東京ガスの電気とは?メリットや注意点を口コミ・評判とともに確認しよう

電気料金が高騰している昨今、利用中の電力会社から、お得な新電力サービス「東京ガスの電気」への乗り換えを検討中の人も多いでしょう。しかし、東京ガスの電気がどのようなサービスかあいまいなままでは、契約を後悔してしまうことも十分に考えられます。
そこで今回は、東京ガスの電気のメリットや注意点を、口コミ・評判とともにピックアップしました。他社との料金の比較結果やお得なキャンペーン情報、申し込み方法についてもご紹介していきます。
この記事を読めば、東京ガスの電気が自身に最適なサービスかを判断できるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください!
東京ガスの電気とは

出典:東京ガス公式サイト
東京ガスの電気とは、東京都港区に本社を置く「東京ガス株式会社」が提供している新電力サービスです。東京ガスでは、東京都や神奈川県、埼玉県などの関東近辺に、ガスとともに電気も供給しています。
東京ガスの電気の概要表
提供会社 | 東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社) |
---|---|
本社所在地 | 東京都港区海岸1-5-20 |
創立日 | 明治18(1885)年10月1日 |
資本金 | 1,418億円 |
売上高(2022年度) | 32,896億円 |
提供エリア(電気) | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県(富士川以東) |
セット割 | ガスと電気のセットで0.5%割引 |
オール電化対応プラン | なし |
解約違約金 | なし |
支払い方法 |
|
供給エリアや名前が「東京電力」と似ているため勘違いしがちですが、東京ガスの電気とはまったく異なる企業が運営しているサービスなので注意しましょう。
東京ガスの電気は、東京電力よりも従量料金単価がすべての段階で安く済むうえ、セット割の適用で電気料金の0.5%割引も受けられます。契約期間の縛りがないため、万が一サービス内容や料金に不満があったとしても、違約金なしで他社へ乗り換えられるのも特徴的です。
東京ガスの電気のおすすめポイント
- 東京電力よりも電気料金が安い
- 電気とガスをセットにすると0.5%割引が受けられる
- 電気の供給が安定している
- 契約期間の縛りがなくいつでも違約金なしで解約できる
- myTOKYOGASで簡単に電気使用量の確認や管理ができる
東京ガスの電気のメリットと良い口コミ・評判

数ある電気サービスの中で、あえて東京ガスの電気を利用することに、どのようなメリットがあるのでしょうか。東京ガスの電気のメリットを5つピックアップしたので、自身に適しているサービスか見きわめてみてください。
東京ガスの電気のメリット
- 東京電力に比べて従量料金単価が低く設定されている
- 電気とガスをセットにすると割引になる
- 安定性のある供給ができる
- 契約期間や解約違約金がない
- myTOKYOGASで簡単に確認や管理ができる
5つのメリットについて、ユーザーの口コミとともに詳しく見ていきましょう。
東京電力に比べて従量料金単価が低く設定されている
東京ガスの電気は、同じ供給エリアで提供されている「東京電力」よりも、従量料金単価が低く設定されています。
引っ越しってきて、電気が東京電力でガスが東京ガスなんだけど、東京ガスの検針おばちゃん(兼営業?)に電気も東京ガスにしたほうが安いって言われたけど、変えるべき?
— らくあ@FIRE達成シンママ🔥 (@laqua4502) June 23, 2023
絶対絶対100%安くなる?使う量とか時間帯によっては高くなっちゃうこともある?
実際に安くなるか不安なユーザーもいるようなので、どのくらい料金が違うのか比較してみましょう。
〜120kWh以下 | 120kWh超え〜 300kWh以下 |
300kWh超え〜 | |
---|---|---|---|
東京ガスの電気(基本プラン) | 29.90円 | 35.41円 | 37.48円 |
東京電力(スタンダードS) | 30.00円 | 36.60円 | 40.69円 |
※価格はすべて税込み
電気使用量の段階に関わらず、従量料金単価が安く設定されていることが確認できますね。従量料金単価がお得なだけでなく、基本料金に違いがないため、東京電力から乗り換えれば、ほとんどのケースで電気料金が安く済みます。
実際に東京電力から乗り換えたことで、電気料金が安くなったユーザーもいるようです。
電気代高くなると不安だ…まえ東京電力と直に契約してた時より、東京ガス経由の電気の方が安くなったから、ワンチャンあんまり上がらないで欲しいな…
— りこりさ (@ri_co_ri_sa) May 16, 2023
東京電力を利用中で、より安いサービスへの乗り換えを検討中なら、東京ガスの電気は有力候補に挙げられるでしょう。
電気とガスをセットにすると割引になる
東京ガスは、電気とガスをセットにまとめることで、電気料金から0.5%割引が受けられるのもメリットの一つです。実際に電気とガスをまとめたことで、料金が安くなったと記載している口コミも多いです。
東京ガスと電気のセット思ったより安いんだよな
— りゅーた (@gadget8779) July 22, 2023
試しに電気、ガスを東京ガスにおまとめしてみてください!
