沖縄電力の電気プランの特徴とは?評判やメリット・デメリットを解説
沖縄電力が提供する電気プランの特徴について、特徴やメリット・デメリット等を解説いたします。皆様の電気料金プランのご検討材料としてお役に立てていただけますと幸いです。なお、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトではオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
沖縄電力について
沖縄県に住むなら、電力の供給先として「沖縄電力」を候補に入れる人も多いはず。しかしながら、沖縄電力について名前は聞いたことがあるものの、詳細まで知っている人は少ないでしょう。
そこで今回は沖縄電力について、概要やメリット、契約する際の注意点をまとめました。料金プランと申し込み方法についても詳しく解説しています。電力の供給先について迷っているなら、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
沖縄電力とは
沖縄電力とは、沖縄県浦添市に本店を置く「沖縄電力株式会社」が展開している電力サービスです。口座振替をはじめ、クレジットカードや振込用紙の利用などから好きな支払方法を選択できます。
【沖縄電力の概要表】
提供会社 | 沖縄電力株式会社 |
---|---|
本店所在地 | 沖縄県浦添市牧港五丁目2番1号 |
設立日 | 昭和47(1972)年5月15日 |
資本金 | 75億8,600万円 |
売上高(2022年度) | 2,235億1,700万円 |
提供エリア(電気) | 沖縄県 |
セット割 | なし |
オール電化対応プラン |
|
解約違約金 | なし |
支払方法 |
|
沖縄電力は料金プランの種類が多く、オール電化住宅に対応したプランも2種類から選択可能です。沖縄本島はもちろん、36ある有人島にも電気を供給しており、沖縄県全域に住む人々のインフラを支えています。
沖縄電力のグループ企業では、太陽光パネルや蓄電池の設置サービスを実施していて、初回の設備の取り付ける費用が一切かかりません。電気を使用するだけでポイントがたまるお得なサービスも魅力的です。
- オール電化住宅向けの料金プランが複数ある
- 沖縄本島だけでなく離島でも沖縄電力を利用できる
- 太陽光パネルや蓄電池の設置費用が無料
- 契約するとポイントがたまってお得
<沖縄電力のおすすめポイント>
沖縄電力の料金プラン
沖縄電力が提供している主な料金プランは、以下の6つです。
- 一般家庭かつ電気を毎月300kWh前後使う人には「グッドバリュープラン」がおすすめ
- ポイントをためながらお得に電気を使いたい人には「従量電灯plus」がおすすめ
- オール電化住宅にお住まいで、平日に電気を使わない人には「Eeホームホリデー」がおすすめ
- オール電化住宅にお住まいで、平日の昼間に電気を使う人には「Eeホームフラット」がおすすめ
- 電気を毎月400kWh以上使用する人には「プレミアムバリュープラン」がおすすめ
- 夜間に電気を使用する人には「時間帯別電灯」がおすすめ
ここからは、各料金プランの特徴について、詳しく解説していきます。
グッドバリュープラン
グッドバリュープランは、一般家庭向けとして提供されている料金プランです。従量電灯を利用中の方は、申し込み手続きを行えばグッドバリュープランに変更できます。電話もしくはインターネットから申し込めますので、パソコンやスマートフォンなど機械の操作を苦手とする方でも申し込みしやすいです。
【グッドバリュープランの料金単価】
区分 | 料金単価 | |
---|---|---|
最低料金 ※1契約につき |
~10kWhまで | 640円75銭 |
電力量料金 ※1kWhあたり |
10kWh超え~120kWhまで | 40円07銭 |
120kWh超え~300kWhまで | 45円13銭 | |
300kWh超え~ | 46円46銭 |
従量電灯の料金単価と比べると、電力使用量が120kWhを超えた際の料金単価が安く設定されており、毎月ある程度の電気を使用する人に向いています。グッドバリュープランが適用されるタイミングは、申し込み完了後に初めて検針を行った日です。
