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楽天エナジーはどのような電力会社?メリットや注意点をご紹介
新電力が導入されて消費者の方が自由に電力会社を選べるようになって以降、電気代節約のために電力会社を乗り換えたいと考えている方は多いものです。しかし、選べる電力会社が多すぎてどれが良いのか悩んでしまう方もいるでしょう。
そこで今回は、家庭用の電力をはじめ、事業用など幅広い契約者の方に電力を供給している楽天エナジーについてご紹介します。これを読めば、楽天エナジーの料金プランやメリット、注意点、契約がおすすめの方の特徴やお申し込みの方法などを理解でき、ご自身にとって楽天エナジーとの契約がプラスになるかを判断する材料にできるでしょう。
乗り換え先の電力会社に悩んでいる方、楽天エナジーがどのような電力会社なのか知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
楽天エナジーとは
楽天エナジーは、楽天市場など通信販売のプラットフォーム運営やカード事業など、さまざまなサービスを手がける楽天グループ株式会社によるエネルギー供給事業です。楽天グループ株式会社の本社は東京にありますが、国内外のさまざまな場所に拠点を置いてサービスを展開しています。楽天エナジー株式会社は楽天グループ株式会社の子会社にあたり、その株の100%を保有しているのが楽天グループ株式会社です。
楽天エナジーでは楽天でんき、楽天ガス、楽天ちくでんちの3つのサービスを主に取り扱っています。 ただし、楽天ちくでんちは2024年1月31日付でサービスを終了する ため、今後は電気事業とガス事業が主な分野となる見込みです。楽天でんきと楽天ガスは、楽天グループが提供しているポイントサービスを利用できます。
楽天でんきでは既存の電線や電力供給設備を用いて乗り換え前と変わらない品質の電力を供給しており、トラブル対応の問い合わせ先もこれまでと変化しません。そのため、環境は大きく変えないまま電気代を安くできる可能性があり、契約の手続きやその後の明細の確認などもWEB上で完結させられます。
電力の供給体制やお申し込みの手続き、支払いなどに無駄がないため電力を安価に供給できます。また、一般的な家庭向けのプランS、商店など事業所向けのプランM、大型の業務用機器を用いる場合の動力プランなどを用意しているため選択肢が多いです。
調達する電力のうち、化石燃料を用いた発電の割合を減らして化石燃料からの脱却を目指しています。2022年の実績では2,219GWhの全電力販売量のうち、4.73%の電力を非化石証書使用メニューによってまかなっているのが特徴です。
楽天でんきの支払い方法はクレジットカードに限定されており、適宜楽天ポイントも使用できます。楽天ポイントは50円相当の50ポイントから利用でき、一度設定しておけば毎月の支払いで同じ数値のポイントが適用されるため、何度も手続きを繰り返す必要がありません(2023年12月現在のサービス)。
前月の検針日から次の検針日までの電力使用量に応じた料金が検針の翌月にカード会社に請求され、カード会社の規約に応じて契約者の方に請求が届きます。カード会社から契約者の方に電気代の支払い分がいつ請求されるかはカード会社によって異なるため別途チェックが必要です。
楽天エナジーの料金プラン
続いて、楽天エナジーと電力供給を契約し楽天でんきを利用する際の料金プランについてご紹介します。楽天エナジーで提供している電力は、供給先の種類や電力の単位、エリアによって単価が異なるためしっかりチェックしておきましょう。
楽天でんきの料金プランは、主に以下の3つです。
- プランS
- プランM
- 動力プラン
それぞれのプランがどのようなものなのか、エリアごとの単価はどう設定されているのかについて、詳しく見ていきましょう。また、実際の電気料金には市場価格調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金などが上乗せされます。
プランS
楽天でんきのプランSは、家庭用の電力を供給するための個人向け料金プランです。使用する電力の契約単位はA(アンペア)となっており、基本料金は0円で利用できます。また、小規模な事業所の場合はこのプランで十分な電力が得られるでしょう。
プランSのエリア別料金は、以下の表のとおりです。
エリア | 1kWhあたりの単価(円/税込) |
---|---|
北海道電力エリア | 46.30 |
東北電力エリア | 40.90 |
東京電力エリア | 41.55 |
中部電力エリア | 41.40 |
北陸電力エリア | 39.10 |
関西電力エリア | 37.60 |
中国電力エリア | 40.90 |
四国電力エリア | 41.20 |
九州電力エリア | 41.77 |
沖縄電力エリア | 44.70 |
プランM
楽天でんきのプランMは、事務所や店舗、飲食店などに電力を供給するための事業者向け料金プランです。契約単位はkVAとなっており、プランS同様基本料金は0円で利用できます。また、工場などより高圧の電力が必要な場合は、楽天でんきBusinessというサービスを利用すると良いでしょう。
