東京ガスのガス・電気料金プランまとめ!東京電力との比較やおすすめの人についても解説

首都圏に住む予定がある場合、必要不可欠となるのがガス・電気の契約です。ガスは東京ガス、電気は東京電力で契約するイメージがありますが、電力・ガスの自由化に伴い、東京ガス・東京電力の双方で電気とガスの両方を販売しています。ここで気になるのが、各社のガス料金・電気料金の詳細ではないでしょうか。
今回は、東京ガスのガス・電気料金プランをまとめてご紹介します。東京電力と比較しどちらがお得なのか、どのような人に東京ガスがおすすめなのかもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
東京ガスとは

出典:東京ガス公式サイト
東京ガスは、東京都および周辺地域で都市ガスを供給している都市ガス会社で、1885年に設立されました。
会社 | 東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社) |
---|---|
創立日 | 明治18(1885)年10月1日 |
事業内容 | 都市ガス・LNG販売 電力 海外 エネルギー関連 地域開発サービス |
都市ガス供給エリア | 1都6県 (東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、茨城県、群馬県) |
東京ガスは明治18年に創業し、東証一部上場もしています。都市ガスの契約者数は2022年3月時点で約868万件と、都市ガスの供給において日本で最大手の企業です。
2016年には電力自由化に伴い、電気の販売も開始しました。電気とガスがセットになったお得なプランもあり、2022年10月時点の東京ガスの電気は新電力販売量で1位になっています。
東京ガスのおすすめポイント
- 信頼のある大手企業
- 電気とのセット割がある
- 電気とガスの支払い窓口がまとまる
まずは東京ガスの供給エリアを確認しよう
東京ガスは首都圏を中心に供給しています。供給エリアは以下のとおりです。
東京ガスの供給エリア
- 東京都
- 神奈川県
- 千葉県
- 埼玉県
- 栃木県
- 茨城県
- 群馬県
上記のように、供給エリアが限定されています。関東エリア以外にお住まいの方は利用できないため、注意しましょう。
東京ガスのガス料金プラン一覧
東京ガスのガス料金プランは以下のとおりです。
東京ガスのガス料金プラン
プラン内容をひとつずつ確認していきましょう。
ガス一般料金
以下は、都市ガス自由化が始まる前からある基本のガス料金です。
ガス一般料金(東京都地区等)
料金表 | 1ヶ月のガス使用量 | 基本料金(1ヶ月あたり) | 単位料金(1㎥あたり) |
---|---|---|---|
A表 | 0㎥から20㎥まで | 759円 | 158.87円 |
B表 | 20㎥から80㎥まで | 1,056円 | 144.02円 |
C表 | 80㎥から200㎥まで | 1,232円 | 141.82円 |
D表 | 200㎥から500㎥まで | 1,892円 | 138.52円 |
E表 | 500㎥から800㎥まで | 6,292円 | 129.72円 |
F表 | 800㎥を超える場合 | 12,452円 | 122.02円 |
※税込み
東京ガスの一般料金は、一般家庭で多く利用されている料金プランです。料金プランの中でもっとも安いため、節約を重視する人に向いています。なお、一般料金は「東京都地区等」と「群馬地区」「群馬南地区」の3つに分かれており、地区によって料金が異なります。
ガス一般料金のおすすめポイント
・誰でも利用できる料金プラン
・東京ガスの中でもっとも安い料金プラン
ずっともガス

出典:東京ガス公式サイト
ずっともガスは、パッチョポイントが貯まる料金プランです。
ずっともガスの料金表(東京都地区等)
料金表 | 1ヶ月のガス使用量 | 基本料金(1ヶ月あたり) | 単位料金(1㎥あたり) |
---|---|---|---|
A表 | 0㎥から20㎥まで | 759円 | 173.72円 |
B表 | 20㎥から80㎥まで | 1,056円 | 144.02円 |
C表 | 80㎥から200㎥まで | 1,232円 | 141.82円 |
D表 | 200㎥から500㎥まで | 1,892円 | 138.52円 |
E表 | 500㎥から800㎥まで | 6,292円 | 129.72円 |
F表 | 800㎥を超える場合 | 12,452円 | 122.02円 |
※税込み
ずっともガスは一般料金を契約中で、エネファーム・エコウィル・ガス温水床暖房・エコジョーズ以外のガス機器を利用中の人が申し込めるプランです。ガス一般料金との違いは、パッチョポイントが付与される点です。
パッチョポイントとは、東京ガスWebショップでの買い物や、提携ポイントと交換可能なポイントのことで、電気・ガスの利用料金や料金確認などを通じてポイントが付与されます。ずっともガスプランでは1,000円につき5ポイントが付与されるため、パッチョポイントを貯めたい人におすすめです。
ただし、10㎥までは一般料金よりも割高となるため、使用量を調べて申し込むようにしましょう。
ずっともガスのおすすめポイント
・パッチョポイントが貯まる
・ポイントの利用によって、日々の買い物がお得になる
暖らんぷらん

