湘南電力の料金プランは？メリットや注意点もご紹介

電気会社の乗り換えや、お引っ越しに伴う新規契約で、どの電力会社を選ぼうか悩んでしまう人も多いです。はじめからこの企業にしようと決めている場合であっても、一度立ち止まって複数の電力会社を比較してみる必要があります。いろいろな電力会社の特色や提供しているサービスを比べると、自分のライフスタイルに合った企業が見つかる可能性があるためです。

この記事では、湘南電力の概要や提供している料金プラン、湘南電力と契約するメリットや注意点、寄せられた口コミや湘南電力との契約がおすすめの人、お申し込みの方法などについてご紹介しています。この記事を読めば、自分のライフスタイルに湘南電力のサービスが合っているか、経営理念やサービスへの思いに共感できるかなどの情報を得られるでしょう。

湘南電力との契約を考えている人、具体的な電力会社は決まっていないものの、乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてみてください。

湘南電力とは

湘南電力とは「エネルギーを通じて人々の徳を集め、地域のパワーに変える」をモットーに事業を行っている、神奈川県小田原市扇町の電力会社です。

2014年に設立され、現在は電力の購入、販売に関するコンサルティング業務と、電気事業法に基づく電力小売事業を手掛けています。2011年に発生した東日本大震災をきっかけに、地域の人と地域の企業が連携して、持続可能な地域づくりとエネルギーの地産地消を進められるようにという目標のもと、企業がつくられました。

エネルギー事業を通して地域の課題解決に取り組み、契約者から支払われた電気代で、さらに地域の課題解決につながるような事業を推進しています。

地域に縁のある二宮尊徳翁の「徳を以って、徳に報いる」をもとに、地域に暮らす一人ひとりが持っている力を、地域社会に役立てられるような環境を整えるように注力している企業です。持続可能な地域インフラで、人と人が支え合う街をつくることを目指し、社会に対していくつかの価値の実現を約束しています。

1つ目は、日々の暮らしをそのまま地域への貢献に変換し、人と地域そのもののつながりを創出する「地域共生価値」です。

2つ目は、地域のエネルギーを活用して災害に強く、エネルギー面で自立した地域を実現する「安心価値」になります。

3つ目は地域に根ざし、生産者や提供者の顔が見えるサービスを提供する「自立価値」です。

4つ目は、再生可能でクリーンなエネルギーの普及に努め、持続可能な地域環境に貢献する「環境価値」になります。

5つ目は、企業が持ちうる最先端のテクノロジーを活用して、より良いライフスタイルを地域の人に提案する「先進価値」です。

これらの価値を実現するため、電力供給をはじめとしたさまざまな事業に取り組んでいます。

2023年4月時点で4,006件の需要家に電力を提供しており、うち一般家庭を含む低圧電力の契約件数は3,890件です。2023年度の計画では、地産した電力が調達電力全体の24.5％になる見込みとしており、地域活性に貢献しています。

太陽光発電設備を初期費用0円で導入できる0円ソーラー事業を提供しており、災害時に電気を融通し合える社会の実現に取り組んでいるのが特徴です。

湘南電力の料金プラン

湘南電力で提供している電気料金プランについて、ご紹介します。湘南電力では、電気のみを契約する場合と電気とガスをセットで契約する場合、そしてオール電化を利用する場合で、料金プランが分かれているのが特徴です。

湘南電力で提供している料金プランは、以下のとおりになります。

＜湘南電力で提供している料金プラン＞

• 電灯B
• 電灯C
• 動力
• オール電化電灯B
• オール電化電灯C

それぞれのプランについて、詳しく見ていきましょう。

電灯B

電灯Bは、一般的な家庭で、電気を利用している人向けの電気料金プランです。契約電流は10A～60Aまで、ガスとセットで契約する場合は30A～60Aまでとなります。電気をまったく使用しなかった月は、基本料金の半額を請求される設定です。

