浜田ガスの電力サービスはおすすめ？電力プランの料金体系や評判について解説

物価高が続く昨今、少しでも家計を節約しようと、食費や交遊費などの節約に取り組んでいる人も多いでしょう。しかし、長期的な視野で節約に取り組むのであれば、散発的な出費よりも、継続した支払いが必要なライフラインに関する出費を節約することが大切です。

日常生活のなかで、定期的に支払い続けるライフラインの費用としては、水道料金、ガス料金、電気料金などが挙げられます。スマートフォンやPCの利用が当たり前となっている現代では、さらに通信費も加えられるでしょう。このなかでもとくに電気料金は、個人のライフスタイルに関わらず、ある程度の金額を支払い続けることになるケースが多い重要な費用です。

自身の世帯人数やライフスタイルに適した電力サービス・プランを選択すれば、電気料金の出費を大きく節約できる場合もあります。しかし、自身に合った電力サービス・プランを選択するためには、広くアンテナを張り、積極的に情報を集めなければいけません。今回は、浜田ガスが提供している電力サービスに焦点を当て、電力サービスの特徴や料金体系、評判などを解説します。

浜田ガスとは

浜田ガス（浜田ガス株式会社）は、昭和32年に島根県の浜田市で設立された企業です。翌年の昭和33年から都市ガスの供給を開始し、昭和37年からはプロパンガスの販売事業も展開しています。その後、浜田ガス水道工事株式会社や、浜田ビルメンテナンス株式会社などの関連会社を新設しつつ事業を継続し、平成19年には天然ガスの供給とオートガススタンド事業を開始しました。

平成22年には、太陽光発電システムの販売を開始し、電力関連事業に参入しています。そして、電力自由化にともない、平成28年には電力の小売事業を開始しました。また、令和3年には、島根の天然水「enamis -エナミズ-」を家庭に供給する宅配水事業も開始しています。

企業の基本方針としては、より良い暮らしと産業活動の効率化、安全確保と安全供給、変化する環境を的確に捉えてお客様の視点で物事を考えることなどを掲げています。また、環境行動指針の基本理念として定められているのは、ガスエネルギーの供給によって環境に優しい住みやすい都市づくりに取り組むこと、地域の環境活動を通じて環境規模の環境保全に貢献することです。

浜田ガスが提供している電力関連のサービスは、FIT期間の満了を迎える家庭などを対象にした太陽光発電電力の買い取り事業 と、家庭用電力供給サービスの「はまガス電気」の2種類です 。今回は、家庭向けの電力サービスである「はまガス電気」について、詳しく解説します。

浜田ガスが提供している「はまガス電気」の料金プラン

浜田ガスが提供している「はまガス電気」は、電気の使用量が多いほどお得になる料金体系が特徴の電力サービスです。実際の電気料金は、「基本料金」「従量料金×使用量」「燃料費調整額×使用量」「再生可能エネルギー発電促進賦課金×使用量」の合計で算出されます。

電力プランは、家庭用向けと事業所向けのものが提供されており、家庭用向けプランは「はまガス電気家庭用プラン」の1種類のみです。一方、事業者用には、従量電灯Aに相当する「ビジネスAプラン」、従量電灯Bに相当する「ビジネスBプラン」「低圧動力プラン」「高圧電力プラン」の4つのプランが用意されています。そのため、どちらかといえば、事業者用向きの電力サービスといえるかもしれません。

なお、ガス会社の提供する電力サービスのなかには、ガスとのセット契約でのみ割引が適用されるもの、ガスとセットでなければ契約できないものも存在しますが、「はまガス電気」にはそういった制限がありません。対象のエリアにさえ居住していれば、基本的には誰でもサービスの契約が可能です。

