長崎地域電力とは?電力会社の乗り換え前に知りたい評判や料金プランなどをご紹介!

  • 更新日:2024/07/24

日常生活に欠かせない電力会社は、以前は地域ごとに利用先を固定されていたものの、現在は好きな会社を自由に選べるようになっています。それぞれで料金プランや単価などが異なるため、お得な電力会社を探して乗り換える人も多いです。

乗り換え先の候補となる会社は現在いくつもあり、その1社に長崎地域電力も挙げられます。しかし、どのような会社なのか、まだ詳しくない人もいるでしょう。そこで今回は、長崎地域電力の会社概要をはじめ、料金プランやメリット、良い口コミ・評判など、乗り換え前に知りたいポイントをご紹介します。

長崎地域電力とは

長崎地域電力とは、その名のとおり、長崎県で営業している地方の電力会社です。会社の概要は、以下のとおりです。

【長崎地域電力の概要表】
社名 長崎地域電力株式会社
所在地 長崎県長崎市赤迫3-2-20
役員 荒木健治(代表取締役)
登録小売電気事業者の
登録番号
A0240
適格請求書発行事業者の
登録番号
T3310001013504

会社の所在地は長崎県長崎市であり、電気を小売りするための登録も済んでいます。また、近年始まったインボイス制度にも対応済みなので、電力会社からの適格請求書がほしいときにも安心です。

長崎地域電力の方針

長崎地域電力は、地元の長崎へと電気を供給するにあたり、以下の3つの方針を掲げています。

    <長崎地域電力の方針>

  • 地元の経済への貢献
  • 安心・安全な電気の供給
  • 納得できる価格の実現

長崎地域電力は、地元の会社として地域に電気を供給し、地域のお金の県外流出を防ぐように努めています。あわせて、電気を通常どおりに利用できるよう、供給する電気の品質に配慮するのも、主な方針の1つです。

さらに、地域密着型の会社として、地元の方が納得できる価格を実現することも重視しています。このような基本方針から、地域への想いがうかがえる点は、会社の概要として押さえたいポイントです。

長崎地域電力が属するチョープログループとは

長崎地域電力の基本情報のなかでは、チョープログループの一員であることも見逃せません。チョープロとは、長年にわたって長崎県に根付き、地域にガスの供給などを行ってきた会社です。

会社の概要は、以下のとおりです。

【チョープロの概要表】
社名 株式会社チョープロ
所在地 【本社】
長崎県西彼杵郡長与町高田郷62番地1
【佐世保支店】
長崎県佐世保市卸本町26番地1
【大村営業所】
長崎県大村市水主町2丁目971番地10
【メンテナンスセンター】
長崎県西彼杵郡時津町久留里郷1439-13
【SOL BLD.】
長崎県長崎市赤迫3-2-20 SOLBLD. 101
創立 1949年(昭和24年)10月1日
代表者 荒木健治(代表取締役)
売上(グループ計) 94億円(2019年度)
事業内容
  • LPガス
  • 電気の小売り
  • 環境エネルギー
  • 暮らし
  • 地域貢献
取引銀行
  • 十八親和銀行 本店営業部
  • 西日本シティ銀行長崎支店
  • 三菱UFJ銀行長崎支店
  • 肥後銀行長崎支店
グループ会社
  • 長崎地域電力株式会社
  • 有限会社kuriya
  • 誠信会
関連会社
  • 有限会社長崎共同充填所
  • 株式会社エネライフ長崎
  • 長崎ソーラーエナジー合同会社
  • 島原Gエナジー株式会社

チョープロは、1949年に設立された歴史の長い会社です。エネルギー関連の事業のほか、現在では地域住民の暮らしや、地域貢献に携わる事業も手掛けています。売上高は、2019年度に94億円にも達しており、地域では大きな会社にあたることがわかります。

グループ会社も数社抱えており、その1社にあたるのが長崎地域電力です。そのため、長崎地域電力を利用するときは、チョープロの情報もあわせてよく確認することをおすすめします。

