電力会社を乗り換えたい!有明エナジーの会社概要や料金プランなどをご紹介!

  • 更新日:2024/08/01

現在、電力会社によって電気代の単価や利用時の特典などが変わるため、乗り換えを希望するなら、お得な会社をしっかり探すことが大事です。しかし、以前より電力会社の数も増えており、チェックする会社を選ぶだけでも迷うところではないでしょうか。

そこで今回は、チェックしたい電力会社の1つとして、有明エナジーをピックアップします。乗り換え前に知っておきたい会社の基本情報から料金プラン、メリット・注意点までさまざまな情報をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

有明エナジーとは

有明エナジーとは、地方にできた新電力会社の1つです。会社の概要は、以下のとおりです。

【有明エナジーの概要表】
商号 有明エナジー株式会社(Ariake Energy Co., Ltd.)
所在地 熊本県荒尾市大島1733番5
設立 平成29年12月20日
資本金 900万円
役員 代表取締役:久保 宏幸
取 締 役:阿部 誠也
取 締 役:山下 幸恵
監 査 役:清水 周二
事業内容
  • 蓄電池等を活用したエネルギーマネジメント
  • 次世代自動車等の電動インフラ関連の取組
  • CO2削減等の環境対策関連
  • 遊休施設の有効的な利活用に関する取組
  • 公共インフラの効率化の促進に関連する取組
  • IT教育関連の取組
  • その他の地域社会の活性化に関連する取組

有明エナジーは熊本県にある会社で、設立は平成29年です。資本金の額は900万円と、電力会社としてはそれほど大きな規模ではないことがわかります。

しかし、事業内容は電気の小売りだけに留まらず、ほかにもさまざまな事業を手掛けています。蓄電池などを活用したエネルギーマネジメントや、次世代自動車などの電動インフラ関連の取組など、電気に関する他分野の事業も展開中です。さらに、IT教育関連の取組など、エネルギー以外の分野の事業も行っています。

有明エナジーが設立された背景

有明エナジーの設立には、会社の所在地である荒尾市の方針が関わっています。会社設立の背景にあるポイントは、以下のとおりです。

    <有明エナジーが設立された背景>

  • 荒尾市はかつて石炭の町と呼ばれていた
  • 石炭はかつての主要なエネルギー源
  • 石炭の時代が終わって荒尾市でも方針転換が行われる
  • 新たな町作りに関する協定をもとに有明エナジーが誕生

現在では、国内の主要なエネルギーが電気に変わっていますが、かつては石炭が主役でした。そして荒尾市は、かつて石炭の町と呼ばれていたほど、石炭の一大産地でした。しかし、電気の時代へと移り変わるにつれ、荒尾市にも変化が求められます。

そこで、地域エネルギーの有効活用を中心とした、新たな町作りに関する協定が制定され、それをもとに有明エナジーが誕生しました。かつて石炭の町と呼ばれたころのように、エネルギーによる町の発展を目指して生まれた会社である点は、基本情報として要チェックです。

有明エナジーのそのほかの特徴

有明エナジーは、以下の2社の出資により設立されています。

    <出資会社>

  • 三井物産株式会社
  • 株式会社グローバルエンジニアリング

三井物産は総合商社としての経験、グローバルエンジニアリングは電力マネジメントなどのノウハウをそれぞれ提供しています。会社の設立自体は、自治体の町作りの方針をもとに行われたことですが、民間企業2社が携わり、それぞれの強みや経験が活かされているのが特徴です。そのため、市場で通用するだけの競争力や、事業の運営能力が期待できます。

それでいて、会社の設立自体は町作りを念頭に置いたものなので、地域の発展が重要な方針に据えられている点も特徴的です。具体的な取組には、電気の地産地消が挙げられます。

    <電気の地産地消>

  • 荒尾市で発電した電気を有明エナジーが供給
  • 供給先は市内の企業や公共施設、一般家庭

荒尾市内で作った電気を同じ市内の企業や公共施設、一般家庭へと供給し、電気の地産地消を実現できるように努めています。このような有明エナジーの運営をとおして地域の魅力を高め、ほかの地域から住みたいと思ってもらえるような町にすることが、会社の目標の1つとなっています。

