エシカルビジネスに見る日本のCSR活動の在り方

2015年08月24日

所属:明治大学

インターン生:R.Sさん

エシカルビジネスに見る日本のCSR活動の在り方の写真

エシカルコスメメーカーのLUSHは、安全を第一に考えたうえで環境や自然、動物たちに考慮した化粧品を製造・販売したり、チャリティー活動を行ったりしています。

普段使う化粧品を、違うものに変えてみるだけで、地球上のだれかや自然環境にちょっといいことができる。エシカルコスメメーカーのLUSHは、安全を第一に考えたうえで環境や自然、動物たちに考慮した化粧品を製造・販売したり、チャリティー活動を行ったりしています。原材料は、動物実験を行わない会社のみから調達した、野菜や果物など植物性素材を使用。それを新鮮なまま、保存料は使わず一つ一つ手作りで製造し、最小限の包装をして販売しています。私もよく利用していますが、まるでお菓子のような化粧品が並んだ店内は本当に華やかで見ているだけで楽しいし、使用期限があるためいつでもフレッシュな化粧品は植物性の豊かな香りと優しい使用感があって気に入っています。LUSHのチャリティ活動は他の化粧品メーカーのCSR活動とは段違いに徹底されていて、「チャリティーポット」というボディクリームの売り上げの全額が自然環境の保護や動物擁護などの活動をする団体に寄付・助成されたり、原材料を調達する際にはフェアトレードやオーガニックの基準が採用されていたり、店頭ではよく動物実験反対などのキャンペーンが行われています。LUSHの理念に、「企業倫理と個人の倫理は同じであるべき」というものがあります。世界における課題はビジネスにおいても課題であり、それらを解決することがビジネスの目的の1つであるという考えです。

私はこれを知って、一般企業のCSR活動の在り方について疑問を覚えるようになりました。企業は、利益を第一に優先して事業を行います。日本の企業のCSR活動は、事業で利益を得たうえで、企業のイメージアップの目的で社会貢献活動を行い、アピールするというのが一般的だと思います。しかし、これでは利益が第一、CSR活動はおまけのように捉えられているような気がします。実際、利益が少なくCSR活動を行える余裕のない中小企業もたくさんあります。CSR活動をすることは、日本の企業にとって限りなく優先順位が低いことなのではないでしょうか。LUSHはイギリス発祥の会社ですが、ヨーロッパにおいては、消費者に対するイメージ向上を狙い、顧客誘引力を上げようという考えによって行われる活動はCSRとして評価されていないそうです。ヨーロッパにおけるCSRとは社会的な存在としての企業が、企業の存続に必要不可欠な社会の持続的発展に対して必要なコストを払い、未来に対する投資として必要な活動を行うことです。私はこちらの考え方の方が自然だと感じました。現在の地球が抱える課題は、人間の経済発展に伴って発生してきたものです。地球温暖化や、森林破壊、生物多様性の破壊など、人間は常に何かの犠牲の上に立ってビジネスを行い、経済を発展させてきました。

一般的に、自然環境に考慮した原材料は、そうでない原材料よりも原価が高くなります。例えばパーム油。植物性の油では世界で一番使われていて、原価も安いためポテトチップスやカップラーメン、アイスクリーム、化粧品など何にでも使われています。パーム油は東南アジアにおいて大規模にプランテーション栽培されており、マレーシアでは10年間で70万haの熱帯林が開発されてしまいました。原住民の生活や野生動物の消失、泥炭湿地からのCO2大量発生など大きな問題を引き起こしているうえ、安価で働かされる現地の労働者は高さ20mに達する油やしの先端で、危険な状況での労働を強いられています。このように間違いなく地球に悪影響を及ぼしているパーム油の大量生産ですが、企業にとっては大豆油など他の植物油に転換することはコストが上乗せされるためになかなかされません。企業の多くが、利益を第一に考えてビジネスを行う以上、多くの国際問題は解決することが難しいと思います。自然や環境、動物などを犠牲にしたうえで、今の経済社会は成り立っています。しかし、それでは地球が抱える国際問題はだれが解決するのでしょうか。消費者ももちろん努力する必要がありますが、本当に解決に向けて努力すべきなのは、地球環境を犠牲にしてビジネスを行う母体そのもの、つまり企業だと思います。

LUSHのように、事業の成功そのものが社会の成功だと言えるように、利益追求と同じくらいの優先順位をもって、持続可能な社会の実現にむけた努力を各企業がするべきだと思います。そのためには民間による呼びかけだけでなく、原材料調達に関する法令など政策の力が必要です。また、消費者も、よりエシカルな商品を選んで買うという「選択」の力により企業をよりよい方向に導くことができます。極端な話、パーム油を使った安い製品をだれも買わなくなれば、企業はパーム油を使わなくなります。それはほぼ不可能に近いですが、消費者の意識の変化がもたらすちょっとの選択のちがいでも、意味があると思います。「お金」というただひとつのものさしによって、生産者も、消費者も行動を選択する経済社会。21世紀に生きる者として、一人ひとりが新たなものさしを身に着けていく責任があると思います。

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