電気代が高い!仕組みや平均料金、確認すべき項目、おすすめ電力会社など解説!
毎月の高い電気代に悩まされているご家庭は、少なくありません。電気代を見直すなどの対策を講じて、少しでも負担を減らしたいところでしょう。
本記事では、電気代の仕組みや平均料金などをご紹介します。電気代節約につながるポイント、おすすめの新電力会社も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
電気代の計算方法と内訳
まずは、電気代の仕組みについて学んでいきましょう。
電気代の仕組み
電化製品の電気代を計算する方法、次いで電力会社から請求される電気代の内訳の順に解説します。
電気代の計算方法
電化製品ごとの1日あたりの電気代は「消費電力(W)×時間(h)÷1,000 ×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)」で計算できます。算出に必要となる消費電力や料金単価は、各製品の取扱説明書などに記載されている数値を参考にしましょう。
料金単価とは、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた単価の目安です。2022年7月22日の改定により、31円/kWhに決定されました。もし取扱説明書に、以前の料金単価を基準とした電気料金が記載されていたら、1.15を掛けてみてください。
<電化製品の電気代計算例(1)>
- 消費電力:1,000W、使用時間:30分の電化製品のケース
→1,000(W)×0.5(h)÷1,000 ×31(円/kWh)=15.5(円) - 1ヶ月(30日とする)あたりの消費電力
→15.5(円)×30(日)=465(円)
なお、消費電力の単位が「kW」で記載されている電化製品の計算式は「消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)」です。
<電化製品の電気代計算例(2)>
- 1年間あたりの消費電力:80kW、使用時間:2時間の電化製品のケース
→80(kW)×2(h)×31(円/kWh)=4,960(円)
電気代の内訳
電力会社から毎月請求される電気代は「基本料金」「従量課金(電力量料金)」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」で構成されています。実際の計算式は「基本料金+従量課金±燃料調整費+再生可能エネルギー発電促進賦課金」です。
基本料金
基本料金とは、契約先の電力会社から毎月請求される一定額のことです。料金プランによって「アンペア制」「最低料金制」の2種類に分けられます。
基本料金とは、契約先の電力会社から毎月請求される一定額のことです。料金プランによって「アンペア制」「最低料金制」の2種類に分けられます。
従量課金(電力量料金)
従量課金(電力量料金)とは、電気使用量に応じて請求される料金のことです。料金は実際に使用した電気量によって変動するため、電気使用量を節約すれば料金も安く抑えられ、電気を多く使った月は料金も高額になります。
従量課金(電力量料金)の計算式は「電力量1kWhあたりの単価×実際に使用した電力量(kWh)」です。使用電力量に応じて単価が上がる「三段階料金」を適用した料金プランでは、段階ごとに電力量料金が計算されるため、該当する方は電気の使用量に注意しましょう。
燃料費調整額
燃料費調整額とは、電気を生み出すために必要な燃料が変動した際、それにともなって発生する電気料金の調整費用のことです。燃料費が高額になれば燃料調整額も高くなる一方、燃料費が安い状況では燃料費調整額も下がります。
燃料費調整額の計算方法は「燃料費調整単価×1ヶ月分の電力使用量」です。燃料調整単価は、過去3ヶ月における燃料の平均仕入れ額から算出された金額のことで、仕入れ額が毎月変動するため調整が行われます。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、再生可能エネルギーからつくられた電気を買い取る「固定価格買取制度(FIT)」により、電気利用者が負担する費用のことです。再エネ賦課金とも略されます。
【世帯・季節・地域別】電気代の平均はいくら?
