佐野瓦斯が提供するガス・電気の料金プランや申し込むメリットは?

  • 更新日:2024/04/01

栃木県佐野市で、ガス代や電気代の節約を考えている人もいるでしょう。佐野市の都市ガス供給といえば、佐野瓦斯が挙げられます。

現在、佐野瓦斯では、ガスだけでなく電力の小売も始めています。電気を佐野瓦斯に切り替えると、どれだけお得になるのでしょうか。今回は、佐野瓦斯のガス・電気の料金プランについて解説します。

佐野瓦斯とは

佐野瓦斯は、栃木県佐野市にガスを届けている企業です。1954年創業なので、これまで70年近くにわたって佐野市のエネルギーを支えてきたことになります。供給されるガスは、国産の天然ガスと、海外より輸入する液化天然ガス(LNG)の混合です 。

平成16年からは、以前から仕入れていた株式会社INPEXだけでなく、東京ガスからもガスを仕入れるようになりました。また、平成28年には、小売電気事業者登録を行っています。

現在はガスだけでなく、電気(「さのガスでんき」)の小売事業もしているため、ガス・電気をセットで佐野瓦斯に申し込むことも可能です。以下の表で、会社概要を簡単にご紹介します。

【佐野瓦斯の会社概要】
社名 佐野瓦斯株式会社
本社所在地 栃木県佐野市久保町243
創業 昭和29年
売上高 31億円(令和4年度)
事業内容
  • 都市ガス事業
  • 旧簡易ガス事業 (LPG団地提供)
  • プロパンガス販売
  • ガス器具販売
  • ガス配管工事
  • 小売電気販売

佐野瓦斯のガス供給区域・支払い方法

佐野瓦斯は、佐野市を都市ガス供給エリアにしている企業です。ただし、佐野市全体を都市ガス供給エリアにしているわけではなく、本社がある久保町を中心としたエリアが主な供給エリアです。

佐野市では、10万人を超える人が暮らしていますが、佐野瓦斯がガスを提供しているのは、そのうち都市ガス8,400戸・プロパンガス2,900戸ほどになっています。

また、佐野瓦斯の都市ガス供給エリアであっても、導管が敷設されていない可能性が考えられます。佐野瓦斯で都市ガスを利用したい人は、供給エリアに入っているか・導管が敷設されているかを問い合わせましょう。

佐野瓦斯の料金支払い方法は、以下の3通りです。

    <佐野瓦斯の料金支払い方法>

  • 口座振替(毎月25日もしくは26日、金融機関によって異なる・休日の場合は翌営業日)
  • クレジットカード払い
  • ガス料金払い込み通知表での支払い(毎月の検針日の翌日から25日以内に支払い、25日を超えた場合、翌月のガス料金に3%の遅収料金加算)

ただし、電気料金の支払いは、口座振替・クレジットカード払いのみとなっています。ガス料金払い込み通知表での支払いができない点に、注意しましょう。

佐野瓦斯の料金プラン

佐野瓦斯では、都市ガス・プロパンガス・電気の3つのエネルギーを提供しています。それぞれの料金プランを詳しく見ていきましょう。

佐野瓦斯の都市ガス料金

佐野瓦斯の都市ガス料金は、以下のように計算されます。

<佐野瓦斯の都市ガス料金の計算式>
基本料金+従量料金(使用量×調整単位料金)

詳しくは、以下の表のとおりです。料金表は、令和元年10月1日になされた料金改定後のもので、調整単位料金・政府の支援による値引きを含んでいません。

【佐野瓦斯の都市ガス料金】
適用区分
1ヶ月の使用量
基本料金(月額) 基準単位料金(円/㎥)
0~20㎥ 792.00円 167.13円
21~80㎥ 1,100.00円 151.71円
81~200㎥ 1,672.00円 144.56円
201~500㎥ 2,783.00円 139.00円
501~800㎥ 4,983.00円 134.60円
801㎥~ 8,855.00円 129.76円

