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みやまスマートエネルギーの料金プランをリサーチ!電気料金は安くなるか?
近年、電気料金が高くて、困っていると感じる人も多いのではないでしょうか。電気を多く使う世帯だと、安かったころと比較して、毎月数千円以上の電気代の負担が増えていてもおかしくありません。
電気代が高い原因の多くは、燃料価格高騰など、電力会社の企業努力だけではどうしようもない世界情勢の影響といえます。
私たち消費者ができる電気代節約は限られていますが、少しでも安くしたいなら、その方法の1つは電力会社の契約切り替えです。電力会社を変えるだけで、かなり電気料金が変わる可能性もあります。
新電力会社と契約するメリットは、電気代節約だけではありません。地域密着型の新電力会社と契約すれば、住んでいる街への地域貢献になるのもメリットの1つです。
今回ご紹介するみやまスマートエネルギーも、地域密着型で運営されています。みやまスマートエネルギーの料金プランや、みやまスマートエネルギーと契約するメリットについて考えてみましょう。
みやまスマートエネルギーとは

みやまスマートエネルギーは、2015年に設立された新電力会社です。電気の地産地消により、地域内経済循環・持続可能な街づくりなどの課題解決を目指しています。
大きな特徴は、みやま市が中心となっていることでしょう。全国初の自治体の電力会社として誕生した会社で、株主の95%も市です。残りの5%は、地域の金融機関(株式会社筑邦銀行)が出資しています。企業概要は、以下のとおりです。
【みやまスマートエネルギーの概要】
会社名 | みやまスマートエネルギー株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 〒835-0023 福岡県みやま市瀬高町小川15-1 |
設立年月日 | 2015年2月18日 |
資本金 | 20,000千円 |
事業内容 | 電力供給事業 生活支援サービス コミュニティースペース「みやまカフェSPON」 |
みやまスマートエネルギーは、電力供給事業と生活支援サービス・みやまカフェSPON事業を融合させた「みやまモデル」を行っているのが特徴です。
みやま市には、みやまスマートエネルギーとは別に、市が出資している発電会社があります。みやまスマートエネルギーは、その発電会社のメガソーラーや、一般家庭の太陽光発電システムで生まれた余剰電力も買い取っており、エネルギーの地産地消を目指す企業です。
また、電力事業で得た収益を地域に還元し、さまざまなサービスを行っています。以下に挙げるのが、みやまスマートエネルギーが近年行っている主な地域貢献サービスです。
- 縁活みやマッチング(婚活事業)
- 出前講座
- フードドライブ
<みやまスマートエネルギーが行っている地域貢献サービス>
みやまスマートエネルギーの電力供給サービスは、「みやまんでんき」という名前で運営されています。2022年度の電源構成(通常プラン)は、以下のとおりです。
【2022年度の電源構成(通常プラン)】
LNG火力 | 17% |
---|---|
石炭火力 | 12% |
石油火力 | 1% |
原子力 | 8% |
水力 | 1% |
FIT電気 | 18% |
再生可能エネルギー | 1% |
卸電力取引所 | 34% |
その他 | 8% |
みやまスマートエネルギーの料金プラン
みやまスマートエネルギーの電力供給サービス「みやまんでんき」には、以下のプランがあります。
- 従量料金Bプラン
- 従量料金Cプラン
- オール電化住宅プラン
- くすっぴかBizプラン
- 休日お得Bizプラン
- 低圧動力プラン
- 低圧動力低稼働プラン
- 低圧動力フラットプラン
<従量料金プラン>
<オール電化プラン>(個人住宅のみ)
<ビジネスプラン>(法人・個人事業主のみ)
<動力プラン>
これらプランのほか、事業所向けの高圧電力の供給も可能です。
みやまスマートエネルギーの料金構成は、九州電力と変わりません。基本料金と電力量料金(従量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金)の合計になります。
みやまスマートエネルギーの「従量料金プラン」
まずは、みやまスマートエネルギーの基本的な家庭向けプラン「従量料金プラン」の料金を、九州電力の対応プランと 比較してみます。みやまスマートエネルギーでは、10A・15A契約の料金案内がなされていません。
【従量電灯B】
みやまんでんき | 九州電力 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | – | 316.24円 | – |
15A | – | 474.36円 | – | |
