色彩と私たちの生活の関り

2020年09月08日

所属:東京情報大学

インターン生:T.Y

色彩と私たちの生活の関りの写真

人間は、五感による知覚の中の割合のほとんどを視覚情報から得ています。色や形から、事物を認識しているということです。しかし、形というのは触覚からでもわかるものですが、色というものは視覚情報でしか得られないものです。はたして、色はどのように人間の生活に関わってくるのでしょうか。

色を見る

色を見るためには、「光源」、「物体」、「視覚(眼と脳)」が必要です。光とは、電気と磁気のエネルギーが波となり、振動しながら空気を伝わる電磁波の一種です。電磁波には色々な種類があり、その中で人間が色として感じることができる波長を可視光(または光)と呼び「短波長」、「中波長」、「長波長」の大きく三つに分けられています。

太陽からの可視光は波長の異なる様々な光が集まってできているため複合校と呼ばれています。昼間の太陽光は色味がない無色の光となっておりこれを白色光と呼び、白色光をプリズムと呼ばれるガラスでできた三角柱に通すと、赤・橙・黄・緑・青・藍・青紫と並んだ7色の光を見ることができ、これをスペクトルと呼びます。これを身近に見ることができるものとしては虹です。雨上がりに虹が見えるのは、空気中の水滴がプリズムの役割を果たし、水滴の中で光が屈折し、七色の光を見ることができるためです。

色が見える仕組み

物体に光が当たると光は次のいずれか3つの経路をたどります。

①物体の表面に反射される

赤い物体は赤を多く反射するこの時、赤以外の光は吸収されるため赤く見える。これは、赤いリンゴや赤いシャツといったものが赤以外の光を吸収するため、反射される赤の割合が多くなるためリンゴの表面は赤く見えるのである。また、白い物体は太陽光をほぼすべて反射するため白く見える。

②物体の内部に吸収される

吸収される色として黒が挙げられます。黒はほぼすべてを吸収するため黒く見える。

③物体を透過する

物体を透過するものとして挙げられるのは、ワイングラスに入った赤ワインです。グラスが透明に見えるのは、ほぼすべての色の光を通すことができるからです。透明なグラスは色々な色を均等に減衰しながら透過させているということです。その中で赤ワインが赤く透き通って見えるのは、赤以外の色の減衰が大きく、赤の減衰が小さいというわけです。したがって赤く見えても、透明であるということが言えるわけです。

海が青く見えることも太陽光が関係しています。太陽光が海に当たると青以外の色は海水に吸収されますが、青の光だけは吸収されず海の底まで進んでゆき、海底の砂に反射することで青い光が海面まで届き、人間の目には海が青く見えます。

色のはたらき

色には大きく2つの役割がある。機能的効果と情緒的効果です。

機能的効果

図形や文字を見やすくさせ、警戒や注意を促す効果です。標識での赤色を使った通行禁止や信号機での、青は進める、赤は止まれと色が変わることによって人間の行動を誘導することで特定の情報をはっきりと伝えることや区別することができます。先に挙げた標識や信号機以外にも非常口や鉄道の路線図の色、サッカーや野球などのスポーツでは、ユニフォームの色で敵味方の区別を行うなども挙げられます。

広告塔や看板、建物など遠くからでも分かるように目立つ色を使用することで、より強い印象を持たせることができる。広告塔や看板、建物以外にも色による印象を与えているものは数多い、例えばタイムセールや期間限定といった目玉として扱うときに赤色が多く使用されている。これは、赤色には興奮作用や行動的にさせるといった効果があり、消費者への購買意欲を沸かせることができるといった効果が期待できからです。

動物や昆虫の中には、バッタや芋虫、カメレオンといった外敵からの身を守るために、自らの姿を保護色によって周囲に同化させる、蛾などの威嚇色と言われる目立つ色や模様を身にまとうことで相手を警戒、威嚇をすることで身を守るなど色を使い自分を守ることに使われることもあります。

情緒的効果

風景を見て美しいと感じるなど、人の心を動かすようなはたらきです。見た人の心理に直接的に働きかけるような効果が多く、購買意欲を高めることに大きく影響しています。また、ハッとさせられるような美しさを感じさせるような色彩の働きもあり、ホテルのエントランスといった場所に赤色が多く使われているのは赤にある興奮、高揚する効果があるからかもしれません。風景や季節のイメージも、そこに現れる色と密接な関係があり、秋ならば紅葉の季節だから赤のイメージといったことが連想されます。

色が及ぼす心理効果

色にはさまざまな心理効果があります。色によって物のイメージを与えたり、人の気分を変えたり、状況によっては人の健康さえ変わってくる場合もあります。その中でも一般的に共通している心理的効果についてあげていきます。

寒色と暖色

寒さや冷たさを感じさせる色のことを寒色と、暖かさを感じる色を暖色といいます。寒い暖かいといった感覚は本来であれば触覚から得られるものなのですが、寒色や暖色といったものを視覚から色で寒暖感が得られているということです。

