【2026年版】北海道でのオール電化、冬の電気代はどう抑える?負担軽減の方法を解説

  • 更新日:2026/08/12

近年の電気代高騰を受け、北海道におけるオール電化の電気代が気になる方は多いでしょう。特に冬の北海道は、光熱費がかさみやすいものです。

この記事では、北海道における冬の電気代を全国と比較しながらご紹介するとともに、電気代を抑えるポイントを解説します。

目次

北海道のオール電化、冬の電気代はどのくらいかかる?

北海道の冬は寒さが厳しく、暖房器具を使う頻度が高くなりがちです。そのため、オール電化移行後の電気代が気になる方は多いでしょう。そこで、北海道における一般的な電気代の目安を、世帯人数ごとにご紹介します。

    <オール電化における冬の電気代>

  • 一般的な電気代の目安
  • 北海道以外の地域とは、どのくらい光熱費に違いがでる?

一般的な電気代の目安

北海道で一人暮らしをしている方の場合、冬の電気代の目安は次のとおりです。

【一人暮らしオール電化家庭の電気代】

12月 1月 2月
基本料金 1,865.6円 1,865.6円 1,865.6円
日中(その他季)料金 7,196円 9,405円 7,812円
朝・夕料金 2,399円 3,135円 2,604円
夜間料金 10,777円 13,683円 11,356円
合計料金 22,238円 28,088円 23,637円

※環境省「令和五年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より北海道エリア1人暮らしオール電化家庭の電力使用量を推計。契約容量4kW、燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。

北海道エリアオール電化1人暮らしの平均電気代は19,312円/月です。12月~2月はいずれも平均を上回っており、冬の電気代をいかにして下げるかが、年間の電気代を抑えるためのカギを握っています。

二人暮らしのオール電化電気代の目安

北海道で二人暮らしをしている方の場合、冬の電気代の目安は次のとおりです。

【二人暮らしオール電化家庭の電気代】
12月 1月 2月
基本料金 2,332円 2,332円 2,332円
日中(その他季)料金 11,994円 15,675円 13,019円
朝・夕料金 3,998円 5,225円 4,340円
夜間料金 17,962円 22,805円 18,926円
合計料金 36,287円 46,036円 38,617円

※環境省「令和五年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より北海道エリア二人暮らしオール電化家庭の電力使用量を推計。契約容量5kW、燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。

北海道エリアオール電化二人暮らしの平均電気代は31,410円/月です。特に1月の電気代は高額になりやすく、月平均と比較して1万円以上も高い電気代となっています。

三人家族のオール電化電気代の目安

北海道における三人家族の電気代の目安は、次のとおりです。

【三人家族オール電化家庭の電気代】
12月 1月 2月
基本料金 2,798.4円 2,798.4円 2,798.4円
日中(その他季)料金 14,993円 19,593円 16,274円
朝・夕料金 4,998円 6,531円 5,425円
夜間料金 22,453円 28,506円 23,658円
合計料金 45,242円 57,429円 48,155円

※環境省「令和五年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より北海道エリア三人家族オール電化家庭の電力使用量を推計。契約容量6kW、燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。

北海道エリアオール電化三人家族の平均電気代は39,145円/月です。暖房代がかかる冬は、月平均の電気代を大きく超えていることがわかります。

四人家族のオール電化電気代の目安

北海道における四人家族の電気代の目安は、次のとおりです。

【四人家族オール電化家庭の電気代】
12月 1月 2月
基本料金 3,264.8円 3,264.8円 3,264.8円
日中(その他季)料金 17,991円 23,512円 19,529円
朝・夕料金 5,997円 7,837円 6,510円
夜間料金 26,944円 34,207円 28,389円
合計料金 54,197円 68,821円 57,693円

※環境省「令和五年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より北海道エリア四人家族オール電化家庭の電力使用量を推計。契約容量7kW、燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。

北海道エリアオール電化四人家族の平均電気代は46,881円/月です。冬の時期の電気代は突出していることが分かります。

北海道以外の地域とは、どのくらい光熱費に違いがでる?

