グレタ・トゥーンベリ氏の怒り

2021年08月06日

所属:専修大学

インターン生:I.Tさん

グレタ・トゥーンベリ氏の怒りの写真

酷暑の8月となりました。自粛生活を続ける中で、空調設備の恩恵を感じ入る頃かと思われます。感染防止対策に加え、熱中症若しくは冷房病等、健康状態の悪化に懸念がなされる所でありましょう。私は本稿を書く際、熱中症を避けるために冷房を点け温室効果ガス排出へ貢献してしまっているという葛藤をしています。環境問題を考える時、自分は被害者なのか加害者なのか、考えてしまう次第であります。

そうかと言って万人に熱中症は発症し、特に幼児や高齢者には深刻なダメージを与えます。その事から夏を冷房無しで「根気で乗り越える」のは不可能になります。冷房はオゾン層を破壊するフロンガスを発し、室内が涼しくなる代わりに室外へと熱気を放出しています。国内の電源普及率は火力発電が7割を超えています。

二酸化炭素を大量排出する火力発電の電力によって冷房が回されていると言う事が考えられるでしょう。先述した加害者か被害者かと言う問いですが、ここにあるような失敗は「仕方の無い事」で「みんなの責任」となるのではないでしょうか。これらの言葉は使い方によりけりです。「致し方無し」で失敗の連鎖を、その残酷さを覆い隠し、過ちを繰り返す事が可能になり、加害者責任どころか加害者である認識さえも「みんなの責任」であるとして有耶無耶にする事ができてしまいます。

「みんな」がやっているなら「私」がやっても悪くないという訳です。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」とは言い得て妙です。そこに将来的視点は有りません。環境の汚染や課題解決の失敗は「致し方無く」「みんなの責任」で有るという事を加害者で有る認識を忘れず使うとします。するとより幅広い「みんな」の単位、地球人として団結し合い自らが作った課題を解決していく事となるのではないでしょうか。

そう思わなければ別段と問題とならないという事もあります。私が冷房を点ける動作一つを取って、それを考えたのはスウェーデン出身の環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏のスピーチに感化されたからです。グレタ氏は一昨年2019年にタイム誌からパーソン・オブ・ザ・イヤーとして選出されています。2019年9月23日に行われた国連の気候変動サミットでは目に涙を浮かべ語らうスピーチとして話題になりました。

当スピーチにおいてグレタ氏は序盤から中盤にかけ、国際的な環境会議は諸問題を次世代へ先送りしているという欺瞞を打ち明けました。その例に10年のスパンで温室効果ガスを半減させ気温上昇を1.5度に留める言説は50%の成功確率であり、そのシミュレーションには未知のイノベーションの仮定も含める事から無責任な言説だと断罪します。

次項でIPCCが2018年に提出したデータが出てきます。CO2排出許容量が4200億tならば67%の成功確率が有るというものでした。しかしその許容量に関しまして更新がなされており2019年で3500億tを下回っているようです。グレタ氏はここにも無理さを案じています。各国の重鎮が集まる環境会議にとって、痛い指摘になります。

無謀な目標から解決策が生まれようにも有りません。グレタ氏は終盤にかけて憤りを露にします。表現というと目には涙が光り、頬を赤く染め、思いが込み上がっていた事が分かります。急ぎ足の台詞では無く明瞭に会場の内外へ伝わっていく様なパワーのあるスピーチでした。原文の一部は「You are failing us but the young people are starting to understand your betrayal. あなた方には失望した/が若者達は/始めている/気づく事へ/あなた方の裏切りに The eyes of all future generations are upon you and if you choose to fail us I say we will never forget you. 次世代の視線は/あなた方に注視している/もしあなた方が/選択するなら/私達を失望させるような/私は/言う/私たちは/決して許さないと/」というものでした。

ここにある「私」や「私達」はグレタ氏を含めた新世代の人間で、「あなた方」は問題を野放しにしつつある大人達になります。グレタ氏はこの対比を終始一貫として用いており、罪の無い被害者の子どもと問題を転嫁した大人という加害者の構造をはっきりさせます。みんな誰しもが地球人である空間だけの概念に大人と子供という時間の概念を加えたとなります。

ドナルド・トランプ前大統領との討論番組で左派というレッテルを貼られており、グレタ氏は右派、左派は関係なく地球人的な課題である事を強調しました。トランプ氏が掲げた自国第一主義とは絶対に相容れない見地である事が伺えます。グレタ氏に言わせれば環境が二の次になる自国第一主義間違いであり、環境をネタとして政争に持ち込む事自体も間違いなのです。グレタ氏を否定し誹謗中傷する書き込みの中にはアイデンティティの否定以外に特定の国との支援があると言う結び付けも行われています。

例えば米中対立などです。グレタ氏はTwitterにて双方排出量を下げる必要が有るという同じ意味で批判しています。これもまた次世代の地球人的見地であるからこそできる事なのだと思います。各国のナショナリストからすれば敵なのか味方なのか判別させ「どっち派?」という踏み絵をさせたいところなのですが、殊更に躱す事が出来ます。環境破壊は周り回って将来の人間の所に帰ってくるので、自然は人間のために存在するという人間中心主義に対をなすセンセーショナルな存在であると思います。

環境問題は大気汚染、海洋汚染、生物多様性減少、郊外、資源の枯渇など様々です。共通する事は人の活動が原因である事です。経済との結び付きは何でしょう。資源配分に制限を設ける持続可能型社会では経済が停滞してしまうのでしょうか。持続可能社会とは次世代へ環境や資源、エネルギー、食料を減らさぬよう受け継ぐ社会です。

そのような環境に配慮する活動をして経費の削減効果も同時に期待できることを共益と言います。マクドナルドは商品の包装用紙を手渡しの段ボールから紙バッグに変えて380万ドルを節約したと言われています。環境対策費用と効果を把握する環境会計が叫ばれるようになってきました。共益で環境配慮と利潤の両立が経営者にも浸透していく事でしょうグレタ氏にとって見れば「やっているフリが一番悪である」のです。環境への効果を測定する事は難しいです。補償費やアンケートなどでカバーしようという試みが行われています。

結論

グレタ氏は現在18歳でZ世代を代表する一人と呼ばれます。元はアメリカにてミレニアム世代がY世代と呼ばれている事を受けてZ世代と呼称されたのが始まりです。SNSの発達によってZ世代は環境問題や社会問題への関心が高くなった世代と言われます。国内の10代20代で国内外の環境問題と社会問題に興味があるのは42%であるそうです。

国内でグレタ氏のような人は出るのでしょうか。正直日本の半匿名、非匿名ネットでの彼女への誹謗中傷、名誉棄損は度が過ぎていると言わざるを得ません。主観ですがネットでは女性や子供、障碍者、貧困層、外国人など弱者への当たりが強い様に感じます。弱者を受け入れることが出来る態勢が環境教育と共に広まって欲しい所です。

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エコモ博士
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