各家庭における平均的な電気代について、以下の3項目を調査しました。
項目別でみる電気代の平均料金
自宅がどこに当てはまるのか、項目ごとに確認してみましょう。
世帯別でみる電気代の平均料金
総務省によると「総世帯」「単身世帯」「二人以上の世帯」における電気代の平均料金は、2023年にかけて上昇傾向にあるようです。
【世帯別の電気代の平均料金】
区分 | 2023年5月 | 2023年1~3月期 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
---|---|---|---|---|---|---|
総世帯 | ― | 14,646円 | 10,559円 | 8,606円 | 8,974円 | 9,100円 |
単身世帯 | ― | 9,340円 | 6,808円 | 5,482円 | 5,791円 | 5,700円 |
二人以上の世帯 | 11,174円 | 17,723円 | 12,678円 | 10,317円 | 10,671円 | 10,825円 |
※総務省「家計調査(家計収支編)<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 1 (実数、構成比、増減率、寄与度)」より
※総務省「家計調査報告 ―2023年(令和5年)5月分―」より
総世帯の電気代は2019年から減少傾向でしたが、2022年を境に上昇しました。対象期間は異なるものの、2023年1~3月期は前年と比べて約4,000円も高い状況です。
単身世帯と二人以上の世帯における電気代の差は、2021年までの約5,000円から2022年には約6,000円とやや上昇しています。2023年1~3月期では、8,000円以上と大きく差が開いています。総世帯はもちろん、単身世帯も二人以上の世帯も電気代が高くなっていることに変わりはありません。
季節別でみる電気代の平均料金
家計調査のデータをもとに季節ごとの電気代を比較してみると、もっとも電気代が高いのは秋から冬にかけて、電気代が安くなるのは夏と秋であることがわかりました。なお、本記事では1~3月期を冬、4~6月期を春、7~9月期を夏、10~12月を秋と設定したうえで執筆しています。
【季節別の電気代の平均料金】
2023年1~3月期(冬) | 2022年10~12月期(秋) | 2022年7~9月期(夏) | 2022年4~6月期(春) | 2022年1~3月期(冬) | |
---|---|---|---|---|---|
総世帯 | 14,646円 | 10,201円 | 9,764円 | 9,904円 | 12,301円 |
単身世帯 | 9,340円 | 6,557円 | 6,418円 | 6,333円 | 7,749円 |
二人以上の世帯 | 17,723円 | 12,293円 | 11,662円 | 11,911円 | 14,847円 |
※総務省「家計調査(家計収支編)<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 1 (実数、構成比、増減率、寄与度)」より
特に総世帯および二人以上の世帯においては、夏と冬では3,000円以上の差が生じています。この要因として、冬場は暖房費に加えて、照明を使用する時間が長くなることがあげられるでしょう。
また、2023年と2022年の1~3月期を比べると、約2,000~3,000円も電気代が高くなっており、電気代が家計を圧迫していることがうかがえます。
地域別でみる電気代の平均料金
総務省の調査によれば、2021年と比べて2022年の電気代は軒並み高く、なかでも北陸が12,278円と一番高い結果となりました。2023年1~3月期だけをみても、沖縄県を除く9つの地域で電気代が高いことがわかります。
【地域別の電気代の平均料金】
地域区分 | 2023年1~3月期 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | 18,472円 | 10,617円 | 9,503円 | 10,382円 | 9,557円 |
東北 | 16,960円 | 11,431円 | 9,420円 | 10,048円 | 10,491円 |
関東 | 13,933円 | 10,212円 | 7,794円 | 8,533円 | 8,733円 |
北陸 | 18,127円 | 12,278円 | 10,587円 | 10,324円 | 11,499円 |
東海 | 15,950円 | 10,830円 | 9,080円 | 9,300円 | 9,540円 |
近畿 | 13,815円 | 10,066円 | 8,300円 | 8,598円 | 8,566円 |
中国 | 16,617円 | 12,109円 | 9,512円 | 9,548円 | 9,308円 |
四国 | 13,486円 | 11,293円 | 10,466円 | 10,140円 | 10,274円 |
九州 | 12,566円 | 10,025円 | 8,772円 | 8,412円 | 8,375円 |