北海道以外の地域の光熱費と比較すると、冬の電気代にはどのくらいの差があるのでしょうか。先ほどと同様に、一人暮らし~四人家族までの電気代の目安と、合計料金を比較してみましょう。

    <北海道以外の地域との冬の光熱費の違い>

  • 一人暮らしの電気代の違い
  • 二人暮らしの電気代の違い
  • 三人家族の電気代の違い
  • 四人家族の電気代の違い

一人暮らしの電気代の違い

一人暮らしの電気代を全国と比較してみます。

【一人暮らしの電気代の目安】
地域 12月 1月 2月
北海道(北海道電力) 22,238円 28,088円 23,637円
東北(東北電力) 21,357円 25,936円 23,974円
関東(東京電力) 10,092円 12,307円 13,185円
北陸(北陸電力) 17,464円 22,103円 20,822円
東海(中部電力) 11,514円 15,003円 14,308円
近畿(関西電力) 10,123円 12,598円 12,241円
中国(中国電力) 12,032円 14,828円 14,178円
四国(四国電力) 16,815円 20,181円 18,859円
九州(九州電力) 9,128円 11,375円 10,007円
沖縄(沖縄電力) 6,234円 6,798円 6,041円

12月~2月まで、いずれもほかの地域よりも電気代が高額です。

二人暮らしの電気代の違い

二人暮らしの電気代を全国と比較してみます。

【二人暮らしの電気代の目安】
地域 12月 1月 2月
北海道(北海道電力) 36,287円 46,036円 38,617円
東北(東北電力) 32,692円 40,322円 37,052円
関東(東京電力) 16,301円 19,992円 21,455円
北陸(北陸電力) 27,603円 35,334円 33,200円
東海(中部電力) 17,964円 23,779円 22,621円
近畿(関西電力) 15,345円 19,471円 18,875円
中国(中国電力) 18,708円 23,367円 22,285円
四国(四国電力) 23,651円 29,261円 27,058円
九州(九州電力) 13,953円 17,699円 15,419円
沖縄(沖縄電力) 9,359円 10,298円 9,037円

全国の電気代と比較しても、北海道の冬の電気代は高額なことがわかります。

三人家族の電気代の違い

三人家族の電気代を全国と比較してみましょう。

【三人家族の電気代の目安】
地域 12月 1月 2月
北海道(北海道電力) 45,242円 57,429円 48,155円
東北(東北電力) 39,775円 49,314円 45,227円
関東(東京電力) 20,298円 24,912円 26,741円
北陸(北陸電力) 33,939円 43,604円 40,937円
東海(中部電力) 21,996円 29,264円 27,816円
近畿(関西電力) 18,609円 23,767円 23,022円
中国(中国電力) 22,880円 28,704円 27,351円
四国(四国電力) 27,924円 34,937円 32,183円
九州(九州電力) 16,970円 21,651円 18,801円
沖縄(沖縄電力) 11,312円 12,486円 10,909円

多くの地域が2万円台ですが、北海道・東北・北陸地方は約2倍の電気代がかかっています。

四人家族の電気代の違い

四人家族の電気代を全国と比較してみます。

【四人家族の電気代の目安】
地域 12月 1月 2月
北海道(北海道電力) 54,197円 68,821円 57,693円
東北(東北電力) 43,802円 55,497円 50,593円
関東(東京電力) 24,295円 29,833円 32,027円
北陸(北陸電力) 40,274円 51,874円 48,637円
東海(中部電力) 26,027円 34,749円 33,012円
近畿(関西電力) 21,873円 28,063円 27,169円
中国(中国電力) 27,052円 34,041円 32,418円
四国(四国電力) 32,197円 40,612円 37,307円
九州(九州電力) 19,986円 25,603円 22,184円
沖縄(沖縄電力) 13,265円 15,674円 12,782円

北海道と同様に寒冷地である東北や北陸と比較しても、北海道の電気代は高額です。

北海道のオール電化で電気代が高くなる理由

まずは、北海道におけるオール電化とガス併用の光熱費を比較してみます。

【オール電化とガス併用の比較表】

オール電化 ガス併用
電気代 31,410円 10,878円
ガス代 4,497円
他の光熱 6,045円
合計 31,410円 21,120円

※ガス併用は令和6年度の家計調査より引用、オール電化は二人暮らしの家庭の月平均

平均を見ると、オール電化の光熱費のほうがやや割高です。そのような傾向が見られる理由としては、次の4点が挙げられます。

  • 冬の暖房需要が非常に高い
  • 昼間の電気料金が割高なプランを契約している
  • 古い設備を使っているため電力消費が多い
  • 電気料金の値上がりの影響

