に伴い、自社開発のシステムやサービスを提供する、プラットフォーム企業としての側面も持つようになりました。
日本瓦斯では、LPガスと都市ガスを扱っており、とくにLPガスのシェア率は関東圏No.1です。ガスと電気のセット販売も売上を伸ばしており、さらなるEV化の進展とともに、需要の拡大が期待されています。日本瓦斯の大きな強みとして価格競争力があり、DX導入による物流システムの改善や東京電力との連携などにより、ガス・電気、ガス機器などの価格を抑えることに成功しています。
日本瓦斯の料金プラン
日本ガスでは、ガスと電気をセット販売する「でガ割」を実施しています。ガスは、LPガスと都市ガスの2種類があります。電気のプランは、大きく分けると「でガ割」と「でガ割007」の2種類です。なお、日本ガスの電力サービスは、神奈川県・東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・静岡県、山梨県が対象となっています。
でガ割
「でガ割」は、日本瓦斯のガスと電気をセットで契約することによって、1契約につき毎月300円の割引が適用される電力プランです。また、ガス料金と電気料金の請求を一本化できるので、家計管理がシンプルになります。現在利用している電力会社によってメニューが異なり、10A~60Aで契約している場合は「でガ割でんき1」、6kVA以上で契約している場合は「でガ割でんき2」が対象です。
関東エリアの電気料金
関東エリアにおける「でガ割」の電気料金は、以下のとおりです。
【関東エリアにおける「でガ割」の基本料金】
基本料金 | 料金(税込) | |
---|---|---|
契約電流 (でガ割でんき1) | 10A | 295.24円 |
15A | 442.86円 | |
20A | 590.48円 | |
30A | 885.72円 | |
40A | 1,180.96円 | |
50A | 1,476.20円 | |
60A | 1,771.44円 | |
契約容量 (でガ割でんき2) | 1kVAにつき | 295.24円 |
【関東エリアにおける「でガ割」の電力量料金】
電力量料金 (でガ割でんき1、2共通) | 料金(税込) | |
---|---|---|
定額料金 | 最初の200kWhまで | 6,810.00円 |
従量料金 | 200kWhをこえ300kWhまでの1kWhにつき | 34.33円 |
上記をこえる1kWhにつき | 38.16円 |
中部エリアの電気料金
中部エリアにおける「でガ割」の電気料金は、以下のとおりです。【中部エリアにおける「でガ割」の基本料金】
基本料金 | 料金(税込) | |
---|---|---|
契約電流(でガ割でんき1(中部エリア)) | 10A | 286.00円 |
15A | 429.00円 | |
20A | 572.00円 | |
30A | 858.00円 | |
40A | 1,144.00円 | |
50A | 1,430.00円 | |
60A | 1,716.00円 | |
契約容量(でガ割でんき2(中部エリア)) | 1kVAにつき | 286.00円 |
【中部エリアにおける「でガ割」の電力量料金】
電力量料金 (でガ割でんき1、2共通) | 料金(税込) | |
---|---|---|
定額料金 | 最初の200kWhまで | 4,685.00円 |
従量料金 | 200kWhをこえ300kWhまでの1kWhにつき | 23.93円 |
上記をこえる1kWhにつき | 25.97円 |
でガ割007
「でガ割007」は、実質再生可能エネルギー100%、CO2排出量ゼロの電気とガスの契約がセットになったプランです。東京電力リニューアブルパワー株式会社から調達した、再生可能エネルギー指定の非化石証明書を用いることにより、電気を使いながら環境保護に貢献できます。
また「でガ割007」独自の特徴として、0時から7時までの夜間時間帯の電気料金が安く設定されています。これは、EVの充電を念頭に置いた設定です。EV車を所有している人にとっては、地球環境だけでなく、家計にも優しいプランです。
「でガ割007」も「でガ割」と同様に、LPガスや都市ガスと契約すると、1契約につき毎月300円の割引が適用されます。メニューは2種類用意されており、現在40A~60Aで契約している場合は「でガ割007[アンペア契約]」、6kVA以上で契約している場合は「でガ割007[kVA契約]」が対象です。
関東エリアの電気料金
関東エリアにおける「でガ割007」の電気料金は、以下のとおりです。
【関東エリアにおける「でガ割007」の基本料金】
基本料金 | 料金(税込) | |
---|---|---|
契約電流 でガ割007(アンペア契約) | 40A | 1,180.96円 |
50A | 1,476.20円 | |
60A | 1,771.44円 | |
契約容量 でガ割007(kVA契約) | 1kVAにつき | 295.24円 |
【関東エリアにおける「でガ割007」の電力量料金】