— くうP (@kuupee_p) May 16, 2023
僕は電気ガスの合計が、東電だった時の電気代より安くなりましたw
また、支払い先が東京ガスの1箇所にまとめられることで、家計管理がしやすくなる点もメリットとして挙げられます。すでに東京ガスを利用中なら、割引を受けられるうえに手間も軽減されるので、できるだけ電気も合わせて契約するのがおすすめです。
安定性のある供給ができる
自社で4つの火力発電所を保有している東京ガスは、安定した電気供給が期待できるのも見逃せないポイントです。
ですので
— 🐸🦆KanataYAMANO🌏 (@KanataYAMANO_) June 16, 2022
よく調べれば
ハイリスクハイリターンだと言う事はわかるはずで
同じ新電力でも私が契約した東京ガスは安定供給しており
格安では無いものの発電もしており
電気代も東電よりは抑えられています
僅かですが
新電力サービスは、「日本卸電力取引所(JEPX)」で購入した電気を供給しているケースがほとんどです。その仕組みから、近年の燃料費高騰による値上げで採算が合わず、電力事業から撤退している会社が増えているという背景があります。
しかし、新電力サービスの中でも、自社で電気を調達できる東京ガスであれば、電力事業から撤退する可能性は限りなく低いと言えるでしょう。
契約期間や解約違約金がない
東京ガスの電気は、契約期間に縛りがなく、いつ解約しても違約金を請求される心配がありません。口コミでも、解約時の違約金が発生しないことを理由に、とりあえず東京ガスの電気を契約しようとしているユーザーが見つかりました。
うーん、どこも安いとこは新規受付してないね
— ほかニョ🙀 (@bwkfw) March 4, 2023
東京ガスは解約時の違約金発生しないらしいから、とりあえず電気ガスは東京ガスでいくか
そもそも自分が電気もガスもどれくらい使うかわからないから違約金かからない東京ガスで取り敢えず電気もガスも通して値段見てみるのありですかね?🤣笑
— 天地蒼葉 (@Ametsuchi_Aoba) April 7, 2023
あんま電気使ってなさそうならcdエナジーに変えよかな🤔
このユーザーのように、電力契約がはじめてで、自身がどのくらい使うかわからない場合は、いつでも違約金なしで解約できる東京ガスの電気を検討してみるといいでしょう。
myTOKYOGASで簡単に確認や管理ができる
東京ガスの電気は、Web会員限定のサービス「myTOKYOGAS」を利用すれば、Web上で簡単に使用量の確認や管理ができます。実際にmyTOKYOGASを利用したユーザーも、使いやすいと感じているようです。
そうですね、オンラインで色々簡単に出来ます。myTokyoGas使いやすいです。
— せりな (@AI1ncz1lkge5z11) March 28, 2023
myTOKYOGASはブラウザだけでなく、ダウンロードすれば専用アプリからも簡単にアクセスできます。
電気も東京ガスのにしようかな
— もつ煮 (@ga_ga_radio) June 22, 2023
そうすれば電気とガス両方とも同じアプリで確認できるようになるし
東京電力ってアプリないからなんか嫌だ
専用アプリ内では、電気使用量を確認したり、スロットを回したりするだけでポイントがたまるのもうれしいポイントです。
電気とガスを東京ガスにまとめています。アプリでは毎日のスロットでポイントがたまにもらえたり、毎月使用した電気量とガス量を見たよボタンを押すと各50ポイントもらえます。
— 斉藤なおき@プ〜ドルラブ♥ (@naopy_kawasaki) June 8, 2023
東京ガスの電気を契約した際は、便利な機能をフル活用するためにも、myTOKYOGASの会員登録の手続きをしてみてください。
東京ガスの電気の注意点と悪い口コミ・評判

東京ガスの電気はメリットが多い反面、いくつか注意点もあります。東京ガスの電気の注意点を4つピックアップしたので、申し込む前に一通り確認しておきましょう。
東京ガスの電気の注意点
- 利用エリアが限られている
- ガスとのセット割で割引できるのは電気代のみ
- オール電化向けの電気料金プランは提供していない
- >営業電話がかかってくることがある
4つの注意点について、ユーザーの口コミと一緒に詳しく解説していきます。
利用エリアが限られている
東京ガスの電気の利用エリアは、関東近辺のみと限定的な点に注意が必要です。全国展開されている他社の新電力サービスがあることを考慮すると、マイナスポイントの一つと言えるでしょう。
