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ミスミでんきに変えると電気は安くなる?電気料金プランをチェック!
新電力会社はたくさんあり、電力自由化によっていろいろな会社を選べるようになりました。しかし、どの会社を選んでもお得になるとは限りません。
電気料金プランの設定は電力供給会社が決めており、燃料価格の影響を受けやすい料金プランになっていることもあります。その場合、ある月は電気料金が安くても、別の月に金額が跳ね上がってしまうかもしれません。
そのため、電気会社を選ぶ際は、地域の大手電力会社より安いか、特典やサービスが受けられるかといったポイントだけでなく、さまざまなポイントを考慮する必要があります。
たとえば、電気料金が高くなるリスクはないか、解約時に違約金を求められることはないかなどは確認すべきポイントでしょう。
今回は、南九州エリアでサービスを行っている「ミスミでんき」というサービスについて見てみましょう。ミスミでんきに契約を切り替えると電気料金は安くなるのか、大きなリスクはないかといった点を確認していきます。
ミスミでんきとは

ミスミでんきは、株式会社Misumiが手がけている電力供給サービスです。まずは、株式会社Misumiの概要をご覧ください。
【株式会社Misumiの概要】
会社名 | 株式会社 Misumi |
---|---|
本社所在地 | 鹿児島県鹿児島市卸本町7番地20 |
設立年月日 | 1959年2月2日 |
資本金 | 16億9,089万9,985円 |
事業内容 | <エネルギー事業> 石油・ガス・電力 <ライフスタイル事業> カルチャー・ホームライフ・カーライフ <フード&ビバレッジ事業> 外食・アグリ |
株式会社Misumiは鹿児島県に本社があり、石油事業をメインにしています。1959年に、LPガス販売のために設立された会社が現在の会社です。現在、南九州で37店舗のガソリンスタンド「ENEOS」を展開しています。
また、株式会社Misumiはそのほかにもさまざまな事業を手広く行っているため、鹿児島・宮崎・熊本3県の人ならこの企業を知っている人も多いでしょう。
ケンタッキー・フライド・チキンや車検のコバックといったフランチャイズ店も持っています。ガソリンスタンド・LPガス・電力・外食・ライフサービスなど、さまざまな形で地域の人の暮らしを支えるサービスを行っている企業です。
2016年6月から、家庭向けの電力小売事業「ミスミでんき」も始めました。株式会社Misumiでは以下の発電施設を持っており、クリーンなエネルギーで発電を行うことにより、カーボンニュートラル実現も目指しています。
- 佐多辺塚水力発電所
- 田口用水発電所
- 太陽光発電施設6ヶ所
<発電施設>
ミスミでんきの料金プラン
ミスミでんきは、とてもシンプルな料金プランとなっています。提供しているのは、九州電力の従量電灯B・従量電灯Cに対応した2つのプランのみです。
従量電灯プランは、九州電力でも最も基本的な家庭向けプランとなっているため、このプランで契約している人も多いでしょう。ミスミでんきの電気料金は、以下の計算式で求められます。
<ミスミでんきの電気料金>
基本料金+(電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金)×電気使用量(kWh)
基本料金は契約アンペアごとに料金が決まっていますが、そのほかの料金はアンペア数によって金額が変わりません。
燃料費調整額は、燃料費の変動を電気料金に反映させるために設けられている金額です。そのため、毎月料金が変動します。燃料費調整額は、国が統一の基準を作っているわけではなく、電力会社によって燃料費調整額が違うことも珍しくありません。
新電力会社の中には、電力量料金が安い代わりに、燃料費調整額が独自の計算式になっているため、実際の電気料金は高くなってしまうことがあります。
一方、燃料費調整額の計算方法を、地域の大手電力会社と同じにしている企業も多いです。ミスミでんきの約款を見ると、九州電力の燃料費調整額の計算式を そのまま使っています。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、どこの電力会社と契約しても同じ金額です。2024年5月から2025年4月までは、3.49円/kWhと 決まっています。
ミスミでんきは、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が九州電力と同じです。そのため、あとは基本料金・電力量料金を比較すれば、九州電力と比較してどれだけ安くなるかがわかります。それでは、九州電力の従量電灯プランと 料金を比較してみましょう。
なお、ミスミでんきでは、契約アンペア10A・15Aの基本料金を約款では表示していますが、ホームページの料金表に表示していません。
10A・15Aの契約で電気を使っていて、ミスミでんきと契約したい人は、契約可能か直接問い合わせてみることをおすすめします。