実際の料金は、基準単位料金に原料費調整額が加算されます。現在は原料費調整額が高く、政府の支援による値引きがなされている状況です。毎月、原料費調整額は変化するので、電力使用量が同じでも、請求金額は変わってくるでしょう。

参考までに、佐野瓦斯ホームページに掲載されている、直近(令和6年2月~4月)の原料費調整額の表を掲載します。

【近(令和6年2月~4月)の原料費調整額の表】
適用月 令和6年2月 令和6年3月 令和6年4月
原料費調整額(円/㎥) +47.68円 +51.64円 +54.20円
政府支援の値引き(円/㎥) -15.00円 -15.00円 -15.00円
値引き後の原料費調整額(円/㎥) +32.68円 +36.64円 +39.20円

佐野瓦斯では、ガスの使用状況で一定の基準を満たす人向けに「ガス小売選択約款」も利用できます。各契約を簡単に見ていきましょう。

【ガス小売選択約款】
業務用契約 業務用施設でのガス使用で、月平均のガス使用量が800㎥以上のお客様向けのプランです。
ガス受給契約書で、契約年間使用量などの条件を定めます。
デマンド契約(新規申し込み終了) 年間のガスご使用量が約1万㎥以上で、季節による変動が小さく、年間の使用時間が長いお客様向けのプランです。
瓦斯受給契約書で、契約最大使用量などの条件を定めます。
負荷計測器(デマンド計)付のガスメーター設置が必要です。
空調用A契約 一年を通じて、ガス空調機器(冷暖房)を利用するお客様向けのプランです。
ガス需給契約書で、契約使用可能量などの条件を定めます。
空調機器専用のガスメーター設置が必要です。
空調夏季契約 こちらも、空調用A契約と同様に、一年を通じてガス空調機器(冷暖房)を利用するお客様向けのプランです。
ガス吸収式冷温水機・ガスエンジンヒートポンプなどの空調機器を利用し、夏場のガス使用量が多い世帯向けになっています。
こちらも、空調機器専用のガスメーター設置が必要です。
小型空調契約 小型ガス空調機器(冷凍能力105.5kW(30US.RT))以下の
ガス吸収式、ガスエンジンヒートポンプ)を利用するお客様向けのプランです。
こちらも、空調機器専用のガスメーター設置が必要です。
ガス温水床暖房契約 ガス温水式床暖房設備を設置・利用するお客様向けのプランです。
月間使用量が冬期(12~3月)30㎥・夏期(4~11月)10㎥を超えると料金がお得になります。
大口供給契約 契約年間使用量が102,223㎥を超える場合、大口供給契約の対象です。
一般的なプランとは別に、供給条件を定めたガス需給契約を結ぶことになります。

佐野瓦斯のプロパンガス料金

佐野瓦斯では、プロパンガスの料金も都市ガスと同様に、以下の計算式で計算されます。

<佐野瓦斯のプロパンガス料金の計算式>
基本料金+従量料金(使用量×調整単位料金)

以下の表で、さらに詳しく見ていきましょう。

ただし、この表は佐野瓦斯株式会社のホームページを引用したモデル料金の表です。設備状況や使用量によって、料金が異なる場合があります。集合住宅の場合も料金が変わる場合があるので、ご注意ください。

【佐野瓦斯のプロパンガス料金】
適用区分
1ヶ月の使用量
基本料金(月額) 基準単位料金(円/㎥)
0~5.0㎥ 1,760.00円 473.00円
5.1~10.0㎥ 1,925.00円 440.00円
10.1~20.0㎥ 2,255.00円 407.00円
20.1~30.0㎥ 2,695.00円 385.00円
30.1㎥~ 3,025.00円 374.00円

佐野瓦斯では、プロパンガスでも、令和4年5月から「原料費調整制度」が導入されて います。為替レートや輸入原料価格の変動に応じ、ガス料金に原料費調整額が加算される制度です。月によって、原料費調整額は変わります。直近3ヶ月の原料費調整額は、以下のとおりです。