引っ越し先東京ガスの提供エリア外だって…
— Ask (@sub_asmaru) December 14, 2022
そんなぁ…
下記の供給エリア外で利用予定の場合は、東京ガスの電気は契約自体ができないと思っていてください。
東京ガスの供給エリア
電気 | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県(富士川以東) |
---|---|
ガス | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県 |
また、ガスの利用エリアはさらに限られており、契約ができない「山梨県」と「静岡県(富士川以東)」はセット割が適用されない点にも、注意しなければなりません。
東京ガスと東京電気でまとめて契約にするかー?って頭悩ませてたらご入力いただいた住所はガスサービスエリア外の地域ですってよー!
— 沙那 (@shana_kusakan) October 29, 2022
結局昔利用していた東京電力+京葉ガスの組み合わせか_(:3 」∠)_
ただし、エリアが限られるとはいえ、関東近辺であればほとんどの地域で利用できるのも事実です。ほかのエリアで電気の利用を検討中なら、別の地域密着型サービスの申し込みを検討してみましょう。
ガスとのセット割で割引できるのは電気代のみ
東京ガスでは、ガスとのセット契約で0.5%割引が受けられますが、安くなるのは電気代のみです。セット割だからと言って、ガスと電気の両方の代金に割引が適用されるわけではありません。
今の東京ガス&電気、セットにしても電気代しか割引対象じゃないことを知りました😲
— Daisy@投資💎💪📈 (@daisyduck193719) October 28, 2020
電気は楽天でんきのほうが安いから、東京ガス&楽天でんきにするか…!
まとめない方が安いって、なんか拍子抜け😅
トータルの費用が軽減されることに違いはありませんが、セット割の適用を検討中なら、割引される仕組みは理解しておきましょう。
オール電化向けの電気料金プランは提供していない
オール電化住宅で、東京ガスの電気の契約を検討中なら、オール電化向けの電気料金プランが提供されていないことも理解しておく必要があります
オール電化住宅に住んでいるユーザーの中には、電気だけ他社サービスを契約している人もいるようです。
東京電力管内ですが、オール電化で東京ガス+電力の半分以下で収まりました。
— フォレックステスター日本語版【公式】 (@forextester_jp) April 3, 2023
天然ガスのサーチャージが、原油より高額で起きる現象のようです。
今月から我が家は何十年もオール電化住宅でしたが東京ガス(意味深)住宅へ引っ越した〜😑とは言っても前住んでた斜め裏の物件なんですわ😂でもガス安い〜!しかも飯も風呂のお湯も違って快適です…
— 🧸𝕞𝕠𝕓🐾 (@tweet_mob3) April 23, 2023
どちらの口コミからもわかるように、オール電化住宅に住んでいる場合は、東京ガスの契約ができないことを理解しておきましょう。
営業電話がかかってくることがある
東京ガスは、営業電話がしつこくかかってくるとの口コミも複数見つかっています。
最近やたらと中電とか東ガスから営業と思われるフリーダイヤルからの電話がガンガンかかってくるんだけどなんなんだ
— 桜咲祐(おーさきゆう) (@sakiyou) July 22, 2023
引っ越しするんでオンラインでガスの停止と開栓を東京ガスに依頼。数日後に東京ガスを名乗る人からマンション売却の営業電話。
— Ono Kenji (@kenji0302) May 20, 2023
さすがに詐欺臭いなと思って東京ガスに問い合わせ。そしたら、東京ガス不動産からの電話ですと回答。びっくりするのでもうちょっと上手にやってほしい。
「東京ガス不動産」から、営業電話がかかってくることもあるようです。また、営業電話ではありませんが、「myTOKYOGAS」でスパムメールが送られてきているユーザーも複数見つかりました。
関西に住んでてどうやって東京ガス使うねん。止められるもんなら止めてみろ、と思います笑
— 千野みゆき (@chino_miyuki) May 30, 2023
Spamメール
【myTOKYOGAS】よりご利用料金のご請求です
