コープでんき東北はおすすめの電力会社?必見の基本情報をご紹介!

  • 更新日:2024/07/24

現在は、電力会社を自由に選べるようになっているため、おすすめの乗り換え先を探している人も多いのではないでしょうか。新たな利用先として注目される電力会社には、たとえばコープでんき東北が挙げられます。

しかし、コープでんき東北にまだあまり詳しくなく、サービス内容などが思い浮かばないことも多いでしょう。そこで今回は、コープでんき東北の会社情報をはじめ、料金プランやメリットなど、乗り換え前に知っておきたい基本情報をご紹介します。

コープでんき東北とは

コープでんき東北は、全国各地にある生協系列の会社の1つです。会社の概要は、以下のとおりです。

【コープでんき東北の概要】
事業者名 株式会社コープでんき東北
所在地 宮城県仙台市泉区八乙女4-2-2
登録番号 A0436

コープでんき東北は、宮城県仙台市にある会社です。生協が東北一帯で提供している電気の小売りサービス「ココエネ」の代表窓口として、名前が挙がっています。しかし、コープでんき東北が1社だけでココエネの電気を供給しているわけではなく、以下のように料金プランに応じて電力会社が変わる仕組みです。

    <料金プランに応じた電力会社>

  • ソフトでんき:株式会社地球クラブ
  • コスパでんき:株式会社コープでんき東北

そのため、ココエネを利用するときは、株式会社地球クラブの情報もあわせて確認しておくことが大切です。

株式会社地球クラブについて

株式会社地球クラブは、生協がエネルギー政策として重視している「再生可能エネルギーの創出や普及」を目的に設立された電力会社です。会社概要は、以下のとおりです。

【株式会社地球クラブの概要】
事業者名 株式会社地球クラブ
所在地 東京都渋谷区渋谷3丁目29-8コーププラザ
代表 尾辻 雅昭(日本生活協同組合連合会 常務執行役員)
設立 2014年(平成26年)6月20日
資本金 3千万円
株主
  • 日本生活協同組合連合会
  • コープデリ生活協同組合連合会
  • 生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合
事業内容 ①電力の売買に関する業務(小売電気事業者)
②再生可能エネルギーによる発電に関する業務
③電力事業の調査、コンサルティングに関する業務
営業エリア 東京電力管内・東北電力管内・中部電力管内・中国電力管内
アクセス JR山手線 渋谷駅・東口より徒歩約5分
JR埼京線・湘南新宿ライン 渋谷駅・新南口より徒歩約3分
東急電鉄・東京メトロ各線 渋谷駅・C2出口より徒歩約5分

株式会社地球クラブは東京にある会社ですが、営業エリアが複数の地域にまたがっており、東北電力管内にも対応しています。そのため、東北一帯を対象とするココエネでも、利用可能な会社となっています。

会社の主な特徴は、通常の電気の小売りだけではなく、再生可能エネルギー発電に携わっていることです。ココエネにおいても、再生可能エネルギーによる電気の供給を担っています。会社の所在地は東北ではありませんが、プランによってこの会社を利用する形になる点は、基本情報として押さえておきましょう。

対応する生協について

ココエネは生協が運用するサービスの一種にあたるため、利用したいときはコープでんき東北や地球クラブに直接申し込むのではなく、各地の生協が窓口となります。そのため、対応している地域の生協もあわせて、把握しておくことが大事です。

ココエネを扱っている東北各地の生協は、以下のとおりです。

【ココエネを扱っている東北各地の生協】
生協の種類 所在地
生活協同組合コープあきた 秋田県秋田市土崎港北6丁目1-30
いわて生活協同組合 岩手県滝沢市土沢220-3
生活協同組合共立社 山形県鶴岡市宝田1丁目3-23
みやぎ生協・コープふくしま 宮城県仙台市泉区八乙女4-2-2

上記のとおり、ココエネは東北にある複数の生協が扱っているサービスであり、広い範囲で利用可能です。しかし、青森県の生協は入っていないなど、東北に住んでいれば必ず使えるとは限りません。どこの生協が扱っているサービスなのかは、早い段階で確認しておくことをおすすめします。

コープでんき東北の料金プラン

ココエネの料金プランには、コスパでんきとソフトでんきの2種類がありますが、現在コスパでんきは販売が中止されています。そのため、これからココエネを利用するときは、ソフトでんきを契約する形となります。