寒色は一般的に青、青緑、青紫のことを指し、暖色は赤、橙、黄が該当します。寒色が青系の色が多い理由の一つは青のイメージが落ち着き・爽快感を与える効果により、心理状態を落ち着かせることにも使われ、逆に暖かさを感じる暖色では赤系の色は興奮させるといった効果があります。

軽い色と重い色

明度(色の明るさ)が高い明るい色は軽く感じられ、明度が低い暗い色は重たく感じられます。最も軽い色は白、最も重い色は黒となります。引っ越しに使われる段ボールの色が明度の高い色であることが多いです。

理由として段ボールの色が黒などの明度の低い色は、荷物が重く見えてしまい、作業効率が下がるからだであり、白などの明度の高い色を使うことで運ぶ人が軽く感じられるようにした心理的な作用があります。また、高級感を出すためにあえて明度の低い色の袋使う、お手頃な商品を売りにした店では逆に明度の高い色の袋を使うことで、また来ようと思わせることができるなどの色を使った戦略を取ることができます。

柔らかい色と硬い色

暖色系で明度が高く、彩度(色の鮮やかさ)が低い色は柔らかく見えます。一方で寒色系の明度が低く、彩度が高い色は硬い色とされています。銅像のように触れば確かに硬いものですが、見ただけで硬いものだと認識すると思います。

進出色と後退色

迫ってくるように見える色を進出色、遠くにあるように見える色を後退色と言います。一般的に暖色系や明るい色を進出して見え、寒色や暗い色が後退して見えます。この応用としてメイクがあります。メイクで顔を立体的に見せるために、頬の高い位置にハイライト、頬の下にシャドーを入れることで、顔を立体的に見せることができます。

膨張色と収縮色

同じ大きさでも大きく見える色と小さく見える色があり、大きく見える色を膨張色、小さく見える色を収縮色と言います。進出色は膨張して見え、後退色は収縮して見えるため膨張色と進出色、収縮色と後退色は、ほとんど同じ色であるといえます。これは囲碁の駒に使われています。囲碁は丸い白石と黒石を使いますが、同じ大きさの場合、膨張色である白石のほうが大きく見えてしまうため、黒石を白石よりも大きく作ることによって白石と黒石が同じ大きさであるように見せています。

色と時間

色は時間の感じ方にも作用します。日常生活の中で時間が早く感じたり遅く感じたりする理由はもしかしたら色によるものかもしれません。例えば赤い部屋と青い部屋では時間の感覚が異なります。赤い部屋では時間の流れが速く感じ、青い部屋では時間の流れが遅く感じるそうです。

そのため、集中したいときには青系の壁紙にすることで効率を図ることができます。また、赤い色の場合フードコートの壁などでよく見かけますがこれは、赤色が食欲を増進させる作用があるためということもあります。さらに、赤色は時間の流れが速く感じるようになるため、フードコートでは混雑しているときでも客の回転率を上げることが期待できます。

色が持つ印象と心理的活用

色にはイメージや雰囲気、感情などそれぞれが持つ印象があります。それはどの色にも存在するもので、普段から多くの人たちが何気なく見ている、事物のイメージや情報を正確に伝えることができる可能性を高めることに役立っています。ここでは、代表的な色についてまとめます。

赤(暖色) 情熱・活力・興奮・高揚・怒り・暴力・警戒

赤からは火や太陽など活発なイメージが浮かび上がります。エネルギーを感じさせる色であり、気分を高揚させる働きから元気を与える効果が期待されますが、反対に暴力的になる、怒りや警戒といったネガティブな面を持ち合わせている他のどの色よりも強い刺激を持つ色となっています。

行動を促す効果があるため、店頭の看板、商品のPOP、パッケージに利用され購買意欲を高める、お祭りなどの高揚感を高めるためにも活用されています。一方でネガティブ面としてパトカー・救急車のサイレン、停止や警告をする標識や看板にも活用されています。

橙(暖色) 食欲・楽しい・暖かい・明るい・陽気

橙は火や太陽を連想する赤を柔らかくした性質を持っています。赤のようにネガティブな印象が少ない色となっており、安心感や暖かさを与えるものとして日常的に触れることが多く親しみのある色の一つだと思います。楽しい雰囲気を与えるため、陽気なイベントや住宅関連に多く活用されています。

黄(暖色) 愉快・元気・軽快・希望・無邪気・注意・注目

黄色は光や太陽といったものを連想させてくれます。見ているだけで心を弾ませ楽しい気分にしてくれる色でもあり、昼夜問わず認識しやすい色でもあります。そのため、安全色・警告色と利用され、標識ロープ(トラロープ)として黒色と合わせて使われることによって、私たちの安全を守っています。

緑(中性色) 安らぎ・癒し・安定・若々しい・やさしい

木や森を連想させる色として気持ちを穏やかにし、リラックスさせてくれる色となっています。植物の緑として成長、若々しい、生命力にあふれているイメージを感じさせられます。目に負担をかけないやさしい色であり、疲れているときは緑が気になると思います。安心感を与えられるため非常口の標識に使われています。また、黄色と一緒に若葉マークとして使用され、初心者であることを周りに知らせることにも活用されています。