下記内容をご確認の上、至急お支払いください。万一、支払期日を過ぎると、サービスのご供給を【停止】致します
おはよう御座います。
— RED HEART 〜赤心 (@asami_miyata) June 2, 2023
TOKYO GAS(東京ガス?)から請求書が来てました。
しかし我が家はオール電化でガスは使用していないし、電気は中国電力から購入です。
詐欺集団も大変ですね。
私も大変です。
四国民が東京ガスなんて使うわけねえだろ。
— まちゃきち@ちゃっきー⭐🥦👂🐿️ (@machaki07) May 29, 2023
そもそも俺ん家はオール電化だからガスの出る幕は基本的に無い。
この詐欺メール増えてるみたいね。 pic.twitter.com/wJWPqqlcpL
東京ガスの契約者に限らず、不特定多数のユーザーに送付されているようです。少しでもおかしいと感じる請求が届いた場合は、東京ガスに直接問い合わせて、正しいものかどうかを確認しましょう。
【他社比較】東京ガスの電気の料金は安い?お得?
契約を後悔しないためには、東京ガスの電気料金がお得かどうかを明確にしてから申し込むのが賢明です。予備知識として、電気料金を構成する、以下4つの要素を理解しておきましょう。
電気料金の構成
- 基本料金
- 電力量料金(電気使用量×従量料金単価)
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
基本料金と電力量料金は電力会社ごとに異なりますが、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は、基本的にどのサービスでも変わりません。
ここでは、東京ガスの電気の料金がお得かどうかを確認するために、電力会社ごとで異なる基本料金と従量料金単価を比較していきます。契約条件別の料金シミュレーションも行っているので、自身の環境に適した項目を参考にしてみてください。
基本料金の比較
まずは、電力会社ごとの基本料金を比較していきましょう。基本料金は、どの電力会社でも、契約アンペア数が高くなるにつれて上昇します。
他社電気サービスとの基本料金の比較表
10A | 15A | 20A | 30A | 40A | |
---|---|---|---|---|---|
CDエナジー(ベーシックでんき) | 267.66円 | 401.49円 | 535.32円 | 802.98円 | 1,070.64円 |
東京ガスの電気(基本プラン) | 295.24円 | 442.86円 | 590.48円 | 885.72円 | 1,180.96円 |
東京電力(スタンダードS) | 295.24円 | 442.86円 | 590.48円 | 885.72円 | 1,180.96円 |
TERASELでんき(超TERASEL東京B) | 295.24円 | 442.86円 | 590.48円 | 885.72円 | 1,180.96円 |
ENEOSでんき(東京Vプラン) | 295.29円 | 442.94円 | 590.58円 | 885.87円 | 1,181.16円 |
※価格はすべて税込み
東京ガスの電気の基本料金は、標準的な価格と言っていいでしょう。他社には、CDエナジーなどの基本料金が安く設定されているサービスもあるため、基本料金だけで判断すると、東京ガスの電気は決してお得と言えないこともわかります。なお、他社電力会社の中には「ONEでんき」や「0円でんき」など、基本料金が0円のサービスもいくつかあります。
とはいえ、基本料金だけで電気料金が決まるわけではないため、電力量料金にも目を通して結論付けることが大切です。
従量料金単価の比較
電力量料金は、電気使用量に「従量料金単価」を乗じて決まります。そのため、東京ガスの電気が安いかどうかは、他社と従量料金単価を比較することで判断することが可能です。
他社電気サービスとの従量料金単価(1kWhあたり)の比較表
〜120kWh以下 | 120kWh超え〜 300kWh以下 |
300kWh超え〜 | |
---|---|---|---|
CDエナジー(ベーシックでんき) | 19.78円 | 25.47円 | 26.38円 |
ENEOSでんき(東京Vプラン) | 19.97円 | 24.63円 | 26.31円 |
東京ガスの電気(基本プラン) | 29.90円 | 35.41円 | 37.48円 |
東京電力(スタンダードS) | 30.00円 | 36.60円 | 40.69円 |
