日本の人口減少と移民
所属:中央大学
インターン生:Y.Mさん
総務省が1日発表した住民基本台帳に基づく1月1日時点の人口動態調査によると、国内の日本人の人口は1億2616万3576人で、前年比で約27万人減りました。年間減少幅は調査を始めた1968年以降で最大です。
総務省が1日発表した住民基本台帳に基づく1月1日時点の人口動態調査によると、国内の日本人の人口は1億2616万3576人で、前年比で約27万人減りました。年間減少幅は調査を始めた1968年以降で最大。出生数は79年の調査開始以降で最少の100万3554人でした。少子高齢化の影響で、毎年産まれてくる子供より亡くなるお年寄りのほうが多いために人口が減少するという状況が続いています。人口ピラミッドの形をみると出生数を増やさない限りこれからも日本の人口が減り続けて行くことが分かります。合計特殊出生率も人口を保っていける2.07を大きく下回っており、人口減少は続くことが予想されます。しかし、日本の人口が減っている一方で、世界の人口は増え続けています。これは世界人口に対する日本人の割合が減っているともいえます。
最近私の地元の駅や電車の中でアジア系外国人の方をとても多くみかけます。観光客かと思いますが私の最寄り駅は観光できるような場所は全くないので少し不思議に感じています。観光客であれば日本に対して経済効果もあり、2020年のオリンピック開催に向けてもむしろ推奨されることかと思われます。実際に日本政府は、日本への観光客を増加させる政策を推進しています。しかし、これが旅行で来た「帰る」外国人ではなく「住む」移民だったらと思うと私は少し抵抗があります。これから先たくさんの移民を受け入れていった場合、日本の歴史、文化、アイデンティティ、国民性といったものが今まで通り守っていけるのか心配になります。
しかし、このまま人口減少が続いていき、日本に人があまりいなくなるというようなことになれば移民の受け入れも致し方なくなると予想できます。一番良いのは人口減少を食い止めることです。少子化を起こす様々な要因を一つずつ解決していく必要があります。実際私も将来的に子供は欲しいと思っていますが経済状況や環境次第ではいなくても仕方ないかなとも思ってしまいます。私の周りの20歳前後の学生もみな同じように思っていると思います。まず子供が欲しいと思えるような社会を目指す必要があります。子育てが負担になりすぎないような環境を作り出していかなければ子供を産む世代の人々の意識が変わっていきません。
しかし、この人口減少を止められなかった場合、移民との付き合い方も考えていく必要が出てきます。私はいろいろな国の人が日本で多く暮らすようになっても日本の文化や特色は守っていかなくてはならないと考えています。