「はまガス電気」の対象エリア

浜田ガスは島根県に本社を置く企業であり、その電力サービスである「はまガス電気」は、中国電力の供給エリアを対象にしています。 中国地方の5県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県にお住まいの人であれば、基本的に「はまガス電気」の利用が可能です。 浜田ガスは、島根県の浜田市を中心にガスを供給しているので、ガス供給サービスの対象地域であれば、電力サービスも契約できると考えて良いでしょう。

「はまガス電気」の料金体系

一般家庭を対象とした「はまガス電気家庭用プラン」の概要と料金体系は、以下のとおりです。

【「はまガス電気家庭用プラン」の概要と料金体系】

なお、「はまガス電気」の公式サイトにある料金シミュレーターを用いると、特定の月の電力使用量から年間の電力使用量を概算し、そこから年間の電気料金を算出可能です。

1月の電気使用量をそれぞれ100kWh、200kWh、300kWh、400kWhに設定してシミュレーションした場合、年間の電力使用量と電気料金は、以下のような結果になります。

【「はまガス電気」の料金シミュレーション】

1月の電力使用量が100kWhの場合、シミュレーションによって算出された年間の使用量は、893kWhです。今回は基準となる月をすべて1月にしているので、電気使用量が2倍、3倍、4倍となった場合、年間の使用料も同様に2倍、3倍、4倍になるように計算されています。

一方、年間の電気料金は電気使用量に比例せず、電気を多く使うほどお得になっていきます。1月の電力使用量が100kWhの年間電気料金を1とした場合、使用量ごとの電力料金の比率は、以下のとおりです。

【使用量ごとの電力料金の比率】

なお、これらの金額は、あくまで特定の月の電力使用量のみを基準としたシミュレーションです。年間使用料や電気料金には、差異が生じる可能性もあります。また、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金については、考慮していません。

現在の電気料金に比べて、どの程度安くなるかについてより詳しく知りたい場合は、現在の支払金額や使用量がわかるものを用意したうえで、公式ホームページから問い合わせてみてください。

浜田ガスが提供している「はまガス電気」のメリットと良い口コミ・評判

浜田ガスが提供している「はまガス電気」について、そのメリットを確認していきましょう。電力自由化以降、多くの電気小売事業者・電力サービスが登場した昨今では、それぞれのサービスの良い点をしっかり把握したうえで、自身に合った電力プランを選択することが大切です。

「はまガス電気」については、以下のような良い口コミ・評判が見られました。

＜浜田ガスが提供している「はまガス電気」のメリットと良い口コミ・評判＞

• 電気使用量が増えるほど電気料金がお得になる
• 解約金・違約金・解約手数料がかからない
• 契約するプランの種類で悩む必要がない

電気使用量が増えるほど電気料金がお得になる

「はまガス電気」は、電力の使用量が増えれば増えるほど、お得になる料金体系を採用しています。そのため、大家族など電力使用量が多い世帯であれば、現在の電力サービスから乗り換えた際に、より大きな金額を節約できる可能性があるでしょう。

また、「はまガス電気」に乗り換えた際の電力使用量と電気料金は、現在の1ヶ月分の電力使用量さえわかっていれば、ホームページ上のシミュレーターを使って計算可能です。自分の世帯で、どの程度の金額が節約できるのかが手軽に把握できるので、電力プランを乗り換えるべきかどうかが判断しやすくなっています。

解約金・違約金・解約手数料がかからない

電気料金や付帯する特典でお得をアピールする電力サービスのなかには、一定期間の契約継続が義務付けられているものも多く見られます。そういった電力サービスと契約した場合、指定の期間内に解約するためには、解約金や違約金、解約手数料を支払わなければいけません。

仕事や家庭の都合で引っ越しが多い人は、新しく電力サービスと契約・解約するたびに、こういった費用を何度も支払うことになる場合もあるでしょう。

一方「はまガス電気」には契約期間の指定が存在しないので、どのタイミングで解約しても、解約金、違約金、解約手数料が発生しません。「はまガス電気」の供給範囲はそこまで広くないので、範囲外に引っ越す際の出費を気にする必要がない点は、大きなメリットだといえるでしょう。