20A | 632.48円 | 632.48円 | – | |
30A | 937.72円 | 948.72円 | -11.00円 | |
40A | 1,240.76円 | 1,264.96円 | -24.20円 | |
50A | 1,550.95円 | 1,581.20円 | -30.25円 | |
60A | 1,861.14円 | 1,897.44円 | -36.30円 | |
電力量料金 | 120kWhまで | 18.20円 | 18.37円 | -0.17円 |
300kWhまで | 23.26円 | 23.97円 | -0.71円 | |
300kWh超過分 | 24.25円 | 26.97円 | -2.72円 |
【従量電灯C】
みやまんでんき | 九州電力 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 1kVAあたり | 310.19円 | 316.24円 | -6.05円 |
電力量料金 | 120kWhまで | 18.20円 | 18.37円 | -0.17円 |
300kWhまで | 23.26円 | 23.97円 | -0.71円 | |
300kWh超過分 | 23.92円 | 26.97円 | -3.05円 |
従量電灯B・Cともに、従量料金が安くなっています。特に第三段階料金(300kWh超過分)の料金が安いため、電気を多く使う家庭は割引幅が大きくなるでしょう。
みやまスマートエネルギーの「オール電化プラン」
次に、みやまスマートエネルギーの「オール電化プラン」の料金を見てみましょう。九州電力のオール電化向けプランは「電化でナイト・セレクト」という 名前です。
しかし、このプランに相当するみやまスマートエネルギーのプランは、現在新規受付停止と 案内されています。
みやまスマートエネルギーの場合、料金は「デイタイム」「リビングタイム」「ナイトタイム」3区分になっていますが、九州電力の「電化でナイト・セレクト」は昼間・夜間の2区分です。
また、みやまスマートエネルギーでは、平日・休日の区分がありません。しかし、九州電力の場合、平日・休日でも電気料金に差がつきます。
そのため「電化でナイト・セレクト」を契約している人は、みやまスマートエネルギーのオール電化住宅プランに変えて料金が安くなるか、慎重にシミュレーションする必要があるでしょう。
【みやまスマートエネルギーの「オール電化プラン」】
料金区分 | 単位 | 料金 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 6kVAまで | 1契約 | 1,600.44円 |
7〜10kVAまで | 1契約 | 2,227.40円 | |
10kVA超 | 1kVAあたり | 249.24円 | |
電力量料金 | デイタイム夏冬 | 1kWhあたり | 18.70円 |
デイタイム春秋 | 1kWhあたり | 16.86円 | |
リビングタイム夏冬 | 1kWhあたり | 27.57円 | |
リビングタイム春秋 | 1kWhあたり | 24.68円 | |
ナイトタイム | 1kWhあたり | 18.32円 |
夏冬:毎年7月1日~9月30日、12月1日~2月28日もしくは2月29日
春秋:毎年3月1日~6月30日、10月1日~11月30日
デイタイム:8時~16時
リビングタイム:16時~22時
ナイトタイム:22時~翌日8時
みやまスマートエネルギーの「ビジネスプラン」
みやまスマートエネルギーは、家庭だけでなく、法人にも電気を供給しています。ビジネスプランは2つ用意されており、くすっぴかBizプランは、九州電力のスマートビジネスプランに対応するプランです。電気使用量に関係なく、電力料金が一定になります。
さらに、みやまスマートエネルギーでは、平日料金が高い代わりに、休日料金が安い「休日お得Biz」プランも選択可能です。平日より、土日に多くのお客さんを迎え入れる業態の店舗などでは、こちらを選ぶほうがお得になる可能性もあります。
【くすっぴかBizプラン】
みやまんでんき | 九州電力 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 1kVAあたり | 316.24円 | 316.24円 | – |
電力量料金 | 23.26円 | 23.97円 | -0.71円 |
【休日お得Bizプラン】
みやまんでんき | 九州電力 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 1kVAあたり | 316.24円 | 316.24円 | – |
電力量料金 | 平日 | 23.59円 | 23.97円 | -0.38円 |
休日 | 21.72円 | 23.97円 | -2.25円 |
みやまスマートエネルギーの「動力プラン」