【家庭用(九州電力:従量電灯Bプラン相当)】
ミスミでんき | 九州電力 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 307.33円 | 316.24円 | -8.91円 |
15A | 460.99円 | 474.36円 | -13.37円 | |
20A | 614.66円 | 632.48円 | -17.82円 | |
30A | 921.98円 | 948.72円 | -26.74円 | |
40A | 1,205.56円 | 1,264.96円 | -59.40円 | |
50A | 1,506.95円 | 1,581.20円 | -74.25円 | |
60A | 1,808.34円 | 1,897.44円 | -89.10円 | |
電力量料金 | 120kWhまで | 18.27円 | 18.37円 | -0.10円 |
300kWhまで | 23.87円 | 23.97円 | -0.10円 | |
300kWh超過分 | 25.76円 | 26.97円 | -1.21円 |
【大口需要料金プラン(九州電力:従量電灯C相当)】
ミスミでんき | 九州電力 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 1kVAあたり | 301.39円 | 316.24円 | -14.85円 |
電力量料金 | 120kWhまで | 22.90円 | 18.37円 | +3.53円 |
300kWhまで | 22.90円 | 23.97円 | -1.07円 | |
300kWh超過分 | 22.90円 | 26.97円 | -4.07円 |
※使用量が0kWhの場合、基本料金は半額です。ただし、最低月額料金(334.07円(税込)/1契約あたり以下)となる場合、最低月額料金が適用されます。
ミスミでんきの主な特徴を簡潔にまとめると、以下のとおりです。
- 基本料金・電力量料金どちらも九州電力より少し安くなる
- 300kWh以上の電力量料金、「第三段階」料金が安い(従量電灯Cだと1kWhあたり4円もの差が出る)
<ミスミでんきの主な特徴>
従量電灯Cは、基本的に小規模な事務所や店舗などを併設している世帯向けのプランです。ミスミでんきの従量電灯Cは、120kWhまでの電力量料金が九州電力より高くなっているため、電気をあまり使わない月は損をしてしまいます。
しかし、従量電灯Cで契約している場所では、1,000kWh以上電気を使うことも珍しくないでしょう。仮に1,000kWh電気を使った場合は、以下のように料金に差が出ます。
- 基本料金:九州電力より-14.85円お得
- 第一段階料金:+3.53円×120kWh=九州電力より423.60円損
- 第二段階料金:-1.07円×180kWh=九州電力より192.60円お得
- 第三段階料金:-4.07円×700kWh=九州電力より2,849.00円お得
- 合計:九州電力より2,632.85円お得
<1,000kWh電気を使った場合の料金>
ミスミでんきと契約した場合のそのほかのお得ポイント
ミスミでんきは九州電力より電気料金が安くなりますが、それ以外にも見逃せないポイントが2つあります。
- 電気とガスをセットで利用するとガス代が10%割引になる
- Vポイントが貯まる
<ミスミでんきと契約した場合のそのほかのお得ポイント>
それぞれを詳しく解説します。
ガス代の割引
ミスミでんきを提供する株式会社Misumiは、電力以外にも、ガソリンスタンド・ガスなどのエネルギー事業を手がけている企業です。
南九州に4ヶ所のLPガス海上基地と、23ヶ所のLPガス事業所を備えており、鹿児島・宮崎・熊本3県でガスの供給を行っています。
ミスミでんき・ミスミガスをセットで契約した場合、電気料金は割引されません。その代わり、ガス代が10%割引となります。
ガス代が5,000円なら月500円、10,000円なら月1,000円のお得です。かなり大きな節約になると感じる人も多いのではないでしょうか。
Vポイント
Vポイント(旧Tサイト)は、さまざまなお店でポイントを貯めたり使えたりするサービスです。ミスミでんきでは、200円(税込)につき1ポイントの割合で、Vポイントを貯められます。
ミスミでんきだけでなく、ミスミガスでも同様に、200円=1ポイントの割合でVポイントを貯められるため、両方契約しているとかなりポイントが貯まるでしょう。
株式会社Misumiは、南九州でさまざまな店舗を運営しています。貯めたVポイントは、株式会社Misumiが運営する以下のお店で使用可能です。
- ENEOS(ENEOSカードなどとの併用は不可)
- ケンタッキー・フライド・チキン
- ブックスミスミ
- misumi STORE(Apple専門店)
- 車検のコバック(鹿児島堀江店・熊本インター店・人吉球磨店)
<Vポイントを利用できる株式会社Misumiの運営店舗>