なお、有明エナジーに携わっている民間2社の会社概要は、以下のとおりです。

【三井物産株式会社】
商号 三井物産株式会社(英文名 MITSUI & CO., LTD.)
所在地(本店) 東京都千代田区大手町一丁目2番1号
設立 1947年(昭和22年)7月25日
代表者 堀 健一(代表取締役社長)
資本金 3,430億6,238万506円
(2024年3月31日現在)
従業員数 5,419名 (連結従業員数53,602名)
(2024年3月31日現在)
【株式会社グローバルエンジニアリング】
商号 株式会社グローバルエンジニアリング(英語表記: GLOBAL ENGINEERING Co.,Ltd .)
所在地(本店) 福岡県福岡市東区香椎1-1-1
ニシコーリビング香椎2F
設立 平成3年10月
代表者 高橋 宏忠(代表取締役社長)
資本金 3億4,292万円
従業員数 70名

有明エナジーの料金プラン

有明エナジーの料金プランには、一般家庭向けである「従量電灯B」がまず挙げられます。プランの概要は以下のとおりです。

    <有明エナジーの料金プラン>

  • 基本料金や従量料金などで電気代が決まる
  • 従量料金は3段階で単価を設定
  • 基本料金はアンペア数を基準に決定
  • 契約条件によっては特別割引の設定あり
  • 供給される電気は低圧

有明エナジーの従量電灯Bは、基本料金や従量料金などで電気代が決まるスタンダードなプランです。供給される電気は低圧なので、一般家庭などでも問題なく使用できます。基本料金を定めるため、契約にあたってはアンペア数を決めます。また、契約条件によっては、特別割引の適用があるのも特徴的です。

料金表は、以下のとおりです。

【基本料金(1契約あたり)】
A数 基本料金の単価
10A 316.24円
15A 474.36円
20A 632.48円
30A 921.72円
40A 1,228.96円
50A 1,536.20円
60A 1,844.44円
【従量料金(1kWhあたり)】
使用量の区分 従量料金の単価
0kWh〜120kWh 18.28円
121kWh〜300kWh 23.88円
301kWh〜 【契約A数が10~20Aの場合】26.88円
【契約A数が30~60Aの場合】26.52円

従量電灯Bの電気代の計算方法

有明エナジーの従量電灯Bにおいて、電気代は以下の式で計算します。

<電気代の計算式>
【1ヶ月の電気代=基本料金+従量料金+追加費用-特別割引】

先述の基本料金と従量料金に追加される費用とは、以下のものです。

    <基本料金と従量料金に追加される費用>

  • 燃料費調整額
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金

発電に必要な燃料の価格は、原価として電気代に含まれています。しかし、燃料費は一定ではなく、時期によって細かく変動しているため、一律でいくらとは設定できません。そこで、燃料費調整額として具体的な金額が毎月個別に計算され、電気代に上乗せされる仕組みとなっています。

一方の再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギー発電の促進を目的に制定された「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」にもとづいて請求されている費用です。

以上の費用は、近年では基本的にどこの電力会社でも請求されており、有明エナジー特有のものではありません。両費用を計算するための単価は個別に定まっているため、詳細を知りたいときは電力会社のお知らせやアナウンスをご参照ください。

いずれにしても、両費用の計算を忘れていると、電気代について想定額と実際の請求額が大きくずれる結果になりかねません。乗り換え後の電気代を考えるときは、両費用を忘れずに確認することをおすすめします。

従量電灯Bの特別割引

有明エナジーの従量電灯Bにある特別割引とは、以下のようなサービスです。

    <有明エナジーの従量電灯Bにある特別割引>

  • 2年契約を結んだときに適用
  • 割引の適用期間は供給開始より1年間
  • 対象のアンペア数は30~60Aのみ
  • 適用時には電気代の総額より毎月3%を割引

特別割引の主な適用要件は、契約の時点で2年契約を結ぶことや、アンペア数で30~60Aを選ぶことです。適用要件をすべて満たした場合、供給開始より1年間は電気代が少し安くなります。適用要件を満たせそうなら、特別割引も含めて電気代を計算しておくことをおすすめします。

そのほかの料金プランについて

有明エナジーでは、低圧の料金プランである上記の従量電灯Bのほかに、高圧・特別高圧のプランも用意されています。高圧とは6,000V、特別高圧とは20,000V以上の電圧のことです。高圧・特別高圧では、以下の電力としての契約が想定されています。

