エアコンつけっぱなしで電気代安くなる?おすすめの人や場面、メリット・注意点を解説!

  • 更新日:2023/11/14

暑い時期や寒い時期にお部屋で快適に過ごすためには、エアコンが欠かせないご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、エアコンは消費電力が大きいので、長時間つけっぱなしにすると電気代が心配になるかもしれません。

そこで今回は、どうすればエアコンを効率良く使用できるのかをご紹介します。例えば、エアコンを一日中稼働させ続けたときの電気代や、消費電力が激しくなるタイミング、どのような条件ならエアコンをつけっぱなしにしておく方が経済的なのかなど、気になる疑問について解説します。

効率良くエアコンを利用して、快適な毎日を過ごしましょう。

【結論】エアコンはつけっぱなしの方が安い!

結論からお伝えすると、外気温が高い夏場の日中(9~18時頃)においては、エアコンをつけっぱなしにした方が消費電力を抑えられます。エアコンは室内温度を適温に下げるとき、つまり起動時に最も多くの電力を消費するため、起動回数が少ない「つけっぱなし」の方が効率的です。

反対に、節約のためにこまめにエアコンをオン・オフしていると、起動回数が増えるため、かえって電気代がかさむ結果につながってしまいます。

エアコンをつけっぱなしにすると電気代はいくらかかる?

エアコンをつけっぱなしにした場合には、どのくらいの電気代がかかるものなのでしょうか。こちらでは、暖房・冷房をつけっぱなしにしたときの電気代を、以下の計算式から求めてみます。

<電気代を求める計算式>

消費電力(kW)×使用時間=消費電力量(kWh)
消費電力量(kWh)×1kWhあたりの電気代=電気代

1kWhあたりの電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会が示している、目安単価の31円とします。
続けて、下記のようなエアコンの暖房・冷房をつけっぱなしにしたときの電気代を実際に計算してみましょう。

【エアコンの暖房・冷房の消費電力】
10畳用エアコン
暖房時の消費電力 680W(=0.68kW)
冷房時の消費電力 560W(=0.56kW)

次項から、それぞれの電気代を解説していきます。

暖房をつけっぱなしにしたときの電気代

消費電力680Wの暖房を1日および、1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代を計算してみます。

<暖房を1日8時間つけっぱなしにしたときの電気代>

0.68kW×8時間=5.44kWh
5.44kWh×31円=168.64円

以上から、暖房を1日8時間つけっぱなしにした場合の電気代の目安は、約168円です。

<暖房を1ヶ月のうち20日間、毎日8時間つけっぱなしにした場合の電気代>

0.68kW×(8時間×20日)=108.8 kWh
108.8kWh×31円=3372.8円

暖房を20日間、1日8時間つけっぱなしにした場合の電気代の目安は、約3,372円となります。

冷房をつけっぱなしにしたときの電気代

消費電力560Wの冷房を一日中、または1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代を計算してみましょう。

<冷房を1日8時間つけっぱなしにしたときの電気代>

0.56kW×8時間=4.48kWh
4.48kWh×31円=138.88円

以上から、冷房を1日8時間つけっぱなしにした場合の電気代の目安は、約138円となります。

<冷房を1ヶ月のうち20日間、毎日8時間つけっぱなしにした場合の電気代>

0.56kW×(8時間×20日)=89.6kWh
89.6kWh×31円=2777.6円

冷房を20日間、1日8時間つけっぱなしにした場合の電気代の目安は、約2,777円です。

エアコンの電力消費が激しくなるタイミング

エアコンは、起動してから設定温度に達するまでの間に、最も電力消費が激しくなります。同じエアコンを使用していても、夏と冬で電気代や消費電力に差が生じるのは、設定温度に差があるためです。

例えば、夏に30℃の室内を27℃に下げる場合と、冬に5℃の室内を20℃に上げる場合を比較してみましょう。冷房使用時は室温と設定温度の差が3℃、暖房使用時は15℃の差があるため、暖房を使用する冬の方が消費電力は大きくなります。

言い換えると、電気代を節約するためには、室内温度と設定温度の差をできるだけ少なくすることが重要です。設定温度を今より1℃下げると、消費電力を約10%削減できるといわれています。要するに、夏場は設定温度を今より1℃上げる、冬場は1℃下げるようにするなど、設定温度を見直すことも電気代の節約につながるといえるでしょう。また、室内温度と設定温度の差が開かないように、エアコンをつけっぱなしにしておくのも効果的です

エアコンのつけっぱなしがおすすめの人やシチュエーション・場面

エアコンをつけっぱなしにすることが電気代の節約につながるとはいっても、ちょっとした外出や家事の合間はどうしたらいいのでしょうか。いくら節約になるといっても、誰もいない部屋のエアコンをつけっぱなしにしておくのは、もったいないと感じる方も多いことでしょう。