プランMのエリア別料金は、以下の表のとおりです。なお、プランMは沖縄電力エリアでは利用できません。
エリア | 1kWhあたりの単価(円/税込) |
---|---|
北海道電力エリア | 46.30 |
東北電力エリア | 40.90 |
東京電力エリア | 41.55 |
中部電力エリア | 41.40 |
北陸電力エリア | 39.10 |
関西電力エリア | 37.60 |
中国電力エリア | 40.90 |
四国電力エリア | 41.20 |
九州電力エリア | 41.77 |
動力プラン
動力プランは、大型エアコンや業務用冷蔵庫など、業務用の大型機器を使用する方向けの料金プランです。契約単位はkWで、プランSやプランMと異なり1kWあたり695円の基本料金がかかります。まったく電気を使用しなかった期間の基本料金は半額になるのが特徴です。
動力プランのエリア別料金は、以下の表のとおりです。動力プランはプランSと異なり、沖縄電力エリアでは利用できません。
エリア | 1kWhあたりの単価(円/税込) |
---|---|
北海道電力エリア | 32.80 |
東北電力エリア | 34.70 |
東京電力エリア | 32.80 |
中部電力エリア | 32.40 |
北陸電力エリア | 28.90 |
関西電力エリア | 28.50 |
中国電力エリア | 30.40 |
四国電力エリア | 30.50 |
九州電力エリア | 30.40 |
楽天エナジーのメリットと良い口コミ・評判
続いて、楽天エナジーと契約するメリットや寄せられた良い口コミについてご紹介します。電力会社によって受けられる恩恵は異なるため、ご自身にとって影響が大きいメリットはどれなのかを比較しておくと良いでしょう。
楽天エナジーと契約して楽天でんきを利用する際のメリットは、以下のとおりです。
- 主だったプランを基本料金0円で利用できる
- 料金の支払いに楽天ポイントサービスが利用できる
- 再生可能エネルギーを活用したクリーンな電気を利用できる
楽天エナジーが持つそれぞれのメリットや寄せられた良い口コミについて、詳しく見ていきましょう。
基本料金0円のプランがある
楽天エナジーのメリットは、プランSやプランMであれば基本料金0円で利用できる点です。
一般的に、電力会社と契約する際は電気の従量料金のほかに基本料金が発生します。しかし、楽天エナジーは動力プラン以外の電力プランで基本料金を徴収していません。
これは、楽天エナジーが従来からある既存の電線や電力供給設備を活用して電気を提供しているため、設備の維持や保守にかけるコストを削減できていることに拠ります。加えて、楽天エナジーでは契約お申し込みの窓口をWEB上に限定し、支払いの方法もクレジットカードのみに絞っているためその分の人件費などを削減して電気料金に反映できているのです。明細の確認もWEB上のマイページでおこなえるため、紙の書類を発行する手間や印刷代・郵送費もかかりません。
また、楽天エナジーの料金プランは簡潔に設定されており、契約するエリアがわかればすぐに単価を確認できるようになっています。WEBサイトから料金シミュレーションもおこなえるため、現在の電力会社や乗り換えを検討中の電力会社との電気代の比較も容易です。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
楽天エナジーさんは契約の手続きが簡単で、家で電気を使う分には基本料金がかからないのが魅力です。料金表も見やすかったので契約前のシミュレーションも簡単でした。前よりも電気代が安くなったので、貯金に回せて助かっています。
楽天ポイントサービスが利用できる
楽天エナジーで楽天でんきを利用すると、月々の電気代の支払いで楽天ポイントサービスを使用できます。電気代の支払いで楽天ポイントが貯まるほか、楽天ポイントを使用して電気代の一部に充てることも可能です。
通常ポイントだけでなく、期間限定ポイントも支払いに利用でき、優先して期間限定ポイントが使用されるため知らないうちに期間限定ポイントが消失してしまうのを防げます。電力サービス単体の場合は税抜き200円の支払いにつき1ポイント、楽天ガスと併用すればガス料金税抜き100円につき1ポイントが追加で付与されるのも特徴です。
また、楽天カードでの支払いを選択すればほかの電力会社でも楽天ポイントを貯められますが、通常の電力会社では税抜き500円の支払いに対して1ポイント付与なのに対し、楽天でんきで楽天カードを使用すると税抜き100円の支払いにつき1ポイント付与とお得に利用できます。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
もともと楽天カードを利用して楽天ポイントを貯めていたため、電気代の支払いでも活用できて嬉しいです。支払いで貯まったポイントは他のサービスでも使えるし、電気代の支払いにも還元できるためやり繰りに役立っています。
再生可能エネルギーから生まれた電力が使える