グッドバリュープランは検針票の発行対象外のため、 電力使用量を確認したいときには「電気ご使用実績紹介サービス」への加入が求められます。なお、支払方法が口座振替かクレジットカードに限定されており、離島にお住まいの人は契約できないので注意してください。
従量電灯plus
従量電灯plusはグッドバリュープランと同じく、一般家庭向けの電力プランです。従量電灯とは異なり、使用した電力量に応じてポイントがたまる仕組みとなっています。
【従量電灯plusの料金単価】
区分 | 料金単価 | |
---|---|---|
最低料金 ※1契約につき |
~10kWhまで | 640円75銭 |
電力量料金 ※1kWhあたり |
10kWh超え~120kWhまで | 40円07銭 |
120kWh超え~300kWhまで | 45円61銭 | |
300kWh超え~ | 47円59銭 |
料金単価は3段階に分けられており、すべて従量電灯と同一金額に設定されています。使用電力量が同じなら、従量電灯よりもポイントをためられる従量電灯plusのほうがお得です。
なお、従量電灯plusを利用する場合は、沖縄電力が提供している「おきでん会員サイト」への事前登録が必要です。登録することで、好きなタイミングで月々の電力使用量をチェックできるようになります。
Eeホームホリデー
Eeホームホリデーは、電気温水器あるいはエコキュートなどを使用している家庭向けの料金プランです。夜間の電気料金が安く設定されているため、夜から朝にかけて電気を使用する機会が多い方に適しています。共働きで平日の日中は自宅にいない方や、遅い時間に洗濯機や掃除機などを使用することの多い方にも向いています。
【Eeホームホリデーの料金単価】
区分 | 料金単価 | ||
---|---|---|---|
基本料金 ※1契約につき |
1,717円10銭 | ||
電力量料金 ※1kWhあたり |
昼間の時間帯 | 夏 | 56円41銭 |
春・秋・冬 | 52円92銭 | ||
生活時間 | 44円24銭 | ||
夜間 | 28円66銭 | ||
Eeプラン割引 ※1契約につき1ヶ月で最高3,300円まで |
-割引対象金額×10% |
※夏:7月1日~9月30日
※昼間の時間帯:平日の10~17時
※生活時間:平日の7~10時、17~23時、休日の7~23時
※夜間:23~翌朝7時
Eeホームホリデーの料金単価を見てみると、昼間の時間帯と夜間の時間帯で電力量料金の単価が最大で約2倍になっています。そのため、どの時間帯に電気を使用することが多いのか、正確に調査してから契約しないと損をするおそれがあるので注意しましょう。
また、お住まいの給湯・厨房そして冷暖房に関する設備が、すべて電気で稼働するタイプである場合、Eeプラン割引が適用されます。オール電化住宅であればさらにお得に電気が使えます。
Eeホームフラット
Eeホームフラットは、Eeホームホリデーと同じく電気温水器やエコキュートを自宅に設置している方に適した料金プランです。電力量料金は昼間と夜間の2パターンに分類されており、Eeホームホリデーの料金単価は、シンプルでわかりやすいです。
【Eeホームフラットの料金単価】
区分 | 料金単価 | |
---|---|---|
基本料金 ※1契約につき |
1,717円10銭 | |
電力量料金 ※1kWhあたり |
昼間 | 46円19銭 |
夜間 | 28円66銭 | |
Eeプラン割引 ※1契約につき1ヶ月で最高3,300円まで |
-割引対象金額×10% |
※昼間は7~23時、夜間は23~翌朝7時
Eeホームフラットは夜間に比べて昼間の料金単価が高く設定されているものの、Eeホームホリデーの昼間の料金単価と比較すると単価は安いです。10~17時に電気を使用する機会が多い方、たとえば専業主婦がいる家庭や高齢者がお住まいの住宅なら、Eeホームフラットの契約をおすすめします。
また、Eeホームフラットもオール電化住宅の電気料金がお得になるEeプラン割引の対象です。オール電化対応の家にお住まいであれば、割引価格で電気を使用できますよ。
プレミアムバリュープラン
プレミアムバリュープランは、電力使用量が400kWhを超えるまで料金が一定額の料金プランです。最低でも毎月400kWhは電気を使用しないと損になるため、1ヶ月あたりの電力使用量が400kWhを超える人以外にはおすすめできません。
【プレミアムバリュープランの料金単価】
