省エネラベルって何?
省エネ家電、どうやって見分ける?
せっかく買い換えるなら省エネ製品がいいな、と思って家電量販店に行っても結局どれがいいのかわからないことってありませんか?貴方のその疑問、「省エネルギーラベル」と「統一省エネラベル」が解決してくれるかも知れません。
合理的なエネルギーの使用によって国民経済の健在な発展に貢献することを目的とした「省エネ法」にて、省エネルギー性能の向上を促すための目標基準である「トップランナー基準」の達成状況を表示したラベルです。このラベルは、省エネルギー性能の向上を促すための目標基準の達成率などが示されており、製品の省エネ性能を比較する指標として活用することができます。

省エネルギーラベルの表示例 出典:省エネ性能カタログ
①省エネ性マーク+②省エネ基準達成率+③エネルギー消費効率+④目標年度から構成されるラベルで
- 日本で大量に使用されている
- その製品を使用するために相当量のエネルギーを消費している
- エネルギー効率の改善余地がある
といった3つの要件を満たした製品がラベル表示対象として指定されています。主な対象家電は、エアコン、照明器具、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、ストーブ、電気便座、電子レンジなどです。 以下にて、①~④が具体的に何を表しているのかについて紹介していきます。
①省エネ性マーク
トップランナー基準の達成状況が視覚的に分かるマーク。基準達成(省エネ基準達成率100%)の場合は緑色のマークを、基準未達成(100%未満)の場合はオレンジ色のマークで表示されます。
②省エネ基準達成率
製品がトップランナー基準をどれくらい達成しているのかを表しています。100%以上が達成、100%未満が未達成です。
③エネルギー消費効率
製品毎に定められた測定方法がありそれに則した方法で記載されます。掲載している図のように「年間消費電力量」で表す家電もあれば、効率で表すものもあります。
④目標年度
製品毎に定められたトップランナー基準を達成すべき年度が記載されています。
統一省エネラベル
省エネルギーラベルより省エネ性能に関する詳細な情報が記載されたラベルで、「A:省エネルギーラベル」に「B:多段階評価(一部製品:多段階評価点)」と「C:年間の目安電気料金」などの情報が盛り込まれています。
このラベルが表示される製品は現在、「エアコン」「電気冷蔵庫」「電気冷凍庫」「テレビ」「電気便座」「照明器具」の6製品ですが、今後「エコキュート」「ガス温水機器」「石油温水機器」などが加わる予定です。
また、2020年からら、照明器具、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、電気便座の統一省エネラベルのデザインと多段階評価基準が変わりました。詳細は以下で説明します。
A 省エネルギーラベル
省エネ性マーク+②省エネ基準達成率+③エネルギー消費効率+④目標年度から構成されるラベルです。詳しくは「省エネルギーラベル」の説明欄をご覧ください。
B 多段階評価
省エネ性能を市販されている製品の中で相対的に位置づける評価方法です。省エネ性能のレベルは5段階の星(★)で表されています。2020年より「照明器具」「電気冷蔵庫」「電気冷凍庫」「電気便座」では、5段階だった評価区分を0.1きざみの41段階の「多段階評価評価点」に変更し、より細かく正確な性能が確認出来るようになりました。
C 年間の目安電気料金
エネルギー消費効率をわかりやすく表示するために、1kWhあたり27円として、その製品の目安となる年間の電気料金が表示されています。
ちなみに
統一省エネラベルをさらにコンパクトにした「ミニラベル」が2020年より更新されました。「ミニラベル」は統一省エネラベルに比べて小さくなっており、「五段階評価点」と「★印を用いた位置づけ」にて構成されています。
省エネ型製品情報サイト
ここまで、省エネ性能を知る手がかりとなるラベルを2つ取り上げ、紹介してまいりました。最新の省エネ性能情報について知りたい場合は、「省エネ型製品情報サイト」からチェックしてみてください。

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