もちろんVポイントは、全国でも貯まる・使えるお店がたくさんあります。Vポイントの公式サイトで 案内されている有名なお店だけでも、以下のように生活に密着したお店が多いです。
- ファミリーマート
- 吉野家
- ドトール
- ガスト
- ウエルシア
- TSUTAYA
<Vポイントを利用できる店舗>
もちろん、ガスとのセット割引・Vポイントの貯蓄は、2つのサービスを同時に受けられます。すでにTカードを持っている人は、電気をお得に使いながらVポイントを貯めるために、ミスミでんきと契約することも検討してみてはいかがでしょうか。
ミスミでんきのメリットと良い口コミ・評判
次に、ミスミでんき利用者の口コミを見て、契約するメリットを考えてみましょう。ミスミでんきは、料金面・特典面どちらでも良い口コミが聞かれます。
- 電気やガスの料金が安くなる
- Vポイントを貯められる
- 今までどおり電気が使える
- ミスミの運営だから安心
<ミスミでんきのメリットと良い口コミ・評判>
1つずつ解説します。
電気やガスの料金が安くなる
ミスミでんきは、南九州で利用できる電力会社の中で、一番良いと思います。九州電力より安くなり、特典もあるうえにガス代も安くなります。電気料金の安さをアピールしている会社もいろいろありますが、トータルで見るとミスミでんきが一番です。
ミスミでんきは、九州電力より基本料金・電力量料金のどちらも安いのがメリットです。ミスミでんき以外にも、料金が安くなる電力サービスはたくさんありますが、ミスミでんきは特に「従量電灯C」対応プランが目を引きます。
「第三段階料金になると1kWh4円安くなる」という特徴は、かなり魅力的です。自宅と事務所や店舗が一体になっており、電力使用量が多い人や、二世帯住宅などで大口契約になる人は、電気をお得に使えるかもしれません。
Vポイントを貯められる
ミスミでんきにすると、毎月電気を使っているだけで、200円で1ポイントのVポイントが貯まるのが嬉しいです。毎月どうしても電気代は5,000円を超えるので、毎年数百円は確実にポイントが貯まります。
ミスミでんきでポイントを貯められるVポイントは、かなり使い道が広いポイントサービスです。ファミリーマートなどでも使えるので、Vポイントが使える店をまったく使用する可能性がない人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
ミスミでんきやミスミガスを契約すると、この使いやすいVポイントが毎月確実に貯まっていきます。電気料金の割引と組み合わせると、この2点だけで毎月大きな節約になるでしょう。
今までどおり電気が使える
電力自由化などよくわかっていなかったのですが、友人から自由化で契約を変えても、別に問題ないことを教えてもらいました。以前はジェネリック医薬品のように、同じようで実は電力の質とか供給体制とか何か差があるのではないと思っていたため、契約はそのままでした。しかし、ミスミの電気に変えても、どうやら停電の確率が上がるわけではないと知り、契約を変えました。
ミスミでんきに限らず、電力自由化後に電力サービスを始めた新電力会社に変えると、東京電力・九州電力などのときより停電しやすくなるのではと考える人もいます。
しかし、実はどの電力会社と契約しても、新たな電線が引かれるわけではありません。電力供給装置は、今までどおり地域の大手電力会社のものが用いられます。
ミスミでんきなら、九州電力の供給網がそのまま用いられるので、急に停電が増える心配はありません。機器の保守管理・災害時の復旧なども、電気会社がどこであっても、九州電気保安協会・九州電力送配電が担当します。契約を切り替える際も、一時的に停電することはありません。
ミスミの運営だから安心
ミスミはテレビCMもやっている会社で、地域密着の企業、生活サービスでもいろいろお世話になっている企業なので安心です。提携サービスもあり、ガスとセットならお得になるのが決め手でした。
ミスミでんきを運営する株式会社Misumiは、鹿児島・宮崎・熊本3県をターゲットに、さまざまな事業を行っている企業です。メイン事業のENEOSも、これら3県に多くのステーションを持っています。
そのため、株式会社Misumiのサービスをよく利用する人は、ミスミでんきに変えるとメリットが多いでしょう。ガスとセットなら、特にガス代が10%割引になるためお得です。
Vポイントを貯め、ENEOSやミスミが運営するケンタッキー・フライド・チキンなどで、お得にポイントを使うのも良いでしょう。
ミスミでんきの注意点と悪い口コミ・評判
一方、口コミを見ると、ミスミでんきと契約する場合の注意点も見えてきます。
- 電気料金自体の割引は大きくない
- 切り替えに時間がかかる
<ミスミでんきの注意点と悪い口コミ・評判>
それぞれを具体的に見ていきましょう。
電気料金自体の割引は大きくない
ミスミでんきも電気料金は値下がりになりますが、もう少しほかの会社も見てみようと思います。もう少し割引率が高いところもあるので。