TERASELでんき(超TERASEL東京B) | 30.00円 | 34.46円 | 35.84円 |
※価格はすべて税込み
今回ピックアップした電力会社の中では、東京ガスの電気の従量料金単価が、CDエナジーとENEOSでんきの次にお得であることが確認できます。特に、どの段階でも、東京電力より安いことは見逃せないポイントです。
一人暮らしの料金シミュレーション
続いて、基本料金と従量料金単価を用いて実際にいくらかかるのか、契約条件別で料金シミュレーションを行っていきます。まずは、一人暮らしの単身者を仮定して、電気料金をシミュレーションしていきます。
<契約条件>
- 契約容量:30A
- 電気使用量/月:150kWh
一人暮らしの電気料金シミュレーションの比較表
電気料金(基本料金+従量料金)/月 | |
---|---|
CDエナジー(ベーシックでんき) | 3,941円 |
ENEOSでんき(東京Vプラン) | 4,021円 |
TERASELでんき(超TERASEL東京B) | 5,520円 |
東京ガスの電気(基本プラン) | 5,536円 |
東京電力(スタンダードS) | 5,584円 |
※価格はすべて税込み
※「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は除いて算出
東京ガスの電気は決して安いとは言えませんが、東京電力と比較すると確実にお得に利用できることが確認できました。金額差はわずかとはいえ、東京電力と迷っているなら、安く利用できる東京ガスの電気のほうがお得と言えるでしょう。
二人暮らしの料金シミュレーション
夫婦二人暮らしを仮定して、以下の契約条件で、電気料金のシミュレーションを行っていきます。
<契約条件>
- 契約容量:30A
- 電気使用量/月:350kWh
二人暮らしの電気料金シミュレーションの比較表
電気料金(基本料金+従量料金)/月 | |
---|---|
ENEOSでんき(東京Vプラン) | 9,031円 |
CDエナジー(ベーシックでんき) | 9,080円 |
TERASELでんき(超TERASEL東京B) | 12,481円 |
東京ガスの電気(基本プラン) | 12,722円 |
東京電力(スタンダードS) | 13,108円 |
※価格はすべて税込み
※「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は除いて算出
一人暮らしよりも、東京電力との料金差が増えていることが確認できます。電力会社全体で見ると安くないことに変わりはありませんが、東京電力とどちらにするか迷っているなら、東京ガスの電気に申し込むほうがお得と言えるでしょう。
四人暮らしの料金シミュレーション
最後にファミリー層を仮定して、以下の契約条件で、四人暮らしの電気料金のシミュレーションを行っていきます。
<契約条件>
- 契約容量:40A
- 電気使用量/月:450kWh
四人暮らしの電気料金シミュレーションの比較表
電気料金(基本料金+従量料金)/月 | |
---|---|
ENEOSでんき(東京Vプラン) | 11,957円 |
CDエナジー(ベーシックでんき) | 11,986円 |
TERASELでんき(超TERASEL東京B) | 16,360円 |
東京ガスの電気(基本プラン) | 16,765円 |
東京電力(スタンダードS) | 17,513円 |
※価格はすべて税込み
※「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は除いて算出
これまでのケースと同じく、最安ではありませんが、東京電力よりは安く利用できることが確認できますね。
とにかく安く利用したい場合は、どの契約条件でも、東京ガスの電気以外の電力会社が有力候補に挙がってくるでしょう。しかし、電力供給の安定感など、料金面以外のメリットを重視するなら、東京電力よりも安く利用できる東京ガスの電気が最もおすすめと言えます。
東京ガスの電気がおすすめの人

これまで紹介してきたメリットと注意点をもとに、東京ガスの電気がおすすめの人の特徴をピックアップしました。
東京ガスの電気がおすすめの人
- 契約エリア内に住んでいる人
- 東京電力を契約している人
- 供給が安定している大手と契約したい人
自身に適したサービスなのかを見きわめるつもりで、読み進めてみてください。
契約エリア内に住んでいる人
