地球温暖化とあらためて向き合ってみよう!
所属:目白大学
インターン生:T.Hさん

最近皆さんは地球温暖化を身をもって感じるときはありませんか。まだ冬のはずなのに気温が高くなることや、また、いきなり寒くなる日があります。これは地球温暖化の影響なのです。それではここであらためて地球温暖化とは何なのかを説明したいと思います。
地球温暖化とは
人間活動による温室効果ガスが原因で起こり、平均的な気温の上昇や異常高温(熱波)、大雨、干ばつの増加など様々な気候の変化をともないます。
影響
現在地球は過去1400年で最も暖かくなっています。この温暖化の影響は地球規模で気温や海水温が上昇し、氷河や氷床が縮小したり崩れたりしています。その他には、早く春が来てしまい生物の活動に変化が出てしまうことや、水資源や農作物への影響もあり自然生態系や人間社会にも影響があります。
未来の影響予測
IPCC第5次評価報告書によると、このまま温暖化が進んでしまうと今世紀末には地球の平均気温が最大で4.8℃上昇すると予測されています。たとえば4.8℃に上昇してしまうと次のような影響が予測されます。
- 海水の熱膨張や南極などの氷が溶け、今世紀末には海面が最大82センチ上昇します。
- 現在絶滅の危機にさらされている生物は、さらに追い詰められ絶滅してしまう可能性があります。
- マラリアなどの熱帯性の感染症の発生範囲が拡大します。
- 降雨のパターンが大きく変わり、内陸部では乾燥化が進行し、熱帯地域では、台風、ハリケーン、サイクロンといった熱帯性の低気圧が猛威を振るい、その影響で洪水や高潮などといった被害が増えてしまう可能性があります。
- 気候の変化に加え、病害虫の増加により穀物生産が大幅に減少し、世界的に深刻な食糧難になる可能性があります。
家庭で取り組める地球温暖化対策
日本は温室効果ガスを90年に比べて6%減らす必要がありますが、そのうちの1.8%を家庭や職場での日常的な省エネで減らすのが政府の目標です。そこで環境省が「家庭で出来る10の温暖化対策」を作成しました。
- 冷房を1℃高く、暖房は1℃低く設定する。
- 週2日往復8キロの車の運転をやめる。
- アイドリングを1日5分ストップする。
- 待機電力を90%削減。
- 家族全員がシャワーを1日1分減らす。
- 風呂の残り湯を洗濯に使いまわす。
- 炊飯ジャーの保温をやめる。
- 家族が同じ部屋でだんらんし、暖房と照明を2割減らす。
- 買い物袋を持ち歩き、包装の簡単な野菜を選ぶ。
- 番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らす。
この10項目を家庭で完璧に実践すると、CO2を年間13%削減することができ、また、4万1千円の節約にもなります。これが国民の3割に定着したら目標である1.8%の削減に繋がると環境省は計算しています。
まとめ
これらを含め地球温暖化は、私たち一人ひとりの小さな気遣いで地球温暖化対策になっていることがわかります。それに加え、小さな気遣いで自然生態系を守り、人間社会にも貢献していることがわかりました。なので皆さんも10項目を少しずつでも行動に起こしてみてはどうでしょうか。

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