こちらでは、どのような場合にエアコンをつけっぱなしにした方がいいのか、下記のようなシチュエーション別にご紹介します。

エアコンのつけっぱなしがおすすめの人やシチュエーション・場面

一日中ずっと家で過ごす予定の人

一日中ずっと家で過ごす場合には、エアコンをつけっぱなしにしておくことをおすすめします。エアコンの電力消費が激しくなるのは、室温を設定温度に近づける起動時です。そのため、こまめにエアコンをオン・オフして何度も起動させるよりも、つけっぱなしにしておく方が効率的です。

30分ほど散歩をする人

30分ほど散歩に出かける場合は、エアコンをつけっぱなしにしておきましょう。エアコンを停止させてしまうと、室温を設定温度に近づける際に、再び多くの電力が消費されます。帰宅後にすぐエアコンを稼働させる場合には、つけっぱなしにしておく方が電気代の節約につながります。

コンビニや近くのお店に立ち寄りたい人

コンビニや近くのお店に立ち寄る際も、30分程度ならエアコンをつけっぱなしにしておくことをおすすめします。ただし、30分を超える場合には、エアコンを停止させた方がトータルの消費電力量は少なくなるといわれています。外出先までの距離や買い物にかかる時間によって、エアコンをつけっぱなしにするか、停止させるかを判断すると良いでしょう。

洗濯を干したり取り込もうとしたりしようと考えている人

ベランダの窓を開けて、洗濯ものを干したり取り込んだりするときも、エアコンはつけっぱなしにしておきましょう。出入りのときのみ窓を開ける程度であれば、外気が室温に与える影響は少なく、エアコンはつけっぱなしでも問題ありません。

また、換気目的や窓を開けっぱなしにして洗濯ものを干す場合も、5分程度の短い時間であれば、エアコンをつけっぱなしにした方が効率的です。確かに外気が室内に入り込むため、一時的にエアコンの消費電力は上がります。しかし、エアコンの停止後、再び起動させた場合と比較すると、つけっぱなしの方が消費電力は少なくてすみます。

エアコンをつけっぱなしにしておくメリット

エアコンをつけっぱなしにしておく代表的なメリットとしては、下記の3点があげられます。

エアコンをつけっぱなしにしておくメリット

それぞれの項目を見ていきましょう。

快適に過ごせる

エアコンをつけっぱなしにすることで、一日中室温を一定に保てます。暑さや寒さが厳しい時期に、室内を快適な温度に保てるのは、エアコンを利用する最大のメリットともいえるでしょう。また、こまめにエアコンをオン・オフした場合と比較すると、室内の温度変化が少なくすむため、体への負担も軽くなります。

睡眠の質が良くなる

エアコンをつけっぱなしにすることで、夜間も快適な環境で眠ることが可能です。夏場の就寝中に暑くて目覚めることや、冬場に足先が冷えて眠れないといったことがなくなるため、睡眠の質を高めることにつながります。

オン・オフの手間が省ける

エアコンをつけっぱなしにすると決めると、こまめにオン・オフする手間がなくなります。肌寒く感じたときなどに、いちいちエアコンをつけたり消したりするのは面倒なうえ、電気代の節約といった観点からもあまりおすすめできません。夏場は〇時までエアコンをつけっぱなしにする、または完全につけっぱなしにするなどと決めておいた方が、効率が良く経済的です。

エアコンをつけっぱなしにする注意点・デメリット

エアコンをつけっぱなしにしておく注意点やデメリットには、下記のようなものがあります。

エアコンをつけっぱなしにする注意点・デメリット

一つひとつ確認していきましょう。

エアコン本体の寿命が早まる可能性が高い

一般的に、電化製品は使用頻度が上がるほど、寿命が早まるといわれています。エアコンも同様に、つけっぱなしにして稼働時間が増えると、寿命を早める可能性があります。

また、稼働時間が増えて、ほこりやカビなどの汚れがエアコン内部に蓄積されることが、故障の原因になる可能性もあるでしょう。電化製品の寿命は、設置場所や個体差などさまざまな要素に影響されます。適切な手入れを行いながら、正しい使い方を心がけることが肝心です。

部屋が乾燥しやすい

冷房や暖房使用時は湿度が下がるため、部屋が乾燥しやすくなります。エアコンが室温を下げたり上げたりする過程で、空気中の水分が失われるため、室内や肌表面の乾燥を感じやすくなります。また、エアコンから吹き出す風が直接体に当たることで、肌の乾燥を感じることもあるでしょう。

エアコンの使用時に乾燥が気になる場合には、加湿器を併用するなどして対策をしてください。特に、もともと湿度が低く、空気が乾燥しがちな冬には注意が必要です。

手入れをするタイミングを作りにくい

通常は、エアコンを停止させたタイミングで、自動的に内部クリーン機能が働くようになっています。しかし、エアコンを常につけっぱなしにしていると、機械による内部清掃を働かせるタイミングがなくなり、手入れをするタイミングを作りにくいです。汚れを放置すると故障の原因になるため、月単位や週単位で手入れする日を決めておくと良いでしょう。

エアコンのつけっぱなしに関するよくある質問

こちらでは、エアコンのつけっぱなしに関するよくある質問について取り上げます。

エアコンのつけっぱなしに関するよくある質問

一つずつ回答していくので、気になる項目を確認してみてください。

エアコンはつけっぱなしの方が安いの?

