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能勢・豊能まちづくりとは?電気料金プランについてご紹介
お得に電気を利用するためには、単純に電気料金が安いプランを選べば良いわけではありません。電気料金の安さだけで選んでしまうと、思っていたサービスを利用できなかったり、自分が活動している時間帯に合ったプランを選べなかったりします。
そのため、電力会社を選ぶ際は、どのような人向けのサービスなのか、どのような料金プランがあるのか、契約のメリットや注意点から調べることが大切です。そこで、この記事では、能勢・豊能まちづくりが提供している料金プランやメリット、注意点、契約がおすすめの人の特徴などから、能勢・豊能まちづくりとはどのような電力会社なのかをご紹介します。
また、能勢・豊能まちづくりと契約するためには何をしたら良いのか、お申し込みの方法についても掲載しているため、契約前の情報収集にぴったりです。能勢・豊能まちづくりとの契約を検討している人や、乗り換え先の電力会社を探している最中の人は、ぜひ最後までご覧ください。
能勢・豊能まちづくりとは

能勢・豊能まちづくりは、大阪府豊能郡能勢町に拠点を置く、地域密着型の電力会社です。
能勢町、豊能町、一般社団法人 地域循環まちづくり推進機構の三者を株主として、2020年に設立されました。 生活になくてはならない電力だからこそ、日々の電気料金の支払いで、住んでいるまちを良くしていきたいとの想いのもと、運営されています。地域内の電力会社で電気を購入し、その料金を支払う形にすることで経済資源の流出を防ぎ、地域内での経済循環を促進しているのです。
太陽光発電所や風力発電所などから電気を買い集め、公共施設を中心に一般家庭や事業所などに供給しています。地域の自然由来の電力を優先的に購入し、エコなエネルギーの供給に努めているのが特徴です。
電気供給事業以外にも、交通と環境に関するいくつかのプロジェクトを手掛けています。交通に関するプロジェクトでは、高校の「地域魅力化クラブ」の活動に協力する形で交通課題の解決に挑戦したり、公用車の電気自動車(EV)化に向けた、急速充電設備の導入などを進めたりしている状況です。
環境に関するプロジェクトでは、小中学校での環境学習への協力や、公共施設に対する省エネ診断やアドバイスを実施しています。また、能勢町のエネルギーゾーニングとして、さまざまなワークショップを開催したり、豊かな森林資源を活用した薪ストーブの推進を実施したりしている企業です。
また、持続可能な社会の実現を目指して4つのサービス実現に力を入れています。エリア内を周回する電気自動車の営業車による移動の支援や、太陽光発電設備を導入した避難所の提供、世代間の協力の支援、中古の発電設備などを集めてつくるリサイクル発電所の整備などが主な目標です。
電気の供給だけでなく、卒FITの電気買取も行っており、エリア内での再生可能エネルギーによる経済活動の促進に、大きく貢献しています。
能勢・豊能まちづくりの料金プラン
続いて、能勢・豊能まちづくりが提供している電気料金プランについて、ご紹介します。能勢・豊能まちづくりが家庭向けに提供しているのは「おうち電気A」のみです。
能勢・豊能まちづくりでは、もとともと「エネルギーを変えて、まちを良くしていきたい」という想いのもと、能勢町や豊能町と協力しながら、学校や役場などの公共施設に電気を提供してきました。現在は、一般家庭や比較的電力の使用量が少ない店舗などに向けた電気料金プランとして、おうち電気Aを提供しており、シンプルで分かりやすい契約を提案しています。
電気契約で得た収益は、地域の交通、防災、教育などの形で地域に還元しており、毎月の電気料金から、地域の団体に対する寄付も行えるのが特徴です。地域内の電気料金から2%が寄付に充てられ、能勢分校 海外派遣支援会(仮称)、とよのわ、能勢なつかしさ推進協議会、菊炭の里(大阪能勢田尻菊炭振興協議会)などに支援できます。各団体の活動内容については、能勢・豊能まちづくりのホームページからも確認可能です。
メインとなる供給先は能勢町や豊能町ですが、関西電力エリアであれば、どこからでも申し込みできます。
能勢・豊能まちづくりが提供するおうち電気Aの具体的な料金プランは、以下のとおりです。
【能勢・豊能まちづくりが提供するおうち電気Aの具体的な料金プラン】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 0 | |
1kWhあたりの電力量料金 | 電力量料金300円以下の場合の最低料金 | 300 |
120kWhまで | 20 | |
120kWh以上 | 24 | |
1kWhあたりの再エネ賦課金 | 3.49 | |
1kWhあたりの燃料費調整額 | 3.89 |