チョープロの沿革

チョープロの沿革は、以下のとおりです。

【チョープロの沿革(一部抜粋)】
1949年 長崎石油株式会社として会社設立
1955年 県内で初めてのプロパンガスの販売を開始
1959年 佐世保営業所の開設
1961年 長崎石油プロパン株式会社へと社名変更
1969年 江戸町へとオートガススタンドを開設
1994年 荒木健治氏が社長に就任
2005年 株式会社チョープロへと社名変更
2008年 新社屋完成、kuriyaブランドの設立
2012年 発電事業に参入
2016年 長崎地域電力株式会社の設立、電気小売り事業へと参入
2019年 特別非営利活動法人誠信会の設立、創立70周年

チョープロは、1949年に長崎県の石油会社として創立され、1955年からはプロパンガスの販売も手掛けて社名も変更されています。そこからも順調に成長を続け、現在の社名になったのは2005年のことです。以後、現在のグループ会社の1社であるkuriyaのブランドを設立し、2012年からは発電事業へと参入しています。

そして2016年、チョープロのグループ会社として長崎地域電力株式会社が設立され、電気の小売り事業へと参入した流れとなっています。

長崎地域電力の料金プラン

長崎地域電力の料金プランとしては、以下の3種類が用意されています。

    <長崎地域電力の料金プラン>

  • ファミリープラン
  • ビジネスプラン
  • 低圧電力プラン

それぞれで料金単価などが異なるため、契約前に各プランの詳細を確かめておく点が大事です。各プランがどのようなものか、以下でご紹介します。

ファミリープラン

ファミリープランは、現在の契約が九州電力の以下のプランに該当する人に向いています。

    <九州電力のプラン>

  • 従量電灯B
  • スマートファミリープラン

1ヶ月分の基本的な電気代は、契約の時点で決めたアンペア数に応じた基本料金と、1ヶ月の電気の使用量に応じた電力量料金によって決まる仕組みです。これは、一般家庭向けの料金プランでよく見る仕組みであり、長崎地域電力においてもスタンダードな料金プランだと感じられるでしょう。

料金表は、以下のとおりです。

【基本料金】
アンペア数 単価
30A 957.00円
40A 1,276.00円
50A 1,595.00円
60A 1,914.00円
【電力量料金】
使用電力量 単価(1kWhあたり)
120kWhまで 22.22円
120 kWh超~300kWhまで 23.98円
300kWh超 25.85円

    <50Aの契約で620kWhを使用した場合の目安金額>

  • 月額:16,849円
  • 年間:202,188円
  • ※燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない

ビジネスプラン

ビジネスプランは、現在の契約が九州電力の以下のプランに該当する人に向いています。

    <九州電力のプラン>

  • 従量電灯C
  • スマートビジネスプラン

1ヶ月分の主な電気代が、基本料金と電力量料金で決まる点は先ほどのプランと同じです。しかし、基本料金の単価はアンペア数ではなく、kVAの大きさによって変わります。

料金表は、以下のとおりです。

【基本料金と電力量料金】
基本料金(1kVA単位) 308.00円
電力量料金(1kWh単位) 23.76円

    <20kVAの契約で1,400kWhを使用した場合の目安金額>

  • 月額:39,424円
  • 年間:473,088円
  • ※燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない

低圧電力プラン

低圧電力プランは、現在の契約が九州電力の低圧電力である人に向いています。基本的な電気代は、基本料金と電力量料金で決まります。基本料金の単価はkWの大きさで、電力量料金の単価は季節で決まる点が特徴的です。

料金表は、以下のとおりです。

【基本料金】
単位 単価
1kW 1,210.00円
【電力量料金】
単位 季節 単価
1kWh 夏季 17.27円
他季 15.58円

電気代の内訳について

長崎地域電力の電気代の内訳には、上記の基本料金と電力量料金のほかに、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金もあります。