沖縄 | 7,663円 | 10,090円 | 8,760円 | 8,247円 | 8,340円 |
※総務省「家計調査 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 2.都市階級・地方・都道府県庁所在市別」より
2019年から2022年にかけての平均料金をみると、北海道・東北・北陸・四国の4地方の電気代が高い結果となりました。一方で関東・近畿・九州・沖縄では、他の地域よりも年間の電気代が安い傾向にあることがみてとれます。
電気代が高いと感じた際に確認すべきポイント
毎月の電気代が高いときには、契約プランや電気の使い方を見直すことが大切です。
確認すべきポイント
- 契約中のプランは最適か
- 電気の使い方は問題ないか
- 以前とライフスタイルが変わっていないか
- 家族の過ごし方はどうか
- 漏電の可能性はないか
- 電気の使用時間帯はいつ頃が多いか
- 断熱効果を高める工夫をしているか
無駄なく、賢く電気を使用することが節約への近道です。
契約中のプランは最適か
現在契約している料金プランを確認し、内容が自分に適しているか調べてみましょう。
現在は電力自由化にともない、電力会社の間で価格競争が発生しています。事業者がさまざまな料金プランを設定しており、場合によっては今までより電気代が安くなることが期待されます。時間帯で料金が変わるタイプ、セット割など複数あるので、まずは各社の料金プランを見比べてみましょう。
料金プランを見直すなら、電力使用量も確認しておきたいところです。
料金プランには、使用量に応じた電気代を支払う従量課金タイプのほかに、定額と従量課金を組み合わせた二段階タイプがあります。二段階タイプとは、一定の使用量までは料金が変わらず、既定の使用量を超えた場合に従量課金に切り替わる料金体系のことです。
従量課金タイプは電気使用量が少ないと電気代が安価になり、二段階タイプは多くの電気を使用する際に電気代が安くなる特徴を持ちます。電気をあまり使用しない単身世帯などは従量課金タイプ、二人以上の世帯など電気使用量が多くなるようなら、二段階タイプを検討してみるといいでしょう。
電気の使い方は問題ないか
日々の生活のなかで、電気のムダ遣いがないか探してみるのも、高い電気代の改善につながります。使用していないにもかかわらず、電源が入ったままの家電や照明などがあったら、こまめに消しましょう。不要な電気やテレビなどの点けっぱなしは、NGです。
ムダな電気といえば、待機電力も見逃せません。資源エネルギー庁によれば、2012年度における一世帯あたりの消費電力のうち、全体の5%以上を待機電力が占めていたそうです。使っていない電化製品があれば電源を切るだけでなく、プラグも抜くなどの対策をとりましょう。
【電気のムダ遣いを抑える有効な対策例】
照明 |
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テレビ |
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エアコン |
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トイレ |
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炊飯器 |
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冷蔵庫 |
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電気ポット |
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資源エネルギー庁によれば、冷蔵庫の設定温度を変えるだけで年間約1,900円、電気ポットのプラグを抜くだけで約3,300円の電気代を節約できる家庭もあるそうです。
以前とライフスタイルが変わっていないか
自分や家族の生活スタイルが変わると、電気代が以前より高くなるケースがあります。深夜帯に活動する機会が増えた方は、当然電気の使用量も増えるため、月々の電気代が上がりやすくなるでしょう。朝型の生活なら、照明を使う時間も少なく、電気代を抑えやすいです。
最近自宅で仕事をする機会が増えた方であれば、在宅時間が長くなるため、必然的に電気代も上がります。テレビで映画やドラマを観る機会が増えたり、毎日を豊かにするために生活家電を増やしたりしたときにも、電気の使用量は増加するものです。
電気代には、世帯の人数も影響します。たとえば、単身世帯の方が二人暮らしになるだけでも、電気の使用量は増加するでしょう。子どもが大きくなり部屋をつくった場合、エアコンや照明の電気代が新たに発生します。
ライフスタイルの変化にともなう電気代の負担増については、見直せるところは改善しましょう。ライフスタイルに適した料金プランを探してみてください。
家族の過ごし方はどうか
ライフスタイルの変化にともなう電気代の負担増については、見直せるところは改善しましょう。ライフスタイルに適した料金プランを探してみてください。
