温水洗浄便器の年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「温水洗浄便器」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、温水洗浄便器のご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
温水洗浄便器について
温水洗浄便座とは、温水を噴出して肛門等を洗浄する機能のある便座です。洗浄強度の調整のほか、乾燥や脱臭などの機能が付加されている場合もあります。温水洗浄便座は、温水の供給方法によって2つのタイプに分かれます。一つは貯湯式です。内蔵されている温水タンクに、あらかじめ水を貯めておき、その水をヒーターであたためてお湯にする方式です。ただしお湯を常に温めながら貯めておかなければいけないため、ランニングコストがかかります。また、一度の使用で大量に温水を使うと湯切れを起こしたり温水の温度が下がったりしてしまう可能性があり、連続使用には向いていません。
もう一つは、瞬間式です。貯湯式のような内蔵タンクがなく、洗浄を使用する時に瞬間的にお湯を沸かす方式です。使う時だけお湯をつくるためランニングコストは抑えられます。連続使用してもお湯を沸かし続けられるようになっているので、湯切れが起きたり温度が下がったりすることはありません。ただし、貯湯式と比べると本体価格が高いです。
また、操作パネルの位置も2つのタイプがあります。便座に付いたタイプは、操作パネルを設置するために壁の穴を空ける必要がなく、比較的に設置コストも小さくて済みます。もう一つは、壁かけ型です。こちらは便座についているよりも見えやすく、操作が簡単です。ただし、壁に穴を空ける必要があるため、賃貸住宅に住んでいる場合には不適です。
温水洗浄便器の電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式を温水洗浄便器にも当てはめていきます。温水洗浄便器の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね9.8W程度の製品が多いため、温水洗浄便器を1時間利用した際の電気代は目安として「9.8(W)÷1000×30.57=0.30円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | 温水洗浄便器の電気代 |
---|---|
1分 | 0.00円 |
10分 | 0.05円 |
1時間 | 0.30円 |
24時間 | 7.19円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「温水洗浄便器」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
温水洗浄便器の年間電気料金
温水洗浄便器の年間電気料金は、概ね「2624円」となります(経済産業省「省エネ性能カタログ」を参考に算出(温水加熱部、便座部、制御及び操作部の機能毎に測定した消費電力量を合計して算出))。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、温水洗浄便器の電気代は電気料金全体の2.07%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):2624円
※経済産業省「省エネ性能カタログ」を参考に算出(温水加熱部、便座部、制御及び操作部の機能毎に測定した消費電力量を合計して算出)
※30.57円/kWhとして算出
※2020年製の製品におけるスペックより算出
温水洗浄便器の機能や出力の強弱による電気代の違い
同じような温水洗浄便器であっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、温水洗浄便器の機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。最大消費電力量は、瞬間式便座と貯蓄式便座を比較すると、使用の度に温める瞬間式よりも、温水を常時保温している貯蓄式のほうが小さいです。 しかし、年間電気代を比較すると、貯蓄式は24時間常に保温のために電力を消費しているため、電気代は瞬間式よりも高いです。
貯湯式 | 瞬間式 | |
---|---|---|
1分 | 0.01円 | 0.00円 |
10分 | 0.10円 | 0.05円 |
1時間 | 0.59円 | 0.30円 |
24時間 | 14.23円 | 7.19円 |
年間推定 | 5,195円 | 2,624円 |
温水洗浄便器の省エネ方法をご紹介
代表的な温水洗浄便器の省エネ方法は下記の通りです。温水洗浄便器の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- 便座のふたを閉める
使わないときふたを閉めておくと約940円節約できます。(目安) - 温度は低めに
暖房便座と洗浄水の温度を中から弱にすると便座は年間710円、洗浄水は年間約370円節約できます。(目安) - 節電モードを使う
- 電源を切る
長時間使用しないときは電源を切っておくと、待機電力を使わなくてすむので節電になります。
最後に、温水洗浄便器のオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「温水洗浄便器」のおススメ製品をご紹介しております。新品の温水洗浄便器のご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。