冬の暖房需要が非常に高い

北海道の冬は厳しく、エネルギー消費が激しい暖房機器を多用することが、電気代を引き上げる大きな要因です。反対に、夏は冷暖需要が低いため、電気代を抑えやすくなります。

昼間の電気料金が割高なプランを契約している

夜間の電気料金が安いオール電化向けの料金プランを契約している場合、昼間の電気料金は割高になります。そのため、昼間に電力を多く使う家庭の場合、電気代が高くなる可能性が高いです。

古い設備を使っているため電力消費が多い

省エネ性能が低い古い設備や、オール電化に適さない設備を使用している場合は、買い替えを検討しましょう。例えば、電気給湯器をエコキュートに交換すると、消費電力が最大4分の1になります。

電気料金の値上がりの影響

近年は、中東情勢の不安定化による原油価格の上昇や、円安の進行、再エネ賦課金の引き上げなどが重なり、電気料金の値上がりが続いています。これは電気代に限った話ではなく、ガス代や灯油代に関しても同様です。

設備の世代によって電気代は大きく変わる

以下でご紹介するとおり、使用する設備によっても電気代は変わります。

【設備ごとの消費電力】

電気温水器 4,400W
蓄熱暖房機 4,000W
エコキュート 930~1,500W

電気温水器や蓄熱暖房機を撤去してエコキュートを導入する場合、消費電力を4分の1程度まで抑えられる可能性があります。ランニングコストで見ると、エコキュートの節電効果は非常に大きいです。

冬は暖房効率そのものが下がりやすい

冬は暖房効率が下がりやすく、室内を暖めるために多くのエネルギーを消費します。

ヒートポンプは外気から熱を取り出す仕組みのため、気温が下がると取り込める熱が少なくなります。そのような環境下で暖かさを維持するためには、ヒートポンプを強力に稼働させなければなりません。そのため、夏と比べてエネルギー消費が増加し、電気代が高くなるのです。

北海道でオール電化の電気代を抑えるための方法

北海道でオール電化を導入している家庭が電気代を抑える方法は、次の4つです。

  • 電気料金プランを見直す
  • 電気代が安い時間帯を活用する
  • 暖房設備を見直す
  • 生活習慣を見直して節電する
  • 国の「電気・ガス料金負担軽減支援事業」を活用する
  • 太陽光発電・蓄電池の導入も検討する

電気料金プランを見直す

オール電化の導入後は、夜間料金が安いオール電化向けの電気料金プランに変更しましょう。エコキュートで夜間に沸かしたお湯を昼間の時間帯に使うことにより、電気代を節約しやすくなります。

電気代が安い時間帯を活用する

電気の使用時間を、できる限り安い時間帯に移行させるのも電気代を抑えるコツです。北海道電力の「エネとくスマートプラン」の料金を見てみましょう。

【エネとくスマートプランの電気料金】

種別・区分 単位 料金単価
基本料金 1kW 486.20円
電力量料金 日中時間 1kWh 38.22円
夜間・日祝時間 1kWh 29.44円

日中時間は、平日と土曜日の午前8時から午後10時まで、夜間・日祝時間はそれ以外の時間です。日中時間以外に電気を使う割合を増やすと、電気代が安くなります。

暖房設備を見直す

冬の電気代を押し上げる原因のひとつが、エネルギー消費が大きい暖房設備の使用です。省エネ性能が高い暖房設備に買い替えたり、灯油機器を併用したりして対策しましょう。また、家自体の断熱性能を高めることも、省エネを実現するコツのひとつです。

生活習慣を見直して節電する

以下のように、生活習慣を見直すことも節電につながります。

  • 家族が同じ部屋で過ごす時間を増やす
  • 日中(午前8時~午後10時まで)の電力消費を控える
  • エアコンを利用するときにサーキュレーターを併用する
  • エアコンの設定温度を見直す