出典:東京ガス公式サイト
暖らんぷらんは、床暖房を利用している人に向けたプランです。
暖らんぷらんの料金表(東京都地区等)
料金表 | 1ヶ月のガス使用量 | 基本料金(1ヶ月あたり) | 単位料金(1㎥あたり) | |
---|---|---|---|---|
冬期 12〜4月 | A表 | 0㎥から20㎥まで | 759円 | 145.31円 |
B表 | 20㎥から80㎥まで | 1,265円 | 120.01円 | |
C表 | 80㎥を超える場合 | 2,145円 | 109.01円 | |
5〜11月 | A表〜F表 | 一般料金と同じ |
※税込み
暖らんぷらんは、床暖房の利用が増える12〜4月の期間、使用量が20㎥を超える場合に一般料金よりも安くなるプランです。また、暖らんぷらんには3つのオプション割引があり、適用条件を満たせば年間3〜6%の割引が適用されます。
■バス適割・・・年間3%割引 →ガス温水浴室暖房乾燥機を浴室または脱衣室で使用している場合に適用
■エコ割・・・年間3%割引 →ecoジョーズなどの潜熱回収型給湯器を使用している場合に適用
■セット割・・・年間6%割引 ガス温水浴室暖房乾燥機を浴室または脱衣室で使用、かつecoジョーズなどの潜熱回収型給湯器を使用する場合に適用
料金が上がりやすい冬期でも一般料金より安くなるため、床暖房を利用中の人におすすめのプランです。
暖らんぷらんのおすすめポイント
・床暖房シーズンの料金が安くなる
・オプション割引でさらにお得に利用できる
エコウィルで発電エコぷらん

出典:東京ガス公式サイト
エコウィルで発電エコぷらんは、家庭用コージェネレーションシステム「エコウィル」を利用している人に向けたプランです。
エコウィルで発電エコぷらんの料金表(東京都等地区)
料金表 | 1ヶ月のガス使用量 | 基本料金(1ヶ月あたり) | 単位料金(1㎥あたり) | |
---|---|---|---|---|
冬期 12〜4月 |
A表 | 0㎥から20㎥まで | 759円 | 145.31円 |
B表 | 20㎥から80㎥まで | 1,265円 | 120.01円 | |
C表 | 80㎥を超える場合 | 2,233円 | 107.91円 | |
5〜11月 | A表〜F表 | 一般料金と同じ |
※税込み
エコウィルは自宅で発電でき、発電の際の排熱を利用して給湯にも利用できる家庭用コージェネレーションシステムです。12〜4月の期間、20㎥を超える場合に料金が安くなります。
また、年間を通して8%割引になる点もポイントです。冬期・その他の時期それぞれの料金表で計算した金額から、割引上限6,286円(/月まで)として、年間8%割引されます。電気の購入量を減らしながら発電時のガス料金の上昇も抑えられるため、エコウィルを利用中の人におすすめのプランです。
エコウィルで発電エコぷらんのおすすめポイント
・エコウィル専用の料金プラン
・冬期は一般料金より安くなる
・年間8%の割引あり
エネファームで発電エコぷらん

