液晶テレビを新しい製品に買い替えると電気代がどの程度お得に?
スマホで動画を楽しむ時代!とはいえ、年末年始やお盆期間など一家団欒の際には居間の主役を任されている【テレビ】。快適な部屋を作るために必要不可欠な【エアコン】は、部屋ごとの必須家電の一つです。常時稼働させていなくとも、複数の部屋で使用する場合もあるため家庭における消費電力量のうち8%以上を占めています。
ところで、テレビはエネルギー消費効率向上に力が入れられている製品の内の一つだということはご存じですか? 1998年に改正された「省エネ法」にて設定された省エネルギーエイドの工場を促す溜の目標基準(トップランナー基準)を満たすために各メーカーが省エネ化に力を入れており、既に一定の成果が報告されています。
とはいえ、新製品は本当に省エネなのでしょうか。本当に電気代金を節約する効果が期待できるのでしょうか。本記事では、「旧製品を使い続けるよりも新製品に買い換える方が本当にお財布に優しいのか」についてまとめてみました。ここでは、旧製品として、2007年、2010年、2013年、2015年の製品と2020年の製品について比較しています。
液晶テレビ(32V型) | 年間消費電力(kWh/年) | 年間電気料金(円) | 電気料金削減率(%) |
---|---|---|---|
2020年製品 | 30~76kWh/年 | 1,742円 | -(基準のため) |
2015年製品 | 55kWh/年 | 16,813円 | ― |
2013年製品 | 61kWh/年 | 1,865円 | 7%削減 |
2010年製品 | 88kWh/年 | 2,691円 | 35%削減 |
2007年製品 | 176kWh/年 | 5,380円 | 67%削減 |
*電力削減率計算時は各年度の(最低値+最高値)/2で算出された値を使用
*電気料金は30.57円で計算
*「省エネ製品しんきゅうさん」より年間消費電力量を取得
*「省エネ性能カタログ2020年度」参照
以上の表からわかるように、ここ5年間は消費電力量がほぼ変わっておりませんが、アナログ放送終了前後の2010年製品と比較すると約35%、年間1,000円程度の節約が期待できます。
また、表には示されていませんが、新製品は省エネだけはなく、新機能も追加されています。例えば、部屋の明るさにあわせた画面の明るさ切り替え、自動予約、自動消灯などがあります。また、画質が改善されたので以前よりも鮮明かつリアルに映像を楽しむことができます。
地デジ化以来テレビを買い換えていない方は最大60%以上も電気代節約効果が期待できる【最新テレビ】への買い換えを検討してみてはいかがですか。なお、エアコンは製品によって年間消費電力量がかなり異なります。最もエネルギー消費効率がよいものは最低のものと比較すると二倍以上異なります。 製品購入時は「省エネルギーラベル」や「統一省エネラベル」に表示された「省エネ基準達成率」や★印などを参考にしながら省エネルギーで使用出来る製品を選択しましょう。

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!
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