電気単体で契約する際の料金表は、以下のとおりになります。

【電灯Bの電気単体で契約する際の料金】

電灯Bで電気とガスを両方契約する際の料金表は、以下のとおりです。

【電灯Bの電気とガスを両方契約する際の料金】

電灯C

電灯Cは、契約電力が6kVA以上50kVA未満の店舗や事務所向けの料金プランです。1kVAとは、10Aに相当する契約単位になります。電灯Bと同様に、電気を使用しなかった月の基本料金は半額です。

電灯Cで電気のみ契約した場合の料金プランは、以下のとおりです。

【電灯Cの電気単体で契約した場合の料金プラン】

電灯Cでガスと電気をセット契約した際の料金プランは、以下のとおりです。

【電灯Cの電気とガスを両方契約する際の料金】

動力

動力は、契約電力が50kW未満のモーターを利用している店舗や工場向けの電力プランです。7月から9月までの夏季、10月から翌年6月までのその他季に分かれています。電灯BおよびC同様に、電気を使用しなかった月は、基本料金が半額です。

動力プランで電気単体を契約する際の料金プランは、以下のとおりになります。

【動力プランで電気単体を契約する際の料金プラン】

動力プランで電気とガスをセット契約する際の料金表は、以下のとおりです。

【動力プランで電気とガスを両方契約する際の料金】

オール電化電灯B

オール電化電灯Bは、契約電流が30A以上60A以下で、オール電化を利用する人向けの電気料金プランです。オール電化電灯Bを利用するためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。

＜オール電化電灯Bを利用するための条件＞

• 電灯または小型機器を使用しており、送配電事業者が定める託送約款等の電灯標準接続送電サービス、または電灯時間帯別接続送電サービスの対象であること
• 夜間蓄熱式機器またはオフピーク蓄熱式電気温水器を使用しており、夜間蓄熱式機器またはオフピーク蓄熱式電気温水器の入力時総容量が1kVA以上であること

なお、この条件はオール電化電灯Cにも適用されます。

オール電化電灯Bを契約した場合の電気料金表は、以下のとおりです。

【オール電化電灯Bを契約した場合の電気料金】

オール電化電灯C

オール電化電灯Cは、漏電遮断器などの主開閉器容量に応じた、6kVA以上の契約を対象とする料金プランです。オール電化電灯B同様に、2つの条件を満たす人が利用できます。

オール電化電灯Cの料金表は、以下のとおりです。

【オール電化電灯Cの料金】

湘南電力のメリットと良い口コミ・評判

湘南電力を利用する際のメリットについてご紹介します。電力会社を比較する際に多くの人が目を向けるのは、契約で得られるメリットでしょう。複数の電力会社が持つメリットを比較すれば、どのサービスが自分に適しているかを判断できます。

湘南電力を利用する際のメリットは、以下のとおりです。

＜湘南電力を利用する際のメリット＞

• 電気の利用を通して地域活性化に貢献できる
• 地産地消のエネルギーを利用できる
• Web上で電気料金を確認できる

それぞれのメリットについて、寄せられた口コミとともに見ていきましょう。

電気の利用を通して地域活性化に貢献できる

湘南電力と契約し、電気を利用して電気料金を支払うたびに、地域全体の活性化に貢献できるメリットがあります。

湘南電力では「地域応援メニュー」を取り入れており、電気料金の1％を地域の課題解決や活性化のために活用しているのです。支払われた電気代の一部を地域内で循環させ、経済的な発展につなげる狙いがあります。契約申し込みの際に、8つのプランから応援したいプランを選択でき、支払った電気代の1％が選択したプランに活用されるのが特徴です。

＜地域応援メニューにおける8つのプラン＞

• 地場産業や伝統行事を支援する「地域活性化応援プラン」
• 環境活動や地域防災の充実を支援する「湘南ライフスタイルプラン」
• スポーツや芸術活動を支援する「湘南ベルマーレ応援プラン」「湘南ベルマーレフットサルクラブ応援プラン」「アール・ド・ヴィーヴル応援プラン」
• 子どもや女性に対する支援を行う「小田原市応援プラン（子ども食堂応援コース）」「ピンクリボンふじさわ応援プラン」「神奈川県ママさんバレーボール応援プラン」

このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。

湘南電力で電気を契約し、湘南ベルマーレ応援プランを選択しました。子どもの頃からサッカーが好きなので、日常生活を通して地元のチームを応援できるのはとても嬉しいです。

地産地消のエネルギーを利用できる

湘南電力では、神奈川県内で発電された電気を含む電力を供給しており、エネルギーの地産地消に努めています。

とくに、「湘南のカーボンフリー」が特徴的です。神奈川県内の太陽光発電施設や、水力発電施設で生産された電気を供給し、湘南電力が再エネ電力由来のJ-クレジットと非化石証書を組み合わせて提供される電力を、実質二酸化炭素排出係数0にするサービスです。

J-クレジットとは、省エネルギー設備の導入や森林経営などによる、二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として、国が認証する制度になります。非化石証書とは、発電の際に石炭などの化石燃料を使用せず発電された電気のうち、二酸化炭素を排出しない環境的な価値を切り離して取引される証書です。

湘南のカーボンフリーは、環境省による電気自動車購入補助金の申請要件に認証されているほか、「かながわ再エネ電力利用応援プロジェクト」にも採択されています。

このメリットに寄せられている口コミは、以下のとおりです。

湘南のカーボンフリーを活用し、供給される電力の二酸化炭素係数削減を行っています。電気自動車を購入する際に補助金がもらえるとのことで、制度を利用してより環境に優しい自動車に買い換えました。

Web上で電気料金を確認できる

湘南電力で電気契約を行うと、電気料金や使用量をWeb上で簡単に確認できるようになります。

「お客さまマイページ」にログインすれば、パソコンやスマートフォンなどの通信端末から、いつでもどこでも電気料金や使用量を確認でき、支払い方法の変更も可能です。クレジットカードの有効期限が切れた場合、マイページから新しいカードの情報に切り替えれば、継続してクレジットカード払いを利用できます。

また、確定申告の際に必要な請求書、請求明細書も、お客さまマイページからダウンロード可能です。なお、どうしても支払証明書が必要な場合は、有料で利用できます。

このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。

電気メーターをスマートメーターに変え、湘南電力と契約しました。自分がどれだけ電気を使用したかが分かりやすいので、節電や節約にも意識が向いて良いと思います。

湘南電力の注意点と悪い口コミ・評判

湘南電力を利用するうえで、注意したいポイントについてご紹介します。電気を契約する際は、メリットだけでなく、気をつけなければならない点も比較しておくと、より自分に合ったサービスを選びやすいです。とくに、電力の供給地点や申し込みの利便性などについては、しっかり確認しておくと良いでしょう。

湘南電力の注意点は、以下のとおりです。

＜湘南電力の注意点＞

• 神奈川県の外では契約できない
• 電話での申し込みは受け付けていない
• コンビニ払いなど窓口での支払いができない

それぞれのデメリットについて、寄せられた悪い口コミとともに見ていきましょう。

神奈川県の外では契約できない

湘南電力は、神奈川県でのみ利用可能な電力会社です。そのため、神奈川県外にお住まいの場合は、電気契約を利用できません。

地元で生産された電力を地元へ供給して消費する、地産地消を推進する神奈川県限定のサービスであるため、神奈川県内の地域に貢献できるサービスを提供している代わりに、県外に住んでいる場合は利用できないのです。そのため、県内で湘南電力と契約して電気を使用する分には、引っ越し後も諸手続きを経て、湘南電力を利用し続けられます。しかし、県外へのお引っ越しの際は、完全に解約して新しい電力会社を探す必要があります。