ココエネにあるソフト電気とは

ココエネが提供するソフトでんきとは、再生可能エネルギー発電の電気を積極的に取り入れたプランです。

ソフト電気の特徴は、以下のとおりです。

    <ソフト電気の特徴>

  • 再生可能エネルギーによる電力100%
  • 東北各地の太陽光発電、風力発電、水力発電などで電力を調達
  • 東北における電気の地産地消が一部可能

ソフトでんきで供給される電気は、火力発電や原子力発電でまかなわれたものではありません。すべてが再生可能エネルギーによるものであるのが、大きな特徴です。火力発電や原子力発電による電気の使用を避けたいときなどに、おすすめの料金プランです。

また発電施設は、秋田県にある「コープ東北羽川風力発電所」や、福島県にある「福島県北農民連第1発電所」などであり、電気の地産地消にも一部つながります。発電場所や電気の使用場所にこだわりたいときにも、注目したいプランとなるでしょう。

ソフトでんきの料金表

ココエネのソフトでんきの料金表は、以下のとおりです。

【基本料金】
契約容量 単価
10A 369.60円
15A 554.40円
20A 739.20円
30A 1,108.80円
40A 1,478.40円
50A 1,848.00円
60A 2,217.60円
1kVAあたり 369.60円

※1ヶ月間で電気をまったく使わなかった場合、基本料金は半額

【電力量料金】
電力量 単価
120kWhまで 29.71円
120kWh超~300kWhまで 36.46円
300kWh超 40.41円

電気代を構成するそのほかの費用

ココエネの電気代には、基本料金と電力量料金のほかに、以下の2種類の費用も加わります。

    <電気代を構成するそのほかの費用>

  • 燃料費調整額
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金

発電に必要な燃料の価格は時期によって変わるため、燃料費調整額によって電気代を細かく調整して、帳尻をあわせる仕組みが採用されています。再生可能エネルギー発電促進賦課金は、太陽光発電などを普及させるための費用で、法令で単価が定められているのが特徴です。

両費用は、近年どこの電力会社を選んでも発生するものであり、ココエネを利用したときも負担が必要です。基本料金と電力量料金だけでは実際の電気代を割り出せないため、事前にシミュレーションをするときは、両費用も計算にしっかり入れておきましょう。

コープでんき東北のメリット

ココエネへと乗り換えるメリットには、以下のものがあります。

    <コープでんき東北のメリット>

  • 料金プランがシンプルでわかりやすい
  • 再生可能エネルギー発電の電気を比較的お得に使える
  • 加入している生協ごとに特典がある
  • 解約時に違約金や解約手数料がかからない

それぞれがどのようなメリットなのか、以下で見ていきましょう。

料金プランがシンプルでわかりやすい

ココエネの料金プランは、コスパでんきとソフトでんきの2種類しかありません。現在は、コスパでんきが販売中止となっている関係で、ソフトでんきのみの提供となっています。この点から、料金プランに関してはあまり手間を取られません。

    <料金プランがわかりやすいことによるメリット>

  • 複数の料金プランの仕組みを個別に確認する必要がない
  • 料金プランの比較検討が不要
  • どの料金プランが最適かで悩む心配がない

電気の料金プランは一般的に複雑であり、確認や比較検討には手間がかかるものです。しかし、現在のココエネなら、ソフトでんきの確認だけで済み、乗り換えがお得かどうかもすぐに判断できるでしょう。乗り換えにかかる手間やストレスが減るのは、大きなメリットです。

再生可能エネルギー発電の電気を比較的お得に使える

近年、再生可能エネルギー発電の電気だけを供給するプランも登場し始めていますが、現時点ではまだ新しい試みであり、希望すると電気代が通常よりも高くなるケースが珍しくありません。しかし、ソフトでんきの電力量料金の単価は、東北電力の従量電灯Bの料金単価と同額(2023年8月時点)です。

あくまで電力量料金の単価だけの比較ですが、料金の変動がないのは珍しいケースだといえます。再生可能エネルギー発電の電気に興味があるときは、ココエネが乗り換え先の候補の1つとなるでしょう。