出典:東京ガス公式サイト
エネファームで発電エコぷらんは、家庭用燃料電池「エコファーム」専用プランです。
エネファームで発電エコぷらんの料金表(東京都地区等)
料金表 | 1ヶ月のガス使用量 | 基本料金(1ヶ月あたり) | 単位料金(1㎥あたり) | |
---|---|---|---|---|
冬期 12〜4月 | A表 | 0㎥から20㎥まで | 759円 | 145.31円 |
B表 | 20㎥から80㎥まで | 1,485円 | 109.01円 | |
C表 | 80㎥を超える場合 | 1,925円 | 103.51円 | |
5〜11月 | A表 | 0㎥から20㎥まで | 759円 | 145.31円 |
B表 | 20㎥を超える場合 | 1,485円 | 109.01円 |
※税込み
エネファームは、都市ガスから電気とお湯をつくる家庭用燃料電池です。暖房や給湯が増える時期は、20㎥以上の使用量を超える場合に一般料金よりも安くなります。
さらに、3つのオプション割引の適用で年間3〜13%の割引されるため、ガス料金がよりお得になる点もメリットです。
■バス暖割・・・年間3%割引(上限2,619円/月) →ガス温水浴室暖房乾燥機を浴室または脱衣室で使用している場合に適用
■床暖割・・・冬期・年間10%割引(上限7,857円/月) →家庭用ガス温水床暖房を居室で使用している場合に適用 ※その他の時期は割引なし
■セット割・・・冬期・年間13%割引(上限10,476円/月) →ガス温水浴室暖房乾燥機を浴室または脱衣室で使用、かつ家庭用ガス温水床暖房を居室で使用している場合に適用 ※その他の時期は年間3%(上限2,619円/月)が割引
エネファームで発電エコぷらん
・エネファーム専用の料金プラン
・冬期は一般料金より安くなる
・年間3〜13%の割引あり
東京ガスの電気料金プラン一覧
東京ガスは、2016年の電力自由化により電気の販売も始めています。2022年10月時点で東京ガスの電気は新電力販売量で1位になっており、契約者がもっとも多い電力会社となりました。
東京ガスの電気料金プランは、以下の6つです。
東京ガスの電気料金プラン
ひとつずつ見ていきましょう。
基本プラン

出典:東京ガス公式サイト
基本プランは契約電流が10〜60アンペア、または契約容量が6〜50kVA未満を対象とした電気料金プランです。
基本プランの料金表
基本料金(1ヶ月あたり) | ||
---|---|---|
契約アンペア数 | 料金 | |
10A | 286円 | |
15A | 429円 | |
20A | 572円 | |
30A | 858円 | |
40A | 1,144円 | |
50A | 1,430円 | |
60A | 1,716円 | |
電力量料金 | 120kWhまで | 19.78円 |
120kWhから 300kWhまで |
25.29円 | |
300kWhを超えたもの | 27.36円 |
基本プランは「基本料金+3段階の単価」からなる料金プランです。基本料金は東京電力と同じですが、電力量料金は東京ガスの方が安く設定されています。そのため、使用量が多ければ多いほど東京ガスの方が電気料金はお得になるのです。
さらに東京ガスの電気は、都市ガスと電気のセットで電気料金が割引になる「ガス・電気セット割(定率B)」があります。東京ガスの基本プランと都市ガスとの契約で、毎月の電気料金の基本料金および電力量料金の合計額から電気料金が0.5%割引されるうえ、窓口を一本化できます。
基本プランのおすすめポイント
- 東京電気よりも電力量料金が安い
- 都市ガスとセットで電気料金が0.5%割引
- 都市ガスと電気のセットで窓口が一本化される
さすてな電気

出典:東京ガス公式サイト
さすてな電気は、環境にやさしい実質再生可能エネルギーを使用したプランです。
さすてな電気(A契約タイプ)の料金表
基本料金(1契約) | ||
---|---|---|
契約アンペア数 | 料金 | |
10A | 286円 | |
15A | 429円 | |
20A | 572円 | |
30A | 858円 | |
40A | 1,144円 | |
50A | 1,430円 | |
60A | 1,716円 | |
電力量料金 | 120kWhまで | 19.88円 |
120kWhから 300kWhまで |
26.48円 | |
300kWhを超えたもの | 30.57円 |
さすてな電気(kVA契約タイプ)の料金表
基本料金(1kVA) | 286円 | |
---|---|---|
電力量料金 | 120kWhまで | 19.88円 |
120kWhから 300kWhまで |
26.48円 | |
300kWhを超えたもの | 30.57円 |
さすてな電気は持続可能な社会を実現するための新しい電気プランで、東京ガスが購入する「非化石証書」を活用し、実質再生可能エネルギーの電気を利用できるサービスです。
さすてな電気の「A契約タイプ」は一般家庭向けで、東京電力のスタンダードSの料金に相当します。一方、「kVA契約タイプ」は電力使用量が多い家庭や事務所、飲食店向けで、料金は東京電気のスタンダードLに相当します。
なお、ガス・電気とのセット割がなく、オール電化専用プランもありませんが、身近に環境貢献できるプランです。
さすてな電気のおすすめポイント
- 環境保護につながる
- 東京電力と同等の料金で、実質再生可能エネルギーの電気が提供される
オール電化向け料金プラン