なお、湘南電力との契約を解約する際に解約金は必要ないため、急なお引っ越しでも慌てる必要はありません。

この注意点について、以下の口コミが寄せられています。

神奈川県に住んでいた間は湘南電力を利用していたのですが、引っ越しで茨城県に行くことになり、解約しました。地域振興のためのプランを利用していたので継続したかったのですが、県内限定のサービスなので諦めるしかありませんでした。

電話での申し込みは受け付けていない

湘南電力への契約申し込みは、Web上の入力フォームあるいは書面での申し込みのみです。

電力会社によっては、電話での申し込みを受け付けているところもありますが、湘南電力の場合は電話での対応を行っていません。電気受付センターには、電話での問い合わせ窓口も設置されていますが、土日祝日を除く10：00～18：00のみの受付となっています。そのため、メールでのお問い合わせを活用するのがおすすめです。

この注意点について、以下の口コミが寄せられています。

湘南電力への申し込みの際、Web上のフォームを利用するのはセキュリティ上不安だったので、電話をかけました。しかし、電話では申し込みを受け付けていないとのことで、書面を送ってもらって提出することになりました。届くのを待ってから書いて、さらに送り返すというプロセスを踏まなければならなかったので、これなら大人しくWeb上のフォームを利用すれば良かったなと思っています。

コンビニ払いなど窓口での支払いができない

湘南電力で利用できる電気料金の支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類に限られています。

そのため、振込用紙を利用したコンビニや、電力会社窓口での支払いは取り扱っておらず、現金での支払いはできません。クレジットカードに紐付いている口座や、振替用の口座に引き落としの前日までに請求された金額を入れておく必要があります。請求予定日に関しては、お客さまマイページから確認可能です。

支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替であれば、お客さまマイページから切り替えられます。また、書面での変更も可能です。

この注意点について、以下の口コミが寄せられています。

もともと別の会社と契約していたときの電気料金をコンビニで支払っており、振込用紙で額面を確認し、現金を支払うことで「これだけ使った」という感覚を掴んでいました。今は、湘南電力でクレジットカード払いに切り替えたので、マイページの確認を忘れると、いくら分請求されているのか分からなくなるのが少し不便です。

湘南電力がおすすめの人

湘南電力との契約がおすすめの人の特徴についてご紹介します。電力会社との相性は、料金プランの内容だけでなく、どれだけ企業の理念に賛同できるかも重要です。とくに、地元密着型の企業の場合は、地元に貢献したい、役に立ちたいと考えている人におすすめといえます。

湘南電力との契約がおすすめの人は、以下のとおりです。

＜湘南電力との契約がおすすめの人＞

• 神奈川県や湘南地域に貢献したい人
• オール電化を考えている人
• ガスとセットで契約したい人

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

神奈川県や湘南地域に貢献したい人

湘南電力は、神奈川県や湘南地域に愛着があり、日常生活の中から貢献したいと考えている人におすすめです。

電気料金の1％を地域の発展のために活用できるうえ、プランを選択できるため、自分が支援したいと感じた団体を支援できます。そのため、何となく電気代から地域を支援するお金を払っているというわけではなく、具体的にどのようにお金を活用するのかを選べるため、強い自覚につながるでしょう。

電気自体も地産地消であるため、県内で生産された電気を購入する、さらに購入した際の電気代で地域の発展を支援するといった形で、循環型の経済活動が生まれます。この活動を通して経済発展を支援できるため、どうせ電気を利用するなら、地元のためになることをしたいと考えている人におすすめです。

オール電化を考えている人

湘南電力にはオール電化用の料金プランがあるため、現在オール電化を利用しており、電力会社を切り替えたいと考えている人におすすめです。

オール電化電灯Bとオール電化電灯Cの2つのプランがあるため、自分の状況に応じてプランを選択できます。オール電化用のプランを利用するには細々とした条件もありますが、ガスを利用しないのであれば、こちらのプランを選択すると良いでしょう。