契約するプランの種類で悩む必要がない

電力自由化が実施された平成28年以降、電力小売事業者の数は大きく増加し、同時に家庭用の電力サービスの選択肢も大幅に広がりました。それぞれの電力サービス・プランは、独自のメリットや強みを打ち出してお得さや利便性をアピールしているので、どの電力サービス・プランと契約すれば良いか悩んでしまう人も少なくありません。

なかには、比較や検討に時間をかけて悩んだものの、結局乗り換えに踏み切れず、今も高額な電気料金を支払い続けている人もいるでしょう。

一方「はまガス電気」で用意されている家庭用の料金プランは「はまガス電気家庭用プラン」のみであり、電力使用量や電圧によるプランの違いは存在しません。お得な要素は電気料金の割引のみであり、外部で使えるポイントの付与や特殊なサービスの実施などの特典はないので、自身にとってのメリットの有無や程度を判断しやすいでしょう。

浜田ガスが提供している「はまガス電気」の注意点と悪い口コミ・評判

次は「はまガス電気」の注意点について確認していきましょう。多くの電力サービスや電力プランは、そのメリットや優位性をホームページなどで強くアピールしています。しかし、メリットばかりに気を取られていると、乗り換えで生じるデメリットやサービスの注意点に気付けない可能性もあるので、注意が必要です。

「はまガス電気」については、以下のような悪い口コミや評判が見られました。

＜浜田ガスが提供している「はまガス電気」の注意点と悪い口コミ・評判＞

• 利用可能な地域があまり広くない
• 電力サービスに付帯する特典が少ない
• 公式サイトに掲載されている情報が少ない

利用可能な地域があまり広くない

「はまガス電気」のサービスが利用できるのは、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県など、中国電力の電力供給エリアに限られています。そのため、ほかの地方に住んでいる人は、そもそもサービスの契約ができません。新電力供給サービスのなかには、ほかの地域に特化したものや、日本全域をカバーしているものもあるので、自身の居住地域に合った別のサービスを選ぶことになるでしょう。

利用可能な地域が狭いことは、転勤などで引っ越しが多い人にとって、とくに大きなマイナスポイントとなります。メリットの点で述べたように、「はまガス電気」を解約しても解約金や違約金は発生しません。しかし、供給エリア外に引っ越す際は、「はまガス電気」の解約手続きと、新たな電力サービスの契約手続きが必要です。

引っ越し先で自身に合う新たな電力サービスをあらためて探すのにも、時間と手間がかかります。こういった点を面倒だと感じる人は、最初から広域をカバーしている電力サービスを選んだほうが良いかもしれません。

電力サービスに付帯する特典が少ない

大手電力会社のサービスと「はまガス電気」を比較した場合、乗り換えるメリットは電気料金がお得になる点のみです。ほかの新電力サービスに多く見られるポイントの付与や、関連するサービスの割引といった特典は存在しません。そのため、現在の電気料金にあまり不満を感じていない人や、シミュレーションであまり電気料金が安くならない結果が算出された人は、あえて「はまガス電気」の乗り換えるメリットは少ないでしょう。

電気料金が安くなるシミュレーション結果が出た場合でも、ほかの特典を含めて総合的に考えると、乗り換えのメリットが少ない、あるいは逆にデメリットが生じるケースがあるかもしれません。電気料金以外の特典の重要度は定量的な比較が難しいので、自身や家族のライフスタイルを考慮して、どのサービス・プランを利用するか決めるようにしましょう。

公式サイトに掲載されている情報が少ない

「はまガス電気」の公式ホームページは、ほかの新電力系の電気供給サービスに比べると、掲載されている情報が少なめです。疑問を解決するQ&Aのコーナーは設けられていますが、本来はガスを取り扱う会社でもあり、電力サービスに関する質問はあまり多くありません。