出典:東京ガス公式サイト
オール電化向け料金プランは、オール電化住宅にお住まいの方におすすめのプランです。
オール電化向け料金プランの料金例
基本料金(1kVA) | 292.28円 (15A:438.43円) | |
---|---|---|
電力量料金 | 午前6時〜翌午前1時 | 35.60円 |
午前1時〜午前6時円 | 27.70円 |
東京ガスのオール電化向け料金プランは、東京電力のスマートライフS/Lよりも1%安く設定されています。そのため、乗り換えによって、年間約3,000円の節約につながります。
ただし、東京電力の「電化上手」「おトクなナイト8」「おトクなナイト10」「ピークシフトプラン」「深夜電力」を利用中の方は注意が必要です。切り替えによって、逆に電気料金が高くなるため気をつけましょう。
なお、引越し以外の現電力会社への解約連絡や申し込み費用は原則不要です。そのため、東京ガスへの乗り換えのハードルは比較的低いといえます。
オール電化向け料金プランのおすすめポイント
- 東京電力からの乗り換えで年間約3,000円節約できる
- 申し込みだけでその他の手続きが原則不要
ずっとも電気3

出典:東京ガス公式サイト
ずっとも電気3は、大型エアコンなどを使う事務所や工場向けの料金プランです
ずっとも電気3の料金表
基本料金(1ヶ月) | 1,037.30円 | |
---|---|---|
電力量料金 | [契約電力×130]kWhまで | <夏季>17.22円 <その他の季節>15.65円 |
[契約電力×130]kWhを超えたもの | <夏季>18.71円 <その他の季節>18.59円 |
※夏季:毎年7/1~9/30 ※その他の季節:毎年10/1~6/30
ずっとも電気3は、モーターや大型エアコンなどの動力を使うマンション共用部、工場、商店向けのプランです。
都市ガスとのセットで、「ガス・電気セット割(定額A)」を利用できます。毎月の電気料金の基本料金から275円(税込み)が割引されるため、電気料金のコストを抑えたい場合におすすめのプランです。
なお、電力量料金は時期によって料金が異なるため注意しましょう。
ずっとも電気3のおすすめポイント
- 事務所や工場向けの料金プラン
- 都市ガスとのセットで毎月275円割引
ずっともソーラー(フラットプラン)

出典:東京ガス公式サイト
ずっともソーラー(フラットプラン)は、発電した電気を定額のサービス料金で利用できる料金プランです。
月額料金は提携企業によって異なり、太陽光発電導入の初期費用も工事費用込みで初期費用0円のサービスAと、工事費用だけ負担するサービスBの2種類に分かれます。
ずっともソーラーは、停電時でも晴れた日の日中であれば、太陽光で発電した電気を使えます。また、契約終了後は月額料金の支払いが不要になり、余った電気を売って収入を得ることも可能です。
ずっともソーラー(フラットプラン)のおすすめポイント
- 初期費用を抑えて太陽光発電を利用できる
- 月額サービス料が安心の定額制
- 契約期間終了後は売電で収入を得られる可能性がある
太陽光電力買取サービス
太陽光電力買取サービスは、卒FITの方に向けた東京ガスの電力買取サービスです。東京ガスでは、蓄電池導入サポートプラン適用期間の半年間は、最大23円/kWhで余った電気を買い取っています。
日中使い切れなかった電力は蓄電池に充電し、夜間に購入する電力を減らすことで、電気代の削減につなげます。蓄電池は停電時にも非常用電源として利用できるため、もしものときでも安心です。
太陽光電力買取サービスのおすすめポイント
- 電気を最大23円/kWhで買い取ってくれる
- 自家消費で電気代を削減できる
【比較】東京ガスと東京電力だとどっちがお得?