エアコンの稼働台数や照明の使用を抑えるためにも、なるべく同じ部屋に集まって過ごしましょう。みんなで食事の時間を合わせることも、調理家電や照明にかかる電気代の節約に効果的です。
漏電の可能性はないか
電気の通り道である回路が何らかの異常をきたし、電気が漏れる現象である漏電が発生すると、電気代が高くなる可能性があります。ただし漏電時には、分電盤が作動して漏電ブレーカーが落ちる仕組みなので、高額な電気代の原因となるケースはほとんどありません。
もし故障など、分電盤自体に異常が起きているときは漏電ブレーカーが作動せず、漏電が原因で感電あるいは火災につながることも考えられます。電力会社または電気工事を担当している事業者に連絡してください。
電気の使用時間帯はいつ頃が多いか
基本的に電気を多く使用する時間帯が決まっているのであれば、一定の時間帯に電気代が安くなる料金プランに変更すると、節約できる可能性があります。「時間帯別電灯」の名称がついている料金プランが対象です。
時間帯別電灯とは、昼間の電気料金を高くする代わりに、夜間の電気料金を抑えた料金体系のことを指します。対象となる時間帯はそれぞれ異なりますが、午後11時~翌午前7時の間に料金が安くなるケースが多いです。
断熱効果を高める工夫をしているか
冷暖房にかかる電気料金を抑えるには、自宅の断熱性を高めることが重要です。断熱効果が低い住宅は、外気の影響で室内の温度を一定に保ちにくく、冷暖房の効き目が低下します。結果、電力を大幅に消費し、場合によっては高額な電気代を請求されることもあるでしょう。
既存の家を断熱性の高い住宅にするには、外壁や窓などの外気に触れる部分に対策を講じる必要があります。冷房を効率的に効かせるなら、植物を育ててグリーンカーテンを設置したり、のれんを窓の外に取りつけたりするだけでも効果を感じられるでしょう。高断熱ガラスも有効です。
冬場は冷たい外気をシャットアウトし、室内の暖かな空気を逃がさない対策をとりましょう。カーテンを閉めるだけでも、外気の侵入を防げますよ。断熱シートを窓ガラスに貼ると、冷気が窓に伝わりにくくなり、断熱対策として効果的です。
2023年6月より大手電力会社7社の電気代が高くなる!
北海道電力や東京電力など、大手の電力会社7社の電気代は2023年6月から値上げしました。値上げの理由は、天然ガスなど発電に必要な燃料の高騰と、それにともなう財務状況の悪化によるものとされています。最大の値上げ幅は、北陸電力の39.7%です。
【大手電力会社7社の値上げ幅】
電力会社 | 値上げ幅 |
---|---|
北海道電力 | 20.1% |
東北電力 | 21.9% |
東京電力 | 15.3% |
北陸電力 | 39.7% |
中国電力 | 26.1% |
四国電力 | 23% |
沖縄電力 | 36.6% |
電力会社が値上げをする際は国に申請し、了承された場合に実施されます。なお、今回決定された値上げ幅は改定後の数値であり、当初の想定はさらに高いものでした。改定前後の差がもっとも大きかった東京電力では、もともと29.2%の値上げ幅だったと公表されています。
2022年11月時点の電気料金をもとに、経済産業省がまとめた試算は、以下のとおりです。
【2023年6月と2022年11月の電気料金比較】
電力会社 | 2023年6月の電気代 | 2022年11月の電気代 | 値上がり幅 |
---|---|---|---|
北海道電力 | 18,885円 | 15,662円 | 21% |
東北電力 | 16,657円 | 13,475円 | 24% |
東京電力 | 16,522円 | 14,444円 | 14% |
北陸電力 | 15,879円 | 11,155円 | 42% |
中国電力 | 16,814円 | 13,012円 | 29% |
四国電力 | 16,123円 | 12,884円 | 25% |
沖縄電力 | 19,397円 | 14,074円 | 38% |
※契約アンペア数:30A、1ヶ月あたり400kWh使用した家庭をもとに計算
値上げ幅の変更にともない、月々の電気料金は最大42%も高くなります。家計のことを考えるなら、電気の使用量を減らすなど、工夫して節約することが今まで以上に重要となるでしょう。
電気代を少しでも安くしたいなら新電力会社がおすすめ
毎月の電気代を抑えたいときには、新たな電力会社を検討してみてください。
おすすめの新電力会社
電力会社ごとに、概要やおすすめのポイントなどを紹介します。
idemitsuでんき
idemitsuでんきは、出光興産株式会社による電力会社です。「シェル|家庭の電気」から2022年4月にidemitsuでんきとしてリニューアルされました。
【idemitsuでんきの概要表】
電力会社名 | idemitsuでんき | ||
---|---|---|---|
料金プラン | 個人向け |
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法人向け | 低圧電力プラン | ||