電力量料金でガ割007(アンペア契約)・でガ割007(kVA契約) | 料金(税込) | ||
---|---|---|---|
昼間 | 定額料金 | 最初の120kWhまで | 3,900.00円 |
従量料金 | 120kWhをこえ250kWhまでの1kWhにつき | 36.55円 | |
上記をこえる1kWhにつき | 40.50円 | ||
夜間 | 従量料金 | 1kWhにつき | 36.40円 |
中部エリアの電気料金
中部エリアにおける「でガ割」の電気料金は、以下のとおりです。
【中部エリアにおける「でガ割」の基本料金】
基本料金 | 料金(税込) | |
---|---|---|
契約電流 でガ割007(アンペア契約) | 40A | 1,144.00円 |
50A | 1,430.00円 | |
60A | 1,716.00円 | |
契約容量 でガ割007(kVA契約) | 1kVAにつき | 286.00円 |
【中部エリアにおける「でガ割」の電力量料金】
電力量料金でガ割007(アンペア契約)・でガ割007(kVA契約) | 料金(税込) | ||
---|---|---|---|
昼間 | 定額料金 | 最初の120kWhまで | 2,700.00円 |
従量料金 | 120kWhをこえ250kWhまでの1kWhにつき | 26.20円 | |
上記をこえる1kWhにつき | 30.07円 | ||
夜間 | 従量料金 | 1kWhにつき | 25.50円 |
日本瓦斯のメリットと良い口コミ・評判
次は、日本瓦斯で提供されている電力サービスの内容や、利用している人の口コミを参考に、独自の長所やメリットを探っていきましょう。魅力や強みを知ることによって、その電力サービスが自身に合っているかどうかを判断できます。
「でガ割」や「でガ割007」を利用した人の口コミからは、以下のような良い評判が読み取れました。
- ガスとセットで契約するとさまざまな恩恵が受けられる
- 電気を使いながら環境保護に貢献できる(でガ割007)
- EVに最適化された料金設定で家計の負担を抑えられる(でガ割007)
- 電気トラブルに関するサポートが受けられる
<日本瓦斯のメリットと良い口コミ・評判>
ガスとセットで契約するとさまざまな恩恵が受けられる
日本瓦斯はガス会社としてスタートした企業であり、現在も関東地方や中部地方で、LPガスや都市ガスの提供を行っています。ガスと電気をセットで契約することにより、毎月300円の割引を受けられるのは、「でガ割」や「でガ割007」の大きな強みです。
割引には期限が設定されておらず、電気料金の価格自体も、電気の使用量が増えるほどお得になるように設定されています。また、電気とガス料金の請求を一本化することにより、各種手続きの手間も削減することが可能です。そのため、現在すでに日本瓦斯のガスを利用している人は、電力サービスを乗り換えることで、大きな恩恵が得られるでしょう。
電気を使いながら環境保護に貢献できる(でガ割007)
「でガ割007」で提供される電気には、非FIT非化石証書が組み合わされています。非化石証明書とは、太陽光発電や風力発電などによって発電された電気から、「発電時に二酸化炭素を排出しない」価値を切り離して証書化したものです。非化石証書の取引が認可された2018年以降は、電力会社が非化石証書を購入することによって、実質的なクリーンエネルギーを供給できるようになりました。
個人が「でガ割007」と契約した場合、実質再生可能エネルギー100%の電気を選択し、利用していることになります。二酸化炭素は地球温暖化などの原因になるので、少しでも環境に貢献したい人にとって、クリーンなエネルギーが利用できることは大きなメリットになるでしょう。
EVに最適化された料金設定で家計の負担を抑えられる(でガ割007)
「でガ割007」では、EV車の充電を想定して、0時から7時までの夜間時間帯の電気料金が安く設定されています。そのため、標準的なガソリン車からEVに乗り換えた場合、ガソリン代を電気料金に一本化したうえで、その合計金額を大きく削減することが可能です。
また、電力を使用する比重が夜に大きく偏っている家庭や、太陽光発電システムを設置して自家発電でまかなえる家庭にとっても、この料金設定はメリットになるでしょう。
電気トラブルに関するサポートが受けられる
「でガ割」および「でガ割007」を契約すると、電気トラブルが発生した際に、電力のプロである東京電力パワーグリッドによる、365日24時間対応の「でんきもあんしん!サポートサービス」が受けられます。一次対応の出張料や60分以内の原因調査料は無料なので、トラブルへの対処に自信がない人には心強い味方となるでしょう。
日本瓦斯の注意点と悪い口コミ・評判
次は、日本瓦斯の電力サービスに寄せられたネガティブな口コミや、悪い評判について確認してみましょう。日本瓦斯は、その名称からもわかるように、電力サービスだけを取り扱っている企業ではありません。そのため、ほかの企業の電力サービスとは異なる注意点もいくつか存在します。
