そもそも再エネってな〜んだ?

  • 更新日:2020/08/28

所属:武蔵野大学

インターン生:T.Dさん

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このページにアクセスしたということはエネルギーに少しでも関心があるはず。なぜならあなたが今考えている電力も再生可能エネルギーによって生み出されているからです。 そんな皆様なら1度は聞いたことのある再生可能エネルギー。 なんとなくは分かっていても実際のところ何なんだろうって疑問にこの記事でお答えします!

再生可能エネルギー、その正体は

太陽光発電、地熱発電、水力発電、風力発電、バイオマス発電などの何度でも再利用ができるエコでクリーンな資源のことです。従来の発電は火力発電と原子力発電が主で、残り少ない資源が使用されています。

しかし再生可能エネルギーとは有限である従来の発電と違い、すべて自然由来で長期的に安定して使えるエネルギーなのです。ほぼ無限と言ってもいい莫大な有限資源です。それでは各発電方法について簡単にまとめてみます

①太陽光発電

太陽の光を「太陽光電池」を使い電気エネルギーに変えています。発電量は天気に左右されますが多くの発電が期待されます。いろんな場所に簡単に設置できます。

②地熱発電

地面の中は奥深くに行けば行くほど温度が高くなり、水蒸気が発生しています。地熱発電とは地中深くから取り出した蒸気でタービンを回し発電する発電方法です。設置場所が難しく、あまり開発は進められていません。

③水力発電

川やダムからの水の流れを水車に伝え、回転の力で電気を発生させています。川やダムなど水がある場所で、ある程度の水量があれば発電可能です。また発電設備の建設コストが比較的安価と言えます。

④風力発電

風の力で風車を回転させ、その力によって電気を生み出しています。発電効率が他の方法よりも良い点が上げられます。しかし、騒音問題や設置場所が限られるなどのデメリットもあります。

⑤バイオマス発電

火力発電の燃料がゴミに置き換わったものです。従来であればガスや化石燃料を燃やしていたものを人が出した生ゴミや家畜の糞尿を燃やすことで、出たゴミを効率的に使用しています。残念ながら発電時にCo2を排出してしまいますが、自然由来の物質を燃やしているため自然へと還元されやすいです。詳しくは「新電力ネット 用語集」へ → (https://pps-net.org/glossary/renewable)

従来のエネルギーは何がダメ?

従来の発電方法では環境への負担が大きいのです。火力発電に使用される化石燃料が枯渇するのではないかと心配されてからはや数十年が経ちました。資源の枯渇も目前に迫ってきていますが、それよりも化石燃料を使用したことによる弊害が表面化してきています。

なかでも一番問題視されているのが空気汚染です。化石燃料を燃やした際に出る二酸化炭素が温室効果を引き起こし地球温暖化の原因になっているといわれています。

火力発電所では環境への配慮のため何重にも用意されたフィルターで汚染物質を排出しないように遮断していますが、自動車や工場などからは化石燃料を燃焼させた際に出る汚染物質が大量に排出されています。

火力から電気力へ

近年活発になっている電化運動。たとえばIHコンロや電気自動車などみなさんも一度は目にしたことがあるはず。電気で駆動するものはもちろん二酸化炭素や環境汚染物質を排出しないので環境にとってクリーンです。

ですが、せっかくクリーンな製品でも使うための電気を火力発電などに頼っていては本末転倒です。なので、クリーンな製品をクリーンなエネルギーで使うことができれば一番理想的ですよね?

実際に自分が使うものだけに目を向けるので無く、それを動かすエネルギーにも目を向けることが大切ですし、これ以上環境の負荷を増やさないためにも脱化石燃料の動きが大切なのです。

再生可能エネルギーのメリット・デメリット

いまだマイナーな再生可能資源を使った発電をコストや環境への負荷の面から比べてみます。最先端で開発中の技術のため期待値を込めた見解を含む点ご容赦ください。

メリット

何よりも重要なのは発電時に出ているCo2やその他の汚染物質を極限まで減らすことです。Co2の排出を減らすことで環境への負荷は減り、地球に優しいエネルギーを使うことができます。

その点、再生可能エネルギーは発電設備の設置や建設にしか人工的なものを使わず材料は全部自然由来なので環境の中で循環していきます。安定供給が可能になれば従来の発電方法より電気料金が安くなると考えられています。また、太陽光や風力は石油のように取りすぎてしまう心配がありません。

デメリット

再生可能エネルギーを使った発電は年々メジャーになってきていますが、まだまだ火力発電や原子力発電の発電量に追いつけません。再生可能エネルギーはまだ発展途上な技術であることから、既に日本の電力を担っている従来の発電方法から切り替える際にコストがかかってしまいます。

また、再生可能エネルギーを使った発電方法は急速に成長しています、今新しい施設を作っても数年後には更に高性能な技術が開発されている可能性が大いにあるため、何年かおきに施設を作り直すことによるコストや環境負荷なども見過ごせません。

気になるお金

環境に良い、恒久的に使えるというだけではなかなか乗り換えるまでに踏み切れませんよね。では実際のところ、いくらになるのか発電コストから見ていきます。

太陽光発電17.1円/kWh、陸上風力発電15.8円/kWh(2017 経済産業省)となっています。また、国民全体で年間2兆1404円を発電に関わる費用として負担しています。

数字だけではイメージがし辛いと思いますが、欧州の約2倍の金額と聞くと高く思うかもしれません。しかし、日本では将来的に安全かつ安価で使用できる見込みがあるからこそ資金を投資してでも開発を進めているのです。

発電コストだけではみなさまが自分でいくら払うのか分からないと思います。気になる月々の料金ですが、現在電力会社は600社を越えており容易に比較することが難しくなっています。地域や使う電気料によっても違うのでまずは見積もりから始めましょう!→(https://pps-net.org/comparison)

再生可能エネルギーのこれから

先ほども言ったように再生可能エネルギーに関連した技術は近年で急速に発展しています。現在はまだ認知度も浅く、世間一般的に浸透しているとは言えませんが確実に一歩ずつ進歩しています。

それも多くの人が現状の発電に関する問題に気づき、意識を持ち始めたからです。私達の社会を変えていくためには一人ひとりが考えて行動していくことが重要なのです。

私達は地球という大きな船に乗った仲間です、環境破壊という船を壊す行為は他の生き物を巻き込んだ自傷行為です。みんなで環境を守りましょう。

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エコモ博士
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