区分 | 料金単価 | |
---|---|---|
基本料金 ※1契約につき |
~400kWhまで | 17,506円30銭 |
電力量料金 ※1kWhあたり |
400kWh超え~ | 43円49銭 |
ほかの料金プランと比較して、プレミアムバリュープランの料金単価は非常にシンプルなのが特徴です。400kWhを超えた部分の料金単価は43円49銭と安めに設定されているため、大量に電気を使用する方であれば、お得に感じられます。
時間帯別電灯
時間帯別電灯は夜間の料金単価が安く、夜遅くから朝まで電気を使うことが多い人向けの料金プランです。夜型の生活を送る人はもちろん、タイマーをセットして就寝中に炊飯器などの家電を使う人も、月々の電気料金がお得になります。
【時間帯別電灯の料金単価】
区分 | 料金単価 | ||
---|---|---|---|
基本料金 ※1契約につき |
925円10銭 | ||
電力量料金 ※1kWhあたり |
昼間 | ~90kWhまで | 43円63銭 |
90kWh超え~230kWhまで | 50円06銭 | ||
230kWh超え~ | 52円35銭 | ||
夜間 | 29円53銭 | ||
5時間通電機器割引 ※1kWhあたり |
220円00銭 | ||
通電制御型夜間蓄熱式機器割引 ※1kWhあたり |
165円00銭 |
※昼間:7~23時、夜間:23~翌朝7時
時間帯別電灯は、電力使用量によって昼間の料金単価が3段階で変わります。とくに230kWhを超えた際の料金単価は52円35銭と高めに設定されているので、電気を多く使用する夏には、月額料金が高くなりやすいです。
時間帯別電灯は、夜間の料金単価の安さが魅力です。夜間は電力使用量が多くても料金単価は変動しないため、日中に使用している電力を夜間にシフトできる、あるいは普段から23時以降を中心に電気を使っている方に適しています。
沖縄電力のメリットと良い口コミ・評判
沖縄電力を契約することで得られるメリットには、次のものがあります。
- オール電化向けの料金プランがある
- 離島にお住まいの人でも利用できる
- 太陽光+蓄電池の初期設置が無料
- お得なポイントをためられる
<沖縄電力のメリット>
それぞれのメリットについて、X(旧:Twitter)の口コミや評価を交えつつ見ていきましょう。
オール電化向けの料金プランがある
沖縄電力には、オール電化に適した料金プランが複数あり、メインで電気を使用する時間帯に合わせて選ぶことで、月額料金がお得になります。オール電化対応の料金プランについて、特徴を含めてあらためてご紹介します。
- Eeホームホリデー:朝と夜、休日の昼間の料金単価が割安
- Eeホームフラット:日中の料金単価が割安
<オール電化向けの料金プラン>
また、EeホームホリデーおよびEeホームフラットを契約した人がオール電化住宅にお住まいの場合、月々の電気料金が10%オフになるお得なサービスを利用できますよ。1契約につき3,300円という上限はありますが、割引になるのは毎月のことなので、年間を通して電気を安く利用できます。
なお、沖縄電力の料金プラン「Eeらいふ」は、すでに新規加入受付を終了しています。EeホームホリデーまたはEeホームフラットから、好きな料金プランを選択してください。
離島にお住まいの人でも利用できる
沖縄電力は離島向けの料金プランもあるため、離島にお住まいの方でも安心して契約できます。離島向けの料金プランとして実施されているのは、以下の3種類です。
- 従量電灯
- Eeらいふ
- 時間帯別電灯
<沖縄電力の離島向け料金プラン>
従量電灯は一般的な料金プランで、契約している方が多いです。電灯か小型機器の総容量が50kWを下回る場合に契約できます。
Eeらいふは、お住まいに電気温水器あるいはエコキュートを設置している人が対象の料金プランです。朝と夕、休日の一部時間帯に使用する電気の料金単価が安く設定されており、工夫次第で電気料金を節約でき、オール電化住宅なら月々10%の割引が適用されます。
時間帯別電灯は本島向けの料金プランと同じ内容で、夜間の料金単価が安く設定されています。電気を使用する時間帯が夜間に集中している人向けの料金プランです。
なお、口コミでは沖縄県に台風が接近により、被害が発生する可能性がある場合は、沖縄電力が離島に復旧対応要員を派遣するそうです。