燃料費調整額は、発電に必要な燃料の価格変動をふまえての調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は、太陽光などによる発電を普及させるための加算金です。どちらも、近年では一般的な費用であり、長崎地域電力でも負担が必要です。

そのため、実際の電気代は、上記の料金表の単価だけを使った計算では算出できません。詳細なシミュレーションがしたいときは、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金の計算を忘れないように、ご注意ください。

高圧電力の契約について

先述の3つの料金プランは、いずれも低圧の契約に該当しますが、長崎地域電力では高圧の契約もできる可能性があります。

    <高圧電力の契約>

  • ビルや工場などで高圧電力を利用している人が対象
  • 利用したいときは個別の問い合わせが必要

高圧電力の契約は、低圧のように個別の料金プランが用意されておらず、利用したいときは問い合わせの窓口まで個別に連絡する仕組みです。現在の契約の受付状況や具体的な料金単価などは、問い合わせのときに確認すると良いでしょう。

一度問い合わせる手間はかかりますが、高圧電力も契約できる可能性がある点は、料金プランに関する基本情報として押さえておくことをおすすめします。

長崎地域電力のメリットと良い口コミ・評判

長崎地域電力へと乗り換えるメリットには、以下のものがあります。

    <長崎地域電力へと乗り換えるメリット>

  • 間接的に地域発展へと貢献できる
  • 料金の支払い方法が2種類ある
  • 電力会社の信頼性が高い
  • 乗り換え後にも電気の品質が変わらない
  • 一般家庭でも事業所でも契約可能

それぞれがどのようなメリットなのか、詳細を以下で個別にご紹介します。

間接的に地域発展へと貢献できる

長崎地域電力は、長崎に籍を置く会社であり、利用すると支払った電気代が県内にとどまる形となります。電気代の支払いによるお金の県外流出を防ぐことは、会社の基本方針の1つに掲げられています。

電気代の支払いが地域経済の発展へと間接的につながるのは、地元にある会社ならではのメリットです。長崎地域電力側でも、地域経済への貢献が意識されているため、地元の会社を応援する意味でも利用しやすいでしょう。

料金の支払い方法が2種類ある

長崎地域電力へ乗り換えたあと、月々の電気代は以下のどちらかの方法で支払います。

【料金の支払い方法】
支払い方法 メリット
口座振替
  • 支払い忘れが出ない
  • 利用に特別な準備物がいらない
クレジットカード払い
  • 支払い忘れが出ない
  • 電気代の支払いでポイントなどを貯められる

口座振替を選ぶと、指定した口座から毎月の電気代を自動で引き落としてもらえるため、支払い忘れの心配がありません。さらに、口座振替は銀行口座を持っていれば利用できる身近な方法であり、特別な準備物がいらない点も嬉しいポイントです。

一方のクレジットカード払いは、支払いの設定を一度終えれば毎月の電気代が自動で決済されるため、同じく支払い忘れの心配がなくなります。また、近年のクレジットカードは利用額に応じてポイントなどを付与するものが多いため、電気代の支払いに使うとお得です。

このように魅力的で便利な方法が2種類用意されており、好きなほうを選べるため、乗り換え後の支払い方法には基本的に困りません。

電力会社の信頼性が高い

先述のとおり、長崎地域電力は2016年に設立された比較的新しい会社です。しかし、地域で長く経営されているチョープロのグループ会社であり、グループ全体の経験やノウハウが還元されています。チョープロは、すでに創業から70年が経過している会社であり、組織や事業の運営経験は豊富です。

電気の小売りにあたっても、長年の経験をもとに的確な行動や判断が期待できるのは、グループ会社ならではのメリットです。単独で設立された新電力会社に比べて、急に事業が傾いたり、倒産して連絡がつかなくなったりするリスクが低いのも、安心材料だといえます。

