九州電力(きゅうでん)の口コミ・評判はどう?メリットと注意点、おすすめの人とは
だれもが自由に電力会社を選べる時代になり、さまざまな電力サービスを比較・検討するなかで、「九州電力」が気になっている人もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、九州電力の電気サービスの料金プランやメリット、注意点などをくわしくまとめました。九州電力との契約をおすすめしたい人の特徴や申し込み方法についても解説しています。この記事を参考に、ご自身に合った電力会社を見つけてくださいね。
九州電力(きゅうでん)とは
九州電力(きゅうでん)の電気とは、福岡県福岡市中央区に本店を構える「九州電力株式会社」による電力サービスのことです。福岡県や佐賀県など九州地方に広く対応しており、オール電化向けの料金プランも提供しています。
【九州電力の概要表】
提供会社 | 九州電力(九州電力株式会社) |
---|---|
本店所在地 | 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 |
設立日 | 昭和26(1951)年5月1日 |
資本金 | 2,373億円 |
売上高(2022年度) | 22,213億円 |
提供エリア(電気) | 福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県 |
セット割 | 電気とガスのセット契約で100~5,000円割引 |
オール電化対応プラン | 電化でナイト・セレクト |
解約違約金 | 割引分の清算(スマートファミリープランおよびスマートファミリープラン[ガスセット]を、2年未満で解約した場合) ほかの料金プランは無料 |
支払方法 |
|
九州電力は電気だけでなくガスも供給しており、両方を契約することで料金が割引になるサービスを受けられます。解約違約金は基本的に発生しないため、九州電力の電気料金プランに不満が生じたときは、他社に乗り換えやすいです。
口座振替やクレジットカード払いなど、支払方法が多彩な点も九州電力の特徴です。生活費の支払方法とあわせやすく、クレジットカードを所持していない人でも契約できます。
- 九州電力の電気とガスをセットで契約するとお得感が増す
- 月々の電気料金に応じてポイントがたまる
- Webから電気使用量を確認できる
<九州電力の電気のおすすめポイント>
九州電力の概要について触れたところで、料金プランをくわしく見ていきましょう。
九州電力の料金プラン
九州電力が提供している料金プランは、以下のとおりです。
- 九州電力の電気を2年間継続して利用する人には「スマートファミリープラン」がおすすめ
- オール電化住宅にお住まいの人・夜間や休日に電気をよく使用する人には「電化でナイト・セレクト」がおすすめ
- 1年間の契約かつ電気使用量が少ない人には「従量電灯B」がおすすめ
- 3歳未満の子どもがいる人には「すくすく赤ちゃんプラン」がおすすめ
- 上記の料金プランに当てはまらない人には「そのほか料金プラン」がおすすめ
各料金プランについて、順番に解説していきます。
スマートファミリープラン
スマートファミリープランは、九州電力の電気を2年契約することで、電気料金がお得になる料金プランです。料金単価は使用量ごとに設定されており、電気を使用する時間帯とは関係ありません。10アンペア以上かつ60アンペア以下の電流を契約している人のみ利用できます。
【スマートファミリープランの料金単価】
区分 | 料金単価 | |
---|---|---|
基本料金 ※1契約につき |
10アンペア | 316円24銭 |
15アンペア | 474円36銭 | |
20アンペア | 632円48銭 | |
30アンペア | 948円72銭 | |
40アンペア | 1,264円96銭 | |
50アンペア | 1,581円20銭 | |
60アンペア | 1,897円44銭 | |
電力量料金 ※1kWhにつき |
~120kWhまで | 18円28銭 |
120kWh超え~300kWhまで | 23円88銭 | |
300kWh超え~ | 25円78銭 | |
最低月額料金 ※1契約につき |
334円26銭 | |
2年契約割引 ※1契約/年につき |
-777円00銭 |
スマートファミリープランの電力量料金は、3段階に分かれている基本的な料金体系です。電力使用量が多くなるほど月々の電気料金が高額になります。オプションの2年契約割引が適用される点もスマートファミリープランの魅力であり、長期的に九州電力の電気を利用する人にはうれしいポイントです。
電化でナイト・セレクト
電化でナイト・セレクトは、エコキュートなど電気給湯器を自宅に設置しているなど、オール電化住宅に住んでいる人向けの料金プランです。日中よりも夜間や休日の電気料金単価が安く設定されているため、電気をメインに使用する時間帯が夜間や休日の人にも適しています。
【電化でナイト・セレクト 料金単価】
区分 | 料金単価 | ||
---|---|---|---|