環境問題への関心が高まり、環境への配慮が求められるようになった背景により、電力を契約する際も単に安定した供給を受けられるだけでなく、クリーンな発電方法を選びたいという消費者の方が多いです。楽天エナジーでは化石燃料脱却のための取り組みをおこなっており、他社から買い取る電力の一部が再生可能エネルギーによる発電であるなどクリーンなエネルギーを選びやすくなっています。
2022年に楽天エナジーが他社から買い取って提供した電力のうち、発電方法が判明しているのは31.05%です。このうち石炭やガス、石油などを用いた火力発電は13.38%と大きな割合を占めるものの、水力発電1.18%、その他の再生可能エネルギー0.04%と、再生可能エネルギーなど環境にやさしいエネルギーも取り入れています。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
安定した電力供給も受けたいものの、なるべく環境にやさしいエネルギーを使用したいと考えて楽天エナジーさんを選びました。完全に再生可能エネルギーに切り替えているわけではありませんが、少しでも再生可能エネルギーを活用できているなら何もしないよりも環境に貢献できているのではと感じています。
楽天エナジーの注意点と悪い口コミ・評判
続いて、楽天エナジーを利用する際の注意点や寄せられた悪い口コミをご紹介します。電力会社を比較する際、メリットだけを比べると思わぬ落とし穴があるため、注意点も把握しておくのがおすすめです。
楽天エナジーの注意点は、以下のようなものになります。
- 停電時などのトラブル対応はおこなっていない
- 一部のプランは利用できる地域が限られる
- クレジットカード以外での支払いができない
それぞれの注意点や楽天エナジーに寄せられた悪い口コミについて、詳しく見ていきましょう。
停電時などのトラブル対応は別会社
楽天エナジーを利用する際の注意点は、停電など電気関係のトラブルが起きた際の対応は自社でおこなっていない点です。電気の供給網に関するトラブルの対応は、地域の電力会社がおこなうよう法律で定められているため楽天エナジーでは対応できません。
停電の際はまずブレーカーを確認し、家電のコンセントプラグを抜いて落ちたブレーカーを入れ、電気がつくかをチェックしてみましょう。電気がつかない場合はエリアを管轄する地域の電力会社に連絡し、建物や周辺の電線など電気の供給設備に問題がないか見てもらわなければなりません。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
楽天エナジー利用中に一度停電トラブルが起き、慌ててお問い合わせをしたのですがうちでは対応していないと言われました。法律で決まっているなら仕方ないとは言え不安で連絡したのにまた別の電力会社に連絡しなければならず、復旧に時間がかかったため正直トラブル対応のことを考えると前の電力会社に戻したほうが良いのかなと思います。
一部のプランを利用できない地域がある
楽天エナジーは基本的に全国から利用できますが、一部のプランではエリアが制限されています。具体的に言えば、プランS以外の料金プランは沖縄エリアでは利用できません。
プランMや動力プランが利用できるのは北海道と本州、四国、九州までになるため、中規模または大規模な事業所の電力会社乗り換えを考えている場合は利用できるエリアが合致しているサービスを選ぶ必要があります。沖縄などエリア外に事業所がある場合は、別の企業を検討したほうが良いでしょう。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
沖縄に自宅と自営業の店舗があり、自宅の電力を楽天エナジーさんに切り替えました。電気代が前より安くなったので、プランMで店舗も契約したかったのですが対象エリアに入っておらず断念しました。料金がわかりやすくて使い勝手が良かった分残念です。
電気代の支払いはクレジットカードのみ
楽天エナジーは、電気代の支払い方法をクレジットカードとグループのポイントサービスに絞っているため他の支払い方法を選択できません。
一般的な電力会社であれば口座引き落としや払込票による銀行・コンビニでの支払いなどさまざまな支払い方法が選択できますが、楽天エナジーは人件費など余分なコストを削減するため支払い方法をクレジットカードに固定しています。楽天ポイントを利用して電気代の一部に充てることはできますが、それ以外の支払い方法は最初から選べないため注意が必要です。
クレジットカードを所有していない場合は契約前に作成するか、他の支払い方法を選択できる企業を検討したほうが良いでしょう。
この注意点には、以下のような口コミが寄せられています。
就職して一人暮らしを始める際に楽天エナジーで電気を契約しました。ただ最初はクレジットカードを持っていなかったため、契約のために急遽クレジットカードを申請し慌ただしく手続きしました。もっと支払い方法に選択肢があったら良かったのになと思います。
楽天エナジーがおすすめの人
続いて、楽天エナジーが提供する楽天でんきの契約がおすすめの方の特徴をご紹介します。電力会社が提供するサービスと自分との相性がわかっていれば、その会社を選んで良いかを判断する材料になるでしょう。