東京ガスの電気は、全国すべての地域で利用できるわけでなく、関東近辺のみに供給しているサービスなので、契約エリア内に住んでいる人におすすめです。契約エリア内に住んでいて、電気・ガスのセット割や「myTOKYOGAS」での簡単管理、契約期間の縛りがない点に魅力を感じるなら、申し込みして後悔することは少ないでしょう。
ただし、電気が利用できるエリアでも、ガスの契約ができない山梨県と静岡県(富士川以東)は、セット割が適用されないため注意が必要です。電気とガスの両方が契約できる、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県に住んでいる人には特におすすめですよ。
東京電力を契約している人
毎月の電気料金が安くなる可能性が高い点を考慮すると、現在は東京電力を契約している人にもおすすめと言えます。基本料金は同じですが、従量料金単価が安く設定されているため、いま東京電力を利用中なら東京ガスの電気に乗り換えることで、電気料金が安くなる可能性が高いですよ。
供給が安定している大手と契約したい人
東京ガスの電気は、自社で4つの火力発電所を保有しており、安定した電力供給が期待できるのもメリットの一つでした。
東京ガスの電気に限らず、新電力サービスは倒産のリスクがあることから、契約をためらってしまう人も多いです。しかし、東京ガスの電気ならライフラインが安定しているため、供給が絶たれる心配がない大手と契約したい人にもおすすめできます。
東京ガスの電気がお得になるキャンペーン
東京ガスでは、電気がお得になるさまざまなキャンペーンを実施中です。
東京ガスの電気がお得になるキャンペーン
- 夏の節電キャンペーン2023
- audiobookが30日間無料で試せるキャンペーン
- 電気代基本料金1ヶ月無料キャンペーン
- 家族の健康応援特典
- 省エネクイズに回答でパッチョポイントプレゼント
どのような特典なのか、一通り概要を確認しておきましょう。
夏の節電キャンペーン2023
東京ガスでは、開催期間内に条件を満たすことで、パッチョポイントがもらえる「夏の節電キャンペーン2023」を実施中です。パッチョポイントとは、東京ガス独自のポイントサービスのことで、「楽天ポイント」や「Tポイント」などの9つのポイントサービスに、500ポイントから交換ができます。
キャンペーンの開催期間と適用条件
開催期間 | 2023年7月1日~2023年9月30日 ※申し込みの締切は2023年8月21日まで |
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適用条件 |
|
確認日(2023年8月21日)時点で条件をすべて満たせば、手続きなしで、2023年9月1日に自動的に以下の特典が受けられますよ。
特典①節電チャンス時間の節電成功で、ポイントゲット
節電チャンス時間に節電することで、パッチョポイント「5ポイント/kWh」が付与される特典です。キャンペーン期間中の累積節電量に応じて、ボーナスポイントも上乗せして追加してもらえます。
特典②出かけてお得!対象施設に出向いてポイントゲット
お出かけチャンス時間にお出かけスポットに出向き、「DR会員向けマイページ」の判定ボタンをタップすれば、1日1回「節電行動ポイント20ポイント」が付与されます。
特典③みんなで節電!目標立ててポイントゲット
「DR会員向けマイページ」から節電行動を宣言することで、「節電行動ポイント20ポイント」がもらえる特典です。コンテンツの紹介ページに掲載されたら、さらに追加ポイント20ポイントも付与してもらえます。
東京都に住んでいる人なら、5日以上の節電を達成することで、上記3つの特典に加えて1,000円相当のデジタルギフト券を受け取ることも可能です。パッチョポイントまたはデジタルギフト券を楽天ポイントやTポイントに交換すれば、生活費の節約につながるので、積極的に狙っていきましょう。
audiobookが30日間無料で試せるキャンペーン
東京ガスでは、Web会員サービスmyTOKYOGASの特典として、月額1,080円の「audiobook」を、30日間無料で試せるキャンペーンを実施しています。audiobookとは、プロの声優やナレーターが書籍を読み上げてくれるサービスのことです。耳で書籍の内容を確認できるため、本を読むことが苦手な人に最適です。
適用方法
- 特典専用ページにアクセスする
