こなんウルトラパワーの電気は安くなる?利用者の口コミや加入するメリットは?

  • 更新日:2024/07/24

燃料費高騰などにより光熱費が高騰している近年、電力自由化によって選べるようになった電力会社の契約先が重要になりました。電力会社を変えるだけで、大きな節約につながることがあります。

新電力に切り替えても、送電網は地域の大手電力会社のままなので、電力会社を変えても電気の品質などは変わらず、停電のリスクが上がるようなこともありません。今までどおりの電気をより安い料金で使えるようになるのが、電力自由化の魅力といえます。

特に多くの電力を消費する法人の場合、毎月の電気料金が数万円・数十万円と変わってくる可能性もあるでしょう。新電力会社の中には、法人向けのサービスも提供しているところがあるので、電気料金が安くなるなら、ぜひ契約先変更を検討したいところです。

今回は、滋賀県で法人向けの電力供給事業を行っている「こなんウルトラパワー」という企業について紹介します。新電力会社の中には自治体も出資に加わっており、利益追求だけでなく、地域貢献を大きな目的に運営されているところも珍しくありません。

こなんウルトラパワーも、滋賀県湖南市が運営に大きくかかわっている、地域密着・地域振興型の新電力会社の1つです。滋賀県・湖南市の企業で、電気料金を安くしたい担当者の人は、ぜひこなんウルトラパワーとの電気契約を検討してみてください。

こなんウルトラパワーとは

こなんウルトラパワーは、滋賀県湖南市にある新電力会社です。企業概要は、以下のとおりです。

【こなんウルトラパワーの概要】
会社名 こなんウルトラパワー株式会社
所在地 湖南市中央一丁目1番地1 湖南市商工会内
設立年月日 2016年5月31日
資本金 11,600 千円
事業内容
  • 小売電気事業
  • 熱供給および熱利用事業
  • 新事業やまちづくり事業等地域振興に関する事業

こなんウルトラパワーの特徴は、湖南市が出資していることです。「ウルトラパワー」という社名は、湖南市に降りそそぐ太陽エネルギーをパワーに変え、地域の元気をつくっていきたいという思いで命名されました。

湖南市が50.86%を出資しており、湖南市商工会も4.31%出資しています 。そのほかの大きな出資者は、パシフィックパワー株式会社です。代表取締役には、主な出資者である湖南市の市長・パシフィックパワー株式会社の事業推進部長が就任しています。そのほか、地元滋賀県の企業や銀行も出資に加わりました。

このような形で設立された企業であるため、こなんウルトラパワーは、地元の湖南市を応援する意味合いが強い企業といえるでしょう。こなんウルトラパワーの事業目的は、以下のとおりです。

    <事業目的>

  • 湖南市地域自然エネルギー地域活性化戦略プランに掲げる基本方針の実現
  • エネルギー・経済の循環による地域活性化
  • 自立分散型のエネルギー確保
  • 地球温暖化防止への貢献

こなんウルトラパワーに出資している滋賀銀行の2022年のニュースリリースで は、市やこなんウルトラパワーが官民連携で取り組んできた脱炭素の取り組みが評価され、湖南市が「第2回脱炭素先行地域」に選定されたと発表されていました。

こなんウルトラパワーの電力供給は、2016年10月にスタートしました。現在は「契約電力50kW以上の高圧・特別高圧」の人を対象に電力供給を行っています。

過去の湖南市のfakebookなど を見ると、以前は家庭向けの電力供給を行っていたことがわかります。しかし現在、こなんウルトラパワーのホームページでは、家庭向けの案内がなされていません。現在、一般家庭では、こなんウルトラパワーと契約して電気料金を節約できず、湖南市エリアで事業を行っている企業の人のみが契約可能です。

こなんウルトラパワーでは、発電している人・発電を検討している人向けのサービスも行っています。電力需要が高まっている現在は、さまざまな企業が発電・節電に関する取り組みを行っています。環境に配慮しながら電気を使うことを、企業の社会的責任ととらえる人も多いのではないでしょうか。