みやまスマートエネルギーでは、低圧動力のプランも3プラン用意されています。スタンダードな低圧動力プランは、九州電力の同名プランと比較可能です。
【低圧動力プラン】
みやまんでんき | 九州電力 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 1kWあたり | 919.83円 | 1,023.23円 | -103.40円 |
電力量料金 | 夏季 | 17.20円 | 17.40円 | -0.20円 |
その他季 | 15.55円 | 15.71円 | -0.16円 |
【低圧動力低稼働プラン】
料金区分 | 単位 | 料金 |
---|---|---|
基本料金 | 1kWあたり | 682.23円 |
電力量料金 | 夏冬 | 21.49円 |
春秋 | 20.17円 |
【低圧動力フラットプラン】
料金区分 | 単位 | 料金 |
---|---|---|
基本料金 | 1kWあたり | 907.53円 |
電力量料金 | 16.60円 |
夏季:毎年7月1日~9月30日
その他季:毎年10月1日~6月30日
夏冬:毎年7月1日~9月30日、12月1日~2月28日もしくは2月29日
春秋:毎年3月1日~6月30日、10月1日~11月30日
みやまスマートエネルギーでは、低稼働の事業所向けのプラン・季節に関わらず、電力量料金が一定のプランも選べます。事業所の電気使用状況に合わせて、選択すると良いでしょう。
みやまスマートエネルギーの「高圧プラン」
みやまスマートエネルギーでは、高圧電力での契約も可能です。高圧電力の場合、従量電灯のような標準的なプランはありません。基本的には、個別の使用状況に応じた契約となります。
高圧電力で需給契約を結びたい人は、みやまスマートエネルギーへ連絡して、営業担当者から見積もりを受けましょう。契約から切り替え手続きには、3ヶ月ほどかかります。高圧電力の契約期間は1年で、契約から12ヶ月目の1ヶ月の間に解約の申し入れがない場合は、自動更新です。
特約や子育て新婚割引・「みやまん・コイン」について
みやまスマートエネルギーでは、今まで解説してきた料金プラン以外にも、料金を左右する要素が2つあります。
- 実質再エネプラン
- 子育て・新婚応援プラン
<料金を左右する要素>
実質再エネプランは標準的なプランに特約をつけるイメージとなり、子育て・新婚応援プランは、子育て世帯・新婚世帯向けの期間限定の割引サービスとなっています。
・実質再エネプラン
トラッキング付非化石証書の発行を希望する人向けのプランです。毎月300円の手数料が付加されます。
・子育て・新婚応援プラン
契約から1年間は、電気料金の基本料金が毎月半額になる割引サービスです。お申し込み要件は、以下の3つです。
- みやま市から、結婚新生活支援事業または新婚・子育て世帯家賃補助の交付決定を受けている
- 結婚新生活支援事業または新婚・子育て世帯家賃補助の交付決定後、3ヶ月以内に電気契約を申し込む
- みやまスマートエネルギーとの電気契約を3年以上継続する意思を持っている
<お申し込み要件>
このプランの対象は、従量電灯Bプランだけとなっています。申し込みの際に必要なものは、以下のとおりです。
- 「結構新生活支援事業」「新婚・子育て世帯家賃補助」の交付決定通知書
- 本人確認書類
- 印鑑(認印) ※口座振替によるお支払いの場合は銀行印も必要
- みやまスマートエネルギーが発行する新婚・子育てサポート割のチラシ
<申し込みの際に必要なもの>
上記をそろえて、みやまスマートエネルギーのショールームを訪問しましょう。
もう1つ、みやまスマートエネルギーの料金について注目すべきポイントが、みやまん・コインです。みやまん・コインとは、みやま市の地域通貨です。低圧電灯契約でみやまスマートエネルギーと契約すると、このコインが増えます。みやまん・コイン概要とコインを貯める方法は、以下のとおりです。
- コイン算定:1ヶ月の電気使用量×付与レート=コイン付与額 (小数点以下切り捨て)
- 付与レート:kWhあたり0.15円 ※1コイン=1円
- 付与方法:毎月、専用アプリを通してコイン付与
<みやまん・コイン概要とコインを貯める方法>
1kWhあたり0.15円は、300kWh電気を使う家庭なら45円、500kWh電気を使う家庭なら75円分ずつ毎月コインが増えることになります。みやまん・コインは、みやま市の事業加盟店で買い物や食事に使えるため、少しながら家計の助けになるでしょう。地域のお店が活性化するため、みやまスマートエネルギーと契約してコインを貯める・使うことは、地域貢献ともいえます。
みやまスマートエネルギーと契約してコインを貯めるには、電気契約とは別に、以下の手順によるコイン付与の申し込みが必要です。
- commoney(コモニー)という電子チケットアプリをダウンロード
