生物多様性について
所属:北里大学
インターン生:E.Yさん

地球上には多くの生物が生息し、発見されている生物は動物では100万種、節足動物では80万種、軟体動物では11万種など多数存在します。 生物群集やそれらをとりまく環境を生態系と呼びます。生態系では生物が互いに影響し合っています。
1、生物多様性とは
地球上には多くの生物が生息し、発見されている生物は動物では100万種、節足動物では80万種、軟体動物では11万種など多数存在します。生物群集やそれらをとりまく環境を生態系と呼びます。生態系では生物が互いに影響し合っています。そこでは、生物はそれぞれ捕食被食の関係を形成し、全体としてピラミッドのような構造をとっています。
2、なぜ生物多様性が必要なのか
「1」で述べたように、生態系の中で生物は互いに密接に関わりあっているため、その中の1種でも欠けてしまうと、生態系ピラミッドが崩れてしまいます。つまり、Aという生物が絶滅したとすると、Aに捕食されるBという生物が増え、Aを捕食するCが増え、さらにBが増えたことによりDという生物が減り…、などのようにAが絶滅することで多くの生物に影響を及ぼすことになるでしょう。
3、現状
日本における絶滅危惧種として環境省のリストに掲載されている生物は2955種います。世界での絶滅危惧種の選定は国際自然保護連合(IUCN)が行っていて、現在18351種あげられています。動物園でよく知られているジャイアントパンダもこの中に含まれています。
4、世界での希少動物を保護する条約
- ワシントン条約(希少な野生動植物の国際的な取引を規制)
- ラムサール条約(湿地や水鳥を保護)
- 生物多様性条約(CBD)
などがあります。
5、絶滅危惧についての考えられる原因
一つ目に人間による森林伐採などで住む場所を無くして生きなれなくなったことや、森林伐採によりその生物が捕食している生物が急激に減少し、生きていけなくなったことが考えられます。また、このことは森林伐採に限らず北極に生息するシロクマのように温暖化の影響で氷が溶け住処がなくなり絶滅危惧に追い込まれるというケースもあります。
二つ目に、その生物が人に好まれる味なため絶滅の危機に瀕しているという場合もあります。これにはマグロやウナギなどが含まれています。
三つ目に毛皮として乱獲されたため数を少なくした生物もいます。ユキヒョウやラッコがこれに該当します。
6、その他
外来種が及ぼす影響
現在、日本では2000種以上の外来種が古くから生息する日本固有の生物の生態系をおびやかしています。外来種はペットとして飼われていて外に放されたり、緑化や園芸、漁業、害虫駆除などの理由で野外に放され野生化したものなどがいます。また、人や物が移動する際に意図せず侵入するケースなどもあります。
7、生物多様性を守る為にはどんなことをすべきか
これまでの生物の歴史のなかでは絶滅してしまった生物もいて、絶滅の危機から救える生物とそうでない生物がいると思います。ただ、人間の活動によって危機に瀕してしまった生物は今まで行っていた活動を少なくすることで救うことが出来る生物だと思います。私たちにも出来ることが必ずしもないわけではないはずです。自分の出来ること、例えばマグロをウナギを食べる頻度を減らしたり温暖化対策として節電したりといったことが私が出来ることだと思います。

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