基本料金 | 契約電力:~10kW ※1契約につき |
1,888円80銭 | |
契約電力:10kW超え~15kWまで ※1契約につき |
4,758円20銭 | ||
契約電力:15kW超え~ ※1kWあたり |
573円88銭 | ||
電力量料金 | 平日の昼間 ※1kWhにつき |
夏・冬 | 27円57銭 |
春・秋 | 24円68銭 | ||
休日の昼間 ※1kWhにつき |
夏・冬 | 21円95銭 | |
春・秋 | 18円55銭 | ||
夜間 ※1kWhにつき |
14円48銭 |
※休日:土・日・祝、1月2~3日、4月30~5月2日、12月30~31日
※春・秋:3月1日~6月末日、10月1日~11月末日
電化でナイト・セレクトでは、夜間の時間帯を以下の3パターンから選択できます。朝型や夜型など、生活スタイルに対応したお得な料金プランを組むことが可能です。
電化でナイト・セレクトの選択できる夜間の時間帯
- 電化でナイト・セレクト21:21~翌朝7時
- 電化でナイト・セレクト22:22~翌朝8時
- 電化でナイト・セレクト23:23~翌朝9時
料金単価は、平日と比べて休日のほうが安く設定されています。お休みの日に掃除機をかけたり洗濯機を回したりする機会が多い人であれば、よりお得に感じられるでしょう。
従量電灯B
従量電灯Bは、季節や時間帯による料金単価の優遇措置が設定されておらず、電気の使用量のみで電気料金が決まる仕組みです。契約する電流の値が10アンペア以上かつ60アンペア以下の人が利用できます。
【従量電灯B 料金単価】
区分 | 料金単価 | |
---|---|---|
基本料金 ※1契約につき |
10アンペア | 316円24銭 |
15アンペア | 474円36銭 | |
20アンペア | 632円48銭 | |
30アンペア | 948円72銭 | |
40アンペア | 1,264円96銭 | |
50アンペア | 1,581円20銭 | |
60アンペア | 1,897円44銭 | |
電力量料金 1kWhにつき |
~120kWhまで | 18円28銭 |
120kWh超え~300kWhまで | 23円88銭 | |
300kWh超え~ | 26円88銭 | |
最低月額料金 ※1契約につき |
334円26銭 |
料金単価は電力使用量が少ないほど安く設定されているため、電気をあまり使わな方には従量電灯Bをおすすめします。従量電灯Bはスマートファミリープランと同じような料金体系ですが、年間777円割引になる2年契約割引が適用されません。そのため、転勤などで1年間だけ九州電力の電気を使いたい人も従量電灯Bで十分です。
すくすく赤ちゃんプラン
すくすく赤ちゃんプラン最大の特徴は、3歳未満の子どもがいる場合に、5月分の電気料金が10%割引になる「こどもの日割引」です。割引になる回数は、契約を申し込んだ時点での子どもの年齢に応じて異なり、0歳の場合はさらに電気料金がお得になります。
- 子どもが0歳で契約:3回適用(0歳の5月+1歳の5月+2歳の5月)
- 子どもが1歳で契約:2回適用(1歳の5月+2歳の5月)
- 子どもが2歳で契約:1回適用(2歳の5月)
<すくすく赤ちゃんプランが適用されるタイミング>
すくすく赤ちゃんプランの対象となる料金プランには、スマートファミリープランや電化でナイト・セレクトなどが該当します。なお、すくすく赤ちゃんプラン適用対象の子どもが2人以上いる場合でも割引率は変わらず10%のままなので、双子やきょうだいがいる人は覚えておきましょう。
すくすく赤ちゃんプランに申し込むには、九州電力の対象プランを契約するほかに、「子育てサポート」に登録する必要があります。親子で楽しめるイベントの案内や育児に関する情報を閲覧できたり、子どもと子育て中の女性を対象にした「子育てサポートタクシー」が利用できたりと、育児中に役立つサービスが満載です。
そのほか料金プラン
九州電力には、これまでご紹介したもの以外にもさまざまな料金プランがあります。
【ほかの料金プランおよび特徴の一覧】
料金プラン | 特徴 |
---|---|
スマートファミリープラン[ガスセット] | ガスとセットで契約した人向け |
JALでんきB・C | JALマイルがたまる |
IJUターン応援プラン | 九州以外からの移住者向け |
まるごと再エネプラン | 再生可能エネルギーによる電気を使用したい人向け |
みらいの森を育てようプラン | 「九電みらい財団」の環境保全活動などを応援したい人向け |
アビスパ福岡応援プラン | アビスパ福岡のサポーター向け |
福岡ソフトバンクホークス応援プラン | 福岡ソフトバンクホークスのファン向け |
九州電力の料金プランについて興味があるものが見つかったら、ぜひ公式サイトにアクセスして情報をチェックしてください。
九州電力のメリットと良い口コミ・評判
九州電力のメリットは、主に以下の3点です。
- 電気とガスをセットにするとよりお得になる
- 電気代の支払額に応じてポイントがたまる
- Web上で使用量を確認できる
<九州電力のメリット>
