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グリーンピープルズパワーのサービスは?料金プランをご紹介
電力会社を乗り換えたいと感じたら、乗り換え先の電力会社について、詳細な情報を集める必要があります。さまざまな角度の情報を比較せずに、見かけの料金だけで決めてしまうと、あまり満足のいく結果になりません。
電力会社を比較する際に大切なのは、その電力会社から何を得られるのか、どのような点が自分にとって合わないのかです。電力会社ごとにさまざまなサービスを提供しているため、自分や家族と相性が良い電力会社を選ぶのがポイントとなるでしょう。
この記事では、グリーンピープルズパワーが提供している、電気料金プランや契約のメリット、気を付けたい注意点や契約がおすすめの人の特徴についてご紹介します。グリーンピープルズパワーと契約するためのお申し込み方法についても解説しているので、契約を検討している場合の情報収集におすすめです。
グリーンピープルズパワーとの契約を考えている、または契約先の電力会社を探している人は、ぜひ最後までご覧ください。
グリーンピープルズパワーとは
グリーンピープルズパワーは「ひとに話したくなる電力会社」を目指している電力会社です。東京都新宿区に本社が置かれており、以下の東北電力、東京電力、中部電力の管轄エリアに電気を供給しています。
<電気の供給エリア>
青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、新潟県、福島県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県
「再生可能エネルギー」「地産地消」「市民の力」を3つの柱としており、とくに「市民の力」に力を入れているのが特徴です。
市民出資という形でお金を集め、地域の市民が主体となって運営する発電所の電気を、市民に供給するというコンセプトで事業を展開しています。送電線は従来のものを利用しつつ、独立性の高い電力を提供できるよう努めている電力会社です。
現在は、風力発電などによる電気を供給しており、再生可能エネルギーの比率は80%を超えています。
東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県などに発電所を設けており、家庭で導入している太陽光発電設備の電気も買取を行って、別の供給地点に提供しているのが特徴です。
グリーンピープルズパワーでは、発電と需要の「見える化システム」を導入しています。オンライン上で、太陽光発電と風力発電による発電量と、契約者が使用している電気をグラフ化して、視覚的に見やすくしています。また、非化石証書を活用した電力も供給しており、実質的なCO2フリーの電気を実現している企業です。
グリーンピープルズパワーの料金プラン
続いて、グリーンピープルズパワーが提供している、電気料金プランをご紹介します。グリーンピープルズパワーでは、昼とくメニューとして、東北電力、東京電力、中部電力の3エリア別に料金プランを設定しているのが特徴です。
今回は、一般家庭向けの「スタンダードでんき」と「実量スタンダードでんき」に絞って、2024年8月分の請求代金をもとに単価をご紹介します。スタンダードでんきは、一般的な家庭向けの電気料金プランです。
実量スタンダードでんきは、通常よりも電気の使用量が多い家庭向けの料金プランになります。それぞれのエリアの電気料金について、詳しく見ていきましょう。
東北電力エリア
東北電力エリアは、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、新潟県、福島県を対象とする地域です。東北電力エリアの料金プランは、以下のとおりです。
【東北電力エリアの料金プラン】
プラン名 | 料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|---|
スタンダードでんき | 基本料金 | 0.5kW | 175 |
1.0kW | 350 | ||
1.5kW | 525 | ||
2.0kW | 700 | ||
3.0kW | 1,050 | ||
1kW追加ごと | 350 | ||
電力量料金 | 昼時間 | 29.48 | |
夜時間 | 32.31 | ||
実量スタンダードでんき | 基本料金 | 1kWあたり | 600 |
電力量料金 | 昼時間 | 29.48 | |
夜時間 | 32.31 |
東京電力エリア
東京電力エリアは、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県の一部を対象とする地域です。東京電力エリアの料金プランは、以下のとおりです。
【東京電力エリアの料金】
プラン名 | 料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|---|