乗り換え後にも電気の品質が変わらない

長崎地域電力に乗り換えたあとも、電気の供給に必要な送電線などの設備は、既存のものがそのまま使われます。そのため、電気の品質に変わりはありません。

    <乗り換え後の電気の品質>

  • これまでと同じように電気を使える
  • 停電などが増える心配はなし
  • 万一停電したときは九州電力送配電が対応

電力会社を乗り換えても、設備面や環境面は基本的に違いがないため、乗り換え前と同じ感覚で電気を使えます。停電などが増えるリスクはとくになく、万一停電したときは、九州電力送配電の該当支社が対応する仕組みとなっています。

電力会社の乗り換えがきっかけで、電気の供給が不安定にならないように配慮されているのは、主なメリットの1つです。

一般家庭でも事業所でも契約可能

長崎地域電力は、一般家庭からよく使われるスタンダードな仕組みのファミリープランと、事業者を想定したビジネスプランがあるため、一般家庭から事業所まで幅広く利用できます。現在、電気は社会のあらゆる場で利用されているエネルギーとなっており、一般家庭でも事業所でも必要性が高いです。

どちらの人も必要に応じて利用を申し込めるよう、一般家庭向けと事業向けの両方の料金プランが用意されているのは、長崎地域電力のメリットだといえます。

長崎地域電力の良い口コミ・評判

長崎地域電力の良い口コミ・評判には、以下のものがあります。

    <長崎地域電力の良い口コミ・評判>

  • 地元の会社だから応援したくなる
  • 会社の方向性がはっきりしているのが良い

長崎の会社として地域密着のサービスを行っているだけに、地域の人々からは「応援したくなる」との声が一部寄せられています。また、地元の長崎の発展に貢献するなど、会社としての方向性がはっきりしている点を評価する声も見られました。

長崎地域電力の注意点と悪い口コミ・評判

長崎地域電力の注意点には、以下のものが挙げられます。

    <長崎地域電力の注意点>

  • 供給エリアが限られている
  • 最低利用期間がある
  • 時間帯で料金単価が変わるプランがない

いずれも乗り換え前に押さえておきたい注意点なので、以下で詳細を見ていきましょう。

供給エリアが限られている

長崎地域電力を利用できるエリアは、以下のように定まっています。

    <長崎地域電力を利用できるエリア>

  • 基本的に九州電力管内
  • 対馬市と壱岐市は供給地域の対象外
  • 離島の場合は供給の可否を個別に判断

長崎地域電力は、社名を見ると長崎限定の電力会社のようですが、九州電力管内なら利用可能です。この点はメリットですが、そのほかの地域からは利用できません。

近年は電力自由化により、遠方の電力会社を利用する事例も見られます。九州電力管内なら、長崎からは距離のある地域からも利用可能ですが、中国・四国エリアなど、そもそもエリアが変わってしまうと申し込みができません。

さらに、対馬市と壱岐市は供給地域の対象外となっているほか、そのほかの離島でも利用できない可能性があります。このように供給エリアが限られている点は、申し込みの前に確認をおすすめします。

最低利用期間がある

長崎地域電力には、以下のような最低利用期間の規定があります。

    <最低利用期間の規定>

  • 乗り換え後、供給開始日が属する年度の末日までの利用が必要
  • 年度とは4月1日~3月31日までの期間
  • 最低利用期間内での解約には解約違約金2,000円が発生

乗り換えた年度の末日までは利用を続ける必要があり、期日までに解約すると、解約違約金が発生してしまいます。乗り換えのタイミングによっては、1年近くにわたって利用の継続を求められる場合もあるため、当面は別の電力会社に変えられなくても問題ないか、事前に確認しておきたいところです。

時間帯で料金単価が変わるプランがない

長崎地域電力の料金プランには、時間帯で電気代の単価が変わるものがありません。これは、オール電化住宅に住んでいるときには、大事なポイントです。

オール電化住宅は、夜間にまとめてお湯を沸かす関係で、夜間の電気使用量が多くなります。そのため、夜間に電気代の単価が下がる料金プランを契約するのが一般的であり、通常の料金プランだと電気代が高くなるケースが多いです。