- 「30日無料で体験する」の黄色いボタンから聴き放題プランを登録する
初回申し込みであれば、月額プラン、年割プランのどちらでも30日無料でお試し利用ができますよ。
電気代基本料金1ヶ月無料キャンペーン
東京ガスの電気の「基本プラン」、または「ずっとも電気3新規申込割」の基本料金が1ヶ月無料になるキャンペーンです。契約アンペア数ごとに基本料金が異なるため、どのくらい割引されるかは人によって異なります。一般的な家庭で、30Aまたは40Aを利用することが多い点を考慮すると、約1,000円の割引が受けられるキャンペーンと思っておくといいでしょう。
適用条件
- 東京ガスの「基本プラン」「ずっとも電気3」を新規で申し込む
- 電気の需給開始日が申し込みから6ヶ月以内である
終了日が未定とされており、突然適用できなくなることも十分に考えられるので、気になる人は早めに申し込みしましょう。
家族の健康応援特典
myTOKYOGASアプリをダウンロードすることで、「スポーツクラブ ルネサンス」の新規入会特典が受けられるキャンペーンです
スポーツクラブ ルネサンスの新規入会特典
- 入会金が無料
- 事務手数料が無料
- 月会費1ヶ月分が無料
- 水素水オプションが2ヶ月無料
8ヶ月以上在籍する予定がある人なら、myTOKYOGASアプリから、キャンペーン画面を表示して店舗に提示するだけで、すべての特典が受けられます。スポーツクラブの利用を検討している人は、この機会に加入してみるのもおすすめですよ。
省エネクイズに回答でパッチョポイントプレゼント
省エネクイズに回答することで、パッチョポイント50Pをプレゼントしてもらえるキャンペーンです。定期的に実施されているキャンペーンなので、開催されている場合は、ゲーム感覚でポイント獲得を狙ってみてください。
東京ガスの電気の申し込み方法
東京ガスの電気が自身に適していると感じた人は、申し込み方法についても確認しておきましょう。東京ガスの電気の申し込み方法は、以下の4ステップです。
東京ガスの電気の申し込み方法
- 必要な書類を準備する
- 公式サイトから申し込む
- 料金プランを選択し必要事項を入力する
- 東京ガスの電気の利用を開始する
一つずつ順を追って解説していきます。
①必要な書類を準備する
手続きをスムーズに進めるために、まずは、申し込みで必要になる書類やものを事前に準備しておきましょう。
東京ガスの電気の申し込みで必要な書類やもの
- 検針票
- クレジットカードまたは銀行通帳
現在契約中の電力会社から発行されている「検針票」を手元に置いておけば、スムーズに申し込みができます。また、東京ガスを利用している場合は、電気だけでなく、ガスの検針票も用意しておきましょう。支払い方法を登録するために、クレジットカードまたは口座振替用の銀行通帳を準備しておくことも大切です。
②公式サイトから申し込む
必要なものがすべて揃ったら、東京ガスの公式サイトにアクセスし、申し込み手続きを進めていきましょう。基本的には、検針票を見ながら手続きを進めることで、簡単に申し込むことが可能です。
なお、スマホから申し込む場合は、検針票を撮影するだけでより簡単に手続きができます。万が一紙の検針票がない場合でも、「お客さま番号」などの契約情報が記載されたWeb画面の写真を撮って、アップロードするだけで手続きが完了するので、カメラ機能が付いているスマホを持っているならおすすめですよ。
③料金プランを選択し必要事項を入力する
料金プランを選択したあと、契約者情報の入力を求められます。氏名や生年月日、電話番号、支払い情報など、画面の指示に従って入力を進めていきましょう。入力完了後に「重要事項確認書」に同意すれば、申し込み手続きは完了です。
④東京ガスの電気の利用を開始する
申し込み手続きが終わったら、約1〜2ヶ月後に電力が切り替わるまで、なにもする必要はありません。契約中の電力会社の解約も東京ガスが代行してくれるため、5分ほどの申し込み手続きを済ませるだけで簡単に電気を切り替えられますよ。
ただし、スマートメーターが設置されていない場合は、地域の電力会社による取替え作業が行われてから、電気が切り替わる点に注意しましょう。申し込み自体は簡単ですが、すぐに使えるようになるわけではないので、引っ越しの際は早めに手続きするようにしてください。
東京ガスの電気に関するよくある質問
東京ガスの電気に関するよくある質問を7つピックアップしました。
東京ガスの電気に関するよくある質問
- 東京ガスの電気とは?