電力サービスの乗り換えを検討する際は、こういったデメリットにもしっかり着目することが大切です。「でガ割」や「でガ割007」を利用した人の口コミからは、以下のような悪い評判が読み取れました。
- サービス提供エリアが限られている
- 電気のみの契約を受け付けていない
- EVや太陽光発電を取り入れていない場合はメリットが少ない(でガ割007)
<日本瓦斯の注意点と悪い口コミ・評判>
サービス提供エリアが限られている
日本瓦斯の電力サービスである「でガ割」と「でガ割007」が対象としているのは、関東エリアと中部エリアのみです。また中部エリアで対象となるのは、山梨県と静岡県のみであり、サービスが利用可能な範囲はあまり広くありません。そのため、将来これらのエリア外に引っ越す場合は、再度電力サービスを乗り換えなければいけなくなります。当然ながら、現在これらのエリア以外に住んでいる人も、日本瓦斯の電力サービスを利用できません。
電気のみの契約を受け付けていない
現在、日本瓦斯では、電気のみの契約を受け付けておらず、LPガスや都市ガスとセットでのみ契約可能なシステムになっています。そのため、現在契約しているガス会社を変更したくない人や、賃貸住宅などでガス会社の変更ができない人は、日本瓦斯の電力サービスが利用できません。ガスと同時に電気の契約を結ぶことは可能ですが、都市ガスとLPガスでは一部対応エリアが異なるので、注意が必要です。
EVや太陽光発電を取り入れていない場合はメリットが少ない(でガ割007)
環境的価値を度外視した場合、「でガ割007」を選ぶメリットは、夜間の電気料金が日中に比べて安価に設定されている点です。EVや太陽光発電を導入している家庭にとっては、電気料金を削減できる大きなメリットとなります。しかし、EVや太陽光発電を導入していない家庭、日中の電気消費量が多い家庭では、逆に一般的なプランより電気料金が割高になってしまう可能性もあります。
環境保全を重視しない人は、料金シミュレーターを利用して「でガ割007」を選ぶ経済的なメリットがあるのかどうか、しっかり確認しておくことが大切です。
日本瓦斯がおすすめの人
ここまで解説してきた各電力プランの詳細や、評判からわかるメリット・デメリットをもとに、日本瓦斯の電力サービスがおすすめなのはどんな人なのかを確認していきましょう。
日本瓦斯は、ガス会社からスタートしたという独自の特徴から、他社の電力サービスとは異なる特徴を持っています。なかなか電力会社選択の決め手が見つからない人も、日本瓦斯の電力サービスであれば、大きなメリットを享受できるかもしれません。日本瓦斯の電力サービスに興味がある人は、以下の特徴に当てはまっているかどうかを確認してみてください。
- 日本瓦斯の都市ガスやLPガスを利用している人
- 関東地方や中部地方の対象エリアで生活を始める予定の人
- 環境に優しいクリーンなエネルギーを使いたい人( でガ割007 )
- EVや太陽光発電を導入している人( でガ割007 )
<日本瓦斯がおすすめの人>
日本瓦斯の都市ガスやLPガスを利用している人
日本瓦斯が提供している「でガ割」と「でガ割007」は、日本瓦斯の都市ガスやLPガスとセットで契約した場合、毎月300円の割引が受けられるのが特徴です。電気料金そのものも、東京電力の従量電灯Bなどの対応プランと比較した場合、価格が安く抑えられています。
そのため、現在すでに日本瓦斯のガスを利用している人は、電力サービスを乗り換えるだけで、手軽に大きなメリットを享受できます。また、電気料金とガス料金の請求が一本化できるのも、うれしいポイントです。
関東地方や中部地方の対象エリアで生活を始める予定の人
進学や就職、転勤などで、対象エリアへの引っ越しを予定されている人は、ガスと電気の両方で日本瓦斯のサービスを申し込めます。契約が1社だけで済み、請求も一本化できるので、慌ただしい引っ越し直後の負担を軽減することが可能です。
ただし、現在都市ガスは、引っ越しに伴う入居先での使用手続きを受けていません。一度該当エリアの都市ガスの契約を結んでから、切り替えが必要になります。LPガスの場合は、すでに日本瓦斯のLPガスボンベが設置されている住宅への入居か、LPガスボンベの設置が必要です。
環境に優しいクリーンなエネルギーを使いたい人( でガ割007 )
日本瓦斯の「でガ割007」を契約すると、非FIT非化石証書の制度を活用し、実質再生可能エネルギー100%、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。もちろんセット割引も適用されるので、環境保護に少しでも貢献したいと考えている人は、「でガ割007」の契約を検討してみると良いでしょう。
EVや太陽光発電を導入している人( でガ割007 )
EVや太陽光発電を導入している人は、夜間の電気料金が安く設定されている「でガ割007」のメリットを最大限に享受できます。環境保護に貢献する目的だけだと、やや物足りなかった費用面のメリットが大きく増加するので、家計と環境を天秤にかけることなく「でガ割007」を選べるでしょう。
使用電力が多く、ある程度夜間に電気を使っている人( でガ割007 )
