ファンヒーターの年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「ファンヒーター」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、ファンヒーターのご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
ファンヒーターについて
ファンヒーターは灯油、ガス燃料の燃焼による熱や、電気ヒーター(発熱体)を熱源とし、送風ファンにより発生した熱を温風として室内に放出させる暖房器具のひとつです。電気ファンヒーターは、セラミックファンヒーターが一般的です。電気を通すと暖かくなる電熱部に特殊加工したセラミックを採用し、熱くなった電熱部にファンで風を送り室内に送風するので、部屋全体を暖められます。
石油ファンヒーターは灯油を燃焼して、温風をファンで室内に強力に送風し、すばやく部屋を暖めます。電気モーターを使ったファンは、点火時こそ300W程度の電力を消費しますが、燃焼時は10~30Wで、1時間当たりの電気代は1円未満です。ガスファンヒーターはガスを燃焼させ、その温風をファンで室内に送風します。ファンにモーターを使っているので電力も消費しますが、こちらも1時間当たりの電気代の目安は1円未満です。石油ファンヒーターやガスファンヒーターの電気代は安いですが、そのかわり燃焼の燃料となる石油とガスを調達するための費用がかかります。
ファンヒーターの電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式をファンヒーターにも当てはめていきます。ファンヒーターの場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね1200W程度の製品が多いため、ファンヒーターを1時間利用した際の電気代は目安として「1200(W)÷1000×30.57=36.68円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | ファンヒーターの電気代 |
---|---|
1分 | 0.61円 |
10分 | 6.11円 |
1時間 | 36.68円 |
24時間 | 880.42円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「ファンヒーター」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
ファンヒーターの年間電気料金
ファンヒーターの年間電気料金は、概ね「19809円」となります(1日6時間、90日、強で使用した場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、ファンヒーターの電気代は電気料金全体の15.63%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):19809円
※1日6時間、90日、強で使用した場合
※30.57円/kWhとして算出
※2019年製の製品におけるスペックより算出
サイズ毎のファンヒーターの電気代
ファンヒーターのサイズごとの電気代目安を表・グラフにまとめました。製品の傾向としては、サイズが大きくなるからと言って、必ずしも電気代が上がるわけではない形になります。サイズが大きくなると、製品自体の電気変換効率も上がるケースもあり、それによって電気代が下がる等、様々な要因が考えられます。
サイズ | 年間電気代 |
---|---|
【サイズ小】225x530x225 mm | 13,206円 |
【サイズ中】380x1040x380 mm | 19,809円 |
ファンヒーターの機能や出力の強弱による電気代の違い
同じようなファンヒーターであっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、ファンヒーターの機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。石油、ガスなどの燃料を燃焼させて熱を獲得している機器は、燃料の点火時に多くの電力を消費しています。そのため、点火と消火を何度も繰り返すと電気代が高くなります。
電気8畳 | 灯油9畳点火時 | 灯油9畳燃焼 | |
---|---|---|---|
1分 | 0.61円 | 0.19円 | 0.04円 |
10分 | 6.11円 | 1.89円 | 0.42円 |
1時間 | 36.68円 | 11.31円 | 2.51円 |
24時間 | 880.42円 | 271.46円 | 60.16円 |
年間推定 | 19,809円 | 6,108円 | 1,354円 |
ファンヒーターの省エネ方法をご紹介
代表的なファンヒーターの省エネ方法は下記の通りです。ファンヒーターの使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- コンセントを抜く
使わないときはコンセントを抜いておくと、待機電力を消費しないですむので節電になります。 - 窓を背にして設置する。
窓際において冷たい空気が入ってこないようにすると節約になります。 - こまめに掃除する
ほこりがたまらないように掃除をすると暖める効果が発揮しやすくなり節約になります。
最後に、ファンヒーターのオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「ファンヒーター」のおススメ製品をご紹介しております。新品のファンヒーターのご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。