スタンダードでんき | 基本料金 | 0.5kW | 143 |
1.0kW | 286 | ||
1.5kW | 429 | ||
2.0kW | 572 | ||
3.0kW | 858 | ||
1kW追加ごと | 286 | ||
電力量料金 | 昼時間 | 34.47 | |
夜時間 | 32.25 | ||
実量スタンダードでんき | 基本料金 | 1kWあたり | 400 |
電力量料金 | 昼時間 | 34.47 | |
夜時間 | 32.25 |
中部電力エリア
中部電力エリアは、長野県、岐阜県、愛知県、三重県、静岡県の一部を対象とする地域です。中部電力エリアの料金プランは、以下のようになっています。
【中部電力エリアの料金】
プラン名 | 料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|---|
スタンダードでんき | 基本料金 | 0.5kW | 145 |
1.0kW | 290 | ||
1.5kW | 435 | ||
2.0kW | 580 | ||
3.0kW | 870 | ||
1kW追加ごと | 290 | ||
電力量料金 | 昼時間 | 28.31 | |
夜時間 | 31.28 | ||
実量スタンダードでんき | 基本料金 | 1kWあたり | 400 |
電力量料金 | 昼時間 | 28.31 | |
夜時間 | 31.28 |
グリーンピープルズパワーのメリットと良い口コミ・評判
ここからは、グリーンピープルズパワーのメリットについてご紹介します。電力会社を比較する際は、会社ごとの良い部分をチェックして、自分や家族の求めているサービスと合致しているか判断する必要があるでしょう。グリーンピープルズパワーと契約するメリットは、以下のとおりです。
- 再生可能エネルギーをメインに提供している
- 市民の力にこだわる発電所づくりをしている
- 利用できるエリアが広い
<グリーンピープルズパワーと契約するメリット>
それぞれのメリットについて、寄せられた良い口コミとともに詳しく見ていきましょう。
再生可能エネルギーをメインに提供している
グリーンピープルズパワーのメリットは、再生可能エネルギーをメインに提供していることです。提供している電力の80%以上が、再生可能エネルギー由来のクリーンなエネルギーとなっています。
太陽光発電や風力発電など、自然のエネルギーを利用した電気を取り扱っています。できる限り、非化石証書を使用しないで実際にCO2フリーを目指す方針をとっており、実現に向けて日夜努力しているのが特徴です。
「再生可能エネルギーなら何でも良い」というわけではなく、その土地の環境と調和のとれた電気を供給することにこだわっています。
電力会社によっては、自社で環境にやさしい電気を発電するのではなく、非化石証書に頼った「実質CO2フリー」の電気を再生可能エネルギーの代替として、扱っている場合もあります。
本当に環境にやさしい電気を使いたいと考えている人は、グリーンピープルズパワーを検討すると良いでしょう。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
発電方法にすごくこだわっていると感じます。今後、発電所が増えて、より環境にやさしい電気をたくさん使用できたら良いと思います。
どうせ電気を使用するなら、環境にやさしいものが良いと考えて、グリーンピースフルパワーを利用しました。自分たちで発電した電力を供給しているので、信頼できます。
市民の力にこだわる発電所づくりをしている
グリーンピープルズパワーのメリットは、市民の力にこだわる発電所づくりをしていることです。市民のお金を集め、それをより良い電気を供給するための発電所づくりの資金にし、地域ネットワークを中心とした電気供給システムを目指しています。
地域の市民が生産した電気として、一般家庭の太陽光発電設備による電気も、積極的に買い取っています。別の供給地点に提供することで、電気の地産地消に寄与しているのです。
脱原発、地球温暖化防止、新しい産業と雇用の創出を目指しており「電気をつかって社会を変える!」という目標にチャレンジしています。電力会社の多くは、市民参加型ではなく、あくまでも支払われた電気料金を、企業名義で地域に寄付するという形をとっています。
そのため、より主体的に電気エネルギーの供給事業にも関わっていきたい場合は、グリーンピープルズパワーがおすすめです。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
市民のための市民による電力会社という感じがして、私は好きです。いずれ脱原発や、CO2フリーの電気を実現できたら良いと思います。
太陽光発電の余剰電力を買い取ってもらっています。自分の家で発電した電気が、地域の誰かの役に立っているかもというのは嬉しいです。