湖南市・滋賀県で発電・売電に興味のある企業の人は、こなんウルトラパワーに相談してみてはいかがでしょうか。こなんウルトラパワーでは、買い取った電力を「地域振興に役立てる」としています。また、太陽光や風力など再生可能エネルギーの電力を、全量買取制度(FIT)の買取価格よりも高く買い取っているのが特徴です。

こなんウルトラパワーでは、発電を検討している人に、検討・基本設計・事業性評価といった支援も行っています。地域振興なども事業内容にしている企業なので、特に湖南市エリアで地域貢献したい企業の人は、話を聞いてみるのがおすすめです。

こなんウルトラパワーの料金プラン

こなんウルトラパワーは、企業向けの電気供給を行っており、ホームページでは以下のように案内しています。

「お客さまの電力の使い方によって安くなる率が変わってきます。昼間に電力を使い夜間はあまり使わない、もしくはその逆という場合に、値引き率が大きくなります。安くなるのかどうか、今よりどれくらい安くなるのか、まずはご相談ください。」

企業によって電気の使い方は異なっているため、一律の料金プランなどはありません。こなんウルトラパワーの電気料金について知りたい場合、基本的には直接問い合わせて相談することになるでしょう。

今回は、こなんウルトラパワーの電気需給約款から わかる情報を中心に、こなんウルトラパワーの料金や特徴に関する情報をご紹介します。参考にしている約款は、2024年6月時点(2024年4月1日変更)のものです。

こなんウルトラパワーは滋賀県湖南市の企業ですが、供給エリアは滋賀県・関西地方だけでなく、幅広いエリアに対応しています。「他のエリアへの供給も個別に対応させていただくことがあります」と案内されているので、気になる人は対応してもらえるかどうか問い合わせてみてください。

【供給エリア】
東北エリア 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、新潟県
東京エリア 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県の一部
中部エリア 長野県、愛知県、静岡県(一部を除く)、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)
関西エリア 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除く)、福井県の一部、三重県の一部、岐阜県の一部
中国エリア 鳥取県、島根県(一部を除く)、岡山県、広島県、山口県(一部を除く)、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部
四国エリア 徳島県、高知県、香川県(一部を除く)、愛媛県(一部を除く)
九州エリア 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県

続いて、契約種別と契約メニュー表 も簡単に確認しておきましょう。料金の算定期間は、1ヶ月です。こなんウルトラパワーで契約できる契約種別は、以下のとおりと記載されています。

【契約種別と契約メニュー】
低圧 実量制従量電灯
協議制従量電灯
実量制低圧動力
協議制低圧動力
高圧 協議制高圧
実量制高圧
自家発補給電力高圧
特別高圧 協議制特別高圧
自家発補給電力特別高圧

こなんウルトラパワーのホームページでは、対象を「電力50kW以上の高圧・特別高圧」と案内していますが、約款には低圧・低圧動力に関する記載もあります。低圧でも契約できるかどうかは、実際に問い合わせてみるのがおすすめです。

【低圧・実量性従量電灯】
適用範囲 電灯または小型機器を使用する需要
契約容量 原則50キロワット未満
契約容量の決め方 その1月の最大需要電力等と前11月の最大需要電力等のいずれか大きい値
供給電気方式、供給電圧および周波数
  • 交流単相2線式標準電圧100ボルト、もしくは200ボルトまたは交流単相3線式標準電圧100ボルトおよび200ボルト
  • 標準周波数60ヘルツ

ただし、技術上やむをえない場合、供給電気方式および供給電圧が交流3相3線式標準電圧200ボルトになる可能性あり

その他 託送供給等約款の電灯定額送電サービスの適用範囲外であること
【低圧・協議性従量電灯】
適用範囲 電灯または小型機器を使用する需要
契約容量 原則6キロボルトアンペア以上50キロボルトアンペア未満
契約容量の決め方 契約主開閉器の定格電流に基づき、1年間を通じての最大負荷を基準として、お客さまの申し出によって決定(あらかじめ契約主開閉器を設定)
供給電気方式、
供給電圧および
周波数
  • 交流単相3線式標準電圧100ボルトおよび200ボルト
  • 標準周波数60ヘルツ