青(寒色) 知的・落ち着き・信頼感・誠実・爽快感・悲哀・冷たい・孤独

空や海、水といった爽やかな印象を感じる色となっています。真面目であると受け取られやすく、青を基調とした空間や服装をすると作業に集中しやすいという特徴があります。青色は青野菜、青信号など実際には緑色をしているのに青色と表現する場合もあります。青色の空間に居ることで時間経過の感覚が遅く感じる作用があり、その空間に居ると何かを作るのに夢中になれる、意識がやりたいことに集中することができます。爽快感を与えるものとして制汗スプレーや制汗シートなどすっきりすることができる製品に使われることが多いです。男性・男性用というイメージから、男子トイレの標識や男物のスーツに活用されています。

紫(中性色) 上品・優雅・妖艶・神秘・高貴・不安・下品

赤と青が混ざり合った多様な色合いが生み出される色であり、感性を鋭くしインスピレーションを高めてくれます。また、赤と青、相反する色であるため上品と下品といった二面性を持っており場面や使用される環境により色の印象が変わる色です。地位の高さを表す色であり聖徳太子による冠位十二階では最高位の色でした。女性らしい色でもあり女性らしさをアピールし、薄紫では上品さ。濃い紫では妖艶さなど魅力的に見せることができます。

黒(無彩色) 高級感・威厳・重厚感・恐怖・絶望・不吉

黒は光を反射することなくそのほとんどを吸収します。周囲の色を引き締める作用があり、他の色に与える影響力が強く、色を組み合わせるときに黒のイメージが強く表れる特徴があります。他の色に比べ、恐怖、絶望といった潜在的に負の印象が強い色でもあります。高級感を表現したいときに活用されブランド品の袋や高級店の外装などに活用される色です。

白(無彩色) 純粋・無垢・清潔・神聖・無

光をほぼすべて反射する最も明るい色です。汚れていない、汚してはいけない色として純粋、無垢といったイメージが強く、神話や伝説の生き物や、白蛇、白鳥、白馬といった神聖な存在であるというイメージが強くあります。清潔感を与える色として医療関係のベットシーツやガーゼ、病院の外装内装や普段の生活で使う白物家電といった清潔であると印象図家無くてはならないものの多く使われます。

色と環境の関り

色というものは先ほどから挙げているとおり、人間の持つ五感のうち視覚として認識されるものであります。部屋の雰囲気を変えるために、カーテンをピンク色にしたら部屋が暖かく感じる、布団カバーを赤色から青色に変えたら気分が落ち着くといったようにただ色が変わったのではなく、その色の持つ効果によって人間の感じ方が変化していきます。

また、企業の内装が灰色や寒色系の色となっているのは、仕事に集中することができ効率が上がる、逆に食堂や休憩室といった人との会話を弾ませる場所では暖色系の色が使われ、会話が弾む、楽しい気分になるといった効果があり、色というのはインテリアだけでなく、街の雰囲気、人が安全に生活を送れるような環境に役立っています。しかし、色によっては目立ちすぎる、下品、イライラするといったイメージを与えてしまうことがあるため、イメージを壊さないように色を工夫しなければなりません。信号機の青信号と赤信号が急に変わる、男性用・女性用の色が逆転してしまうと考えると恐ろしいことです。

色が活用される分野

色が活用されている分野として挙げられるのは先ほどから挙げられている心理学や医療分野です。まず挙げられることは先ほどから挙げている赤と青の作用です。赤は興奮作用があり、青は落ち着きを与えるということです。赤を見ることで心拍数が上がることで興奮し、青では逆に心拍数を抑える効果があり、これによって赤の部屋と青の部屋での時間の感覚が変わるといった影響が現れます。他にも色によって心をリラックスさせる気分への影響や、色によって自分の今の気持ちを表すことができ、心理的や医療分野でも活用されています。

色と強い結びつきがあるものもあります。それはファッションです。ファッションとは衣服や装飾品を指す言葉ですが、流行現象や流行品といったものや、ライフスタイルそのものを指すこともあります。ファッション世界の流行色は2年前からトレンドカラーがインターカラー(流行色を選定する国際機関)から発表され、そこから半年から一年後ファッション情報が世界の情報機関から発信され、その半年後、4大コレクションが発表され、実シーズンに店頭で新商品として販売されます。

色というのはファッションでは重要視されており、仕事の内容によって適した格好が存在し、服装や色の違いでその人の印象に影響を及ぼすものであるため、服装だけでなく色にも意識を向けなければ理想的なものを作ることができないことからファッションと色には深いかかわりがあり、ファッションをするうえで意識しなくてはならないものであるということです。

まとめ

色というものは私たちの生活をするための重要な要素であり、普段何気なく生活している中で、得られる情報の中で多くの割合を占めているものであり、普段何気なく見ているものでも、その色をしているからこんな効果があるのだと気づくものもあるかもしれません。色によってリラックスさせる効果や、落ち着きを与える色もあるため悩んだり疲れたりしたときには、部屋の模様替えといった環境の色を変えることも手の一つかもしれません。

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