利用できるエリアが広い
グリーンピープルズパワーのメリットは、利用できるエリアが比較的広いことです。東北電力エリア、東京電力エリア、中部電力エリアにまたがってサービスを提供しており、東日本のほとんどのエリアから申し込めます。
電力会社によっては、地域密着型の企業として、1都道府県にしかサービスを提供していません。より広い範囲に引っ越す可能性がある人にとっては、使い勝手が良くない可能性があるのです。
グリーンピープルズパワーであれば、東日本である限り、ある程度どこに引っ越しても、引き続き同じ電力会社を使い続けられます。
引っ越しの多い生活の中でも、クリーンで市民主体の電力を選択しつつ、頻繁に電力会社を変えたくない人向けです。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
転勤による引っ越しが多いため、広い範囲で利用できて助かっています。今のところ、西日本に行く予定がないので、現在の範囲でも十分です。
地域ネットワークを重視していると聞いたので、一部のエリアでは利用できないのではないかと心配していたのですが、我が家でも問題なく電気を利用できました。今後も、利用し続けられれば嬉しいです。
グリーンピープルズパワーの注意点と悪い口コミ・評判
続いて、グリーンピープルズパワーを利用するうえでの注意点について、ご紹介します。
電力会社を選ぶ際は、良い点だけでなく悪い点にも目を向ける必要があり、自分にとってどのような点が許容できないかをチェックして、契約を判断しなければなりません。
良い点にばかり目を向けていると、契約してから「こんなはずではなかった」という後悔が発生しやすくなります。グリーンピープルズパワーの注意点は、以下のとおりです。
- オール電化専用のプランがない
- 月ごとに電気の単価が異なる
- 完全にCO2フリーの電気になっているわけではない
<グリーンピープルズパワーの注意点>
それぞれの注意点について、寄せられた良くない口コミから見ていきましょう。
オール電化専用のプランがない
グリーンピープルズパワーの注意点は、オール電化専用のプランがないことです。オール電化を導入している家庭でも、グリーンピープルズパワーとの契約自体は結べます。
しかし、グリーンピープルズパワーの電気料金プランは、エコキュートやIHコンロといったオール電化の設備に最適化されていません。
そのため、オール電化の家庭が契約を結ぶと、かえって現在の料金プランよりも、電気料金が跳ね上がる可能性があります。
電力会社によってはオール電化専用のプランを用意しており、ガスの代わりに電気を利用しても、電気代が高くなりすぎないよう調節している会社も多いです。
そのようなオール電化専用のプランを選んで契約しているのであれば、安易にそういったプランのない電力会社に乗り換えないほうが良いでしょう。この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
電力量単価が昼と夜で分けられていたので、電気を使う時間帯を工夫すれば電気代を抑えられるかなと思ったのですが、前よりも電気代が上がってしまいました。仕方がないので、現在オール電化に特化した料金プランを探しています。
企業理念などは良いなと思ったのですが、オール電化向けのプランがなかったため、諦めました。電気代が高くなるかもしれないリスクは侵せません。
月ごとに電気の単価が異なる
グリーンピープルズパワーでは、月ごとに電力量料金の単価が変化します。これは、電気を調達するのにいくらかかったかによって変動するものであるため、調達にかかった期間によって、平均的な価格が異なるのです。
また、再生可能エネルギー発電促進賦課金は別途請求されるため、実際の電気代は基本料金と電力量料金だけで計算できません。再生可能エネルギー発電促進賦課金は、すべての電力会社に課されているFITのためのお金です。
一方で、グリーンピープルズパワーでは、電気料金を安定させるための取り組みを行っており、その一貫として昼とくメニューを提供しています。
また、再生可能エネルギーにこだわっている分、化石燃料の調達費である燃料費調整額は請求しておらず、トータルの電気料金を削減できるよう努めているのです。この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
単価が昼と夜で分けられているのは良いのですが、それが毎月変動するのは面倒だと感じます。生活費は事前に試算するようにしているので、なるべく安定していてほしいです。
電気料金が変動するのが不安です。再生可能エネルギーなので、海外情勢はあまり関係ないとは思います。
完全にCO2フリーの電気になっているわけではない
グリーンピープルズパワーの注意点は、提供している電気のすべてが、完全にCO2フリーの再生可能エネルギー由来の電気ではない点です。
時間帯にもよるものの、再生可能エネルギーの比率は全体の80%程度となっており、完全に置き換わっているわけではありません。
