エコキュートの交換工事にかかる時間は?平均時間とケース別の目安、当日の流れを解説

  • 更新日:2026/09/01

エコキュートの交換工事が必要になり、「工事にはどのくらい時間がかかるのか」「当日からお風呂に入れるのか」といった不安を抱えている方は多いでしょう。

本記事では、工事時間の目安をケース別にご紹介します。当日の流れや費用相場も解説するため、スケジュールや予算感の確認にもお役立てください。

目次

エコキュートの交換工事にかかる時間の目安

結論からいうと、エコキュートの交換工事にかかる時間は、標準的なケースで3〜7時間程度です。朝から作業を始めた場合、昼過ぎから夕方ごろには工事が完了するケースが多く、条件が良ければ半日程度で終わることもあります。

ただし、これはあくまでも本体の撤去から設置、試運転までの作業時間です。現場の状況や、追加工事の有無により、工事時間が長引く場合があります。基礎工事が必要な場合などは、交換工事に1日以上の時間を要するケースもあるため、詳細な工事時間は見積りの際に確認しましょう。

作業がスムーズに進む条件

エコキュートの交換工事がスムーズに進む条件は、次の2つです。

<作業がスムーズに進む条件>

  • 既存機種と同じ場所に設置すること
  • 同じ配管を使う交換であること

既存のエコキュートと同じ場所・同じ配管を使った交換であれば、基礎や配管をそのまま利用できるため、作業時間を短縮しやすくなります。設置場所が広く、搬入経路が確保されている場合や、配管の劣化が少ない場合も、工事がスムーズに進みやすいです。

【ケース別】エコキュートの工事時間

エコキュートからエコキュートへの交換なのか、それともガス給湯器などエコキュート以外の機器からエコキュートに交換するのかによって、工事時間の目安が変わります。ここでは、交換の内容を3つのケースに分けて、エコキュートの工事時間の目安をご紹介します。

エコキュートからエコキュートへの交換

古くなったエコキュートを新しいエコキュートに交換する場合は、配管や設置場所が共通のため、工事が短時間で完了しやすいです。既存の基礎や配管をそのまま使えるケースが多く、撤去から設置、接続、試運転までを含めて、3~7時間程度で交換工事が完了するでしょう。

ガス給湯器・石油給湯器からの交換

ガス給湯器や石油給湯器からエコキュートに交換する場合、電気配線工事やガス管の処理が追加されるため、やや時間がかかります。エコキュートの貯湯タンクは重く、エコキュート用の基礎工事が必要になるケースが多いほか、配管の取り回し変更や追加の電気工事が発生しやすいためです。

既存の基礎を利用できるなど追加工事が少ない場合は、半日~1日程度で完了することがあります。ただし、新たに基礎工事が必要な場合は、複数日にわたることもあります。

電気温水器からの交換

電気温水器からエコキュートに交換する場合、電気工事の内容が近いため、工事は比較的スムーズに進みます。ただし、電気温水器では、使用しないヒートポンプユニットを新たに設置する必要があるため、配管追加や設置スペースの確認が必要です。

電気温水器で使用していた基礎を再利用できる場合は、6時間前後で工事が完了するケースもあります。ただし、基礎を再利用できない場合や、エコキュートの設置場所を変更したい場合は新たな基礎工事が必要となり、半日以上の工事時間がかかります。

エコキュートの交換に時間がかかるケース

エコキュートの交換工事は基本的に半日~1日で終わりますが、状況により工事時間が1日以上かかるケースもあります。どのようなケースで工事が長引きやすいのか、具体的な3つの事例を見てみましょう。

基礎工事が必要な場合

設置場所の地盤や土台を新たに作る必要があるケースは、交換工事に1日以上がかかる可能性が高いです。工法や基礎の状態によっては、基礎工事やコンクリートの養生に数日かかることがあります。

エコキュートは、貯湯タンクとヒートポンプユニットで構成されています。満水時のタンクの重さは500kgを上回ることもあり、本体を支えるためには頑丈な基礎が必要です。ガス給湯器から交換する場合や、エコキュートの容量を大幅にアップする場合は、特に基礎工事が発生しやすくなります。