楽天エナジーがおすすめの方は、以下のとおりです。
- 手続きをWEB上で完結させられる方
- 貯める・使用するなど楽天ポイントを活用したい方
- 低圧電力で事業を経営している方
楽天エナジーがおすすめの方の特徴について、詳細を見ていきましょう。
WEB上で手続きを済ませられる方
楽天エナジーでの契約がおすすめなのは、手続きやその後の明細確認をWEB上で済ませられる方です。
楽天エナジーは人件費などの削減のため、契約のお申し込み方法をWEBに限定しています。そのため、電話や書面での手続きができません。
また、毎月の電気代の明細も紙では発行しておらず、WEB上のマイページから確認する必要があります。インターネットに馴染みがない高齢者の方にとってはやや使いにくいため、WEBで手続きができる方と同居している場合や、近くに管理してくれる方がいる場合でないとスムーズに契約できない可能性があるため注意が必要です。
電気代を支払うためにはクレジットカードが必要ですので、クレジットカードを申請でき、通信端末を用いたWEB上の手続きができる方の利用が向いています。
楽天ポイントを活用したい方
現在楽天ポイントを貯めており、どんどん活用していきたい場合は電気やガスも楽天エナジーで契約するのがおすすめです。
楽天エナジーでライフラインを契約すると、税抜きの電気代やガス代に対して楽天ポイントが付与されます。また、使用料を支払う際はポイントを利用できるため、クレジット会社に請求される支払いを減額できるでしょう。
さらに、楽天カードを持っている場合はさらにお得にポイントを貯められます。他の電力会社と契約した場合よりも多くポイントがつくため、楽天ポイントを中心に集めている方に適した電力会社です。
逆に、他のポイントサービスのほうが頻繁に利用している、楽天ポイントに興味がない方にはあまり魅力的なサービスではないでしょう。利用しているポイントサービスの種類に応じて、よりお得に活用できる電力会社を検討するのがおすすめです。
低圧電力で事業ができる方
事業経営者の方のうち、低圧電力で済む事業形態の方は楽天エナジーがおすすめです。
楽天エナジーの楽天でんきにはプランMや動力プランなど、事業者向けの料金プランが存在しています。一般的な電力会社の場合はプランM相当の契約をおこなうと基本料金が発生しますが、楽天エナジーの場合は基本料金が発生しません。そのため、より電気代がお得になる可能性があります。
そのため、小規模なオフィスや店舗、飲食店など低圧電力での事業が可能な場合は楽天エナジーの利用が適していると言えるでしょう。
一方で、工場や高層オフィスビルなどより大規模な電源が必要な場合は、通常の楽天でんきではなく楽天でんきBusinessがおすすめです。経営している事業の規模によって、適したサービスを使い分けることが大切です。
楽天エナジーのお申し込み方法
続いて、楽天エナジーで楽天でんきのサービスを契約するためのお申し込み方法をご紹介します。お申し込みの方法や利用開始までの流れは、現住所での切り替えと引っ越しに伴う切り替えで異なるため、状況に合った情報を確認しておきましょう。
基本的に、楽天エナジーへの切り替え自体に手続き費用は必要ありません。ただし手続きはWEB上に限定されるため注意が必要です。
必要な情報を手元に用意して、楽天エナジーとの契約に進みましょう。
現住所で電気を切り替える場合
現住所で楽天エナジーに乗り換える場合、まずもとの電力会社の検針票や明細票など契約情報がわかる書類を用意します。WEB上のお申し込みフォームに現在契約している電力会社名や供給地点特定番号、お客様番号、契約容量など必要な情報を入力し、契約手続きをおこないましょう。この際、もとの電力会社への解約手続きは楽天エナジー側が済ませるため契約者の方は連絡する必要はありません。
供給開始予定日が決まったら、メールでお知らせが届きます。現住所での切り替えの場合、供給開始予定日は自分で選ぶことはできません。
配線の工事などは必要ないものの、電力メーターが従来型の場合はスマートメーターへの取り替えが必要になります。この取り替え工事への立ち会いや費用の支払いは原則不要です。ただし、想定される工事よりも大掛かりな作業が必要になった場合は費用を請求される可能性があります。
電気の切り替えには2週間から1か月半ほどかかる場合があります。
引っ越し先で電気を切り替える場合
現在の住所での電気契約を解約し、引っ越し先であらためて楽天エナジーと契約する場合は引っ越し手続き専用のお申し込みフォームから契約手続きをおこないます。引っ越し予定日や契約する方の氏名、引っ越し先の住所などの情報を用意し、必要事項を入力しましょう。引っ越しに伴う乗り換えの場合、前の住所で使用していた電力会社との解約手続きは自力でおこなう必要があります。
契約手続きが終われば引っ越し当日から電気が利用可能です。引っ越し予定日は手続き日の7日後から指定できますが、それより早い日付で利用を開始したい場合は引っ越しサポートメールへ相談してみましょう。