再エネ賦課金と燃料費調整額は、状況により変動する可能性があります。また、追加オプションとして、CO2フリーの「RE100」も利用可能です。RE100を利用する場合は、1kWhあたり2円の料金がかかります。
能勢・豊能まちづくりのメリットと良い口コミ・評判
ここからは、能勢・豊能まちづくりと契約する際のメリットについて、ご紹介します。電力会社を選ぶ際は、まず自分とどの程度相性が良い企業なのかを確かめることが大切です。そのため、この電力会社と契約したらどのようなメリットを受けられるのかについて、情報を集める必要があります。
能勢・豊能まちづくりと契約するメリットは、以下のとおりです。
- 地域への経済的な貢献になる
- シンプルな料金プランを選べる
- 卒FITの買取サービスを利用できる
<能勢・豊能まちづくりと契約するメリット>
それぞれのメリットについて、寄せられた良い口コミとともに詳しく見ていきましょう。
地域への経済的な貢献になる
能勢・豊能まちづくりのメリットは、支払った電気料金が地域の発展に役立つことです。
能勢町や豊能町と提携し、エリア内から電気料金の形で経済資源が流出しないように、エネルギーの地産地消を目指しています。また、電気料金の一部は、地域を発展させるためのさまざまな活動に利用されており、団体への寄付も可能です。寄付できる団体は今後も増える見込みであり、自分が応援したいと考えている団体に、自分が支払った電気料金をまわせます。
再生可能エネルギー100%の電気もオプションの形で利用でき、環境に配慮された電気を利用可能です。交通や環境など、さまざまな側面から地域に経済的な貢献をしたいと考えている場合に、おすすめの電力会社です。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
現在、能勢町に住んでいます。自分が日々使う電気のための料金が、地域のためになるのならと思い、能勢・豊能まちづくりと契約しました。毎月好きな活動に寄付できるので、より貢献できている気がします。
今は別の関西エリアに住んでいますが、もともと豊能町の出身でした。そのため、どうせなら故郷のためになる企業を選ぼうと思い、能勢・豊能まちづくりと契約しています。エリアが異なるため団体への寄付はできませんが、料金そのものは地域の活動の役に立っていると思うので、このまま利用を続けたいです。
シンプルな料金プランを選べる
能勢・豊能まちづくりのメリットは、料金プランがシンプルなことです。
一般家庭向けに提供されている電気料金プランは、おうち電気Aのみとなっています。オプションとしてRE100も利用できますが、基本的に料金プランで悩む必要はありません。
電力会社によってはさまざまな料金プランを用意しているがゆえに、どのプランを選択したら良いか分からなくなってしまうため、シンプルなほうが良い人にとっておすすめの電力会社です。逆に、自分や家族の生活スタイルに合わせて、適切な料金プランを選び分けたいと考えている人にとっては、向かない可能性があります。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
いくつかの電力会社を比較してみたのですが、そのなかでもとくにシンプルなプランを提供していた能勢・豊能まちづくりに決めました。あれこれ悩むのが嫌なので、これくらいシンプルなほうが性に合っていると感じます。
前の電力会社のときは、さまざまな料金プランのなかから担当者のおすすめを選んだのですが、使っているうちに自分には向いていないと感じるようになりました。能勢・豊能まちづくりは、プランそのものもシンプルですが、基本的に料金が安くて助かります。
卒FITの買取サービスを利用できる
能勢・豊能まちづくりでは、卒FITの買取サービスも利用できます。
家庭用の太陽光発電設備を導入して10年間は、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT制度)を活用して、固定の金額で電気を売却することが可能です。しかし、その期間が過ぎて卒FITを迎えると、価格がガクッと下がってしまう場合があります。
そのため、自分で高く電気を買い取ってくれる電力会社を選ぶ必要がありますが、電力会社によっては、そもそも電力の買取を行っていないケースも多いです。能勢・豊能まちづくりでは、太陽光発電設備による電気を1kWhあたり8.5円で買い取っています。
このメリットについて寄せられた口コミは、以下のとおりです。
自宅に、太陽光発電設備を導入しています。最近卒FITを迎えたので、能勢・豊能まちづくりさんの買取サービスを利用し始めました。高めに電気を買い取ってもらえるので、助かります。
前の電力会社では、電気を買い取ってもらえていなかったので、能勢・豊能まちづくりに乗り換えて良かったと感じています。電気契約と買取先をまとめられるのは、便利で良いです。
能勢・豊能まちづくりの注意点と悪い口コミ・評判