現在オール電化住宅に住んでいて、夜間に割安となる料金プランを契約している場合、長崎地域電力への乗り換えがお得かどうかは、慎重に判断することをおすすめします。

長崎地域電力の悪い口コミ・評判

長崎地域電力の悪い口コミ・評判には、以下のものが見られます。

    <長崎地域電力の悪い口コミ・評判>

  • 電気代の単価はそこまでお得とはいえない
  • 最低利用期間の規定がやや不便

長崎地域電力は、お得に電気を供給できるように努めているものの、特別に電気代が安くなるわけではありません。お得度だけでいえば、あえて乗り換えるメリットは小さいとの声も一部聞かれます。また、最低利用期間があり、早期の解約に解約手数料が求められる点も、ややマイナス材料となっているようです。

長崎地域電力がおすすめの人

長崎地域電力をおすすめできるのは、以下のような人だといえます。

    <長崎地域電力がおすすめの人>

  • 長崎で地域密着型の電力会社を使いたい人
  • 電力会社の信頼性を重視する人

長崎地域電力の大きな特徴といえば、長崎にある地域密着型の電力会社であることです。電気は重要なインフラであり、遠方の会社よりも地元の会社から供給してもらいたいなら、長崎においては長崎地域電力がうってつけです。

また、電力会社の信頼性を重視するときも、長崎地域電力は良い会社だといえます。長崎において、古くから経営されてきたチョープロのグループ会社であり、地域では高い信頼性があるからです。

長崎地域電力のお申し込み方法

長崎地域電力への申し込みは、以下の流れで進めます。

    <長崎地域電力への申し込みの流れ>

  • 申し込みが可能なエリアを確認する
  • 申し込みに必要なものを用意する
  • 公式サイトのフォームを使って申し込み

それぞれの手続きでどのようなことをするのか、以下でご紹介します。

申し込みが可能なエリアを確認する

先述のとおり、長崎地域電力は利用地域が限られており、申し込みの前にまずは利用者のほうでも、エリア面の問題がないか確認が必要です。

供給不可とされる対馬市と壱岐市を除く、九州電力管内なら基本的に問題はありませんが、離島は対象外となるおそれがあります。離島での利用を申し込むと、申し込み後に供給の可否を調べる形となるため、注意が必要です。

申し込みに必要なものを用意する

申し込みにあたっては、以下の2つのものを用意します。

    <申し込みに必要なもの>

  • 現在の電力会社が発行した検針票
  • クレジットカード(クレジットカード払いを選ぶ場合)

現在の電力会社からの検針票が必要なのは、申し込みにあたって、お客様番号や供給地点特定番号などが必要だからです。申告間違いがあると手続きが滞りかねないため、見慣れない項目でも正確な情報を申告したいところです。それには、現在の検針票があったほうが安心なので、事前にご用意ください。

あわせて、クレジットカード払いを選ぶときは、申し込みの段階で支払いに使用するカードの情報を申告します。カード番号などを間違えずに申告するため、クレジットカードの用意もあわせて推奨されています。

なお、支払い方法に口座振替を選ぶときの対応は、以下のとおりです。

    <口座振替を選ぶ場合の対応>

  • 申し込みのあと長崎地域電力から口座振替依頼書を郵送
  • 手元に届いたら必要事項を記入したうえで書類を返送
  • 申し込みの段階で特別な準備物はなし

口座振替の場合は、申し込みが終わったあとで書類をやりとりする形となり、検針票の用意が終わればすぐ申し込みに移れます。

公式サイトのフォームを使って申し込み

必要なものがそろったら、公式サイトのフォームを使って申し込みます。方法は以下のとおりです。

    <公式サイトのフォームを使って申し込む方法>

  • 長崎地域電力の公式サイトへアクセス
  • 申し込みのリンクからフォームへと移動
  • 画面の案内にしたがって必要事項を入力
  • 入力事項は現在利用中の電力会社名やお客様番号など