「はまガス電気」は先述したとおり、付帯する特典などがないシンプルな電力サービスです。ホームページもシンプルになっているため、掲載内容だけでは知りたい情報がすぐにはわからない可能性もあります。そのため、サービスの利用を不安に感じる人もいるでしょう。料金計算シミュレーターや個別の問い合わせ窓口は設置されているので、料金やサービスの詳細が知りたい人は、そちらを活用してみてください。

浜田ガスが提供している「はまガス電気」がおすすめの人

ここまで解説してきたサービスの特徴やメリット、注意点を考慮し、「はまガス電気」がどのような人におすすめなのかを解説します。今回は「はまガス電気」がおすすめの人として、3つの特徴をピックアップしました。

以下のポイントに当てはまる人は、「はまガス電気」を電力サービスの乗り換え先候補として、検討してみると良いでしょう。

＜浜田ガスが提供している「はまガス電気」がおすすめの人＞

• 中国電力の供給地域、とくに浜田市付近に居住している人
• 浜田市付近への引っ越しの予定がある人
• 世帯の電力使用量が多い人
• シンプルに電気料金が安くなるプランに乗り換えたい人

中国電力の供給地域、とくに浜田市付近に居住している人

浜田ガスは、島根県浜田市周辺におけるガス供給事業を基幹事業とする企業であり、その電力サービスである「はまガス電気」は、浜田市を中国電力の管轄エリアの対象としています。 そのため、現在、浜田市付近に住んでいる人は、乗り換え手続きを行うだけで「はまガス」電気のサービスが利用可能です。

とくに現在、浜田ガスの都市ガスやLPガスを利用している人は、まったく関わりがない企業の電力サービスを選ぶよりも、安心して乗り換えを決めやすいかもしれません。

浜田市付近への引っ越しの予定がある人

「はまガス電気」は、ガスの同時契約といった契約条件がとくに設定されていないので、これから浜田市付近へ引っ越す予定の人でも、引っ越し後にすぐ利用可能です。契約期間の指定がなく、消費者の一存で解約しても解約金や違約金は発生しないので、再度引っ越す可能性がある人でも安心して契約できます。

「はまガス電気」の契約を検討する際は、引っ越し先が対象エリアに含まれているかどうか、ホームページのお問い合わせからあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

世帯の電力使用量が多い人

「はまガス電気」の「はまガス電気家庭用プラン」は、電力使用量が多くなるほど、電気料金の割引率が多くなる料金体系を採用しています。そのため、一人暮らしの人よりも、家族で暮らしている世帯人数が多い人にとくにおすすめです。

電力料金の概算は、ホームページのシミュレーターでも算出できるので、乗り換えた場合はどの程度電気料金が安くなるのか、確認してみると良いでしょう。

シンプルに電気料金が安くなるプランに乗り換えたい人

新電力系の電力サービス・プランには、電気料金のほかに、ポイントの付与や連動するサービスの割引など、さまざまな付帯特典がついてくるものが多く見られます。しかし、これらの付帯特典は、誰にとってもメリットになるわけではありません。付与されるポイントを使う機会がない人や、連動するサービスを利用しない人にとっては、せっかくの特典が宝の持ち腐れになってしまう場合もあります。

また、特典をフル活用するためには、電気とガスをセットで契約したり、節電目標を達成したりするなど、特定の条件を満たさなければいけない場合もあります。家計の節約を目的として、単純に電気料金が安くなる電力サービスを探している人にとっては、こういった付帯特典は効果がわかりづらく、逆にノイズとなってしまうでしょう。付帯特典が多いほど、複数社のメリットを比較するのも難しくなってしまうので、結局は現状維持を選択してしまう場合もあるかもしれません。

その点、「はまガス電気」のメリットは、シンプルに電気料金の割引のみです。割引の適用に制限や条件はなく、誰でも恩恵が受けられます。ガス会社が提供する電力サービスではありますが、ガスといっしょに契約しなければいけないといった制約もありません。そのため、単純に電気料金だけを比較して、電力サービスの種類を決めたい人におすすめです。