電気代 | Sプラン | 基本料金:295.24円/10A ~120kWh:30.00円/kWh 120kWh超~300kWh:34.96円/kWh 300kWh:37.30円/kWh |
|
オール電化プラン | 基本料金:284.24円/10A デイタイム(6~翌1時):35.96円/kWh ナイトタイム(1~6時):28.06円/kWh |
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特典 | ドライバー向けサービス(ガソリンコース・EVコース) |
※価格はすべて税込み
※電気代は東京エリアでの契約を想定
※電気料金単価は2023年9月以降の料金
Sプランの料金体系は、基本料金+従量課金制の二段階タイプです。東京電力から乗り換えると、電気使用量が120kWhを超えたところから1kWhあたり1.64円、300kWh超になると3.39円も安くなります。
オール電化プランは、深夜1時から朝6時までの5時間を対象に、電気料金を安く設定しています。日中は家を空けることが多く、エコキュートなどを導入している家庭向けの料金プランです。
idemitsuでんきでは、自家用車の種類で割引内容が変化する特典も実施中です。ガソリンコースは、1ヶ月100Lを上限に、ガソリンと軽油が2円/L引きになります。EVコースは、毎月の電気料金が200円割り引かれます。Sプラン・オール電化プランともに、利用可能です。
idemitsuでんきのおすすめポイント
- 生活スタイルにあわせて料金プランが選択できる
- エコキュートなどを利用していると、月々の電気代が抑えられる可能性がある
- ガソリン車か電気自動車を利用している場合は、燃料代もしくは月々の電気代が安くなる
Looopでんき
Looopでんきは、株式会社Looopが2016年4月より提供を開始した電力サービスです。
【Looopでんきの概要表】
電力会社名 | Looopでんき | ||
---|---|---|---|
料金プラン | 個人向け |
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法人向け |
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電気代 | スマートタイムONE(電灯) | 基本料金:0円 電源料金:30分ごとに変動 固定従量料金:15.28円/kWh |
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Looopでんき+ガス | 基本料金(Looopガス):1,000円 従量料金(Looopガス):128円/㎡ |
||
特典 | 電気料金の単価を1円割引(Looopでんき+ガス) |
※価格はすべて税込み
※電気代は東京エリアでの契約を想定
LooopでんきのスマートタイムONE(電灯)は、30分ごとに電気料金の単価が変わる点が大きなポイントです。電気の使用量が多い時間帯は単価が高いため、使用量が少ないタイミングで電気を使うだけで、手軽に節電効果が期待できるでしょう。
料金単価は、公式サイトあるいはアプリの「でんき予報」で確認できます。当日はもちろん、翌日の電気代予測もチェックできるので、洗濯機や掃除機を使う時間をあらかじめ決めておくなど、計画的に電気を使用しやすいです。
Looopでんきのおすすめポイント
- 個人向け料金プランなら、 燃料調整額に加えて基本料金も解約手数料も0円
- でんき予報で30分ごとの電気料金の変動を確認でき、電気使用量のピークを避けると電気代節約につながる
- 東京エリアでは、電気とガスのセット契約で月々の電気代が安くなる
シンエナジー
シンエナジーは、シン・エナジー株式会社による電力事業です。
【シンエナジーの概要表】
電力会社名 | シンエナジー | ||
---|---|---|---|
料金プラン | 個人向け |
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法人向け |
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電気代 | きほんプラン | 基本料金 |
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~120kWh:19.67円/kWh 120kWh超~300kWh:24.78円/kWh 300kWh超:27.71円/kWh |
|||
【夜】生活フィットプラン | 基本料金 |
|
|
【昼】生活フィットプラン | 60A:999.24円 | ||
デイタイム(平日9~18時) | 【夜】33.05円/kWh 【昼】21.05円/kWh |
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ライフタイム(平日8~9時、 18~22時、休日8~22時) |
【夜】26.09円/kWh 【昼】26.09円/kWh |
||
ナイトタイム(22~翌8時) | 【夜】17.98円/kWh 【昼】20.98円/kWh |
||
特典 | ― |