続いて、能勢・豊能まちづくりを利用するうえでの注意点をご紹介します。電力会社を選ぶ際は、メリットだけでなく、自分とは合わない点についても調べておくことが大切です。したがって、口コミなどから分かるその電力会社の注意点についても、知っておくと良いでしょう。
能勢・豊能まちづくりの注意点は、以下のとおりです。
- 請求書の郵送には手数料がかかる
- 関西エリアの外からは利用できない
- 選べるプランの数が少ない
<能勢・豊能まちづくりの注意点>
それぞれの注意点について、寄せられた良くない口コミとともに見ていきましょう。
請求書の郵送には手数料がかかる
能勢・豊能まちづくりでは、紙の請求書を利用したい場合、1通ごとに手数料がかかります。
環境保全や業務の簡略化のため、インターネット上でアクセスできるマイページの利用を推奨しており、請求金額の確認もそちらのサービスで可能です。請求書の郵送を希望する場合、1通につき200円の手数料がかかります。
また、電気料金の支払いは基本的にクレジットカード払いとなるため、選択肢は多くありません。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
いつも紙面で電気料金を確認していたのですが、能勢・豊能まちづくりに変えてから、インターネットで確認するようになりました。意識してチェックしないと存在を忘れてしまうので、注意しています。
支払いの選択肢がクレジットカードしかなく、前の電力会社ではずっと現金払いだったため、驚きました。クレジットカードだと払い忘れがなくて良いのですが、ちょっと支払った金額の管理がしにくいなとは思います。
関西エリアの外からは利用できない
能勢・豊能まちづくりの注意点は、関西エリアの外からは申し込めない点です。
能勢町や豊能町を中心とするエリア内の経済循環を目指す企業ではありますが、関西電力エリアであればどこからでも申し込めます。その一方で、関西電力エリアの外からは申し込みできません。
利用できるエリアが限られている電力会社であるため、引っ越しなどでエリアの外に出てしまうと、解約する必要があります。解約には手数料が必要ないものの、全国で同じ電力会社と契約を続けたいと考えている場合は、別の電力会社のほうが良いでしょう。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
もともと能勢・豊能まちづくりと契約していたのですが、引っ越しで関西から東京に移住することになり、解約しました。地元の企業だっただけに、利用し続けられなかったことが残念です。
豊能町出身だったので、地元企業を利用したかったのですが、現在住んでいるところは供給エリアの範囲外でした。今のところ関西圏に戻る予定はないため、しばらく利用できなさそうです。
選べるプランの数が少ない
能勢・豊能まちづくりの注意点は、選べるプランの数が少ないことです。
提供されている家庭用の料金プランがおうち電気Aのみなので、生活スタイルに合わせたプランの選定ができません。シンプルな料金プランで悩まずに契約先を探したい場合は、使い勝手が良いものの、特殊な生活スタイルの場合はコミットしていないと感じる可能性があります。
夜間の電力使用量のほうが多い場合や、季節によって大幅に違いがある場合などは、そういった特殊なライフスタイルに合った料金プランを提供している、電力会社を選んだほうが良いでしょう。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
料金プランが1つしかなかったので、能勢・豊能まちづくりへの乗り換えを見送りました。うちは夜間の電力使用量が多いので、そういった生活形態に理解のある料金プランを選びたいです。
能勢・豊能まちづくりに乗り換えましたが、提供されているプランが合わないと感じ、すぐに別の電力会社に乗り換えました。基本料金がかからないのは安いと感じましたが、もっと幅広い選択肢があれば良かったのにと思います。
能勢・豊能まちづくりがおすすめの人
続いては、能勢・豊能まちづくりとの契約がおすすめの人の特徴について、ご紹介します。電力会社によって、どのような人におすすめなのかは異なります。自分がその電力会社におすすめの人の特徴に当てはまっていれば、相性は良いと考えられますが、一切当てはまっていない場合は合わない可能性が高いです。
能勢・豊能まちづくりとの契約に向いているのは、以下のような人です。
- 能勢町や豊能町に貢献したい人
- 自宅に太陽光発電設備を導入している人
- こだわりの電気を利用したい人
<能勢・豊能まちづくりとの契約に向いている人>
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
能勢町や豊能町に貢献したい人
能勢・豊能まちづくりとの契約に向いているのは、能勢町や豊能町に貢献したい人です。
能勢町や豊能町出身で関西圏に住んでいる人や、現在能勢町や豊能町に住んでいる人など、日々の生活のなかで地域に貢献したいと考えている場合は、能勢・豊能まちづくりと契約すると良いでしょう。