初回の電気代支払い日はお支払いスケジュールで確認できます。目安は利用開始から1~2か月後です。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- アストマックス・エネルギーが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
アストマックス・エネルギーが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、アストマックス・エネルギーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
ここまで、楽天エナジーとはどのような電力会社なのか、契約のメリットや注意点などをもとにご紹介しました。
楽天エナジーは契約手続きなどの無駄を極力削ぎ落とし、消費者の方に安価な電力を提供している電力会社です。電気代の支払いには、楽天グループが提供しているポイントサービスである楽天ポイントを活用できます。
ただし、契約のお申し込み方法がWEBに限られており、支払いもクレジットカードのみとなっているためインターネットに触れる機会が少ない方にとっては利用しにくい面もあります。
電力会社は提供しているサービスや向いている方のタイプがそれぞれ異なるため、契約前には十分な検討が必要です。料金プランはもちろん、さまざまなメリットや注意点を比較し、ご自身に合った電力会社を選ぶための材料にしてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
楽天エナジーによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて楽天エナジーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
プランS(沖縄電力エリア) | 沖縄県(粟国島、渡名喜島、久米島、奥武島、オーハ島、北大東島、南大東島、宮古島、池間島、大神島、来間島、伊良部島、下地島、多良間島、水納島、石垣島、竹富島、西表島、鳩間島、由布島、小浜島、黒島、新城島[下地]、波照間島、与那国島は除きます。) | 沖縄電力管内管内 | 「プランS(沖縄電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(中国電力エリア) | 鳥取県、島根県(隠岐諸島〔島後、中ノ島、西ノ島、知夫里島〕を除きます。)、岡山県、広島県、山口県(離島を除きます。)、兵庫県の一部、香川県の一部および愛媛県の一部 | 中国電力管内管内 | 「プランS(中国電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(中国電力エリア) | 鳥取県、島根県(隠岐諸島〔島後、中ノ島、西ノ島、知夫里島〕を除きます。)、岡山県、広島県、山口県(離島を除きます。)、兵庫県の一部、香川県の一部および愛媛県の一部 | 中国電力管内管内 | 「プランM(中国電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(四国電力エリア) | 徳島県、高知県、香川県(一部を除きます。)、愛媛県(一部を除きます。) | 四国電力管内管内 | 「プランS(四国電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(四国電力エリア) | 徳島県、高知県、香川県(一部を除きます。)、愛媛県(一部を除きます。) | 四国電力管内管内 | 「プランM(四国電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(九州電力エリア) | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県および鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「プランS(九州電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(九州電力エリア) | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県および鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「プランM(九州電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(中部電力エリア) | 愛知県、岐阜県(一部地域を除きます。)、三重県(一部地域を除きます。)、静岡県(富士川以西)および長野県 | 中部電力管内管内 | 「プランS(中部電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(中部電力エリア) | 愛知県、岐阜県(一部地域を除きます。)、三重県(一部地域を除きます。)、静岡県(富士川以西)および長野県 | 中部電力管内管内 | 「プランM(中部電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(北陸電力エリア) | 富山県、石川県、福井県(一部を除きます。)