EVや太陽光発電を導入していない家庭でも、月の使用料が155kWhをこえ、夜間の電力使用比率が23%をこえる場合は、大手電力会社の対応する電力プランより電気料金が安くなります。
電気料金は、日本瓦斯のホームページ上で公開されている、電気料金のシミュレーターでも算出可能です。シミュレーターを使って電気料金が安くなりそうであれば、環境保護にあまり興味がない場合でも、乗り換えを検討してみて良いかもしれません。
日本瓦斯のお申し込み方法
日本瓦斯が提供している、電力サービスの申し込み方法について解説します。日本瓦斯の電力サービスは「でガ割」と「でガ割007」の2種類があり、それぞれ対応エリアや現在契約中の電力量に応じたメニューが用意されています。基本的には、どのプラン・メニューであっても契約の手順は変わりません。
今回は、都市ガスと電気をセットで契約する場合と、LPガスと電気をセットで契約する場合について、それぞれの申し込み方法を解説します。なお、基本的にどのプラン・メニューであっても、ホームページ上の専用フォームから申し込みが可能です。
都市ガスと電気の契約を申し込む場合
現在、ガス・電気ともに日本瓦斯以外のサービスを利用している場合、都市ガスと電気のセット契約は同時に申し込むことが可能です。その際には、現在契約しているガスと電気の検針票を用意する必要があります。専用フォームから、現在契約しているガス会社・電気会社の名前、お客様番号、供給地点特定番号、契約容量、料金メニューといった必要な情報を入力しましょう。現在契約しているガス会社・電気会社に、連絡する必要はありません。
ただし、現在日本瓦斯では、引っ越しに伴う都市ガスの使用開始手続きを受け付けていません。そのため、引っ越し先で日本瓦斯の都市ガス・電気を使いたい場合は、一度該当エリアの都市ガスと契約してから乗り換える必要があります。
すでに日本瓦斯の都市ガスを利用しており、電力サービスだけを申し込みたい場合は、電気の検針票を用意したうえで、Webサイトやアプリの「マイニチガス」から契約申し込みが可能です。こちらの場合も、現在契約している電力会社に連絡する必要はありません。
LPガスと電気の契約を申し込む場合
現在、ガス・電気ともに日本瓦斯以外のサービスを利用している場合、LPガスと電気の乗り換えは、同時に申し込みができません。そのため、まずはLPガスの契約を完了させ、その後に電気の契約を申し込むことになります。
LPガスの乗り換えを申し込む際は、現在契約しているガスの検針票を用意し、専用フォームから住所などの必要情報を入力すれば、申し込みが可能です。乗り換えた際も、現在契約しているガス会社・電気会社に連絡する必要はありません。すでにLPガスのボンベが設置されている住居に引っ越す場合や、LPガスのボンベを新設する場合も、ホームページ上から申し込めます。
すでに日本瓦斯のLPガスを利用しており、電力サービスだけを申し込みたい場合は、電気の検針票を用意したうえで、Webサイトやアプリの「マイニチガス」から契約申し込みが可能です。こちらの場合も、現在契約している電力会社に連絡する必要はありません。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 日本瓦斯が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
日本瓦斯が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、日本瓦斯が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
日本瓦斯の提供している2つの電力サービスは、同社の都市ガスやLPガスとセットで申し込むことにより、割引が適用されるのが大きな特徴です。そのため、現在すでに日本瓦斯のガスを利用している人は、乗り換えで大きなメリットが得られます。ただし、ガス・電気ともに、対象エリアはあまり広くありません。
また「でガ割007」では、再生可能エネルギー実質100%の電力を利用し、環境保護に貢献できるだけでなく、夜間の電気料金が安い点も重要なメリットです。居住地、環境保護への意識、ライフスタイル、現在のガス契約など、多角的な視点を考慮して、どの電力会社・電力プランを契約するか考えると良いでしょう。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
日本瓦斯による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて日本瓦斯が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
でガ割でんき2(中部エリア) | 静岡県[富士川以西] | #VALUE!管内 | 「でガ割でんき2(中部エリア)」の分析ページへ |
でガ割でんき1 | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、および静岡県[富士川以東]、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「でガ割でんき1」の分析ページへ |