【直近3ヶ月の原料費調整額】
適用月 令和6年2月 令和6年3月 令和6年4月
原料費調整額(円/㎥) +27.84円 +30.58円 +36.74円

佐野瓦斯の電気料金・電力小売サービス

佐野瓦斯では、現在ガスだけでなく、電気小売事業も行っています。従来の電力会社と同じ電線設備を利用して電力供給がなされるため、基本的に工事などの必要はありません。

ただし、電気メーターがスマートメーターでない場合は、スマートメーターへの交換(無料)が必要です。これも、お客様から電力会社へ連絡する必要はなく、現在契約の電力会社が交換します。

佐野瓦斯電気の電力小売サービスは、「さのガスでんき」という名前です。電源構成は 、以下のとおりとなっています。

【佐野瓦斯電気の電力小売サービスの電源構成】
水力(3万kW以上) 11.2%
石炭火力 7.0%
LNG火力 22.7%
石油火力 0.1%
水力(3万kW未満) 0.1%
太陽光 0.1%
バイオマス 2.9%
FIT電気 8.8%
卸電力取引所 23.2%
その他 23.9%

「さのガスでんき」は、Web会員サイトもしくは電話から申し込めます。手元に、現在契約している電力会社の検針票があれば、事前に料金シミュレーションなども可能です。

会員サイトからは、各種お手続き、ご契約お申し込みのご案内、電気のご利用に関するお申し込みから申し込めます。電話(営業時間9:00~17:30)で 申し込むお客様は、受付後に「さのガスでんき ご利用開始申込書」を記入する形になります。

それでは、詳しく「さのガス電気」の料金プランを見ていきましょう。まずは、ご家庭で一般的な料金プラン、従量電灯Bに相当する「さのガスでんきB」です。

【のガスでんきBの料金】
契約アンペア 基本料金 電力量料金(350kWhまで) 電力量料金(350kWhを超える)
30A 885.72円 1kWhあたり34.15円 1kWhあたり39.18円
40A 1,180.96円
50A 1,476.20円
60A 1,771.44円

「さのガスでんき」の料金プランの特徴は、以下のとおりです。

    <「さのガスでんき」の料金プラン>

  • 契約アンペアによって基本料金が変わるが、電力量料金が変わらないこと
  • 電力量料金は350kWh以内までのほうが安く、電力量が少ない家庭でもお得に使いやすい

続いて、6kVA以上50kVA未満の契約になる「さのガスでんきC」プラン(従量電灯C相当)も見ていきましょう。こちらのプランの主な対象は、電気製品が多い家庭・業務用の大型冷蔵庫がある商店などです。

【「さのガスでんきC」の料金】
基本料金(1kVAあたり) 電力量料金(350kWhまで) 電力量料金(350kWhを超える)
295.24円 1kWhあたり34.15円 1kWhあたり39.18円

実際の電気料金では、電量量料金の料金単価に、燃料費調整額が加算されます。また、再生可能エネルギー発電促進賦課金もかかります。電力使用量が同じぐらいの月でも、請求金額に差が出ることにご注意ください。

佐野瓦斯のホームページから、直近の燃料費調整単価や、再生可能エネルギー発電促進賦課金を引用・掲載します 。燃料費調整単価は低圧・高圧で違いがあり、どちらも現在は政府の支援による値引きが行われているところです。

【1kWhあたりの燃料費調整単価(低圧)】
適用月 令和6年2月 令和6年3月 令和6年4月
原料費調整単価 -6.06円 -5.78円 -5.71円
政府の支援による値引き -3.50円 -3.50円 -3.50円
値引き後の燃料費調整単価 -9.56円 -9.28円 -9.21円
【1kWhあたりの燃料費調整単価(高圧)】
適用月 令和6年2月 令和6年3月 令和6年4月
原料費調整単価 -2.88円 -2.91円 -3.41円
政府の支援による値引き -1.80円 -1.80円 -1.80円
値引き後の燃料費調整単価 -4.68円 -4.71円 -5.21円
【1kWhあたりの再生可能エネルギー発電促進賦課金単価】
適用期間 単価(税込)
令和元年5月分~令和2年4月分 2.95円
令和2年5月分~令和3年4月分 2.98円
令和3年5月分~令和4年4月分 3.36円
令和4年5月分~令和5年4月分 3.45円
令和5年5月分~令和6年4月分 1.40円