- 東京ガスの電気のメリットを知りたい
- 東京ガスの電気に注意点はある?
- 東京ガスの電気は本当にお得?
- 東京ガスの電気はどんな人におすすめ?
- 東京ガスの電気がお得になるキャンペーンを知りたい
- 東京ガスの電気の申し込み方法とは?
一つずつ簡潔に回答していくので、申し込む前に一通り確認しておきましょう。
東京ガスの電気とは?
東京ガスの電気とは、東京都港区に本社を置く「東京ガス株式会社」が提供している新電力サービスです。東京都や神奈川県、埼玉県などの関東圏に、ガスとともに電気も供給しています。
サービスの概要については、東京ガスの電気とはで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
東京ガスの電気のメリットを知りたい
東京ガスの電気のメリットは、主に以下の5つが挙げられます。
東京ガスの電気のメリット
- 東京電力に比べて従量料金単価が低く設定されている
- 電気とガスをセットにすると割引になる
- 安定性のある供給ができる
- 契約期間や解約違約金がない
- myTOKYOGASで簡単に確認や管理ができる
どんな魅力があるサービスなのか「東京ガスの電気のメリットと良い口コミ・評判」でユーザーの口コミとともに解説しているので、あわせてご覧ください。
東京ガスの電気に注意点はある?
東京ガスの電気にはメリットだけでなく、以下4つの注意点もあります。
東京ガスの電気の注意点
- 利用エリアが限られている
- ガスとのセット割で割引できるのは電気代のみ
- オール電化向けの電気料金プランは提供していない
- 営業電話がかかってくることがある
申し込む前に理解しておくべきポイントについて「東京ガスの電気の注意点と悪い口コミ・評判」でユーザーの口コミとともに解説しているので、参考にしてみてください。
東京ガスの電気は本当にお得?
東京ガスの電気は、同じエリアで契約できる「東京電力」よりもお得になる可能性が高いです。ただし、他社電力会社の中には、東京ガスの電気よりも安く利用できるサービスがあることも事実です。
料金の比較結果と具体的な料金が知りたい人は「【他社比較】東京ガスの電気の料金は安い?お得?」をご覧ください。
東京ガスの電気はどんな人におすすめ?
メリット・注意点をもとに、東京ガスの電気がおすすめの人の特徴をピックアップしました。
東京ガスの電気がおすすめの人
- 契約エリア内に住んでいる人
- 東京電力を契約している人
- 供給が安定している大手と契約したい人
どのような人のことを意味するのか「東京ガスの電気がおすすめの人」でもう少し詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
東京ガスの電気がお得になるキャンペーンを知りたい
東京ガスの電気では、現在以下のキャンペーンが実施されています。
東京ガスの電気がお得になるキャンペーン
- 夏の節電キャンペーン2023
- audiobookが30日間無料で試せるキャンペーン
特典内容が気になる人は、詳細を記載している「東京ガスの電気がお得になるキャンペーン」を参考にしてみてください。
東京ガスの電気の申し込み方法とは?
東京ガスの電気の申し込み方法は、以下の4ステップです。
東京ガスの電気の申し込み方法
- 必要な書類を準備する
- 公式サイトから申し込む
- 料金プランを選択し必要事項を入力する
- 東京ガスの電気の利用を開始する
手続きの際に意識すべきポイントを「東京ガスの電気の申し込み方法」でまとめているのでぜひご覧ください。
まとめ
今回は、東京ガスの電気の契約を検討中のユーザーに向けて、メリットや注意点、おすすめの人の特徴について解説してきました。
東京ガスの電気は、東京電力よりも従量料金単価が安く設定されていたり、ガスとのセット割に対応していたりとメリットが多い新電力サービスです。料金面だけでなく、電気の安定供給が見込める点や契約期間の縛りがないことを知れば、申し込みしたくなる人も多いでしょう。しかし、利用エリアが関東近辺に限られていたり、オール電化向けの電気料金プランは提供していなかったりと、注意点が多い電力サービスでもあります。
東京ガスの電気の契約を検討中なら、今回の記事でメリットだけでなく注意点も理解したうえで、申し込みをしてみてください。

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