加入している生協ごとに特典がある

ココエネは、加入している生協によって、いくつかの特典が用意されています。詳細は以下のとおりです。

【生協ごとの特典】
生協の種類 特典
コープあきた
  • 継続利用によるキャッシュバック
  • 新規の利用申し込みによるギフト券進呈
  • 新たな利用者の紹介でギフト券進呈
いわて生協
  • 継続利用によるキャッシュバック
  • 新規の利用申し込みによるプレゼント進呈
  • 新たな利用者の紹介で商品券進呈
  • 検針票を使った試算でBOXティッシュをプレゼント
  • 生協の他サービスとのセットサービス
共立社
  • 継続利用によるキャッシュバック
  • 宅配ポイントかコープポイントのプレゼント
  • 生協の他サービスとのセットサービス
みやぎ生協・コープふくしま
  • 継続利用によるキャッシュバック
  • 新規の利用申し込みによるギフト券進呈
  • 新たな利用者の紹介でギフト券進呈
  • 電気代の支払いでコープポイントを付与
  • 生協の他サービスとのセットサービス

継続利用によるキャッシュバックは、一定期間にわたってココエネの利用を続けると、規定の金額が戻ってくる特典です。コープあきたでは、半年間の利用継続で500円が戻ってくるなど、期間や金額はそれぞれの生協で異なります。

そのほかの特典に関しても、詳細は生協ごとに確認する必要がありますが、ココエネの利用にいくつか特典が用意されている点は共通です。ただ電気の供給を受けられるだけではなく、それぞれの特典によってお得に電気を使えるのは、ココエネのメリットです。

解約時に違約金や解約手数料がかからない

電力会社を自由に選べるようになった昨今では、将来的にもまた電力会社を乗り換える可能性が考えられます。このときに違約金や解約手数料が発生するケースもありますが、ココエネではどちらの費用も不要です。

興味のある電力会社が新たに見つかったとき、違約金や解約手数料などを気にせずに解約できるため、乗り換え前に利用期間や今後の乗り換え予定などを綿密に決めておく必要がありません。興味があるときは、お試し感覚で気軽に乗り換えられる点も、ココエネの主なメリットとして挙げられます。

コープでんき東北の注意点

ココエネへと乗り換えるときに押さえたい注意点には、以下のものがあります。

    <コープでんき東北の注意点>

  • 生協の加入者でなければ使えない
  • 料金プランの選択肢が少ない
  • オール電化住宅には非推奨
  • 現在利用中の電力会社で解約手数料が発生する恐れがある

いずれの注意点も、乗り換えの満足度に影響しやすいポイントであり、詳細は事前に確認したいところです。それぞれの詳細について、以下で見ていきましょう。

生協の加入者でなければ使えない

ココエネは、生協が提供するサービスの一種であり、原則として組合員向けです。そのため、以下の点には注意が必要です。

    <注意点>

  • 生協に加入していないと申し込めない
  • ココエネに対応している生協かどうかも確認が必要
  • 乗り換え後にも生協の組合員を続ける必要がある

大前提として、生協に加入している必要があり、なおかつどこの生協でも良いわけではありません。先述の「コープあきた」や「いわて生協」など、ココエネに対応している生協に加入する点は必須です。

また、ココエネを利用している間も、生協の組合員でいなければならず、途中で脱退するとココエネの利用も終了となります。生協の配達サービスは利用しなくても問題ないものの、組合員でいる必要がある点には要注意です。

料金プランの選択肢が少ない

ココエネの料金プランが現在1種類だけになっている点は、確認や比較検討の手間が省けて良いものの、選択肢に乏しいともいえます。料金プランを厳選して、お得に電気を使おうと思っても、ココエネではソフトでんきを選ぶしかありません。

ソフトでんきの特徴である、再生可能エネルギー発電の電気だけを使える点をとくに重視しない人にとっては、料金プランにあまり魅力を感じられない場合もあるでしょう。

オール電化住宅には非推奨

近年、住宅内のエネルギーを電気に一本化する、オール電化が広く普及しています。このタイプの住宅で電気を使う場合、以下の理由からココエネは基本的におすすめされていません。

    <ココエネがおすすめできない理由>

  • オール電化住宅では専用の料金プランがよく利用されている
  • ココエネにはオール電化専用の料金プランがない
  • ソフトでんきはオール電化での利用を想定していない

オール電化住宅では、電気代の高騰を抑えるため、電気給湯器を動かす夜間に電気代の単価が下がるプランを契約しているケースが多いです。オール電化向けの専用プランを選んでいない場合、夜間の使用量によって電気代が高くなる恐れがあります。