    <高圧・特別高圧>

  • 常時供給電力
  • 予備電力
  • 自家発補給電力
  • 臨時電力

具体的な契約条件や電気代の計算方法などは、それぞれの電力契約によって変わります。具体的な単価も個別に提案されるため、契約時によく確認しておくことが大事です。

有明エナジーのメリット

有明エナジーに乗り換えるメリットとしては、以下のものが挙げられます。

    <有明エナジーのメリット>

  • 電気代を節約できる可能性がある
  • 乗り換えに初期費用がかからない
  • 荒尾市の発展に協力できる

それぞれのメリットについて、以下で詳細を見ていきましょう。

電気代を節約できる可能性がある

主な料金プランの一種である従量電灯Bは、お得度が高めです。ポイントは以下の点にあります。

    <お得なポイント>

  • 契約条件によっては特別割引が適用される
  • 割引終了後も契約条件によっては節約が期待できる

30A以上で2年契約を結ぶなど、特別割引の適用には条件があるものの、電力会社を頻繁に変更しないファミリー世帯などにはそれほど厳しい条件ではありません。適用期間は1年間に限定されますが、電気代の総額から3%が割り引かれるため、節約効果は高めです。

さらに、30A以上で契約する場合、電気の使用条件によっては、割引期間の終了後にも他社より安くなる可能性があります。九州電力と比べたときのお得度について「4人家族・40A・年間使用量4,800kWh」で使用したときの節約額の目安が、以下のように試算されています。

【4人家族・40A・年間使用量4,800kWhで使用したときの節約額の目安】
契約期間 年間の節約額の目安
1年目 3,792円
2年目以降 204円

実際のお得度は電気の使用条件や契約条件によって変わるものの、乗り換えによってお得になる可能性があるのは、有明エナジーの主なメリットです。

乗り換えに初期費用がかからない

有明エナジーに乗り換えるとき、初期費用はかかりません。そのため、乗り換えの費用を別途用意する手間がなく、乗り換えたいと思ったらすぐに申し込みへと入れます。

また、乗り換え自体に費用がかからないおかげで、家計にあまり余裕がないときでも問題なく申し込みが可能です。乗り換えにかかる費用で、ローンなどを利用する必要がない点でも安心です。

荒尾市の発展に協力できる

有明エナジーの大きな特徴は、会社の設立に自治体の協定が関係しており、会社の主な方針に地域への貢献が含まれていることです。有明エナジーが存続している限り、会社から何らかの形で地域への貢献が続けられます。

そのため、有明エナジーを電力会社として利用すれば、間接的に荒尾市の発展に協力する形となります。このメリットは、大手の電力会社や遠方の電力会社にはないものであり、自治体が携わる地元の会社ならではだといえるでしょう。

有明エナジーの注意点

有明エナジーの注意点には、以下のものが挙げられます。

    <有明エナジーの注意点>

  • 一般家庭への電気の供給がすでに始まっている
  • 特別割引の仕組みが独特
  • 低圧では電気代の支払方法が条件ごとに定まっている
  • 契約するアンペア数によっては電気代がお得にならない
  • お得度は電気代のシミュレーションによって判断する

それぞれの注意点は、乗り換え前に把握しておきたいところです。詳細について以下でご紹介します。

一般家庭への電気の供給がすでに始まっている

有明エナジーは、現在では一般家庭にも電気を供給していますが、電気の小売りを始めた当初は、荒尾市内の公共施設や企業だけを供給先としていました。会社として電気の小売りを始めたのは、平成30年9月であり、それほど昔ではありません。

電気の小売りを始めた当初のイメージが強いと、有明エナジーは一般家庭では利用できない会社のように思えるでしょう。しかし、現在ではすでに一般家庭への電気の供給が始まっています。個人か法人かだけで利用の可否は決まらないため、一般家庭向けの電力会社を探している人は、有明エナジーを見落とさないように注意が必要です。

特別割引の仕組みが独特

有明エナジーの従量電灯Bの特別割引は、お得度が高いものの、割引の仕組みが少し独特です。気を付けたいのは、以下の3点です。

    <特別割引の注意点>

  • 必要な契約期間は2年
  • 割引の適用期間は1年
  • 対象のA数は30A以上

特別割引を受けるには、契約期間を2年としなくてはなりません。一方、割引の適用期間は1年だけです。長期契約を前提に料金を安くするサービスでは、契約期間中は常に割引が適用されるケースが珍しくありません。

そのイメージで考えていると、1年間で割引が終了する点を見落としかねません。有明エナジーの特別割引は、電気代の総額から3%が割り引かれる点でお得度は高めです。しかし、想定していた期間よりも早く割引が終了すると、損をしたように感じられる場合もあるでしょう。