「さのガス電気」を利用するとお得になる可能性が高いのは、佐野瓦斯とガスの供給契約を結んでいるお客様です。「さのガスでんきB」もしくは「さのガスでんきC」をセットで契約することで、1kWhあたり1円の割引サービスを受けられます。

佐野瓦斯のメリットと良い口コミ・評判

続いて、佐野瓦斯に申し込むメリットや、佐野瓦斯に寄せられている良い口コミ・評判を見ていきましょう。

    <佐野瓦斯のメリットと良い口コミ・評判>

  • 電気やガスの料金がお得
  • 「Myさのガス」が便利

それぞれを具体的に見ていきましょう。

電気やガスの料金がお得

佐野瓦斯の都市ガス供給エリアで都市ガスを利用できる場合、プロパンガスを使っていたときよりも、ガス料金が安くなる可能性があります。また、佐野瓦斯は、都市ガスやプロパンガスと電気小売サービス「さのガスでんき」を両方契約すると、割引を受けられる点も大きな特徴です。

引っ越しで新たに佐野瓦斯と契約して、電気・ガスの供給を受けることになった結果、電気やガスをお得に使えるようになる可能性もあるでしょう。

「Myさのガス」が便利

佐野瓦斯では「Myさのガス」というサービスを契約者向けに提供しています。これは、Webの会員向けページで、毎月の使用量・請求金額を確認できるサービスです。データは、パソコン・スマートフォン・タブレットといった端末から確認できます。

さらに「Myさのガス」では、PDFファイルなどでデータ出力ができます。データは、過去2年分見られるので、直近のデータを参考に、ガスや電気の節約法を考えるのも良いでしょう。

「Myさのガス」は、検針票に記載されている「お客様番号」などの情報を入力し、仮登録・本登録することで利用できます。また、登録にメールアドレスが必要です。

佐野瓦斯の注意点と悪い口コミ・評判

次に、佐野瓦斯の注意点や悪い口コミ・評判を見ていきましょう。

    <佐野瓦斯の注意点と悪い口コミ・評判>

  • 光熱費が高くなる
  • 開通までに時間がかかる

それぞれを具体的に見ていきましょう。

光熱費が高くなる

佐野瓦斯にガスや電気を切り替えた結果、以前より料金が高くなってしまったという評判も聞かれるようです。光熱費が高くなったのは、以下の原因が考えられます。

    <光熱費が高くなった原因>

  • 前の住宅で都市ガスを利用しており、引っ越し先がプロパンガスの住宅だった。
  • 「さのガスでんき」に申し込んだが、利用状況と料金プランが合わず、電気代が高くなってしまった。
  • 原料調整費が上がった・政府の支援状況が変わったなどの外部要因の影響を受け、ガス料金が高くなった。

基本料金・基準単位料金どちらも、都市ガスよりもプロパンガスのほうが高額になってしまいます。原料調整費といった外部要因も、契約会社を変えて解消できる問題ではありません。そのため、これらの原因で光熱費が上がっている場合、佐野瓦斯以外と契約しても光熱費を節約できるとは限らないでしょう。

一方、電気料金は、使用量・利用の多い時間帯などによって、ほかの電力会社と契約するほうが節約になるケースも考えられます。ガス利用量が少なく、電気をメインのエネルギーにしている家庭では、佐野市で電気小売事業を行っている、他業者の料金プランを確認してみてはいかがでしょうか。

開通までに時間がかかる

佐野瓦斯に申し込んだが、開通までに時間がかかり、希望していた時期にガスが開栓できなかったという評判も聞かれます。これも、以下で紹介する複数の原因が考えられます。

    <開通までに時間がかかる原因>

  • 土日祝日や引っ越しの多いシーズンなど、希望日時に佐野瓦斯の係員が開栓作業をできなかった。
  • 都市ガス導管が通っていなかった・申し込み書類のやり取りに時間がかかったといった理由で、すぐ開通作業ができなかった。