、岐阜県の一部 | 北陸電力管内管内 | 「プランS(北陸電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(北陸電力エリア) | 富山県、石川県、福井県(一部を除きます。)、岐阜県の一部 | 北陸電力管内管内 | 「プランM(北陸電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(関西電力エリア) | 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部地域を除きます。)、福井県の一部、岐阜県の一部および三重県の一部 | 関西電力管内管内 | 「プランS(関西電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(関西電力エリア) | 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部地域を除きます。)、福井県の一部、岐阜県の一部および三重県の一部 | 関西電力管内管内 | 「プランM(関西電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(北海道電力エリア) | 北海道(礼文島、利尻島、天売島、焼尻島および奥尻島は除きます。) | 北海道電力管内管内 | 「プランS(北海道電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(北海道電力エリア) | 北海道(礼文島、利尻島、天売島、焼尻島および奥尻島は除きます。) | 北海道電力管内管内 | 「プランM(北海道電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(東北電力エリア) | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県および新潟県、一部離島を除く | 東北電力管内管内 | 「プランS(東北電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(東北電力エリア) | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県および新潟県、一部離島を除く | 東北電力管内管内 | 「プランM(東北電力エリア)」の分析ページへ |
プランS(東京電力エリア) | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「プランS(東京電力エリア)」の分析ページへ |
プランM(東京電力エリア) | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「プランM(東京電力エリア)」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
プランS(沖縄電力エリア) | 71064円/年 | 121824円/年 | 135360円/年 | 145512円/年 | 155664円/年 | 189504円/年 |
プランS(中国電力エリア) | 67032円/年 | 114912円/年 | 127680円/年 | 137256円/年 | 146832円/年 | 178752円/年 |
プランM(中国電力エリア) | 67032円/年 | 114912円/年 | 127680円/年 | 137256円/年 | 146832円/年 | 178752円/年 |
プランS(四国電力エリア) | 67788円/年 | 116208円/年 | 129120円/年 | 138804円/年 | 148488円/年 | 180768円/年 |
プランM(四国電力エリア) | 67788円/年 | 116208円/年 | 129120円/年 | 138804円/年 | 148488円/年 | 180768円/年 |
プランS(九州電力エリア) | 66452円/年 | 113918円/年 | 126576円/年 | 136069円/年 | 145562円/年 | 177206円/年 |
プランM(九州電力エリア) | 66452円/年 | 113918円/年 | 126576円/年 | 136069円/年 | 145562円/年 | 177206円/年 |
プランS(中部電力エリア) | 73836円/年 | 126576円/年 | 140640円/年 | 151188円/年 | 161736円/年 | 196896円/年 |
プランM(中部電力エリア) | 73836円/年 | 126576円/年 | 140640円/年 | 151188円/年 | 161736円/年 | 196896円/年 |
プランS(北陸電力エリア) | 62496円/年 | 107136円/年 | 119040円/年 | 127968円/年 | 136896円/年 | 166656円/年 |