ただし、技術上やむをえない場合、供給電気方式および供給電圧が交流単相2線式標準電圧100ボルト、もしくは200ボルトまたは交流3相3線式標準電圧200ボルトになる可能性あり

【実量制低圧動力】
対象需要 動力を使用する需要
契約容量 原則50キロワット未満
契約容量の決め方 その1月の最大需要電力等と前11月の最大需要電力等のいずれか大きい値
供給電気方式、
供給電圧および
周波数
  • 交流3相3線式標準電圧200ボルト
  • 標準周波数60ヘルツ

ただし、技術上やむをえない場合、供給電気方式および供給電圧が交流単相2線式標準電圧100ボルト、もしくは200ボルトまたは交流単相3線式標準電圧100ボルトおよび200ボルトになる可能性あり

【協議制低圧動力】
対象需要 動力を使用する需要
契約容量 原則50キロワット未満
契約容量の決め方 契約主開閉器の定格電流に基づき、1年間を通じての最大負荷を基準として、お客さまの申し出によって決定(あらかじめ契約主開閉器を設定)
供給電気方式、
供給電圧および
周波数
  • 交流3相3線式標準電圧200ボルト
  • 標準周波数60ヘルツ

ただし、技術上やむをえない場合、供給電気方式および供給電圧が交流単相2線式標準電圧100ボルト、もしくは200ボルトまたは交流単相3線式標準電圧100ボルトおよび200ボルトになる可能性あり。

【実量制高圧】
契約電力 原則50キロワット以上500キロワット未満
契約容量の決め方 その1月の最大需要電力と前11月の最大需要電力のいずれか大きい値
力率割引
  • 需要場所の負荷の力率が85パーセントを上回る場合:上回る1パーセントにつき、基本料金1パーセント割引
  • 需要場所の負荷の力率が85パーセントを下回る場合:下回る1パーセントにつき、基本料金1パーセント割増
供給電気方式、
供給電圧および
周波数
  • 交流3相3線式標準電圧6,000ボルト
  • 標準周波数60ヘルツ
【協議制高圧・協議制特別高圧】
契約電力 協議制高圧:原則500キロワット以上2,000キロワット未満
協議制特別高圧:原則2,000キロワット以上
契約容量の決め方
  • 協議によって定める(需要場所における負荷設備および受電設備の内容、1年間を通じての最大の負荷、同一業種の負荷率、操業度等を基準とする)
  • 契約電力の変更は、託送供給等約款に準拠するものとし、お客さまの都合で増加または減少させる場合、書面で変更の理由を提出して協議
力率割引
  • 需要場所の負荷の力率が85パーセントを上回る場合:上回る1パーセントにつき、基本料金1パーセント割引
  • 需要場所の負荷の力率が85パーセントを下回る場合:下回る1パーセントにつき、基本料金1パーセント割増
供給電気方式、
供給電圧および
周波数
  • 協議制高圧:交流3相3線式標準電圧6,000 ボルト
  • 協議制特別高圧:交流3相3線式
  • ①契約電力10,000キロワット未満:標準電圧20,000ボルト
  • ②契約電力10,000キロワット以上50,000キロワット未満:標準電圧60,000ボルト
  • ③契約電力50,000キロワット以上:標準電圧 140,000ボルト
  • 標準周波数60ヘルツ

高圧、特別高圧の場合の料金の補足・附則

そのほか、約款や契約メニュー表に明記されている補足などをご紹介します。こなんウルトラパワーでは、独自調整単価を採用しています。

<供給電圧と計量電圧が異なる場合の取扱い>
使用電力量または最大需要電力は、当分の間、やむをえない場合には、供給電圧と異なった電圧で計量いたします。この場合は、使用電力量または最大需要電力は、計量された使用電力量または最大需要電力を、供給電圧と同位にするために原則として3パーセントの損失率によって修正したものといたします。

    <独自調整単価の計算方法>
    独自調整額単価=
    【(当月電力調達費用/電力調達量)/(1-損失率)-基準額】×需要家分担割合+容量拠出金単価-容量拠出金基準単価