佐野市への引っ越しが決まった人は、できるだけ早く連絡して開通希望日などを伝えましょう。特に、引っ越しシーズンは早めの連絡が大切です。

佐野瓦斯がおすすめの人

佐野瓦斯の申し込みがおすすなのは、以下の条件に当てはまる人です。

    <佐野瓦斯がおすすめの人>

  • 佐野市の都市ガス供給エリアに住んでいる人
  • 電気とガスをお得に使いたい人

それぞれを具体的に見ていきましょう。

佐野市の都市ガス供給エリアに住んでいる人

佐野瓦斯は、佐野市の一部エリアで都市ガスを供給しています。このエリアで都市ガスを使える住宅に引っ越す場合、お得にガス機器を利用できるでしょう。

特に佐野瓦斯では、空調・ガス温水床暖房などを利用している家庭向けに「ガス小売選択約款」を用意しています。冷暖房に電気だけでなく、ガスを利用している場合、一般的な都市ガス契約とは別の受給契約を結ぶことが可能です。

電気とガスをお得に使いたい人

佐野瓦斯は、ガスだけでなく電力の小売も行っており、電気とガスの両方を契約すると「ガス・電気セット割」を適用できます。1kWhあたりの電気料金が1円お得になるため、月に400kWh程度の電気使用量であれば、年に5,000円弱の節約になるでしょう。

佐野瓦斯のお申し込み方法

お引っ越しなどで佐野瓦斯に新規申し込みをする際は、使用開始日の2~3日前までに、佐野瓦斯に連絡してください。

その際は、以下の情報が必要です。

    <佐野瓦斯の申し込み時に必要な情報>

  • お名前(ガスご使用者の名義)
  • ご住所(ガスのご使用場所)
  • 電話番号
  • 使用開始日時(9:00~12:00もしくは13:00~17:00までの間で指定)

ガスを新しく使用するときは、佐野瓦斯の係員が訪問し、お客様の立会いのもとでガスメーターの開栓を行わなければいけません。利用開始時の注意点は、以下のとおりです。

    <ガスの利用開始時の注意点>

  • 引っ越し先のガスの種類が都市ガスかプロパンガスかを確認し、ガスの種類に合ったガス器具を用意する
  • ガスの使用場所が賃貸物件の場合、保証金の預かりが発生する
  • 開栓時に、使用開始時の書類に記入・捺印が必要になる

佐野瓦斯は、ガスの供給だけでなく、ガス器具の販売も行っています。引っ越しによって、都市ガス・プロパンガスの切り替えが必要です。ガスに合う機器を持ち合わせていない場合などは、ガスの申し込みと一緒に、ガス機器の購入も考えてみてはいかがでしょうか。

佐野瓦斯では、ガスコンロ(ビルトインコンロ)だけでなく、給湯器・エネファーム・ガスヒートポンプエアコンなど、各メーカーのさまざまな機器取り扱いが可能です。また、ガス工事事業も行っているため、新築や増改築で新たにガス工事が必要になった場合も、問い合わせれば工事内容に応じた見積もりを聞かせてもらえるでしょう。

口座振替を利用する場合の手続き

続いて、支払い方法ごとの手続きについてもご紹介します。佐野瓦斯もしくは取扱金融機関で、備え付けの「ガス料金等 預金口座振替依頼書 兼 クレジットカード払い申込書」の口座振替申込欄に必要事項を記入・捺印して手続きします。

佐野瓦斯の取扱金融機関は、以下のとおりです。ゆうちょ銀行を利用する場合、ゆうちょ銀行の専用用紙から申し込む形になります。

【佐野瓦斯の取扱金融機関】
金融機関種類 金融機関名 取扱店 振替日
都市銀行 三井住友銀行 本支店全店 毎月25日
地方銀行 群馬銀行 本支店全店 毎月26日
足利銀行 本支店全店 毎月25日
栃木銀行 本支店全店 毎月25日
東和銀行 本支店全店 毎月25日
信用金庫 佐野信用金庫 本支店全店 毎月25日
栃木信用金庫 本支店全店 毎月25日
その他 中央労働金庫 本支店全店 毎月25日
佐野農業協同組合 本支店全店 毎月25日
ゆうちょ銀行 本支店全店 毎月25日