プランM(北陸電力エリア) | 62496円/年 | 107136円/年 | 119040円/年 | 127968円/年 | 136896円/年 | 166656円/年 |
プランS(関西電力エリア) | 64260円/年 | 110160円/年 | 122400円/年 | 131580円/年 | 140760円/年 | 171360円/年 |
プランM(関西電力エリア) | 64260円/年 | 110160円/年 | 122400円/年 | 131580円/年 | 140760円/年 | 171360円/年 |
プランS(北海道電力エリア) | 86184円/年 | 147744円/年 | 164160円/年 | 176472円/年 | 188784円/年 | 229824円/年 |
プランM(北海道電力エリア) | 86184円/年 | 147744円/年 | 164160円/年 | 176472円/年 | 188784円/年 | 229824円/年 |
プランS(東北電力エリア) | 72576円/年 | 124416円/年 | 138240円/年 | 148608円/年 | 158976円/年 | 193536円/年 |
プランM(東北電力エリア) | 72576円/年 | 124416円/年 | 138240円/年 | 148608円/年 | 158976円/年 | 193536円/年 |
プランS(東京電力エリア) | 74214円/年 | 127224円/年 | 141360円/年 | 151962円/年 | 162564円/年 | 197904円/年 |
プランM(東京電力エリア) | 74214円/年 | 127224円/年 | 141360円/年 | 151962円/年 | 162564円/年 | 197904円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
プランS(沖縄電力エリア) |
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プランS(中国電力エリア) |
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プランM(中国電力エリア) |
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プランS(四国電力エリア) |
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プランM(四国電力エリア) |
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プランS(九州電力エリア) |
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プランM(九州電力エリア) |
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プランS(中部電力エリア) |
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プランM(中部電力エリア) |
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プランS(北陸電力エリア) |
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プランM(北陸電力エリア) |
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プランS(関西電力エリア) |
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プランM(関西電力エリア) |
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プランS(北海道電力エリア) |
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プランM(北海道電力エリア) |
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プランS(東北電力エリア) |
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プランM(東北電力エリア) |
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プランS(東京電力エリア) |
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プランM(東京電力エリア) |
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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、楽天エナジーの公式HPをご確認ください。