  • 損失率:関西電力送配電株式会社が定める高圧損失率
  • 基準額:12.98円
  • 需要家負担率:75%
  • 容量拠出金基準単価:1.3円

※当月電力調達費用は、JEPX スポット市場調達費や相対契約による調達費、およびこれらの調達手数料など、供給に際し必要な電力調達に係る費用の総額で、JEPXスポット市場価格、電力需要量によって変動
※容量拠出金単価は当月の容量拠出金(電力広域機関から通知された仮請求額を基に計算)ならびに当月の契約高の総量によって変動

    <高圧、特別高圧の場合の料金の補足>

  • 予備電力の料金(常時供給設備の補修または事故によって生じた不足電力の補給にあてるため、予備電線路により電気の供給を受ける場合)
    予備線料金:基本料金は電気の使用の有無にかかわらず、個別条件書に定めた予備線料金を適用し、従量料金に関しましては常時供給分と同じ金額を適用
    予備電源料金:基本料金は電気の使用の有無にかかわらず、電気需給契約書に定めた予備電源料金を適用し、従量料金に関しまし ては常時供給分と同じ金額を適用
  • 自家発補給料金(お客さまの責によりお客さまの発電設備等の補修または事故によって生じた不足電力の補給にあてるため、電気の供給を受ける場合)
    供給開始の時刻と終了の時刻とをあらかじめ当社に通知していただきます。ただし、事故その他やむをえない場合は、事後すみやかに当社に通知していただきます。また、必要に応じて、発電設備の運転に関する記録等の資料を当社に提出していただきます。
  • 基本料金は、個別条件書に定められた自家発補給電力使用時基本料金を適用(ただし、電気の供給を受けない場合は自家発補給電力未使用時基本料金を適用)

従量料金は、以下のとおりです。

使用日の前営業日の午前8時までに当社へ使用の通告を行った場合:個別条件書に定められた定期検査時の自家発補給電力従量料金を適用
上記以外の場合:個別条件書に定められた事故時の自家発補給電力従量料金を適用

主契約電力と自家発補給電力を同一計量する場合は、以下のとおりです。

  • 主契約電力と自家発補給電力を同一計量する場合で、その1月の最大需要電力が主契約電力をこえないとき:自家発補給電力を使用されなかったものとみなします。
  • 主契約電力と自家発補給電力が同一計量される場合で、自家発補給電力を使用されたときの自家発補給電力の最大需要電力は、次に該当するときを除き、原則として自家発補給契約電力とみなします。
  • i) 自家発補給電力を使用した際の最大需要電力が主契約電力と自家発補給契約電力の合計をこえ、かつ、超過の原因が自家発補給電力の超過であることが明らかな場合は、自家発補給電力の最大値をその1月の最大需要電力とみなします。

    ii) 自家発補給電力を使用した際の最大需要電力が主契約電力と自家発補給契約電力の合計をこえ、かつ、超過の原因が自家発補給電力の超過であることが明らかでない場合は、主契約電力と自家発補給契約電力との比であん分してえた値をその1月の最大需要電力とみなします。

  • 主契約電力と自家発補給電力が同一計量される場合の使用電力量は、自家発補給電力の供給時間中に計量された使用電力量から、次により決定する基準の電力に自家発補給電力の供給時間を乗じてえた値を差し引いたものとします。
    基準の電力は、原則として次のいずれかを基準として各時間帯別に決定するものといたします。この場合、いずれを基準とするかはあらかじめ負荷の実情に応じてお客さまと当社との協議によって定めておくものとし、自家発補給電力の使用のつど選択することはできません。
  • i)自家発補給電力の使用の前月または前年同月における主契約電力の各時間帯別の平均電力

    ii)自家発補給電力の使用の前3月間における主契約電力の各時間帯別の平均電力

    iii)自家発補給電力の使用の前3日間における主契約電力の各時間帯別の平均電力

  • 自家発補給電力の継続した使用期間を通算して自家発補給電力の使用電力量を算定することが不適当と認められる場合は、自家発補給電力の供給時間中の各時間ごとに使用電力量から基準の電力にその時間を乗じてえた値を差し引いた値の合計を使用電力量といたします。
  • 自家発補給電力の使用電力量は、原則として自家発補給電力の最大需要電力に自家発補給電力の使用時間を乗じてえた値をこえないものといたします。