エコキュートなどの夜間蓄熱式機器を使用している、キッチンや空調も電気で動かしているという人におすすめです。

ガスとセットで契約したい人

湘南電力は、提携しているガス会社とセットで契約すると電力量料金が安くなるサービスがあるため、電気とガスをセットで申し込みたい人にもおすすめです。

神奈川県内に住んでおり、湘南電力の電気と提携しているガス会社のガスをセットでまとめて申し込むと、お得にエネルギーを利用できます。提携しているガス会社は複数あるため、エリアやプランによって選び分けましょう。電気料金は基本料金が少し高くなるものの、電力量料金が抑えられるため、たくさん使用しても上がり幅が低くなります。

湘南電力のお申し込み方法

湘南電力と契約する際のお申し込み方法は、Web上のフォームまたは書面です。新規契約なのか乗り換えなのかによって、契約の流れが異なります。

契約の際にメーターがアナログ式であれば、スマートメーターへの切り替えが必要ですが、工事費用は必要ありません。また、電力の供給を開始または停止する際の立ち会いも不要です。

それぞれの契約の流れについて、確認していきましょう。

お引っ越しに伴う新規契約の流れ

お引っ越しに伴い、初めて電気契約を結ぶ際は、電気の使用を開始する日の30日前～3営業日前まで申し込みが可能です。予定日を確認して、Web上のフォームや書類に必要事項を記入します。

このとき、お引っ越し前の住所ではなく、お引っ越し後、電気を利用する住所を記入するよう気をつけましょう。供給地点特定番号が必要ですが、この情報は管理会社や物件のオーナーなどへの問い合わせで確認できます。

登録が完了したら、入力したメールアドレス宛に受付完了メールが送信されるため、確認しておきましょう。さらに内容の確認ができ、利用開始日が確定した場合、郵送で契約締結のお知らせが送られます。

他社からの乗り換えの流れ

すでに自宅で別の会社の電気を利用しており、湘南電力の電気プランに乗り換えたい場合は、料金のシミュレーションから行います。料金の変化に納得できたら、お申し込みフォームなどから必要な情報を入力して、申し込み手続きを行いましょう。

現在契約している会社による検針票を手元に用意しておくと、お客さま番号や供給地点特定番号などを確認できて便利です。なお、前の電力会社との解約手続きは湘南電力側で行うため、とくに連絡の必要はありません。

受付が完了したら、入力したメールアドレス宛に受付完了メールが届きます。申し込み完了日以降の次回、もしくは次々回の検針日が利用開始日の目安です。

契約締結のお知らせはあらためて郵送されるため、中身を確認してしっかり保管しておきましょう。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

• 電気プランの切替で電気の品質は変わる？
• 電気プランの切替で停電の頻度は変わる？
• 湘南電力が倒産した場合は電気がとまる？

電気プランの切替で電気の品質は変わる？

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる？

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁（消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体）は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています（ご参考）。

湘南電力が倒産した場合は電気がとまる？

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、湘南電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者（みなさま）としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること（最終保障供給）が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

湘南電力は、神奈川県内でのエネルギーの地産地消を推進する電力会社です。そのため、利用は神奈川県内に限られており、県外からは契約できません。

地域の活性化のため、電気料金の1％を特定の活動や団体の支援に活用しています。地域に愛着を持ち、日常的に支えになりたいと考えている人にとっては、最適な電力会社です。

一方で、申し込みの方法や支払い方法が制限されているため、不便に感じる人もいるでしょう。電気料金の支払い方法については、お客さまマイページからも変更が可能です。

それぞれのメリットや注意点を把握し、複数の企業と比較して、ライフスタイルに合った電力会社を選択してみてください。

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。

また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

湘南電力による電気料金プランの提供エリアは？

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて湘南電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は？

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。

ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています（ご参考））。

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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし（30A相当、月間210kWh）、二人暮らし（40A相当、月間360kWh）、三人暮らし（50A相当、月間400kWh）、四人暮らし（50A相当、月間430kWh）、五人暮らし（60A相当、月間460kWh）、六人暮らし（60A相当、月間560kWh）を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは？

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

• 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、湘南電力の公式HPをご確認ください。