※価格はすべて税込み
※電気代は東京エリアでの契約を想定
シンエナジーは通常のプランをはじめ、夜間や日中の電気料金が安いタイプなど、豊富な料金プランが魅力です。【昼】生活フィットプランは、平日の9~18時までの電気料金が夜間なみに安く、テレワークなど日中自宅にいる時間が長い人に適しています。昼間も安心してエアコンを利用できますよ。
【夜】生活フィットプランは、ほかの時間帯と比べて夜10時以降の電気料金が大きく下がるため、共働きなどで日中外出する機会が多い家庭向きです。休日の日中も、電気料金はある程度高い傾向にあるので、仕事やレジャーなど休日によく出かける方にも適しているでしょう。
シンエナジーのおすすめポイント
- 初期費用と手数料、解約違約金が無料で気軽に契約しやすい
- 昼間や、夜間と休日に電気料金が安くなるなど、生活スタイルに適した料金プランを選びやすい
- エリアと契約種別(個人・法人)を選ぶだけで、選択可能な料金プランを比較できる
電気代を抑えられるグッズを活用するのもひとつの手
毎月の電気代を節約するなら、節電対策用のグッズをそろえてみてはいかがでしょう。冷蔵庫カーテンを庫内に設置すると、冷気が逃げにくくなり、1年中稼働し続ける冷蔵庫の省エネになります。
スイッチ付き電源タップはプラグごとに電源を切れるため、待機電力のムダ遣い防止に効果的です。白熱電球を使用している方は、LED電球に変えてみてください。40Wの場合、LED電球に取り換えるだけで、約80%もの電力使用量を削減できます。
室外機に日よけパネルを取りつけると、エアコンの電力使用量を抑えやすくなり、電気代節約につながるでしょう。カーテンを遮熱機能付きにすれば、窓から伝わる熱が遮断され、夏も冬も冷暖房の効き目が高まり、室温を効果的に調整できます。
夏場はシーツなど寝具を冷感タイプにすると、エアコンの設定温度を下げすぎない状態でも眠りやすく、電気代の節約になるでしょう。冬場は温感タイプの寝具にすれば、温もりを感じながら眠れるので、冷感寝具と同じく節電効果が期待できます。
高いと感じる電気代に関するよくある質問
高い電気代に関するよくある質問は、主に以下の4点です。
電気代に関するよくある質問
電気代の仕組みとは?
電気代は、以下の要素で構成されています。
電気代の構成要素
- 基本料金
- 従量課金(電力量料金)
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
実際の電気代が知りたい場合は「基本料金+従量課金±燃料調整費+再生可能エネルギー発電促進賦課金」の式に数字を当てはめれば計算できます。
くわしくは「電気代の計算方法と内訳」をご覧ください。
電気代の平均はいくら?
電気代の平均は、以下のとおりとなりました。
【電気代の平均(世帯別(2023年1~3月期))】
総世帯 | 14,646円 |
---|---|
単身世帯 | 9,340円 |
二人以上の世帯 | 17,723円 |
【季節別(2022年4~2023年3月期)】
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
---|---|---|---|---|
総世帯 | 9,904円 | 9,764円 | 10,201円 | 14,646円 |
単身世帯 | 6,333円 | 6,418円 | 6,557円 | 9,340円 |
二人以上の世帯 | 11,911円 | 11,662円 | 12,293円 | 17,723円 |
【地域別(2023年1~3月期)】
北海道 | 18,472円 |
---|---|
東北 | 16,960円 |
関東 | 13,933円 |
北陸 | 18,127円 |
東海 | 15,950円 |
近畿 | 13,815円 |
中国 | 16,617円 |
四国 | 13,486円 |
九州 | 12,566円 |
沖縄 | 7,663円 |
年ごとの平均的な電気代をくわしく知りたい方は「【世帯・季節・地域別】電気代の平均はいくら?」をご覧ください。
電気代が高いと感じた際に確認すべきポイントとは?
電気代が高いときは、以下の7点を確認しましょう。
確認すべきポイント
- 契約中のプランは最適か
- 電気の使い方は問題ないか
- 以前とライフスタイルが変わっていないか
- 家族の過ごし方はどうか
- 漏電の可能性はないか
- 電気の使用時間帯はいつ頃が多いか
- 断熱効果を高める工夫をしているか
各ポイントの内容については「電気代が高いと感じた際に確認すべきポイント」をご覧ください。
おすすめの新電力会社はどこ?
電気代が高い昨今、おすすめしたい新電力会社は以下の3社です。
おすすめの新電力会社
- idemitsuでんき
- Looopでんき
- シンエナジー
新電力会社の詳細については「電気代を少しでも安くしたいなら新電力会社がおすすめ」をご覧ください。
まとめ
電気代の高騰は毎月の大きな負担であり、家計を圧迫するには十分です。高い電気代にこれ以上悩まされないためにも、電気の使い方の見直しや新電力会社の検討などを進めていきましょう。節電グッズもぜひ活用してみてくださいね。