東京ガスでは電力自由化に伴い電気の販売を、東京電力ではガス自由化に伴いガスを販売していますが、結果的にどちらがお得になるのでしょうか。以下では、東京ガス・東京電力の双方を項目ごとにシミュレーションし、結果をまとめていますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしで電気とガスをセットにするなら「東京電力」がお得
一人暮らしで電気とガスをまとめる場合は、東京電力の方が料金が安くなります。
東京ガスと東京電力に違い
東京ガス※1 | 東京電力※2 | |
---|---|---|
電気(30A/120kWh) | 3,232円 | 3,247円 |
ガス(7m³) | 1,776円 | 1,723円 |
セット適用時 | 4,991円 | 4,868円 |
※1:基本料金+ガス一般料金 ※2:スタンダードS+とくとくガスプラン
電気代はどちらもほとんど差はありません。しかし、ガス料金は東京電力の方が3%安く設定されるうえ、年間1,200円の割引もあるため、一人暮らしでは電気・ガスを東京電力でまとめた方がお得です。
二人以上の世帯で電気とガスをセットにするなら「東京ガス」がお得
二人以上の世帯で電気とガスをまとめる場合、東京ガスの方が安くなります。
東京ガスと東京電力の違い
東京ガス※1 | 東京電力※2 | |
---|---|---|
電気(40A/300kWh) | 8,070円 | 8,301円 |
ガス(15m³) | 2,939円 | 2,850円 |
セット適用時 | 10,966円 | 11,049円 |
※1:基本料金+ガス一般料金 ※2:スタンダードS+とくとくガスプラン
東京ガスの電気料金は、東京電力よりも安く設定されています。そのため、一人暮らしよりも電気の使用量が増える二人世帯では、電気料金がお得になるのです。
電気代のみなら「東京ガス」がお得
電気代だけで比べると、東京ガスの方がお得です。東京ガスと東京電力の料金を比較してみましょう。
東京ガスと東京電力の料金比較表(電力量料金)
東京ガス(基本プラン) | 東京電力(スタンダードS) | |
---|---|---|
基本料金(10A) | 286.00円 | 295.24円 |
120kWhまで | 19.78円 | 19.91円 |
120kWhを超え300kWhまで | 25.29円 | 26.49円 |
300kWhを超えたもの | 27.36円 | 30.60円 |
電気は東京電力の方が安いと思いがちですが、実際は東京ガスの方が電気料金は安いのです。電力量料金は最大約3円も差があるため、電気代は使用量が多いほど東京ガスの方がお得です。
ガス代のみなら「東京電力」がお得
一方で、ガス代だけで比較すると東京電力の方がお得になります。
東京ガスと東京電力の料金比較表(ガス)
東京ガス(一般料金) | 東京電力 (とくとくガスプラン) |
||||
---|---|---|---|---|---|
料金表 | 1ヶ月の ガス使用量 |
基本料金 (1ヶ月あたり) |
単位料金 (1㎥あたり) |
基本料金 (1ヶ月あたり) |
単位料金 (1㎥あたり) |
A表 | 0㎥から 20㎥まで |
759円 | 158.87円 | 736.23円 | 140.94円 |
B表 | 20㎥から 80㎥まで |
1,056円 | 144.02円 | 1,024.32円 | 126.54円 |
C表 | 80㎥から 200㎥まで |
1,232円 | 141.82円 | 1,195.04円 | 124.40円 |
D表 | 200㎥から 500㎥まで |
1,892円 | 138.52円 | 1,835.24円 | 121.20円 |
E表 | 500㎥から 800㎥まで |
6,292円 | 129.72円 | 6,103.24円 | 112.67円 |
F表 | 800㎥を 超える場合 |
12,452円 | 122.02円 | 12,078.44円 | 105.20円 |
※税込み
ガス代のみで比較すると、東京電力の方が基本料金・単位料金ともに安いことがわかります。これは、東京電力のガス料金は、東京ガスの一般料金より3%安く設定されているためです。
東京ガスがおすすめの人