新電力会社の料金プランは、会社ごとにさまざまです。ミスミでんきよりも安い電力量料金を提示しているところもあります。ただし、その場合はさまざまなポイントに注意しなければいけません。
- 燃料費調整額や託送料金など、地元の大手電力会社では請求されない別名目の料金を請求されないか
- 解約時に違約金などを請求されないか
- 燃料費が上がったときに料金が跳ね上がる「市場連動型」の要素を取り入れている、リスクが高い料金プランではないか
<注意するポイント>
なお、ミスミでんきは解約金の取り決めがありません。燃料費調整額も九州電力と同じになるので、比較的リスクが低い新電力会社の1つです。
切り替えに時間がかかる
申し込みから契約に、思ったより時間がかかりました。工事とかは必要ないのに、少しかかりすぎかなと思いましたが、仕方ないのかもしれません。
電気の供給が切り替わるのは、どの電力会社と契約しても検針のタイミング次第です。ミスミでんきに申し込み書類などが受理されても、お申し込みから切り替えまで1月ほどかかることは考えられます。
ミスミでんきがおすすめの人
ミスミでんきがおすすめの人は、以下のとおりです。
- 株式会社Misumiの営業エリア(鹿児島・宮崎・熊本3県)にお住まいの人
- Vポイントをよく使う人
- ミスミガスと契約している人
<ミスミでんきがおすすめの人>
ミスミでんきのホームページや約款などを確認すると、ミスミでんきの営業エリアに関する記載はありません。そのため、九州電力管内の人であれば、ミスミ電気の供給を受けられる可能性は高いです。
しかし、株式会社Misumiのそのほかの事業は、どれも鹿児島・宮崎・熊本3県の人がターゲットになっています。セット契約でガス代が割引になるミスミガスの店舗も、これら3県にしか置かれていません。ガソリンスタンドなど、そのほかのミスミの運営店舗も、これら3県以外の人が使う可能性は低いでしょう。
そのため、基本的には南九州3県にお住まいの人のほうが、ミスミでんきをお得に使いやすくなっています。株式会社Misumiは、ガソリンスタンド以外にもさまざまな事業を行っているため、Misumiのお店が近所にあり、よく利用する人ならお得度が高くなるでしょう。
また、ミスミでんきでは、毎月200円=1ポイントでVポイントが貯まります。4~5人家族の家なら、毎月1万円以上かかっているところも珍しくありません。
もし毎月1万円ずつ電気代を支払っているなら、普段どおり電気を使うだけで、Vポイントが毎年600円貯まっていきます。買い物や食事でもVポイントは使えるので、少しだけですが家計の助けになるでしょう。
特にミスミでんきとの契約がおすすめなのは、ミスミガスと契約している人です。Vポイントも、電気とガス、ダブルで貯められます。
毎月電気とガスで2万円ずつ使っているなら、毎月100円Vポイントが貯まるうえ、ガス代が10%割引になるためさらにお得です。
ミスミでんきのお申し込み方法
ミスミでんきのお申し込みは、以下の2つから選べます。
- 株式会社Misumiのお問い合わせフォーム
- 株式会社Misumiガス小売事業部への電話
<ミスミでんきのお申し込み方法>
お問い合わせ後の契約の流れについて、ミスミでんきホームページで詳細な案内はありません。しかし、どの電力会社と契約する場合でも、基本的な流れは同じです。お申し込みの際は、住所や名前などの個人情報・お支払い情報に加え、以下の情報が必要です。
- お客様番号
- 供給地点特定番号
- 現在契約している電力会社名
<お申し込みの際に必要な情報>
これらの情報は、現在契約している電力会社の検針伝票を見れば、確認することが可能です。申し込みのために株式会社Misumiに申し込むと、契約書類をもらえるでしょう。書類にこれらの情報を記載して送付すれば、申し込みは完了です。
新しい電力会社と契約する際、前の会社への連絡は必要ありません。解約の手続きは、基本的に新しく契約する電力会社で行ってもらえます。
ただし、電力会社によっては、解約時に解約金などを設定しているかもしれません。「〇ヶ月前までに連絡しないと解約金がかかる」といった設定がされている可能性もあるので、申し込み前に契約書類を確認しましょう。
申し込みの際、お客様側がやるべきことは、書類の送付以外にありません。家庭の電力メーターがアナログメーターの場合、スマートメーターへの交換作業が必要ですが、これは基本的に在宅での立ち会い・工事など不要です。
交換費用がお客様に請求されることもありません。申し込みが受理されると、しばらくしてから電力切り替え日の案内がなされるでしょう。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 株式会社 Misumiが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