各メリットについて、X(旧:Twitter)の口コミや評判を見ながら確認していきましょう。
電気とガスをセットにするとよりお得になる
九州電力では、電気とガスをセットで契約することで、月々のガス料金がお得になります。Xでも、ガスと電気のセット割が利用できることを理由に、九州電力との契約を検討する口コミが見つかりました。
電気は福岡に原発があるので九電が安いらしい〜? ガスどうしよっかなって思ってたんだけど九電がやってるらしいからセット割狙おうかな〜
— いいね (@hiyorineko) August 7, 2023
セット割引が適用される電気の料金プランは、一般家庭向けのスマートファミリープラン[ガスセット]と、事業所向けのスマートビジネスプラン[ガスセット]です。JALでんきBおよびJALでんきCとセットで九州電力のガスを契約した場合も、セット割が適用されます。
【電気の料金プラン別ガス料金割引額】
区分 | 割引価格(最大) | |
---|---|---|
スマートファミリープラン[ガスセット] JALでんきB |
10・15・20アンペア | 700円 |
30アンペア | 1,000円 | |
40アンペア | 1,100円 | |
50アンペア | 1,200円 | |
60アンペア | 1,300円 | |
スマートビジネスプラン[ガスセット] JALでんきC |
6kVA | 3,000円 |
7kVA | 3,100円 | |
8kVA | 3,200円 | |
9kVA | 3,300円 | |
10kVA | 3,400円 | |
11~50kVA未満 | 5,000円 |
電気とガスのセット割はガス料金が対象で、電気料金には反映されません。そのため、他社のガスを利用している人は九州電力のガスプランに乗り換える必要があります。
電気代の支払額に応じてポイントがたまる
九州電力の電気を利用するメリットとして、月々の使用電力量100kWhごとに1ポイント(単位:ピコ)がたまる、独自サービス「Qピコ」も見逃せません。たまったポイントは九州地方の特産品をはじめ、省エネ家電やスポーツの観戦チケットなどが抽選で当たるプレゼントキャンペーンで使用できます。口コミを見てみると、実際にたまったQピコを利用して応募した人もいるようです。
九電のQピコ今回は日立のロボット掃除機に応募した🙄🙄👍
— 𝕏靴磨き少年リョウ𝕏@貯金と読書とマイホーム (@mandai_Ryohome) August 1, 2023
たまったQピコで応募し、実際に商品が当たった人の口コミも見つかりました。応募先にはグルメや家電だけでなく、デジタルギフトも含まれています。
すげ〰️😅九電のQピコ抽選に当たってしまった😁PayPay1000ポイント頂きました😊ありがとうございます九電様😊
— 鮎川鮎辺 (@kawabegawaayu33) October 24, 2023
Qピコは手続き不要でたまるため、機械操作が苦手な人でも安心です。九州電力との新規契約時や契約の継続など、使用電力量以外でもさまざまな方法でポイントが加算されるので、比較的たまりやすいです。
プレゼントキャンペーンに参加するには、九州電力のサービスである「キレイライフプラス」か「九電Web明細サービス」に登録し、ログイン後に専用ページから応募する必要があります。スマートファミリープランや従量電灯Bなど、対象の料金プランを利用している人限定なので注意してください。
Web上で使用量を確認できる
九州電力では、Webから毎月の電力使用量を確認できるため、電気の使用状況やムダ使いがないか手軽にチェックできます。Xでも、電力使用量などを過去にさかのぼって調べられて良いとの口コミがありました。
今年の1月に請求書と一緒に
「九州電力のWeb 会員」に
なりませんかと案内が来て
入会すると2000円プレゼント
ネットで検索すれば電気料金、各時間ごとの
電気使用量 過去の電気代などもわかり
便利ですよ— 建 茂 (@st261128) September 11, 2023
電力使用量をチェックできるサービス「九電Web明細サービス」では、電力使用量と電気料金を最長24ヶ月前までパソコンやスマートフォンでチェックできます。印刷やPDFデータでダウンロードも可能なので、明細として手元に残しておきたいときにも便利です。高圧および定額制プラン以外の料金プランを契約していれば、だれでも無料で利用できます。
また、キレイライフプラスでも同様にパソコン・スマートフォンから電力使用量を確認することが可能です。自宅にスマートメーターが設置されていれば、電力使用量を時間や1日単位で把握できるだけでなく、前日までの電気料金の目安もわかります。電気代の節約に取り組んでいる人にはうれしいメリットですね。
九州電力の注意点と悪い口コミ・評判
九州電力との契約はメリットだけでなく、注意点も複数あります。主な注意点は以下のとおりです。
- 供給エリアが限られている
- 契約期間が設けられている料金プランがある
- 会員サイトに登録する必要がある
<九州電力の注意点>
何に注意すべきなのか、口コミなどを参考に解説します。
供給エリアが限られている