電気料金が地域内の経済循環に活用されるだけでなく、能勢町や豊能町から支払われた電気料金のうち、2%が地域で活動する団体に寄付されます。
自分の電気料金がどの団体に寄付されるかについては、1ヶ月につき1口、自分で選択可能です。寄付先を選択しなかった場合は、寄付の対象となる金額が均等に分配されます。高校生の海外派遣や地域で暮らすさまざまな年代の人への支援、地域のお店の活性化や産業の振興など、さまざまな活動が行われており、今後も増えていく見込みです。
自分の生活費を地域のために役立てたいという人は、能勢・豊能まちづくり電気を利用してみると良いでしょう。
自宅に太陽光発電設備を導入している人
能勢・豊能まちづくりとの契約に向いているのは、自宅に太陽光発電設備を導入している人です。
卒FITの買取を能勢・豊能まちづくりに依頼できるため、余った電気を売却して利益を得られます。電力会社によっては電気の買取を行っていないため、電気契約と買取の契約を別の電力会社に依頼しなければなりません。場合によっては、買取を請け負っている電力会社が、ほかの電力会社との電気契約を禁じている場合もあります。
能勢・豊能まちづくりでは、電気契約を行っていない人でも電気を買取してもらえて、1kWhにつき8.5円で買い取るうちの0.5円分を寄付することも可能です。電気契約と同様に、寄付する団体は自分で選べるため、より地域に貢献している感覚が強くなるでしょう。
契約期間は毎年5月までとなっており、契約は自動で更新されます。買取金は毎年6月に支払われ、口座に振り込まれて受け取り完了です。途中解約する場合も、解約金は必要ありません。
こだわりの電気を利用したい人
能勢・豊能まちづくりとの契約におすすめなのは、電力会社によるこだわりの電気を利用したい人です。
能勢・豊能まちづくりでは、自然由来のエネルギー供給にこだわっています。地域における太陽、風、水、バイオマスといった再生可能エネルギーを有効かつ持続的に活用し、温室効果ガスの排出削減に貢献している発電所の電力を優先して購入しています。
また、発電所の建設にあたって、生態系への影響や騒音の発生、景観を損ねるなどの地域の環境への負荷が小さく、住民の方々に広く受け入れられていることも重視しているのが特徴です。
さらに、地域住民の人が積極的に関与し、その意思が反映されている、発電所に関わる利益などが地域に還元されている、発電所の運用終了後の廃棄まで管理する体制などにもこだわっています。
こうした条件を満たす発電所として、川西市、猪名川町、豊能町、能勢町 の1市3町で運用している、国崎クリーンセンターの廃棄物発電の電気を調達しているのが、1つの例です。
また、公共施設や一般家庭に導入された太陽光発電設備による電気も買い取って、供給分に充てています。非化石証書も活用し、CO2フリーの電気を提供できるよう努めているのです。
能勢・豊能まちづくりのお申し込み方法
ここからは、能勢・豊能まちづくりとの契約におけるお申し込み方法についてご紹介します。
能勢・豊能まちづくりでは、ホームページのお申し込みフォーム、申込用紙、電話などによる申し込みが可能です。申し込みの際は、現在利用している電力会社の検針票や請求書など、契約情報を確認できる書類などを用意する必要があります。
ホームページのお申し込みフォームでは、まずメールアドレスを登録してから情報を入力しなければなりません。契約後、以前の電力会社への解約手続きは能勢・豊能まちづくりが行うため、利用者側での手続きは不要です。
スマートメーターがすでに設置されている場合は、とくに切り替えの工事などもなく、2週間程度で切り替えが完了します。スマートメーターがない場合は取替え工事が必要ですが、工事中は停電する可能性があり、工事を挟んで切り替えまで6週間ほどかかるケースが多いです。
契約を結んだあとでも、供給を開始する前であれば申し込みをキャンセルできます。供給開始後は途中解約することになりますが、解約金は不要です。乗り換えによる解約の場合は、新しい電力会社が手続きを行いますが、引っ越しなどで供給を止める場合は、能勢・豊能まちづくりのお客様サポート係に連絡する必要があります。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 能勢・豊能まちづくりが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
能勢・豊能まちづくりが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、能勢・豊能まちづくりが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