- コイン付与の申し込みフォームから申し込み
<コイン付与の申し込み>
みやまスマートエネルギーのメリットと良い口コミ・評判
次に、みやまスマートエネルギーと電気契約を結ぶメリットについて考えます。地域の人の口コミを見てみましょう。
- 電気料金が安い
- さまざまなプランが選べる
- 地域通貨が貯まる
<みやまスマートエネルギーのメリットと良い口コミ・評判>
1つずつ解説します。
電気料金が安い
電力自由化当初から利用していますが、対応も価格も満足しています。
みやまスマートエネルギーの大きな特徴は、九州電力より電力量料金が安くなることでしょう。プランによって価格差は異なりますが、個人・法人問わず、電気料金を節約できる可能性があります。
さまざまなプランが選べる
個人事業主でも安いプランがあるので、とても助かります。
みやまスマートエネルギーでは、個人・法人どちらからの申し込みも受け付けています。また、新電力会社の中には、選べるプランが少ないことがネックとなるところも多いですが、みやまスマートエネルギーはプランが豊富です。ビジネス向けのプランも、非常にさまざまなプランが用意されています。
一方、オール電化住宅向けのプランは、1つしか用意されていません。オール電化の人は、九州電力の複数のプランと比較して、お得になるかどうか考えてみることをおすすめします。
地域通貨が貯まる
毎月みやまん・コインが貯まって、地域のお店で使えるのが嬉しいです。
みやまスマートエネルギーと契約すると、毎月みやま市の加盟店で使える地域通貨が貯まっていきます。そのコインを地域のお店で使えば、地域経済循環にもなるでしょう。
みやまスマートエネルギーは、地域経済の循環や雇用創出・エネルギーの地産地消など、地域課題解決を大きな目標として設立された会社です。契約している人の多くは、みやま市に貢献したい・みやまスマートエネルギーの取り組みに協力したいといった気持ちを持っています。
みやまスマートエネルギーの注意点と悪い口コミ・評判
続いて、みやまスマートエネルギーに申し込む場合の注意点を見ていきましょう。料金面などについて、不満の声はあまり聞かれません。
- 切り替えが面倒
- 契約期間の縛りがある
<みやまスマートエネルギーの注意点と悪い口コミ・評判>
1つずつ解説します。
切り替えが面倒
契約申し込みから切り替えまで、思った以上に時間がかかりました。
電気の契約切り替えは、どうしても1~2ヶ月かかることがあります。これは、みやまスマートエネルギーに限らず、ほかの会社と契約する場合でも同じです。
また、多くの新電力会社は、ホームページの専用フォームから簡単に申し込めるようになっていますが、みやまスマートエネルギーでは以下の手続きが必要です。
- コールセンターへの電話
- ホームページからの申し込み
- ショールームでの手続き
<契約の申し込み方法>
契約期間の縛りがある
最初の1年間は、解約できないといわれました。市がやっているので大丈夫だと思いますが、解約の違約金なんかが不安です。
みやまスマートエネルギーは電気料金が安くなりますが、契約期間が1年と決まっています。最初の1年経過未満で解約する場合、2,200円とやや高い解約金を払わなければいけません。このことは、重要事項説明で 明記されています。
みやまスマートエネルギーがおすすめの人
みやまスマートエネルギーと契約するのがおすすめなのは、以下のような人です。
- みやま市に住んでいる人
- 子育て・新婚で割引を受けられる人
<みやまスマートエネルギーがおすすめの人>
それぞれの理由を簡単に解説します。
みやま市に住んでいる人
みやまスマートエネルギーは、みやま市以外の人でも、九州電力管内の人ならだれでも契約できます。ほかの市に住んでいる人は、みやま市より電気料金が高くなるわけではありません。
しかし、みやまスマートエネルギーとの契約は、みやま市に住んでいる人のほうが多くのメリットを得られるでしょう。主な理由は、地域通貨のみやまん・コインを貯められる、電気事業の利益が地域のサービスに還元されることです。
みやまスマートエネルギーは、みやま市が中心となって設立されている企業であるため、サービスには市の政策がダイレクトに反映されやすくなっています。電気需給に限らず、市がさまざまなサービスを支援してくれることは、市民にとっての安心にもなるでしょう。
また、みやまスマートエネルギーは、さまざまな地域住民向けのサービスも行っています。みやま市に愛着のある人ほど、みやまスマートエネルギーと契約するのがおすすめです。
みやまスマートエネルギーのお申し込み方法
みやまスマートエネルギーへ申し込むには、3通りの方法があります。
- コールセンターから申し込み
- ホームページから申し込み
- ショールームを訪問して申し込み
<みやまスマートエネルギーへの申し込み方法>