エアコンは外気温が高い日中(9~18時頃)の間は、つけっぱなしにした方が消費電力を抑えられます。エアコンは室内温度を設定温度に近づけるとき、つまり起動時に最も多くの電力を消費するため、起動回数の少ないつけっぱなしの方が、電気代は安くなります。

詳細は「【結論】エアコンはつけっぱなしの方が安い!」をご確認ください。

エアコンの電力消費が激しくなるタイミングはいつ?

エアコンの電力消費が激しくなるのは、起動後から設定温度に達するまでの間です。エアコンは、稼働時の室内温度と設定温度に差があるほど、消費する電力は大きくなります。そのため、室内温度と設定温度の差が大きい冬の方が、電気代が高くなる傾向があります。同じエアコンを使用しているのに、夏と冬でエアコンの電気代に差がでるのはこのためです。

詳しくはエアコンのつけっぱなしがおすすめの人やシチュエーション・場面とは?

どのような条件やシチュエーションの場合に、エアコンをつけっぱなしにした方がいいのか表にまとめました。

【エアコンのつけっぱなしがおすすめの人やシチュエーション・場面】
シチュエーション・場面 つけっぱなしがおすすめ エアコンを停止する
一日中ずっと家で過ごす エアコンのある部屋で一日中過ごすとき(特に、夏の日中はつけっぱなしの方がお得) 30分を超えて部屋を離れるとき(しばらくエアコンのある部屋に戻らない場合)
30分ほど散歩する 30分以内の散歩 30分を超えるときは停止する
コンビニなどに立ち寄る 30分以内に帰宅できるとき 30分よりも時間がかかりそうなとき
洗濯ものを干す・取り込む 窓を全開にする場合でも、5分程度ならつけっぱなしの方が節約になる 5分を超えて窓を開けっぱなしにして換気する場合

詳しくは「エアコンのつけっぱなしがおすすめの人やシチュエーション・場面」を参考にしてみてください。

エアコンをつけっぱなしにしておくメリットとは?

エアコンをつけっぱなしにしておくメリットは、主に以下の3点があげられます。

  1. 快適に過ごせる
    一日中室温を一定に保てるため、体への負担が少なく快適に過ごせます。
  2. 睡眠の質が良くなる
    夜間もエアコンをつけっぱなしにすることで、寝苦しさがなくなるため寝つきが良くなります。
  3. オン・オフの手間が省ける
    エアコンをつけっぱなしにすると、こまめにオン・オフする手間が省けます。特に、夏場の日中においては、エアコンをつけっぱなしにしておく方が経済的なメリットもあるでしょう。

エアコンをつけっぱなしにする注意点・デメリットを知りたい

エアコンをつけっぱなしにしておく注意点・デメリットとしては、主に以下の3点があげられます。

  1. エアコン本体の寿命が早まる可能性が高い
    電化製品は使用頻度が上がるほど、寿命が早まる傾向があります。エアコンをつけっぱなしにすることで稼働時間が増え、寿命を早める可能性があるかもしれません。
  2. 部屋が乾燥しやすい
    冷房や暖房を使用すると湿度が下がるため、部屋が乾燥しやすくなります。また、エアコンから吹き出す風が体に当たることで、肌表面の乾燥を感じる場合もあります。もともと湿度が低く空気が乾燥しがちな冬には、特に注意が必要です。乾燥は肌荒れや喉を痛める原因にもなるため、除湿器などを併用して対策しましょう。
  3. 手入れをするタイミングを作りにくい
    エアコンをつけっぱなしにしていると、ほこりやカビがつきやすくなる可能性があります。エアコンをつけっぱなしにしていると、内部クリーン機能や自動掃除機能を働かせるタイミングがなくなり、汚れをきれいにするタイミングを逃しやすくなります。月に何度か掃除のタイミングを設けるなどして、手入れの時間を設けると良いでしょう。

まとめ

今回の記事では、エアコンをつけっぱなしにした場合にかかる電気代や効率的な使い方、メリット・デメリットについてお伝えしました。今回紹介した内容のまとめは、以下のとおりです。

今回のまとめ

  • エアコンは起動時に電力消費が上がるため、室温が上がりやすい
  • 夏場の日中はつけっぱなしにした方が電気代は安くなる
  • 同じエアコンを使用していても、室温と設定温度の差が大きい冬場の方が電気代は高くなる傾向がある
  • エアコンは室温を設定温度まで近づけるとき、つまり起動時に最も電力消費が激しくなる
  • 30分以内の外出や5分以内の窓の開閉なら、エアコンはつけっぱなしにしておく方が経済的である
  • エアコンをつけっぱなしにすると、暑さや寒さが厳しい季節でも快適に過ごせる
  • エアコンをつけっぱなしにすると、部屋が乾燥しやすくなり、エアコン本体の寿命が早まる可能性がある
  • 内部クリーンなどのタイミングがつかみにくいため、定期的に手入れする日を決めるなどして対処する必要がある

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エコモ博士
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