昼間は、卒FITや非FITの電気を活用しながら再生可能エネルギーの自給率を上げていますが、すべての時間帯に適用できるわけではない点に注意が必要です。
グリーンピープルズパワーでは、現在の発電量と契約者が利用している電気量のデータを、Web上で閲覧できるシステムを導入することで、エネルギーの供給状況がどうなっているか確認できるようにしています。
今自分がどのような電気をどれだけ使っているのか知りたい場合は、このシステムを活用すると良いでしょう。この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
昼間の電気は、ほとんど太陽光発電設備で賄えているらしくてすごいと思うのですが、夜間の電気については不安です。一日を通して、安定した発電が可能な発電所はないのでしょうか。
使っている電気だけでなく、発電量も見えるようにしているのは、斬新で良いと思います。ただ、それだけで全部の電気がCO2フリーになるわけではないため、今後の発展にも期待したいです。
グリーンピープルズパワーがおすすめの人
続いて、グリーンピープルズパワーがおすすめの人の特徴についてご紹介します。乗り換え先の候補となっている、それぞれの電力会社と相性が良い人の特徴を並べ、自分や家族がどこにどれだけ当てはまっているかチェックしてみましょう。
当てはまる項目が多いほど、その電力会社との相性が良い可能性があります。グリーンピープルズパワーとの契約がおすすめなのは、以下のような人です。
- 極力再生可能エネルギーを利用したい人
- 東日本の中での転勤が多い人
- 自宅に太陽光発電の設備がある人
<グリーンピープルズパワーとの契約がおすすめの人>
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
極力再生可能エネルギーを利用したい人
グリーンピープルズパワーとの契約が向いているのは、できるだけ化石燃料などを利用した電気ではなく、再生可能エネルギーを利用したいと考えている人です。
グリーンピープルズパワーでは、再生可能エネルギー由来の電気を、いかにその価値を失わせずに活用するかを考えています。FITの対象になっている発電所は、風力や太陽光を使用しているにも関わらず、その環境価値を一定価格で買い取らせているため、CO2ゼロの電気を名乗れない電気です。
グリーンピープルズパワーでは、環境価値を手放していない非FITや卒FITの発電所に着目し、そのままの価値を活かして、CO2フリーの電気を供給できるようにしています。
そのため、発電方法に強いこだわりがあり、環境価値を失っていない再生可能エネルギー由来の電気を利用したいと考えている人には、おすすめの電力会社です。
東日本の中での転勤が多い人
グリーンピープルズパワーとの契約がおすすめなのは、東日本での転勤が多く、引っ越しの可能性がある人です。
西日本はカバーできていないものの、グリーンピープルズパワーでは、北海道を除く本州の東側に広く電気を供給しています。そのため、東北電力、東京電力、中部電力のエリア内であれば、引っ越し先でも引き続き、グリーンピープルズパワーを利用可能です。
早めの手続きは必要になるものの、引っ越しのたびにいちいち電力会社を解約して、契約を結び直すのが億劫だと考えている人におすすめの電力会社といえます。
一方で、西日本や九州など、対応エリア外への引っ越しの可能性がある場合は、将来的にグリーンピープルズパワーを利用できなくなる場合もあるため、注意しましょう。
自宅に太陽光発電の設備がある人
グリーンピープルズパワーがおすすめなのは、自宅に太陽光発電の設備を導入している人です。太陽光発電の余剰電力を買い取るサービスを提供しているため「市民が生産した電力」の一部として、ほかの供給地点に役立ててもらえる可能性があります。
買取価格も1kWhあたり12円と比較的高く、10年間を契約期間とする契約で、違約金なしで解約が可能です。
ただし、買取電力が10kW未満の場合は、グリーンピープルズパワーとの電気契約が必要です。10kW以上の場合は、電気供給契約10件以上の顧客紹介が必要になるなど、細かい規則があります。
なお、関連会社では蓄電池も販売しており、自宅で発電された電気を有効活用するための各種サービスを提供しています。
グリーンピープルズパワーのお申し込み方法
続いて、グリーンピープルズパワーと契約するためのお申し込み方法についてご紹介します。
グリーンピープルズパワーと契約する際は、Web上のお申し込みフォーム、郵送、FAX、メールなどの方法で契約を申し込めます。その際は、現在の電力会社の直近の検針票が必要です。
各手段でグリーンピープルズパワーに伝えられた住所をもとに、申し込み書類が郵送されてくるため、必要事項を記入して返送しましょう。