子育て・新婚応援プランを申し込みたい場合は、ショールームで手続きをしなければいけません。契約と同時にこのプランの割引を受けたい人は、ショールームを訪問するのが良いでしょう。
みやまスマートエネルギーでは、電気契約申し込み用のフォームはありませんが、契約切り替えの際は、名前や住所以外に以下の情報が必要となります。
- お客様番号
- 供給地点特定番号(22ケタの数字)
<契約切り替えの際に必要な情報>
申込書類が郵送されるとこれらの情報を書くことになるため、手元に書類を用意しておきましょう。毎月電力会社から送られてくる検針票でも、これらの情報は確認することが可能です。みやまスマートエネルギーの支払い方法は、以下のとおりです。
- 銀行振込
- コンビニエンスストア決済
- 口座振替
- クレジットカード決済
<みやまスマートエネルギーの支払い方法>
払い忘れを防ぐには、口座振替やクレジットカード払いにするのがおすすめです。これらの方法を選びたい場合、口座番号・クレジットカード番号なども書けるように用意しておきましょう。
みやまスマートエネルギーは、契約期間1年の自動更新です。もし解約したい場合、希望日の3ヶ月以前に連絡する必要があります。最初の契約から1年間は解約を受け付けていないため、ご注意ください。
さらに子育て・新婚応援プランの場合、3年間みやまスマートエネルギーと契約する意思を示す必要があります。ホームページに掲載されている重要事項説明では、子育て・新婚応援プランに加入した場合の解約金に関する事項が書かれていないため、気になる人は申し込み前に確認しておくのがおすすめです。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- みやまスマートエネルギーが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
みやまスマートエネルギーが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。
ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、みやまスマートエネルギーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。
つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。
例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。
ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。
このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
今回は、みやまスマートエネルギーの電気料金プランを見てきました。みやまスマートエネルギーは、地域密着型の新電力会社の中でも、珍しい特徴を持っているといえます。
- 第三段階料金(300kWh超)の料金がかなり安くなっている
- 使用した電気使用量に応じて地域通貨が貯まるようになっている
- 全国初の自治体による電力会社である
- 実質再エネプランが特約となっており、月300円の手数料でエコな電気を使える
<みやまスマートエネルギーの特徴>
みやま市にお住まいの人は、今まで通り電気を使うだけで地域貢献できる、みやまスマートエネルギーに電気需給契約を切り替えることもご検討ください。
ただし、新電力会社は、みやまスマートエネルギー以外にもたくさんあります。みやま市・九州電力エリアで、事業を展開している新電力会社も多いです。
そのため、電気契約切り替えを考えている人は、みやまスマートエネルギー以外に、もっとお得な会社がないかリサーチしてみることをおすすめします。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
みやまスマートエネルギーによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてみやまスマートエネルギーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
従量料金B | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「従量料金B」の分析ページへ |
従量料金C | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「従量料金C」の分析ページへ |
くすっぴかBizプラン | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「くすっぴかBizプラン」の分析ページへ |