電力会社を選択する際は、自分や家族の生活に合った料金プランを選択する必要があります。そのうえで、その企業がどのような形で社会に貢献しているのか、理念や目標に共感できるかについてもチェックしておくと、後悔のない電力会社選びができるでしょう。
能勢・豊能まちづくりは、能勢町や豊能町での経済循環を目標に設立された電力会社であり、一般家庭への電気供給も行っています。電気料金プランはシンプルな構成となっており、悩むことなく契約が可能です。また、電気代の一部は、地域での活動に力を入れている団体に寄付できます。
一方で、供給エリアが関西に限られており、請求書の郵送には手数料がかかるなどの注意点もあるため、気を付けなければなりません。関西エリアであっても、能勢町や豊能町以外の場所からは団体への寄付ができないため、遠方から出身地への貢献を考えている場合は不十分な可能性もあります。
電気契約だけでなく、卒FITの買取も可能なため、お得に電気を利用できる可能性が高いです。ただし、支払い方法はクレジットカードに限られるので、ほかの方法で支払いたい場合は向きません。
複数の電力会社が提供しているサービスを比較し、自分や家族の生活スタイルに合った電力会社を探してみてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
能勢・豊能まちづくりによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて能勢・豊能まちづくりが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
おうち電気 A | 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県、福井県の一部、岐阜県の一部 | 関西電力管内管内 | 「おうち電気 A」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
おうち電気 A | 64,080円/年 | 107,280円/年 | 118,800円/年 | 127,440円/年 | 136,080円/年 | 164,880円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
おうち電気 A |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
【補足】法人向けの電気料金プラン
飲食店や美容院などの、能勢・豊能まちづくりが提供する低圧法人向けの電気料金プランを一覧化しています。低圧電灯/動力プランをご利用の方におかれましてはご参考ください。
「能勢・豊能まちづくり」の電灯プラン一覧
法人向けの電灯プランは、家庭向けのA(アンペア)契約と異なり、kVA(キロボルトアンペア)契約となります。原則として60A以上かつ50kVA未満の場合はkVA契約となります。1kVAは10Aに相当するため、6kVA契約の場合60Aに相当します。更に多くの電力を利用する50kVA以上の物件の場合は、高圧に区分されKW(キロワット)契約となります。なお、家庭向け電灯契約と法人向け電灯契約の違いは、一度に多くの機器を使用出来るか否かのみであり、利用できる機器そのものは家庭向けと変わりません。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
---|---|---|---|---|---|---|
従量電灯B | 158,234円/年 | 322,502円/年 | 805,802円/年 | 1,579,622円/年 | 2,353,442円/年 | 3,122,510円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。。
「従量電灯B」の動力プラン一覧
動力プランは、業務用エアコンや業務用冷蔵庫・冷凍庫、工作機械やエレベーターなど、大型の動力機器を動かす際に必要な契約区分です。電灯契約と比べて供給電圧が高いことが特徴です。電灯契約の供給電圧は100Vであるのに対して、動力契約では100Vと200Vの2種類があります。機器に電力を送る方法も異なり、電灯契約の場合は「単相」と呼ばれる方法で電気を送っています。一方で動力契約の場合は「三相」と呼ばれる方法を活用します。また動力プランで使用される三相200Vは、原則としてコンセントが4つ穴になっています。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
---|---|---|---|---|---|---|
低圧電力 | 162,654円/年 | 299,436円/年 | 683,910円/年 | 1,238,460円/年 | 1,793,010円/年 | 2,334,624円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、能勢・豊能まちづくりの公式HPをご確認ください。