長崎地域電力の公式サイトには、申し込みフォームへのリンクがあります。フォームへと移動したら、申し込みに必要な項目が表示されているため、画面の案内にしたがって入力していきます。入力事項には「お客様番号」など見慣れない項目もありますが、検針票を見れば入力内容がわかるため、心配する必要はありません。

必須の項目をすべて入力、もしくはチェックをつけ、確認画面で内容に誤りがないかを確かめて送信すれば、申し込みは完了です。なお、電力会社の乗り換えに必要な以下の確認事項は、申し込みフォームのなかで表示される仕組みです。

    <電力会社の乗り換えに必要な確認事項>

  • 電気の供給にあたっての重要事項
  • プライバシーポリシー
  • 電力需給約款

いずれも重要な情報ですが、個人で確認する形になるため、すべて忘れずに目をとおしておくことをおすすめします。申し込み手続きのなかで目をとおすのが難しいときは、準備の段階で重要事項などを先に確認しておくのも良いでしょう。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • 長崎地域電力が倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

長崎地域電力が倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、長崎地域電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

長崎地域電力は、長崎県に籍を置いている電力会社で、地域で長きにわたってガスの供給などを行ってきたチョープロのグループ会社でもあります。基本的な料金プランは、ファミリープランとビジネスプラン、低圧電力プランの3種類です。

乗り換えのメリットは、地域発展へと間接的に貢献できたり、電気代の支払い方法が2種類あったりすることです。良い口コミ・評判には「地元の会社だから応援したくなる」などがあります。

注意点は、電気の供給エリアが限られていることや、最低利用期間があることなどです。悪い口コミ・評判には「電気代の単価がそこまでお得とはいえない」などがあります。

乗り換えがおすすめなのは、長崎で地域密着型の電力会社を選びたい人などです。申し込みは、申し込みが可能な地域の確認、準備物の用意を終えたのち、公式サイトのフォームより行います。以上をふまえて興味が出てきたときは、申し込みをぜひ検討してみてください。

電気料金データベース【長崎地域電力】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

長崎地域電力による電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて長崎地域電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
ビジネスプラン 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「ビジネスプラン」の分析ページへ
ファミリープラン 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「ファミリープラン」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
ビジネスプラン 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 138047円/年 165671円/年
ファミリープラン 58830円/年 102623円/年 117167円/年 125562円/年 137307円/年 165147円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
ビジネスプラン
  • セット割
    チョープロガスと一緒に申し込むとガスの基本料金が月200円割引になります。
  • 口座振替割引
    引落し翌月の電気料金から50円割引になります。すでにガス料金で口座振替割引が適用になっている方は追加での割引はありません。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
ファミリープラン
  • セット割
    チョープロガスと一緒に申し込むとガスの基本料金が月200円割引になります。
  • 口座振替割引
    引落し翌月の電気料金から50円割引になります。すでにガス料金で口座振替割引が適用になっている方は追加での割引はありません。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、長崎地域電力の公式HPをご確認ください。
おすすめ電力会社用アイコン 編集部おすすめの電力会社
個人・ご家庭の方
Looopでんき用アイコン
基本料金0円でお得
Looopのプランは基本料金が0円となっており、電気を使った分だけ料金が発生することが最大の特徴です。ポイント等の付与がなくとも問題ない方、電気の利用方法で電気代を徹底的に安くしたい方に推奨できます。価格を追求しながらも、環境や日本社会への貢献にも目を向けた大手の新電力会社となり、特に基本料金のコストを削減したい方におススメです。
idemitsuでんき用アイコン
オール電化で最高峰
idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランの一つと言えます。また、EVユーザーの方も深夜電気で蓄電できるためおススメです。
シン・エナジーでんき用アイコン
マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
四つ葉電力用アイコン
完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

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プロパンガス比較サービス
日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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