冷蔵庫の年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「冷蔵庫」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、冷蔵庫のご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
冷蔵庫について
飲食物を長く保存するために、凍結しない程度の低温空間を作り出し、生鮮食品の低温保存が必要な物品を収容する電化製品のひとつです。対して、庫内温度を0℃以下として、冷凍することで保存するものは、冷凍庫として区分されています。日本の温度環境は、夏季で35℃前後、冬季で氷点下となることもある寒暖差の激しい気候です。夏季に肉類や野菜類、乳製品の生鮮食品を常温で保存するのは不可能ですが、冷蔵庫や冷凍庫に保存すれば、長期間に渡り鮮度を保つことができます。このような日本の気候を踏まえ、一般的に冷蔵庫は、0℃以下の空間を提供する冷凍機能が一室以上付属していることが多いです。
冷蔵庫はエアコンにとても似た構造となっており、主要機器は「圧縮機」「凝縮器」「膨張弁」「蒸発器」の4つです。これらを用いて冷気を作り出し、庫内に放出するという仕組みで冷却が行われています。エアコンの冷房部分を冷蔵庫内に作り出し、暖気部分を庫外に放出するのは、エアコンの室内機が冷気を放出し、室外機が暖気を放出するのと似ています。温度差を作り出し、冷却側を有効利用しているのが冷蔵庫や冷凍庫の仕組みです。エアコンとの違いは、熱を利用する必要が無いため、発生する熱は全て不要というところです。
冷蔵庫を選ぶ際、その容量は非常に悩ましいものです。必要容量の目安を算出するため、一般的に使用される計算式は「70L×家族の人数+常備用100L+予備100L」と言われています。この式はあくまで目安の容量なので、一人暮らしの場合は予備の容量を小さくする、逆に育ち盛りの子がいる家庭では計算式より多めに予備の容量を検討するなどの工夫が必要です。比較的容量が小さいほど電気代が安くなる傾向にあるので、適したサイズを購入したほうが電気代の節約や節電につながります。
冷蔵庫の電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式を冷蔵庫にも当てはめていきます。冷蔵庫の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね43W程度の製品が多いため、冷蔵庫を1時間利用した際の電気代は目安として「43(W)÷1000×30.57=1.31円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | 冷蔵庫の電気代 |
---|---|
1分 | 0.02円 |
10分 | 0.22円 |
1時間 | 1.31円 |
24時間 | 31.55円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「冷蔵庫」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
冷蔵庫の年間電気料金
冷蔵庫の年間電気料金は、概ね「11515円」となります(1日24時間常に稼働させている場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、冷蔵庫の電気代は電気料金全体の9.09%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):11515円
※1日24時間常に稼働させている場合
※30.57円/kWhとして算出
※2020年製の製品におけるスペックより算出
サイズ毎の冷蔵庫の電気代
冷蔵庫のサイズごとの電気代目安を表・グラフにまとめました。製品の傾向としては、サイズが大きくなるからと言って、必ずしも電気代が上がるわけではない形になります。サイズが大きくなると、製品自体の電気変換効率も上がるケースもあり、それによって電気代が下がる等、様々な要因が考えられます。
サイズ | 年間電気代 |
---|---|
【サイズ小】251~300L | 10,176円 |
【サイズ中】351~400L | 11,515円 |
【サイズ大】451L~500L | 8,837円 |
冷蔵庫を新しい製品に買い替えた場合の電気代目安
冷蔵庫を新しい製品に買い替えた場合の電気代目安です(351~400Lの場合)。最新の製品に切り替えることにより、あくまで全体的な傾向としてはですが、電気代が安価になる可能性があります(個別の製品によって異なります)。
年度 | 年間電気代 |
---|---|
2013年 | 12,586円 |
2020年 | 11,515円 |
冷蔵庫の機能や出力の強弱による電気代の違い
同じような冷蔵庫であっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、冷蔵庫の機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。冷蔵庫には冷却器の取り付け位置によって、「間冷式」と「直冷式」の2つに分けられます。冷凍庫の庫外にある冷却器から出る風邪を使って冷気を送り込む「間冷式」(ファン式)と冷蔵室、冷凍室などそれぞれの部屋に設置してある冷却器からの冷気で冷やす「直冷式」共に同程度の電力を消費します。
直冷式、248L | 間冷式(251~300L) | |
---|---|---|
1分 | 0.02円 | 0.02円 |
10分 | 0.20円 | 0.19円 |
1時間 | 1.19円 | 1.16円 |
24時間 | 28.61円 | 27.88円 |
年間推定 | 10,444円 | 10,176円 |
冷蔵庫の省エネ方法をご紹介
代表的な冷蔵庫の省エネ方法は下記の通りです。冷蔵庫の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- ものを詰め込み過ぎない
庫内に余裕を持たせることにより、約1180円節約できます。 - 開閉を素早く
開閉を素早くすることにより、年間約280円の節約効果があります。 - 設定温度は適切に
設定温度を「強」から「中」にした場合、円環で約1670円節約になります。 - 壁から適切な間隔で設置
壁から距離を離している場合、年間で1220円節約になります。
最後に、冷蔵庫のオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「冷蔵庫」のおススメ製品をご紹介しております。新品の冷蔵庫のご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。