沖電さん、台風の被害が予想される離島へは停電復旧要員を事前に派遣するらしいんだけど、今回のようにほぼ県内全域が暴風域に入った時はやりくり大変そうだな…
— タウンパルやまだ / ㈲山田書店(石垣島) (@ishigakiybooks) August 6, 2023
停電が発生したときに、素早く対応にあたってくれるのであれば、離島にお住まいの人も安心ですね。
太陽光+蓄電池の初期設置が無料
沖縄電力のグループ会社「沖縄新エネ開発株式会社」では、太陽光パネルと蓄電池の初期設置にかかる費用を無料にするサービス「かりーるーふ」を実施中です。災害が発生して沖縄電力の電気を使えなくなったとしても、太陽光パネルや蓄電池をもとに自家発電できるため、非常用電源として役立ちます。
かりーるーふ単体だけでも年間4,000~13,000円ほどお得になりますが、EeホームホリデーやEeホームフラットと併用すれば、さらにお得です。年間で約最大50,000円も光熱費が安くなる可能性があります。
また、設備のメンテナンス費用は沖縄電力グループが負担してくれるため、契約した人の負担金はありません。年間の支出が減り、なおかつ非常用電源の備えもできる、まさに良いこと尽くめのサービスといえるでしょう。
お得なポイントをためられる
沖縄電力が実施している「おきでんEポイントサービス」は、電気料金200円につき1ポイントが付与されるもので、お得にポイントをためられます。毎月1万円程度の電気料金を支払っている人であれば、1年間に600ポイント近くたまります。ログインやコラムの閲覧、アンケートの回答などもポイント付与の対象です。
たまったポイントは沖縄県内のスーパーなどで使える商品券との交換をはじめ、スポーツチームや環境活動団体などへの寄付に利用できます。Xでは、ためたポイントで抽選に応募し、お食事券を当てた人の口コミが見つかりました。
沖縄電力のポイ活
ポイントで応募ぼちぼちやってたら
当選した。
やったー🙌
6月に江戸行く前に
美味しいお酒とご飯食べて
出発しようかなぁ🛫
電気代もバカにならないから
登録してない人おすすめ(無料)#おきでん#那覇空港#おきでんmoreEで当たった#ヘリオスブルーワリー#沖縄電力#ポイ活 pic.twitter.com/0sbhD7APwj— nagi🥔🌻 (@aikopotato1122) April 28, 2023
ポイントを受け取る条件は「おきでんmore-E会員」に入会し、対象の料金プランを登録するだけです。沖縄本島および離島に住み、なおかつ対象の料金プランを利用していれば登録できます。
沖縄電力の注意点と悪い口コミ・評判
沖縄電力に対する評判は良いものだけでなく、悪い内容もいくつか存在します。沖縄電力と契約するときに注意すべきなのは、以下の3点です。
- 供給エリアが限られている
- 離島向け料金プランが若干高めに設定されている
- 代理店による訪問販売がしつこいかも
<沖縄電力の注意点>
供給エリアが限られている
沖縄電力は沖縄本島および有人離島に電気を供給しており、そのほかのエリアは供給対象外です。他県へ引っ越す場合、沖縄電力との契約を継続することはできません。
ただし、限定的とはいえ現状は沖縄県全体で沖縄電力が提供する電気を使用できています。沖縄県外へ移り住むときには別の電力サービスへ乗り換えるなどの対策をしましょう。
離島向け料金プランが若干高めに設定されている
沖縄電力の料金プランは、本島向けより離島向けのほうが高額になる傾向にあります。電力使用量が同じでも電気料金は高くなるため、離島に住む人はデメリットが大きいと感じるでしょう。
【Eeホームホリデー(本島向け)とEeらいふ(離島向け)における電力量料金の比較】
区分 | 料金単価 | |||
---|---|---|---|---|
Eeホームホリデー | Eeらいふ | |||
電力量料金 | 昼間の時間帯 | 夏 | 56円41銭 | 57円28銭 |
春・秋・冬 | 52円92銭 | 53円79銭 | ||
生活時間 | 44円24銭 | 44円55銭 | ||
夜間 | 28円66銭 | 29円53銭 |
実際に、昼間以外の時間帯の料金単価が安く設定されている料金プラン2種類を比較したところ、離島向けプランは全体的に料金単価が高いことがわかりました。