東京ガスの基本情報や料金をふまえて、東京ガスがおすすめなのは以下のような人です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
契約エリア内に住んでいる人
東京ガスは提供エリアが限定されています。首都圏を中心とした東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・栃木県・茨城県・群馬県が東京ガスの供給エリアです。
供給エリアに住んでいる人は、最大手の都市ガス会社である東京ガスの利用がおすすめです。
東京電力を契約している人
都市ガスは東京ガス、電気は東京電力とそれぞれ単体で契約している場合は、東京ガスで電気とガスをまとめるのがおすすめです。
東京ガスにまとめることで、セット料金による割引を受けられます。また、支払い先をひとつにまとめられるといったメリットもあります。
供給が安定している大手と契約したい人
東京ガスは、天然ガスを世界各地から調達し長期契約することで、ガスの安定供給を実現しています。また、国内販売シェアは約34%と国内No.1の都市ガス会社です。
ライフラインが安定しており、信頼のある大手と契約したい人は東京ガスをおすすめします。
二人以上の世帯で電気とガスをセットにしたい人
二人以上の世帯で電気とガスをまとめたい人も、東京ガスの利用がおすすめです。東京ガスの電気料金は東京電気よりも安く、さらにガスと電気のセット割が適用されます。光熱費が抑えられるほか、窓口もひとつにまとめられて便利です。
電気のみを契約したいと考えている人
東京ガスは電気料金が安く、使うほど東京電気との料金差が開くため、電気単体の契約でもお得に利用できます。東京ガスは2022年10月時点で、新電力販売量1位です。
料金の安さだけでなく、大手の都市ガス会社が提供する安心感もあるため、電気だけの契約を考えている人にも東京ガスはおすすめです。
東京ガスの料金によくある質問
最後に、東京ガスの料金に関するよくある質問をまとめました。
東京ガスの料金によくある質問
それぞれの質問に回答していきますので、東京ガスを検討する際の参考にしてみてください。
東京ガスのガス料金プランは何がある?
東京ガスの料金プランは5つあります。
東京ガスのガス料金プラン
- ガス一般料金
- ずっともガス
- 暖らんプラン
- エコウィルで発電エコプラン
- エネファームで発電エコプラン
一般家庭では、ガス一般料金や、パッチョポイントが貯まるずっともガスがおすすめです。また、床暖房やエコウィル、エネファームを利用中の人に向けた専用の料金プランもあるため、利用中の機器に合わせてプランを選択しましょう。
なお、各プランのガス料金は「東京ガスのガス料金プラン一覧」で詳しく説明しています。
東京ガスの電気料金プランは何がある?
東京ガスには6つの電気料金プランがあります。
東京ガスの電気料金プラン
- 基本プラン
- さすてな電気
- オール電化向け料金プラン
- ずっとも電気3
- ずっともソーラー(フラットプラン)
- 太陽光電力買取サービス
一般家庭向けの基本プランや環境にやさしいさすてな電気、オール電化向けのプランなど多様な料金プランがあるので、電気の使用量や利用環境に合わせてどれにするか決めましょう。また、各プランのガス料金は「東京ガスの電気料金プラン一覧」で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
東京ガスと東京電力だとどっちがお得?
東京ガスと東京電力のお得さは、使う人の状況・ニーズによってそれぞれ異なります。
東京ガスがお得な場合 | 東京電力がお得な場合 |
---|---|
・二人以上の世帯で電気とガスをセットにした場合 ・電気だけを契約する場合 |
・一人暮らしで電気とガスをセットにした場合 ・ガスだけを契約する場合 |
東京ガスの利用でお得になるのは、二人以上の世帯で電気とガスをまとめた場合と、電気だけを契約する場合です。家族が多い人やパートナーの方と住んでいる場合は、東京ガスで電気とガスをまとめて契約した方が光熱費の節約につながります。より詳しく知りたい方は、「【比較】東京ガスと東京電力だとどっちがお得?」をご覧ください。
東京ガスがおすすめの人はどんな人?
東京ガスは、以下のような人におすすめのガス会社です。
東京ガスがおすすめの人
- 契約エリア内に住んでいる人
- 東京電力を契約している人
- 供給が安定している大手と契約したい人
- 二人以上の世帯で電気とガスをセットにしたい人
- 電気のみを契約したいと考えている人
詳細は「東京ガスがおすすめの人」で解説していますので、思い当たる節がある方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
東京ガスは、関東圏を中心に供給している最大手のガス会社で、多様なガス・電気料金プランが用意されている点が魅力です。また、電気とのセット割の適用で、電気料金が割引されるのも嬉しいポイントといえます。
関東圏への引越しを考えている方や、「もっとお得に生活したい!」と考えている方は、東京ガスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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