国の「電気・ガス料金負担軽減支援事業」を活用する

経済産業省資源エネルギー庁は、中東情勢による光熱費の高騰を抑えるために、使用量が多くなる7~9月の電気・ガス代を支援することを決定しました。

【電気・ガス料金負担軽減支援事業による電気料金支援】

使用月 低圧 高圧
2026年7月・9月 3.5円/kWh 1.8円/kWh
2026年8月 4.5円/kWh 2.3円/kWh

一時的な措置ではありますが、即効性のある負担軽減策です。

太陽光発電・蓄電池の導入も検討する

太陽光発電・蓄電池を導入すると、光熱費の中長期的なランニングコストを低減できます。

北海道の冬は日照時間が短く、積雪の影響で発電量が低下することも多いです。しかし、春から秋にかけて発電した電力を自家消費することにより、年間を通じた電気代の削減が期待できます。

以下の記事では、太陽光発電・蓄電池の補助金に関する情報を詳しく解説しています。導入コストを抑えるコツとしてご確認いただければ幸いです。

  • 【2025年】蓄電池の補助金まとめ!国・自治体の人気の補助金制度をわかりやすく解説
  • 【2025】太陽光発電関連の補助金まとめ|補助金額や申請条件について解説

北海道のオール電化に関するよくある質問

この記事の最後に、北海道のオール電化に関する質問にお答えします。

Q.オール電化は北海道では不利?

一概に不利とは言えませんが、冬場の電気代は他の地域よりも高額になりやすい点には注意が必要です。北海道では、冬場に暖房と給湯で大量のエネルギーを消費します。ヒートポンプは外気温が低いと効率が低下し、消費電力が増加しがちです。

しかし、エコキュートの消費電力は、旧来の電気温水器や蓄熱暖房機と比べて4分の1程度と省エネです。エコキュートの導入後は、従来よりも光熱費を抑えやすくなるでしょう。

Q.灯油やガス併用に切り替えたら安くなる?

ランニングコストが安くなる可能性はあります。ただし、切り替えの際に配管工事や機器設置などで高額な初期費用がかかることは無視できません。

また、災害・火災対策という観点においても、オール電化住宅にはメリットがあります。中長期的なトータルコストや、費用以外のメリットにも目を向けて、ご家庭に合った選択をすることが大切です。

まとめ

北海道におけるオール電化の冬の電気代は、全国と比較しても高額になりがちです。冬の暖房需要が高いことや古い設備を使っていることなどが、電気代を押し上げる原因になっています。電気料金や暖房設備、生活習慣を見直しながら、電気代を抑えましょう。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 プライスエナジー運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたいモ!

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「オール電化家庭とガス併用家庭を徹底比較!電気代・ガス代などの光熱費の違いと節約術」記事へのリンク
プロパンと比較して年間10万円お得
オール電化家庭はガスの代わりに電気を使用します。ガス代が無くなる一方で、当然電気代は増加します。しかし、光熱費全体で見たときに、電気代に一本化することがかなりお得になるケースがあります。太陽光や蓄電池なしでも十分な光熱費削減が期待できます。
「エコキュートとガス給湯器のコスト比較!光熱費はエコキュートがお得!」記事へのリンク
省エネ性能が高い
エコキュートは、ヒートポンプ技術と呼ばれる大気熱を利用したお湯の沸き上げ方法を採用しています。この技術により、エネルギーの使用量が約1/4に抑えることが可能です。この省エネ技術により、ガス給湯器よりも光熱費が安くなります。
「オール電化に使える補助金まとめ!エコキュート・太陽光発電・リフォーム補助金を解説」記事へのリンク
補助金でお得に導入
国は省エネ・脱炭素の推進のために数々の補助金を、オール電化向けに用意しています。エコキュートであれば給湯省エネ事業、太陽光・蓄電池であれば子育てエコホーム支援事業などです。これら補助金を利用してお得にオール電化に切り替える方が増えています。
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オール電化で最高峰
idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安定かつ安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランと言えます。また、EVユーザーの方も安価な深夜電気で蓄電できるためおススメです。
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