ただし、Eeらいふには「5時間通電機器割引」として1kWあたり220円、「通電制御型夜間蓄熱式機器割引」として1kWあたり165円の割引特典が設けられているなど、電気料金を安く抑える工夫がされています。割引を考慮して、実際にどの程度の月額料金になるか調べることをおすすめします。
代理店による訪問販売がしつこいかも
代理店の訪問販売がしつこい可能性がある点も、沖縄電力に関する注意点です。実際に代理店の営業社員が訪ねてくる可能性は0ではありませんが、沖縄電力および代理店と関係のない業者による訪問である可能性も否定できません。
沖縄電力いわく、グループ会社を装って不当請求や勧誘を行っている業者が存在しているそうです。不審に感じたときは身分証明書もしくは業務委託証明書の提示を求めるとともに、沖縄電力に問い合わせましょう。
沖縄電力がおすすめの人
本記事でご紹介してきた内容をふまえ、沖縄電力をおすすめしたい人は以下のとおりです。
- オール電化にお住まいの人
- 沖縄本島や離島にお住まいの人
- お得なポイントをためたい人
<沖縄電力がおすすめの人>
おすすめの理由などを簡単にまとめました。
オール電化にお住まいの人
沖縄電力が提供する料金プランの一部はオール電化住宅に対応しているため、オール電化にお住まいなら契約してもいいでしょう。オール電化住宅専用の割引サービスも受けられるので、毎月お得に電気を使用できます。
沖縄本島や離島にお住まいの人
沖縄電力は、沖縄本島はもちろん36もの有人離島に電気を供給しており、沖縄本島や離島に住む人にもおすすめです。電気の安定供給を目的として設備の保全および増強に努めているため、離島でも安心して電気を使用できます。
お得なポイントをためたい人
ポイントをお得にためたいなら、月々の電気料金に応じてポイントがたまる沖縄電力との契約が適しています。たまったポイントは1ポイント=1円で買い物用のポイントに交換できたり、応援している地元のスポーツチームに寄付したりと、さまざまな方法で活用できます。ポイントのため方も豊富なので、少しでもお得に電気を利用したい人は検討してみてください。
沖縄電力のお申し込み方法
沖縄電力に申し込む際は、以下の順番で手続きを行います。
①契約している電力サービスとの契約情報を準備する
「供給地点特定番号(もしくは契約者番号)」と「供給地点特定番号」を準備しておくと、申し込み手続きがスムーズにすすみます。契約している電力会社の名称と契約者の氏名、電気を使用する住所を確認しておきましょう。
②電話または公式サイトから申し込む
電話で申し込む場合は、沖縄電力コールセンター「0120‐586‐391」に連絡します。プレミアムバリュープランに申し込みたいときは「0120‐586‐025」に電話しましょう。
公式サイトから申し込みたいときは、沖縄電力公式サイトの「個人のお客さま」から「他社から沖縄電力への契約切替え」を選択します。画面をスクロールし、該当する料金プランを選んで申し込みフォームに移動しましょう。
なお、公式サイトから申し込める料金プランは従量電灯とグッドバリュープラン、プレミアムバリュープランの3種類です。ほかの料金プランを申し込むなら、沖縄電力コールセンターに問い合わせてください。
③専用フォームに必要事項を入力し、送信(公式サイトを利用時)
専用フォームにアクセスしたら、供給地点特定番号や住所、契約者名など必要事項を入力します。必須項目をすべて埋めたら内容を確認し、送信して申し込み完了です。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
電気プランの乗り換え時によくある疑問や質問をまとめました。
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 沖縄電力が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
沖縄電力が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、沖縄電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
沖縄電力は離島を含む沖縄県全体に電力を供給しており、有人離島にお住まいの人も安心して電気を使用できます。グッドバリュープランや従量電灯plusにくわえてオール電化対応など、さまざまな料金プランがあるところが特徴です。