株式会社 Misumiが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、株式会社 Misumiが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。
ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。
例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。
ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
今回は、株式会社Misumiが運営するミスミでんきについて、料金プランや特徴をリサーチしてきました。ミスミでんきの大きな特徴は、以下の2点です。
- ガスとセットで契約するとガス代が10%割引になる
- 毎月Vポイントを自動的に貯められる
<ミスミでんきの大きな特徴>
これらのポイントを魅力的に感じる人は、ミスミでんきと契約することも検討してみてはいかがでしょうか。南九州3県の人なら、株式会社Misumiのそのほかのサービスも利用しており、お得に利用しやすい人も多いでしょう。
ただし、南九州エリアで選べる電力供給サービスは、ミスミでんきだけではありません。市町村も運営に関わる自治体主導の地域密着型企業や、全国的にサービスを展開する安さやサービスが売りの大手企業などと契約もできます。
そのため、まずはどの企業と契約するのが一番節約になるか、自分たちのライフスタイルと合うか考えてみましょう。
たとえば、ミスミでんきではオール電化の家庭向けプランなどがありませんが、新電力会社でも地域の大手電力会社が提供するオール電化向けプランと、同タイプのプランを用意していることがあります。
オール電化の家庭なら、オール電化向けのプランを用意している会社と契約しない限り、なかなか電気代の節約になりません。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
Misumiによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてMisumiが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
家庭用プラン | 熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「家庭用プラン」の分析ページへ |
大口需要プラン | 熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「大口需要プラン」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
家庭用プラン | 60,393円/年 | 106,416円/年 | 121,773円/年 | 130,751円/年 | 143,116円/年 | 173,044円/年 |
大口需要プラン | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 146,171円/年 | 173,531円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
家庭用プラン |
|
大口需要プラン |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
【補足】法人向けの電気料金プラン
飲食店や美容院などの、Misumiが提供する低圧法人向けの電気料金プランを一覧化しています。低圧電灯/動力プランをご利用の方におかれましてはご参考ください。
「Misumi」の電灯プラン一覧
法人向けの電灯プランは、家庭向けのA(アンペア)契約と異なり、kVA(キロボルトアンペア)契約となります。原則として60A以上かつ50kVA未満の場合はkVA契約となります。1kVAは10Aに相当するため、6kVA契約の場合60Aに相当します。更に多くの電力を利用する50kVA以上の物件の場合は、高圧に区分されKW(キロワット)契約となります。なお、家庭向け電灯契約と法人向け電灯契約の違いは、一度に多くの機器を使用出来るか否かのみであり、利用できる機器そのものは家庭向けと変わりません。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
---|---|---|---|---|---|---|
ミスミでんき(大口需要料金プラン) | 159,100円/年 | 310,967円/年 | 759,334円/年 | 1,482,500円/年 | 2,205,667円/年 | 2,925,217円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。。

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、Misumiの公式HPをご確認ください。