本体や部品の取り寄せが必要な場合

販売店や施工店に本体や部品の在庫がなく、納品が後日にずれ込むケースです。人気機種や在庫状況によっては、注文から入荷まで日数がかかる場合があります。納期はメーカーや機種、時期によって異なるため、事前に確認しましょう。

このケースは、作業時間そのものが長引くわけではありませんが、希望日時までに着工できない可能性がある点には注意が必要です。既存の給湯器を先に撤去すると、交換が完了するまでお湯が使えなくなるため、見積りの際に具体的な工事の日程を確認しましょう。

設置場所の変更・特殊工事が必要な場合

配管延長や防雪・防寒対策工事など、想定外の追加工事が必要な場合も、工事に1日以上を費やす可能性が高いです。例えば、スペースの都合でエコキュートをお風呂や台所の近くに設置できない場合、配管を延長して接続する追加工事が必要となります。

豪雪地帯などでは、ヒートポンプが雪に埋まると給湯効率が下がります。さらに、屋根に積もった雪が本体に落下して故障するリスクもあり、緊急の対策工事が必要となるケースも多いです。

また、給湯方式を変更する場合も、追加の配管工事が必要になる可能性があります。「給湯専用タイプ」もしくは「セミオートタイプ」から「フルオートタイプ」に交換する場合、追い焚き配管の追加が必要です。追加工事の時間と費用がかかるため、給湯方式を変更する場合は注意しましょう。

エコキュートの交換にかかる費用相場

エコキュートの交換を検討する際、工事時間と同じくらい気になるのは、交換にかかる費用相場ではないでしょうか。エコキュートの交換費用は、交換元となる給湯器の種類によってやや変動します。

費用の内訳も含めた費用相場は、以下の表にまとめたとおりです。

【エコキュートの交換にかかる費用相場】

交換元 本体価格目安 工事費目安 総額目安
エコキュート 15万円~35万円 10万円~20万円 25万円~55万円
ガス給湯器・石油給湯器 15万円~35万円 15万円~30万円 30万円~65万円
電気温水器 15万円~35万円 10万円~20万円 25万円~55万円

本体価格は、タンク容量とグレードによって大きく変わります。参考までに、タンク容量別の価格帯は次のとおりです。

【エコキュートの本体価格相場(基本工事費込み)】

タンク容量 おすすめの家族構成 費用目安
300L 2~3人 29万円~49.5万円
370L 3~5人 35万円~50万円
460L 4~5人 35万円~61.5万円

交換にかかるコストを抑えたい場合は、購入するエコキュートのグレードを下げると良いでしょう。ハイグレードな機種ほど多機能ですが、使用しない機能を搭載した機種を購入しても無意味なためです。また、給湯省エネ事業などの補助金を活用すると、実質的な費用を抑えられます。

エコキュートの工事時間を短縮するためにできること

事前準備を念入りに行うと、エコキュートの工事時間を短縮できる場合があります。特に重要なポイントは、次の4つです。

<エコキュートの工事時間を短縮するためにできること>

  • 事前見積り・現地調査をしっかり行っておく
  • 型番や設置場所の情報を事前に業者へ伝えておく
  • 在庫のある機種を選ぶ
  • 工事前に搬入経路を片付けておく

事前見積りや現地調査を丁寧に行うと、追加工事の有無が明確になり、当日に急な追加工事が必要になるリスクを抑えられます。場合によっては、基礎工事などを別日に依頼できるケースもあり、エコキュートの交換工事当日の作業時間を大幅に削減できるでしょう。

購入するエコキュートの型番や、希望する設置場所を事前に伝えたり、事前に搬入経路を片付けておいたりすると、当日の作業がスムーズに進みやすいです。また、できるだけ早く交換を依頼したい場合は、メーカーや施工業者に在庫のある機種を選ぶことをおすすめします。

エコキュートの交換工事の当日の流れ

エコキュートの交換工事は、設置スペースの片付けから始まり、試運転で動作確認を行って完了する流れが一般的です。ここでは、工事前にどのような準備をするのかについて触れたうえで、交換工事当日の作業手順や、注意点を解説します。

工事前の準備

工事をスムーズに進めるために、前日までに次の準備をしておくと安心です。

<工事前の準備>

  • 設置スペースの片付け
  • 室内のリモコン周りの整理
  • 近隣への一言挨拶
  • 水抜き(業者から指示があった場合のみ)