そして、ココエネにはオール電化向けの専用プランがなく、ソフトでんきにそのまま乗り換えると、電気代の高騰を抑えられない可能性が高いです。この点から、コープでんき東北側からも、オール電化住宅での利用はおすすめされていないため、ご注意ください。

現在利用中の電力会社で解約手数料が発生する恐れがある

電気の契約の解約手数料がどうなっているかは、電力会社によって変わります。先述のとおり、ココエネでは解約手数料が不要ですが、現在利用中の電力会社でも不要とは限りません。解約手数料が必要な電力会社を現在利用している場合、以下の点に注意が必要です。

    <注意点>

  • ココエネへの乗り換え時に解約手数料が発生する恐れがある
  • 解約手数料が発生する条件は要確認

ココエネへと乗り換えるには、現在の電力会社の解約が避けられません。最低利用期間をまだ満たしていないなど、解約手数料が発生する条件に当てはまってしまうと、ココエネへの乗り換えに費用がかかってしまいます。そのため、現在利用中の電力会社にて、解約手数料の規定や発生条件などは事前に確認しておきたいところです。

コープでんき東北がおすすめの人

ココエネへの乗り換えをおすすめできるのは、以下の人だといえます。

    <コープでんき東北がおすすめの人>

  • 再生可能エネルギー発電による電気を使いたい人
  • 生協のサービスを使いたい人

ココエネの料金プランは現在、再生可能エネルギー発電による電気だけを提供する「ソフトでんき」のみです。この点から、ココエネは、再生可能エネルギー発電による電気を使いたい人に向いているサービスだといえます。

また、生協が手掛けるサービスの一種であるのも、ココエネの主な特徴です。使い慣れている地元の生協のサービスをひいきにしたいときも、乗り換えが向いているといえます。

コープでんき東北のお申し込み方法

ココエネの利用を申し込むときは、加入中の生協が窓口となります。手続きの流れは、以下のとおりです。

    <コープでんき東北のお申し込み方法>

  • 対面もしくはホームページで申し込み
  • 電気の供給準備
  • スマートメーターの設置
  • 使用開始

それぞれの段階でどのような手続きとなるのか、以下で詳細をご紹介します。

対面もしくはホームページで申し込み

ココエネの申し込み方法は、対面かホームページで行います。対面での申し込み窓口には、以下の2種類があります。

    <対面での申し込み窓口>

  • 配送担当
  • 店舗のサービスカウンター

生協への加入後、定期的に食品などの配送を受けている人も多いでしょう。この配送サービスを利用中なら、配送担当をとおしてココエネに申し込める場合があります。また、生協の店舗にあるサービスカウンターでも、ココエネの申し込みが可能です。どちらでも受け付けはしてもらえるため、利用しやすいほうを選ぶと良いでしょう。

ホームページからの申し込みを選ぶと、手続きにあたってどこかへ出掛けずに済み、配送担当が来るタイミングを待つ必要もありません。申し込みフォームは、ココエネの公式サイトにあります。申し込みフォームでの手続きの流れは、以下のとおりです。

    <申し込みフォームでの手続きの流れ>

  • 加入している生協の種類を選ぶ
  • 表示される重要事項説明を確認
  • 内容に問題がなければ「同意する」のリンクを選択
  • 以後は画面の案内にしたがって必要事項を入力する

ホームページでの手続きを選ぶと、重要事項説明は画面上での表示となるため、もれなく確認しておきましょう。また、選択した生協の種類で重要事項説明の内容が変わるため、加入中の生協を間違えないように注意が必要です。

重要事項説明をすべて確認して「同意する」のリンクを選択すると、次の画面に進めます。以後は、画面の案内にしたがって必要事項を入力していけば、申し込みは完了です。

電気の供給準備

申し込みが終わっても、すぐに電気の供給開始とはなりません。電力会社側でも相応の準備が必要であり、申し込みからしばらくは待ち時間が生じます。供給開始日の通知は、申し込みから約10日後を目安に、郵送で行われます。このような待ち時間があることを念頭においておき、急ぐ人は早めに手続きを始めたいところです。