沖縄電力にはポイントがお得にたまる点や太陽光パネルなどの初期設置費用が免除されるなどのメリットがある一方で、離島向けの料金プランが少し高いといった注意点もあります。沖縄県内にお住まいの人、あるいはポイントをお得にためたい人はぜひ沖縄電力との契約を検討してみてください。
沖縄電力による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて沖縄電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
従量電灯 | 沖縄県 | 沖縄電力管内管内 | 「従量電灯」の分析ページへ |
従量電灯plus | 沖縄県 | 沖縄電力管内管内 | 「従量電灯plus」の分析ページへ |
時間帯別電灯 | 沖縄県 | 沖縄電力管内管内 | 「時間帯別電灯」の分析ページへ |
グッドバリュープラン | 沖縄県(一部離島を除く) | 沖縄電力管内管内 | 「グッドバリュープラン」の分析ページへ |
Eeホームホリデー | 沖縄県(一部離島を除く) | 沖縄電力管内管内 | 「Eeホームホリデー」の分析ページへ |
Eeホームフラット | 沖縄県(一部離島を除く) | 沖縄電力管内管内 | 「Eeホームフラット」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
従量電灯 | 110180円/年 | 193937円/年 | 216843円/年 | 234022円/年 | 251201円/年 | 308465円/年 |
従量電灯plus | 110180円/年 | 193937円/年 | 216843円/年 | 234022円/年 | 251201円/年 | 308465円/年 |
時間帯別電灯 | 115127円/年 | 194987円/年 | 216891円/年 | 233320円/年 | 249748円/年 | 304509円/年 |
グッドバリュープラン | 109661円/年 | 192087円/年 | 214450円/年 | 231223円/年 | 247995円/年 | 303903円/年 |
Eeホームホリデー | 132467円/年 | 212360円/年 | 233665円/年 | 249644円/年 | 265622円/年 | 318884円/年 |
Eeホームフラット | 124091円/年 | 198000円/年 | 217710円/年 | 232492円/年 | 247274円/年 | 296547円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
従量電灯 |
見つかりませんでした。 |
従量電灯plus |
|
時間帯別電灯 |
|
グッドバリュープラン |
見つかりませんでした。 |
Eeホームホリデー |
|
Eeホームフラット |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電力会社の切替でデメリットはあるの?
電力は公共インフラであり、止まったり品質が悪くなると、生命の危機に繋がるケースも多々あるので、電力会社を切り替えてもこれまでと全く同じ電気が届けられるようになっています。ただ、あえてデメリットを挙げるとすると「違約金」と「倒産リスク」が存在します。
よくある質問① 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
よくある質問② 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
よくある質問③ 電気プランの切替で違約金は発生する?
現状、解約料が無料の電力会社も多いですが、一部の電力会社は違約金を設定しており、例えば1年以内の解約で〇〇〇〇〇円といった出費につながることがあります。そのため、公式HPにて最新の情報をご確認の後、契約することをお勧めいたします。
よくある質問④「沖縄電力」が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、「沖縄電力」が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、沖縄電力の公式HPをご確認ください。