また、2年間の長期契約を結んでいても、契約したアンペア数が20A以下だと、そもそも特別割引が適用されません。このように、特別割引は条件に特殊な点がいくつかあるため、割引の適用を考えているときは、詳細をよくご確認ください。

低圧では電気代の支払方法が条件ごとに定まっている

一般家庭でも契約できる低圧の料金プランでは、電気代の支払方法が条件ごとに定まっています。

【電気代の支払方法】
条件 電気代の支払方法
一般家庭で契約 クレジットカード払い
一般家庭以外で契約 口座振替
一般家庭以外での契約で、支払方法について個別に相談 指定の口座への振込

一般家庭で契約するなら、クレジットカード払いを原則とされます。クレジットカードがない場合は新規に作る必要がありますが、クレジットカードを作るには審査を通過しなくてはなりません。他社借り入れが多いなど、新規の借り入れが難しい状態だとクレジットカードが作れず、有明エナジーへの乗り換えも難しくなる恐れがあるため注意が必要です。

荒尾市内にある法人など、一般家庭以外で契約するなら、基本的な支払方法は口座振替となります。また、法人での契約で支払方法について個別に相談すれば、振込での支払いが可能な場合があります。しかし、選択肢はこの2種類のみであり、法人名義で作ったクレジットカードでの支払いなどは選べません。

このように、個人にとっても法人にとっても、有明エナジーは電気代の支払方法にあまり選択肢がなく、希望していた方法を選べない恐れがあります。条件に応じたそれぞれの支払方法で問題ないか、申し込みの前に少し注意しておくことをおすすめします。

契約するアンペア数によっては電気代がお得にならない

有明エナジーの従量電灯Bはお得度の高いプランですが、乗り換えによっていくらかの節約が見込めるのは、アンペア数が30A以上のときです。30A未満の条件で契約したときの料金単価は、九州電力と変わりません。

節約効果は見込めなくとも、30A未満の条件でも契約自体は可能です。乗り換えに初期費用はかからず、契約後には有明エナジーをとおして地域の発展に貢献できるなど、いくつかのメリットは見込めます。そのため、30A未満の条件で乗り換えても問題はありませんが、電気代の節約効果があまり見込めないのは、注意点として押さえておきたいポイントです。

お得度は電気代のシミュレーションによって判断する

従量電灯Bにはお得な仕組みがいくつもあり、有明エナジー側からも節約額の目安が提示されていますが、乗り換えによって電気代を節約できる保証はありません。実際の電気代は、電気の使用条件や契約条件によって変わるため、想定される条件で一度シミュレーションしておくことが大事です。

シミュレーションでお得度を確かめないまま乗り換えると、思ったほどの節約効果がなくて、後悔する結果にもなりかねません。乗り換え後の電気代の見積もりについては有明エナジーに相談できるため、申し込みの前に一度問い合わせてみると良いでしょう。

有明エナジーがおすすめの人

有明エナジーがおすすめなのは、以下のような人だといえます。

    <有明エナジーがおすすめの人>

  • 30A以上の条件で電気を使用する一般家庭
  • 荒尾市に籍を置く法人
  • 荒尾市の地域発展に協力したい人

それぞれの人にどのような点でおすすめなのか、以下で個別にご紹介します。

30A以上の条件で電気を使用する一般家庭

30A以上の条件で電気を使用する一般家庭なら、従量電灯Bで特別割引を受けられる可能性があります。特別割引が適用されれば、乗り換えから1年間は電気代が通常よりも安くなるうえ、2年目以降も他社より少しお得になる可能性があります。電気代の節約で家計を少しでも楽にできる点から、30A以上で電気を使うなら、有明エナジーへの乗り換えを一度検討したいところです。

荒尾市に籍を置く法人

有明エナジーは、現在では一般家庭にも電気を供給していますが、もとは市内の公共施設や企業を主な供給先としていました。現在でも、市内の公共施設や企業は主要な供給先となっており、有明エナジーは法人にとって利用しやすい会社です。

電気の地産地消を主な方針に掲げるなど、地域密着型の電力会社である点からも安心度が高いため、荒尾市に籍を置く法人には向いているといえます。

荒尾市の地域発展に協力したい人

先述のとおり、有明エナジーに乗り換えれば、地域の発展へと間接的に協力できます。会社の設立に荒尾市の定めた協定が関係している点も、地元を大切にする人には安心材料となります。できるだけ荒尾市の会社や経済を応援したい人は、電力会社を有明エナジーにしてみてはいかがでしょうか。