スマートメーターの設置

ココエネの電気を利用するには、スマートメーターが必要です。スマートメーターとは、以下のような新しいメーターです。

    <スマートメーターの特徴>

  • 電力量計に通信機能を搭載
  • 30分単位での検針や遠隔からの検針が可能
  • 約10~20分の作業で交換できる

スマートメーターは通信機能を備えているため、検針にあたって現地へ行く必要がなく、30分単位での検針も可能です。交換作業にそれほど手間がかからない点からも、近年では多くの場所で活用されています。新たに交換する場合も、電気の利用者に費用や手続きは求められません。

ココエネの利用にあたって、スマートメーターへの交換が必要になった場合は、以下のような対応となります。

    <スマートメーターが必要になった場合の対応>

  • 東北電力が原則として無料で交換作業を実施
  • 交換作業の詳細は東北電力かその関連会社から連絡
  • 交換作業への立ち会いは原則として不要

ココエネでスマートメーターへの交換作業を主導するのは、東北電力です。ただし、実際の作業は関連会社に委託されるケースもあります。

交換作業に立ち会いは不要であり、費用も発生しないものの、作業中に5分ほど停電するため、スケジュールはしっかり把握しておく点が大事です。あわせて、例外的に費用の請求があったり、メーターの位置によって立ち会いを求められたりする場合もあるため、交換作業の連絡はよく聞いておくことをおすすめします。

使用開始

電気を供給する準備がすべて終わり、スマートメーターも設置されたら、事前に伝えられた供給日よりココエネの電気が使用開始となります。申し込みから供給開始までの目安期間は、約1ヶ月です。ある程度の時間はかかってしまうため、スケジュールを立てるときは注意が必要です。

現在利用している電力会社の解約手続き

ココエネへと乗り換えるとき、現在利用している電力会社の解約手続きは基本的に不要です。乗り換え前の電力会社はココエネ側で解約するため、利用者側で事前に解約の手配を済ませる必要はありません。先述のとおり、スマートメーターへの交換作業も申し込み後に東北電力側で行うため、利用者側で必要なのはココエネへの申し込み手続きだけです。

なお、乗り換え前の電力会社の解約手続きを任せる形となっても、手数料などはかかりません。費用面でも手続き面でも、ココエネへの乗り換えは簡単です。

申し込みは集合住宅でも可能なのか

集合住宅でココエネに申し込めるかどうかは、現在の電気の契約がどうなっているかによります。

【ココエネへの申し込みの不可】
電気の契約状況 ココエネへの申し込み
特定の電力会社を個人で契約中 可能
全住戸で特定の電力会社を一括契約 不可能

集合住宅では、全住戸で特定の電力会社を一括契約しているケースがあります。このときは、住戸単位で電力会社を変更できないため、ココエネへの乗り換えも難しくなります。一方、利用する電力会社が決まっておらず、個人で好きな会社を選んで契約している状況なら、集合住宅でもココエネへの乗り換えは可能です。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • コープでんき東北が倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

コープでんき東北が倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、コープでんき東北が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

コープでんき東北は、東北一帯を対象に電気を小売りする生協のサービス「ココエネ」において、代表窓口となっている会社です。実際の電気の供給会社は地球クラブになる場合があり、さらに申し込みの窓口は地域の生協である点に注意が必要です。

料金プランは2種類ありましたが、現在はソフトでんきの1種類のみとなっています。乗り換えのメリットは、料金プランが1種類しかなくてわかりやすいこと、再生可能エネルギー発電の電気を比較的お得に使えることなどです。一方の注意点には、生協の加入者でなければ使えないこと、料金プランの選択肢が乏しいことなどがあります。

利用をおすすめできるのは、再生可能エネルギー発電による電気を使いたい人などです。申し込みは対面もしくはホームページで行えます。興味をお持ちの人は、ココエネへの乗り換えを検討してみてください。

電気料金データベース【コープでんき東北】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

コープでんき東北による電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてコープでんき東北が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
ソフトでんき 岩手県、宮城県、山形県、福島県 東北電力管内管内 「ソフトでんき」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
ソフトでんき 65992円/年 118390円/年 136404円/年 146945円/年 161446円/年 196582円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
ソフトでんき
  • セット値引き
    コープの電気登録で灯油1L当たり1円値引きなどセットでお得になります。
  • プラン対象の方
    いわて生活協同組合、生活協同組合共立社、みやぎ生協・コープふくしまの組合員の方が対象です。

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、コープでんき東北の公式HPをご確認ください。
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idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランの一つと言えます。また、EVユーザーの方も深夜電気で蓄電できるためおススメです。
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シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
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法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

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