九州電力の電気を利用するにあたり注意すべきなのが、供給エリアが限定的であることです。九州エリアだけに電気を供給しているため、ほかの地域では九州電力を利用できません。Xには、九州電力の供給エリアを検索したところ、お住まいの地域が対応エリア外だったとの口コミもあります。
ちょっと気になって九州電力のエリア検索しましたがエリア外でしたww
安くて速いっていいですね— aoki🍸【伝説の牛丼】🍸🍸🍸🍸🍸🍸🍸 (@aoki_ioris) March 9, 2022
九州電力の電気供給エリアは以下の7県です。
- 福岡県
- 佐賀県
- 長崎県
- 大分県
- 熊本県
- 宮崎県
- 鹿児島県
供給エリアが限定的とはいえ、現在は沖縄県をのぞく九州地方の広い範囲で九州電力の電気が使用できる状態です。別の地域へ移り住む際は別の電力サービスを利用せざるを得ませんが、九州エリア内での引越しなどであれば問題ありません。
契約期間が設けられている料金プランがある
九州電力を利用する際は、契約期間を設けている料金プランがある点にも注意しなければいけません。契約期間の満了を迎える前に契約を解除した場合、解約金として一定額の支払いを請求される可能性があります。
2年間の契約が必要な一般家庭向けの料金プランは、スマートファミリープランおよびスマートファミリープラン[ガスセット]です。2つの料金プランともに年間777円の割引が受けられる一方で、2年未満で解約すると、電気料金から差し引いた割引額の精算を求められる場合があります。
ただし、契約期間が設けられている料金プランは限定的で、1年契約向けの従量電灯Bやオール電化住宅対応型の電化でナイト・セレクトなどは縛りがありません。2年間利用し続けるかわからない方は、契約期間が設けられていない料金プランを選択しましょう。
会員サイトに登録する必要がある
九州電力が提供しているWebサービスは九電Web明細サービスとキレイライフプラスの2種類ですが、両方とも会員登録をしないと利用できません。氏名や住所など基本情報が必要になるため、個人情報をむやみに入力したくない人にはデメリットに感じられるでしょう。
しかしながら、九州電力では、毎月「電気料金請求書兼ご使用量のお知らせ」もしくは「電気ご使用量のお知らせ」を発行しており、書面に情報が記載されています。内容は簡易的にはなるものの、2ヶ月分まで電話確認できるため、会員サイトに登録したくない人は書面または電話で確認してください。
九州電力がおすすめの人
九州電力との契約をおすすめしたい人は、以下のとおりです。
- 九州エリアにお住まいの人
- ポイントをお得にためたい人
- 長期契約を考えている人
<九州電力がおすすめの人>
九州エリアにお住まいの人
九州電力は沖縄県以外の九州地方に電気を供給しているため、九州エリアに自宅がある人におすすめです。なお、ガスと電気のセット契約を希望する場合、お住まいが福岡県内かつ西部ガスの供給エリアにあり、都市ガスを利用していることが条件なので気をつけてください。
ポイントをお得にためたい人
九州電力のキレイライフプラスでは、電力使用量や契約継続のタイミングでポイントが加算されるので、お得感を重視して電力サービスを選びたい人にも適しています。たまったポイントはキャンペーンの応募に利用でき、当選すれば豪華賞品が届きます。
長期契約を考えている人
2年継続して契約するとお得に電気あるいはガスを使えることから、長期契約したい人にも九州電力がおすすめです。スマートファミリープランなら電気料金が、スマートファミリープラン[ガスセット]ならガス料金が割引になるため、光熱費の節約にもつながります。
九州電力のお申し込み方法
九州電力と新たに契約する場合は、以下の流れで申し込む必要があります。
①必要な書類を準備
料金プランを申し込む際は、あらかじめ九州電力に乗り換える前に契約していた電力サービスの請求書などを準備しておきましょう。準備しておけば、供給地点特定番号などを専用フォームにて入力するときに便利です。
②九州電力公式サイトから専用フォームへアクセス
九州電力の公式サイトにアクセスし、「個人のお客さま」から「インターネットでのお手続き・お申込み」を選択します。「他社からの切替え」を選び、「電気のみ」「電気+ガス」の表記があるボタンを選択してください。なお、「個人のお客さま」の後に「お引越し・お支払方法の変更等を申込みたい」を選択してから、「他社からの切替えのお申込み」を選んでも同じボタンが表示されます。
③必要事項を入力、送信
専用フォームが表示されたら、希望の料金プランと契約情報を入力します。間違いのないよう、隅々まで丁寧にチェックしましょう。不備がないことを確認して送信すれば、主な手続きは完了です。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
電気プランの乗り換え時によくある疑問や質問をまとめました。
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 九州電力が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