有明エナジーのお申し込み方法

有明エナジーへの申し込みは、インターネットから可能です。

    <有明エナジーのお申し込み方法>

  • 公式サイトの問い合わせフォームを使用
  • 必要事項を入力
  • 送信前の確認事項をチェックして送信
  • 以後は担当者を窓口に契約手続きを進める

このような流れで対応できるため、申し込みは簡単です。手続き面に関するポイントについて、以下で詳細を見ていきましょう。

問い合わせフォームについて

有明エナジーの公式サイトにある問い合わせフォームは、新規契約についての相談窓口としても利用可能です。実際に問い合わせるときに入力が必須とされている項目は、以下の4点です。

    <問い合わせ時に入力が必要な項目>

  • 氏名
  • よみがな
  • メールアドレス
  • 問い合わせ内容

自身の氏名のほかに必要な個人情報は、メールアドレスのみです。電話番号を記入する欄もありますが、入力は必須になっていないため、申告するかどうかは自由に決められます。社名欄も同様で、入力は必須ではないため、一般家庭から問い合わせるときも安心です。

送信前の確認事項

必要事項をすべて入力したら、問い合わせフォームの下部に表示されている個人情報保護方針を確認しなくてはなりません。載っているのは、以下のような項目です。

    <送信前の確認事項>

  • 有明エナジーの事業内容
  • 個人情報の取り扱いの方針
  • 方針の制定日
  • 個人情報に関する相談窓口

有明エナジーがどのように個人情報を扱うのか、具体的な方針が明記されているため、問い合わせの前に一度確認することをおすすめします。内容に目をとおしたのち、会社の方針に同意できるときは、規定のチェックボックスにチェックを入れます。

個人情報保護方針に同意できない場合、問い合わせフォームを使用できないため注意が必要です。なお、チェックボックスにチェックを入れれば、送信自体はすぐに可能となります。しかし、提示されている条件は利用希望者にとって大事なものであるため、内容を読まずにチェックを入れるのはあまりおすすめできません。

問い合わせ後の手続き

問い合わせフォームで新規契約について相談すると、いずれ担当者から折り返しの連絡があります。以降はその担当者と相談しながら、新規契約の手続きを進める形となります。具体的な手続きは担当者からの連絡を待つ必要がありますが、問い合わせフォームからの申し込みは基本的に常時可能です。

有明エナジーの営業時間に問い合わせの電話をかける必要などはなく、余裕のあるときに無理なく申し込みできます。なお、乗り換え後の契約内容などを示した電気需給約款は、低圧でも高圧・特別高圧でも公式サイトから確認が可能です。 契約を本格的に検討している人は、申し込みの前に確認しておくことをおすすめします。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • 有明エナジーが倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

有明エナジーが倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、有明エナジーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

有明エナジーは、熊本県荒尾市にある新電力会社で、会社の設立に自治体の協定が関わっている点などが特徴的です。料金プランには、低圧の従量電灯Bがあるほか、高圧・特別高圧の契約も可能です。

乗り換えのメリットには、お得度の高い従量電灯Bの契約によって、電気代の節約が期待できることが挙げられます。一方の注意点は、一般家庭への電気の供給がすでに始まっていることや、特別割引の仕組みがやや独特なことなどです。

乗り換えをおすすめできる人には、30A以上の条件で電気を使用する一般家庭や、荒尾市の地域発展に協力したい人などが挙げられます。申し込みは、公式サイトにある問い合わせフォームより可能です。以上の条件から興味が出てきたときは、有明エナジーへの乗り換えを検討してみてください。

電気料金データベース【有明エナジー】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。

また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

有明エナジーによる電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて有明エナジーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
従量電灯B 熊本県 九州電力管内管内 「従量電灯B」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。

ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
従量電灯B 60,415円/年 107,280円/年 123,072円/年 132,324円/年 145,044円/年 175,884円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
従量電灯B
  • 特別割引
    年契約の場合、供給開始から1年間3%割引

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

<本ページを監修した人>

RAUL株式会社
電気プラン乗換コム運営事務局 エコモ博士担当

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、有明エナジーの公式HPをご確認ください。
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Looopでんき用アイコン
基本料金0円でお得
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