撤去と設置を素早く進められるように、設置スペースの周辺にある掃除道具や自転車、植木鉢、収納ボックスなどはすべて片付けておきましょう。浴室や台所のリモコンを交換する場合もあるため、リモコン周りの整理も同時に行うことをおすすめします。

作業当日は、作業員の出入りや本体の搬入などにより、大きな騒音が発生する場合があります。近隣住民とのトラブルが不安な場合は、前日までに工事予定を伝えておくと安心でしょう。

また、既存の本体を撤去する際に、貯湯タンク内の水を空にする「水抜き」が必要な場合があります。業者から当日までに水抜きをするよう指示された場合は、取扱説明書を参考に作業しましょう。貯湯タンク内に高温のお湯が残っていると、やけどをするおそれがあるため、慎重に作業することが重要です。

当日の作業手順

交換当日の作業手順をざっくりと見てみましょう。

<当日の作業手順>

  • 既存機器の撤去
  • 設置
  • 配管接続
  • 試運転

作業員が到着後、設置場所や搬入経路、既存機器の状態を確認します。多くの業者が、作業開始前に壁や床を傷つけないように養生するため、特別な準備は必要ありません。

続いて既存機器の水抜きと撤去を行い、新しいエコキュートに交換して、配管接続と電気配線を行います。最後に試運転を行い、問題がなければ作業完了です。

当日の注意点

作業当日の注意点として覚えておくと良いのは、次の2点です。

<当日の注意点>

  • 工事中は断水・断湯の時間がある
  • お湯が使えるまで数時間かかる場合がある

工事中は基本的にお湯が使えません。水は使えるケースが多いですが、一時的に供給がストップする場合もあります。トイレや洗面の使用に支障をきたす可能性があるため、念のため業者に確認しましょう。

また、工事完了後は、貯湯タンクへの給水と沸き上げに時間がかかります。沸き上げ途中でも沸いた分のお湯は使用できますが、タンク全体が満タンになるまでには、機種や外気温などによって7~8時間程度かかることもあります。当日中に入浴したい場合は、午前中など早い時間帯の作業開始を希望すると良いでしょう。

エコキュートの工事時間を正確に知るには?

エコキュートの交換工事にかかる時間は、住宅の環境によって異なります。正確な工事時間を知りたい場合は、見積り時に業者へ工事時間の目安を確認すると良いでしょう。

以下の条件を満たす施工業者は、信頼性が高いといえます。

<信頼できる施工業者の特徴>

  • エコキュート交換の施工実績が豊富
  • 保証内容が明確かつ充実している
  • 追加工事の有無などの説明が丁寧
  • 見積書に内訳が細かく記載されている
  • 基礎や配管の状態を確認するなど現地調査をきちんと行っている

急な故障の場合は、在庫状況も早めに確認し、希望する機種をすぐに提供してくれる業者を選びましょう。

まとめ

エコキュートの交換工事にかかる時間は、標準的なケースで3~7時間程度が目安です。ただし、基礎工事や特殊工事が必要な場合などは、交換工事に1日以上がかかる場合もあります。当日の流れを確認したうえで、工事時間を短縮するためにできることを前日までに済ませておくことが、スムーズに工事を終えるためのコツです。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 プライスエナジー運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたいモ!

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「エコキュートとガス給湯器のコスト比較!光熱費はエコキュートがお得!」記事へのリンク
省エネ性能が高い
エコキュートは、ヒートポンプ技術と呼ばれる大気熱を利用したお湯の沸き上げ方法を採用しています。この技術により、エネルギーの使用量が約1/4に抑えることが可能です。この省エネ技術により、ガス給湯器よりも光熱費が安くなります。
「オール電化に使える補助金まとめ!エコキュート・太陽光発電・リフォーム補助金を解説」記事へのリンク
補助金でお得に導入
国は省エネ・脱炭素の推進のために数々の補助金を、オール電化向けに用意しています。エコキュートであれば給湯省エネ事業、太陽光・蓄電池であれば子育てエコホーム支援事業などです。これら補助金を利用してお得にオール電化に切り替える方が増えています。
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