浜田ガスが提供している「はまガス電気」のお申し込み方法

最後に、浜田ガスの「はまガス電気」に契約を申し込み、利用を開始するまでの流れについて解説します。「はまガス電気」には、家庭向けのプランと事業向けのプランが用意されていますが、今回は家庭用向けの「はまガス電気家庭用プラン」についてのみ解説します。

「はまガス電気家庭用プラン」を利用するまでに必要なプロセスは、以下の4段階です。

＜浜田ガスが提供している「はまガス電気」のお申し込み方法 ＞

• ①申し込み
• ②契約
• ③スマートメーターの交換
• ④利用開始

それぞれを具体的に見ていきましょう。

①申し込み

「はまガス電気」を利用するためには、まず電話かホームページの問い合わせフォームを使っての申し込みが必要です。申し込みをすると、浜田ガスの営業担当者が訪問し、無料で電気料金のシミュレーションを行います。

検針票や請求書などの資料があれば、現在の契約プランや電力使用量がわかり、より正確なシミュレーションが可能です。可能であれば、あらかじめ手元に用意しておきましょう。

②契約

シミュレーションに納得した場合は、申込書に必要事項を記入して契約を締結します。契約の際は、認印と直近の電気料金請求書が必要になります。また、後述するスマートメーター交換工事を行う場合は、連絡担当者の記入も必要です。申込書に記入された内容に基づいて、浜田ガスがスイッチングの申し込みを行うので、利用者が現在の契約先に連絡し、解約手続きをする必要はありません。

③スマートメーターの交換

スマートメーターが設置されていない家庭が「はまガス電気」と契約した場合は、スマートメーターへの交換工事が必要になります。スマートメーターの交換は屋外で行われるので、屋内工事は必要ありません。交換工事にかかる費用は、基本的に無料です。

④利用開始

契約とスマートメーターの交換工事が終了すると、所定の日程で自動的に「はまガス電気」の利用が開始されます。利用者側で何かしらの連絡や手続きを行う必要はありません。利用開始日は、スマートメーターの設置後に、現在の契約電力会社が行う最終検針日以降の日程になります。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

• 電気プランの切替で電気の品質は変わる？
• 電気プランの切替で停電の頻度は変わる？
• 浜田ガスが倒産した場合は電気がとまる？

電気プランの切替で電気の品質は変わる？

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる？

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁（消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体）は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています（ご参考）。

浜田ガスが倒産した場合は電気がとまる？

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、浜田ガスが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者（みなさま）としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること（最終保障供給）が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

電力サービスの乗り換え先を探す際は、家庭の電力使用量、電気料金の計算方法、付帯特典など、さまざまな側面からそれぞれのサービス・プランのメリットや注意点を分析し、比較・検討することが大切です。候補が多い場合は、個々の条件に優先順位をつけて探すと、自身に合ったサービス・プランが探しやすくなるでしょう。

今回解説した浜田ガスは、島根県浜田市を中心として、都市ガスとLPガスを供給する地域密着型のガス会社です。電力サービスである「はまガス電気」も、中国電力管内の比較的狭いエリアを対象にしています。そのため、まずは自身の居住地域がサービスの対象地域であるかを確認してから、電気料金などサービスの内容面を比較することをおすすめします。

自身にとって、どんな電力サービス・プランが理想的なのかを明確にし、後悔のない乗り換えをしてみてください。

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

浜田ガスによる電気料金プランの提供エリアは？

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて浜田ガスが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は？

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています（ご参考））。

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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし（30A相当、月間210kWh）、二人暮らし（40A相当、月間360kWh）、三人暮らし（50A相当、月間400kWh）、四人暮らし（50A相当、月間430kWh）、五人暮らし（60A相当、月間460kWh）、六人暮らし（60A相当、月間560kWh）を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは？

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

• 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、浜田ガスの公式HPをご確認ください。