こなんウルトラパワーのメリットと良い口コミ・評判

こなんウルトラパワーは企業向けの電気供給サービスで、個人の口コミなどが寄せられるサービスではありません。詳しい情報を知りたい人は、直接こなんウルトラパワーに問い合わせるのが良いでしょう。

こなんウルトラパワーの注意点と悪い口コミ・評判

こなんウルトラパワーに関して、ネット上で特に悪い口コミ・評判は聞かれませんでした。個人向けの電力小売サービスを提供していないため、料金やサービスに関する口コミがあまりない状況です。

こなんウルトラパワーがおすすめの人

こなんウルトラパワーは、電力料金を安くしたい企業向けのサービスです。こなんウルトラパワーでは「契約電力50kW以上の高圧、特別高圧のお客さま」が対象です。「オフィスビル、商業ビル、私立学校、予備校、幼稚園、カーディーラー、スポーツ施設、式場、各種チェーン店など」と案内しています。

これらの業種で、電気料金を安くしたい企業担当者の人は、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

こなんウルトラパワーのお申し込み方法

こなんウルトラパワーは企業向けの電力供給事業を行っており、一般家庭のお申し込みのように申し込みフォームに入力するだけでは契約できません。こなんウルトラパワーの電気需給約款では、「この需給約款および個別条件書(個別条件書が提示された場合のみ)を承認のうえ、当社が必要と判断する事項を明らかにして申込みをしていただきます」と案内しています。

契約のために必要な情報は、以下のとおりです。

    <契約のために必要な情報>

  • 直近1年間の月別の電気使用量や最大負荷(契約負荷設備、契約電流、契約容量および契約電力を決定する基準になる「1年間を通じての最大の負荷」を知るため)
  • 一般送配電事業者の供給設備の状況など(供給設備の工事を要する場合)

また保安などのために必要とされる電気については、その容量を明らかにし、予備電力の申し込みまたは保安用の発電設備の設置・蓄電池装置の設置など、必要な措置を講じなければいけません。詳細については、お申し込みの際に、こなんウルトラパワーの担当者に確認するのが良いでしょう。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • こなんウルトラパワーが倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

こなんウルトラパワーが倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、こなんウルトラパワーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

こなんウルトラパワーは、滋賀県湖南市を拠点に、法人向けの電力供給を行っている企業です。一般家庭向けの電力小売は行っていないため、簡単な料金プラン表などはありません。

企業がこなんウルトラパワーと契約する場合、その企業の電気の使い方によって、個別に契約内容を決めることになるでしょう。気になる人は、こなんウルトラパワーに個別にお問い合わせください。

こなんウルトラパワーでは「昼間に電力を使い夜間はあまり使わない、もしくはその逆という場合に、値引き率が大きくなります」と宣伝しています。昼と夜で電気使用量に差がある業態の企業は、一度問い合わせてみるのがおすすめです。

電気料金データベース【こなんウルトラパワー】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

こなんウルトラパワーによる電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてこなんウルトラパワーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
ご家庭向けプラン(従量電灯 A) 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県、福井県の一部、岐阜県の一部 関西電力管内管内 「ご家庭向けプラン(従量電灯 A)」の分析ページへ
店舗・事業者向けプラン(従量電灯 B) 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県、福井県の一部、岐阜県の一部 関西電力管内管内 「店舗・事業者向けプラン(従量電灯 B)」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
ご家庭向けプラン(従量電灯 A) 58203円/年 102997円/年 115343円/年 124602円/年 133861円/年 164725円/年
店舗・事業者向けプラン(従量電灯 B) 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 140702円/年 166442円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
ご家庭向けプラン(従量電灯 A)

見つかりませんでした。

店舗・事業者向けプラン(従量電灯 B)

見つかりませんでした。

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、こなんウルトラパワーの公式HPをご確認ください。
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