エコカーをより普及させるには
所属:山口大学
インターン生:K.Sさん
現在、主流であるガソリン車は、環境にあまりよろしくないです。排気ガスは光化学スモッグなどを招くし、窒素酸化物や硫黄酸化物などは大気を汚しています。また、ガソリンを使うことで二酸化炭素を出し、温暖化を進めてしまいます。そこで環境にやさしい車として登場したのが、ハイブリッドカーや電気自動車などのエコカーです。
エコカーをより普及させるには
そもそもエコカーとはどんな車か
エコは「エコロジー」の略で、地球環境を改善しようとする行動や意識のことです。電気自動車とはガソリンを使わず電気エネルギーで動く車のことです。利点は、排気ガスをまったく出さず、騒音も少ないです。特徴はガソリンを使わないので二酸化炭素の排出が低いことです。
ハイブリッドカーはエンジンとモーターを両方積んだ車のことです。電気自動車と似ていますが、電池だけでなく必要に応じてエンジンで走行もできます。利点は、これまでのガソリン車に比べてガソリンの量も少なくてすむことです。
しかし、エコカーにはデメリットもあります。まず一番にあげられるのがやはり購入時の価格が高額である点でしょうか。減税や補助金をもってしてもやはり現行のガソリン車と比較してしまうと高いイメージがぬぐいきれません。またガソリンスタンドとは異なり、電気充電をできる場所がまだまだ数少ないというのが現状です。ガソリン車はおおよそ適当に走行していてもよほどの山の中などでない限りそのうちにスタンドを見つけることができますが電気充電の場合はそうもいきません。そして充電においても不便なのがその充電にかかる時間です。ガソリンの給油のように数分で完了とはいかないようです。家庭で充電できるタイプのもので6~8時間、外での充電スタンドでは30分はかかるそうです。
環境によい自動車として開発・販売され始めたエコカーではありますが、このようなデメリットがあり、いくらエコだとわかってはいてもなかなか手を伸ばしにくいところに位置する車といっても過言ではないでしょう。いくらエコを志して開発が進んでいっても需要が伴わなければ利用者がその良さを実感・体感することもできず、ましてや普及率も伸びないのではないでしょうか。
エコカーを普及させるには
エコカーを普及させるには、これらの点を解消していかなければなりません。まず、エコカーの価格をガソリン車並みの価格にするとか、法的規制、優遇措置をとるとか、インフラ整備を整えるところから始めます。ただし、そのためにはお金が必要です。実際、国の財源を見直しても、エコカーに対する補助金は多くはありません。そこで、大事なのは、国から歳出されるお金の見直しをするべきだと思います。もっとエコカーに対して補助金を出してくれば、インフラ整備も良くなるし、価格もガソリン車並みになると思います。そうすれば、今よりもエコカーも普及されると思います。