九州電力が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、九州電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
九州電力は九州エリアにお住まいの人を対象に電気やガスを供給している会社です。多彩な支払方法に対応しており、クレジットカードがない人でも安心して契約できます。
特徴は豊富な料金プランで、2年契約でお得になるスマートファミリープラン、小さな子どもがいると電気料金が割引になるすくすく赤ちゃんプランを選択することが可能です。電力使用量100kWhにつきポイントがたまる、毎月の電力使用量をWebで確認できるといったメリットもあります。
ただし、九州地方以外のエリアでは契約できない、登録しないと会員サイトを利用できないなどの注意点もありますので、メリットと比較して契約を検討しましょう。九州エリアにお住まいの人やポイントをためたい人は、九州電力の電気をおすすめします。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
九州電力による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて九州電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
電化でナイト・セレクト | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「電化でナイト・セレクト」の分析ページへ |
従量電灯B | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県 | 九州電力管内管内 | 「従量電灯B」の分析ページへ |
従量電灯C | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県 | 九州電力管内管内 | 「従量電灯C」の分析ページへ |
スマートビジネスプラン | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「スマートビジネスプラン」の分析ページへ |
スマートビジネスプラン[ガスセット] | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「スマートビジネスプラン[ガスセット]」の分析ページへ |
スマートファミリープラン | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「スマートファミリープラン」の分析ページへ |
スマートファミリープラン[ガスセット] | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「スマートファミリープラン[ガスセット]」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
電化でナイト・セレクト | 70147円/年 | 106109円/年 | 115699円/年 | 122892円/年 | 130084円/年 | 154059円/年 |
従量電灯B | 60739円/年 | 107971円/年 | 124044円/年 | 133426円/年 | 146371円/年 | 177643円/年 |
従量電灯C | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 146371円/年 | 177643円/年 |
スマートビジネスプラン | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 148675円/年 | 176347円/年 |
スマートビジネスプラン[ガスセット] | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 148675円/年 | 176347円/年 |
スマートファミリープラン | 60739円/年 | 107179円/年 | 122724円/年 | 131710円/年 | 144259円/年 | 174211円/年 |
スマートファミリープラン[ガスセット] | 60739円/年 | 107179円/年 | 122724円/年 | 131710円/年 | 144259円/年 | 174211円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
電化でナイト・セレクト |
|
従量電灯B |
|
従量電灯C |
|
スマートビジネスプラン |
|
スマートビジネスプラン[ガスセット] |
|
スマートファミリープラン |
|
スマートファミリープラン[ガスセット] |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、九州電力の公式HPをご確認ください。