休日お得Bizプラン | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「休日お得Bizプラン」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
従量料金B | 62,581円/年 | 108,799円/年 | 124,161円/年 | 132,891円/年 | 145,343円/年 | 174,443円/年 |
従量料金C | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 144,710円/年 | 173,414円/年 |
くすっぴかBizプラン | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 151,164円/年 | 179,076円/年 |
休日お得Bizプラン | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 149,889円/年 | 177,524円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
従量料金B |
|
従量料金C |
|
くすっぴかBizプラン |
|
休日お得Bizプラン |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
【補足】法人向けの電気料金プラン
飲食店や美容院などの、みやまスマートエネルギーが提供する低圧法人向けの電気料金プランを一覧化しています。低圧電灯/動力プランをご利用の方におかれましてはご参考ください。
「みやまスマートエネルギー」の電灯プラン一覧
法人向けの電灯プランは、家庭向けのA(アンペア)契約と異なり、kVA(キロボルトアンペア)契約となります。原則として60A以上かつ50kVA未満の場合はkVA契約となります。1kVAは10Aに相当するため、6kVA契約の場合60Aに相当します。更に多くの電力を利用する50kVA以上の物件の場合は、高圧に区分されKW(キロワット)契約となります。なお、家庭向け電灯契約と法人向け電灯契約の違いは、一度に多くの機器を使用出来るか否かのみであり、利用できる機器そのものは家庭向けと変わりません。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
---|---|---|---|---|---|---|
従量料⾦Cプラン | 156,191円/年 | 314,600円/年 | 782,383円/年 | 1,537,206円/年 | 2,292,029円/年 | 3,043,129円/年 |
くすっぴかBizプラン | 162,329円/年 | 317,069円/年 | 773,698円/年 | 1,509,446円/年 | 2,245,195円/年 | 2,977,149円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。。
「従量料⾦Cプラン」の動力プラン一覧
動力プランは、業務用エアコンや業務用冷蔵庫・冷凍庫、工作機械やエレベーターなど、大型の動力機器を動かす際に必要な契約区分です。電灯契約と比べて供給電圧が高いことが特徴です。電灯契約の供給電圧は100Vであるのに対して、動力契約では100Vと200Vの2種類があります。機器に電力を送る方法も異なり、電灯契約の場合は「単相」と呼ばれる方法で電気を送っています。一方で動力契約の場合は「三相」と呼ばれる方法を活用します。また動力プランで使用される三相200Vは、原則としてコンセントが4つ穴になっています。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
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低圧動⼒プラン | 166,458円/年 | 310,840円/年 | 721,909円/年 | 1,333,439円/年 | 1,944,968円/年 | 2,545,460円/年 |
低圧動⼒低稼働プラン(夏季・冬季と春季・秋季) | 175,685円/年 | 334,996円/年 | 796,555円/年 | 1,511,243円/年 | 2,225,930円/年 | 2,932,431円/年 |
低圧動⼒フラットプラン | 164,942円/年 | 308,104円/年 | 715,807円/年 | 1,322,711円/年 | 1,929,614円/年 | 2,525,628円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、みやまスマートエネルギーの公式HPをご確認ください。