私たちが着ている服はどこからきているの?

2017年10月20日

所属:武蔵野大学

インターン生:A.Mさん

私たちが着ている服はどこからきているの?の写真

いつしか私たちの住む環境は大量生産・大量消費・大量廃棄の社会構造が築き上げられ、経済中心の社会が出来上がりました。流行という言葉が若者を中心に広まり、テレビ広告、セール商品など私たちの身の回りで輝きを放っています。日々、多くの服に囲まれて生活を送っている私たちはその服がどこからやってくるのか知っていますか。

私たちの生活環境

いつしか私たちの住む環境は大量生産・大量消費・大量廃棄の社会構造が築き上げられ、経済中心の社会が出来上がりました。流行という言葉が若者を中心に広まり、テレビ広告、セール商品など私たちの身の回りで輝きを放っています。

日々、多くの服に囲まれて生活を送っている私たちはその服がどこからやってくるのか知っていますか。

“モノ”を知る

“モノ”には、私たちが使っている“物”とそれを作る人を表す“者”があります。今回は物が服に当てはあまり、者が服を作っている人に当たります。あなたが今着ている服はどこで買いましたか、生産国はどこですか。ぜひ服を裏返してタグを見てみてください。多くの服は、中国や東南アジアなどの途上発展国から輸入されています。あなたの服も上記の国に当てはまったでしょうか。

服を作るためには、原料を生産する畑、原料から服を作る工場、作られた服を販売する企業があります。それぞれの過程で発生している問題を以下で見てみましょう。

原料の生産

まず、原料である綿や麻を大量生産するためには広大な耕作地が必要になります。過度な森林伐採をして動植物の生息地を奪っていたり、安定した収穫量を確保するために人体に悪影響のある化学薬品や農薬を使用している例もあります。

農薬は一次産業での安定した生産と雇用を生み出す良い面も持っていますが、過度な使用は生態系の破壊だけではなく、農家の人たちの人体にも影響を与えることがあるのです。

製造工場

中東アジアの製造工場で働く多くの従業員は女性です。この女性たちの雇用状態は杜撰で、賃金の向上を訴えれば雇用主に暴力を振るわれ、抑え込まれるといったケースもあります。また、女性たちは十分な教育を受けられておらず、他の場所での就職をすることも困難な場合があります。

それに加えて、労働環境もとても良いとは言えません。工場がある建物も費用の削減のために簡素化されて作られたものが多く、火災や建物の倒壊など事故によるケガ人や死者が出た事例もあります。

メーカー会社は安く服が作れて、条件が良い工場と契約を結びます。工場を運営している社長は、メーカー会社の希望に応えて仕事を得るため、従業員の人件費の削減に力を入れざるを得ないのです。

服を販売する企業

私たち消費者のニーズに応えるため、流行のデザインで安い服を大量に販売したいと考えています。そのため、製造小売業の形態をとる企業が多く、安く服を作る試行錯誤が行われています。

この服製造のサイクルを回している元凶はこの社会構造であり、私たちなのです。たとえば、私たちが流行に左右されず、ファストファッションの購入を控えたり、フェアトレード商品を購入したりすれば、消費者のニーズに変化が生じ、製造工程にも変化が生じます。

そうすれば、劣悪な労働環境で働く従業員は少なくなるでしょう。このようにして、先に示した服の製造過程での問題を解決していけば、以下のSDGsの目標を多く達成することができます。

SDGs

近年よく耳にするようになったSDGsとは、2030年までに達成するべき17の目標を2015年の持続可能な開発サミットで採択したものです。目標が17個もあるのは、世界が複雑に構成されているためです。

持続可能な開発目標
  1. 1.貧困をなくそう
  2. 2.飢餓をゼロに
  3. 3.すべての人に健康と福祉を
  4. 4.質の高い教育をみんなに
  5. 5.ジェンダーの平等を実現しよう
  6. 6.安全な水とトイレを世界中に
  7. 7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 8.働きがいも経済成長も
  9. 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 10.人や国の不平等をなくそう
  11. 11.住み続けられるまちづくりを
  12. 12.つくる責任つかう責任
  13. 13.気候変動に具体的な対策を
  14. 14.海の豊かさを守ろう
  15. 15.陸の豊かさも守ろう
  16. 16.平和と公平をすべての人に
  17. 17.パートナーシップで目標を達成しよう

出典:United Nations Research Institute for Social Development

服産業は悪い問題だけではない!

ユニクロやジーユーで有名な株式会社 ファーストリテイリングは、環境保全活動や地域社会のことを考えた活動を積極的に行っています。

原材料調達を行っている原産地を訪問し、労働環境、農薬や水の使用、水鳥の飼育環境などが適正であるか定期的に確認しています。素材の生産工程では、サプライチェーンのなかでも使用する水や化学物質、廃棄物の多く、環境に与える影響が大きいと認識し、主な素材工場に対して労働環境モニタリングを実施しています。

また、縫製工程では、「生産パートナー向けのコードオブコンダクト(CoC)」を制定し、環境保全に関する項目を含む労働環境モニタリングを行っています。ファーストリテイリングだけではなく、国内外の様々な企業で服の製造工程の問題解決への取り組みと対策が行われているのです。

私たちにできること

今回は服の製造工程について紹介をしましたが、服だけでなく“モノ”には必ず私たちには見えていない裏側があります。流行に左右され、安い服の消費や廃棄を繰り返していくことで、私たちは知らない間に加害者になっていることもあるのです。

これらを解決するには経済中心の社会構造を変えていく必要があります。その社会構造を変えていくのは他ならぬ私たちです。私たちがこの現状を理解し、服以外のモノの製造工程はどうなっているのだろうか、と意識を向けるだけでも社会は小さいながらも変わっていくはずです。ぜひ、生活の中に疑問を持って過ごしてみてください。今まで見えなかった裏側が見えてくるはずです。

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