クレジットカード払いを利用する場合の申し込み方法

佐野瓦斯備え付けの「ガス料金等 預金口座振替依頼書 兼 クレジットカード払い申込書」のクレジットカード払い申込欄に、必要事項を記入・捺印して手続きします。申込書の送付も可能です。以下の5ブランドのクレジットカードが利用できます。

    <クレジットカード払いで利用できるクレジットカード>

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • AMERICAN EXPRESS
  • Diners Club

佐野瓦斯では、検針日の翌日から、25日以内に支払わなければ「遅収料金」が発生します。当該月の遅収料金と早収料金との差額が、翌月のガス料金に加算される仕組みです。もちろん、コンビニでの支払いでも、検針日の翌日から25日以内に払えば遅収料金になることはありません。

しかし、口座振替・クレジットカード払いであれば、毎月自動で料金が引き落とされるため、遅収料金になる心配はないでしょう。口座振替は、三井住友銀行のほか、佐野市エリアで営業している地方銀行やゆうちょ銀行にも対応しています。佐野瓦斯に申し込むなら、口座振替・クレジットカード払いを検討するのがおすすめです。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • 佐野瓦斯が倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

佐野瓦斯が倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、佐野瓦斯が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

佐野瓦斯は、およそ70年にわたって、栃木県佐野市の広いエリアで都市ガス・プロパンガスを供給しています。このエリアに引っ越す予定がある人は、事前に申し込み方法や料金プランを確認しておきましょう。

また、佐野瓦斯では「さのガスでんき」という電気小売事業も行っています。電気使用量などの条件によっては「さのガスでんき」のほうが安くなるため、ガスと電気を両方利用する過程で検討してみてはいかがでしょうか。

電気料金データベース【佐野瓦斯】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

佐野瓦斯による電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて佐野瓦斯が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
さのガスでんきB 栃木県(一部) 東京電力管内管内 「さのガスでんきB」の分析ページへ
さのガスでんきC 栃木県(一部) 東京電力管内管内 「さのガスでんきC」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
さのガスでんきB 69113円/年 114953円/年 131172円/年 140762円/年 153785円/年 185753円/年
さのガスでんきC 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 156112円/年 188668円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
さのガスでんきB
  • ガス・電気セット割
    佐野ガスの都市ガス、簡易ガス、LPガスのいずれかのガス契約に併せて使うと1kWhにつき1円割引になります。
さのガスでんきC
  • ガス・電気セット割
    佐野ガスの都市ガス、簡易ガス、LPガスのいずれかのガス契約に併せて使うと1kWhにつき1円割引になります。

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、佐野瓦斯の公式HPをご確認ください。
おすすめ電力会社用アイコン 編集部おすすめの電力会社
個人・ご家庭の方
Looopでんき用アイコン
基本料金0円でお得
Looopのプランは基本料金が0円となっており、電気を使った分だけ料金が発生することが最大の特徴です。ポイント等の付与がなくとも問題ない方、電気の利用方法で電気代を徹底的に安くしたい方に推奨できます。価格を追求しながらも、環境や日本社会への貢献にも目を向けた大手の新電力会社となり、特に基本料金のコストを削減したい方におススメです。
idemitsuでんき用アイコン
オール電化で最高峰
idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランの一つと言えます。また、EVユーザーの方も深夜電気で蓄電できるためおススメです。
シン・エナジーでんき用アイコン
マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
四つ葉電力用アイコン
完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

おすすめガス会社用アイコン 編集部おすすめのガス会社
個人・ご家庭の方
ENEOS都市ガス用アイコン
オススメ都市ガスプラン
石油元売りとして国内最大の規模を持つENEOSは、都市ガスプランが特筆すべき水準の価格構成となっています。ただし、東京ガス/京葉ガスエリア限定の部分がネックです。しかしそれらエリアにお住いの方であれば、ENEOS都市ガスに切り替えることで大幅なガス代削減が期待できます。
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日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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