契約が完了すると、いつから電気が切り替わるのか通知が届きます。前の電力会社へは、グリーンピープルズパワーが連絡を入れるため、契約者側が行う手続きはありません。電気の切り替えには1~2ヶ月ほどかかりますが、工事は不要です。
グリーンピープルズパワーの契約は、自力での更新手続きが必要なく、途中解約にも解約金がかかりません。支払い方法は口座振替とクレジットカード払いが利用でき、自動で支払われるため、払い忘れもほとんどなくなります。停電への対応は、これまで通り一般電気事業者が行うため、各企業の窓口に連絡するようにしましょう。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- グリーンピープルズパワーが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
グリーンピープルズパワーが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。
ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、グリーンピープルズパワーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。
ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。
つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。
例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。
ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。
このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
電力会社を選ぶ際は、サービスの内容はもちろん、その電力会社の理念にどこまで賛同できるかも加味して、複数の会社を比較する必要があります。電力会社の良い点と悪い点をどちらも把握したうえで、より自分や家族に合ったサービスを選ぶと後悔しにくいでしょう。
グリーンピープルズパワーは、市民の力を重視して、再生可能エネルギーメインの電気を供給できるよう事業を展開している電力会社です。
供給可能エリアは、東北電力、東京電力、中部電力のエリアとなっており、地域ネットワークを活用した供給活動が実施されています。
再生可能エネルギーの供給に強いこだわりがあり、太陽光発電や風力発電による電気が、その環境価値を失うことなく供給される環境を整えているのが特徴です。そのため、なるべく純度の高い再生可能エネルギー由来の電気を利用したいと考えている人に、向いています。
一方で、オール電化を利用している家庭では契約できるものの、電気料金が高くなる可能性があり、電力量料金の単価も一定ではありません。そのため、安定して安価な電気を利用したい人にとっては、不安が残る可能性があります。
東日本の幅広い範囲で利用できるため、電力会社を切り替えることなく、引っ越し先でも同じ会社を使い続けたいと考えている人におすすめです。
グリーンピープルズパワーをはじめ、さまざまな電力会社を比較して、よりお得に利用したい電気を利用できるサービスを選びましょう。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
グリーンピープルズパワーによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてグリーンピープルズパワーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
従量電灯B | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「従量電灯B」の分析ページへ |
従量電灯C | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「従量電灯C」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
従量電灯B | 67,522円/年 | 120,094円/年 | 137,220円/年 | 147,491円/年 | 161,194円/年 | 195,430円/年 |
従量電灯C | 67,522円/年 | 120,094円/年 | 137,220円/年 | 147,491円/年 | 161,194円/年 | 195,430円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
従量電灯B |
|
従量電灯C |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、グリーンピープルズパワーの公式HPをご確認ください。