でガ割でんき2 | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、および静岡県[富士川以東]、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「でガ割でんき2」の分析ページへ |
でガ割でんき1(中部エリア) | 静岡県[富士川以西] | #VALUE!管内 | 「でガ割でんき1(中部エリア)」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
でガ割でんき2(中部エリア) | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 154,166円/年 | 185,330円/年 |
でガ割でんき1 | 69,388円/年 | 116,138円/年 | 132,036円/年 | 141,385円/年 | 154,166円/年 | 185,330円/年 |
でガ割でんき2 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 154,166円/年 | 185,330円/年 |
でガ割でんき1(中部エリア) | 69,388円/年 | 116,138円/年 | 132,036円/年 | 141,385円/年 | 154,166円/年 | 185,330円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
でガ割でんき2(中部エリア) |
|
でガ割でんき1 |
|
でガ割でんき2 |
|
でガ割でんき1(中部エリア) |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
【補足】法人向けの電気料金プラン
飲食店や美容院などの、日本瓦斯が提供する低圧法人向けの電気料金プランを一覧化しています。低圧電灯/動力プランをご利用の方におかれましてはご参考ください。
「日本瓦斯」の電灯プラン一覧
法人向けの電灯プランは、家庭向けのA(アンペア)契約と異なり、kVA(キロボルトアンペア)契約となります。原則として60A以上かつ50kVA未満の場合はkVA契約となります。1kVAは10Aに相当するため、6kVA契約の場合60Aに相当します。更に多くの電力を利用する50kVA以上の物件の場合は、高圧に区分されKW(キロワット)契約となります。なお、家庭向け電灯契約と法人向け電灯契約の違いは、一度に多くの機器を使用出来るか否かのみであり、利用できる機器そのものは家庭向けと変わりません。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
---|---|---|---|---|---|---|
でガ割でんき2(東京エリア) | 233,118円/年 | 471,762円/年 | 1,180,212円/年 | 2,336,022円/年 | 3,491,832円/年 | 4,643,901円/年 |
でガ割でんき2(中部エリア) | 166,380円/年 | 335,700円/年 | 836,460円/年 | 1,647,060円/年 | 2,457,660円/年 | 3,264,660円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。。
「でガ割でんき2(中部エリア)」の動力プラン一覧
動力プランは、業務用エアコンや業務用冷蔵庫・冷凍庫、工作機械やエレベーターなど、大型の動力機器を動かす際に必要な契約区分です。電灯契約と比べて供給電圧が高いことが特徴です。電灯契約の供給電圧は100Vであるのに対して、動力契約では100Vと200Vの2種類があります。機器に電力を送る方法も異なり、電灯契約の場合は「単相」と呼ばれる方法で電気を送っています。一方で動力契約の場合は「三相」と呼ばれる方法を活用します。また動力プランで使用される三相200Vは、原則としてコンセントが4つ穴になっています。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
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動力メニュー(東京エリア) | 235,314円/年 | 445,188円/年 | 1,049,370円/年 | 1,971,540円/年 | 2,893,710円/年 | 3,803,160円/年 |
動力メニュー(中部エリア) | 169,140円/年 | 313,800円/年 | 723,300円/年 | 1,324,200円/年 | 1,925,100円/年 | 2,513,760円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、日本瓦斯の公式HPをご確認ください。