賃貸でできる害獣対策とは?電気を活用した対策や注意点をわかりやすく解説
賃貸住宅に住んでいると、天井裏からの物音やベランダの糞尿被害など、害獣に関する悩みを抱える方は少なくありません。持ち家と違って自由にリフォームや大掛かりな工事ができない賃貸住宅では、どのような対策ができるのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、賃貸住宅で害獣対策が必要になる理由や、電気を活用した対策方法、電気機器だけに頼らない対策のポイント、対策機器を選ぶ際のチェックポイントについてご紹介しています。賃貸住宅での害獣対策を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
賃貸住宅で害獣対策が必要になる理由
まずは、賃貸住宅において害獣対策が必要になる理由について見ていきましょう。
賃貸で発生しやすい害獣の種類
賃貸住宅では、ネズミやハクビシン、イタチ、コウモリといった害獣による被害が発生することがあります。とくに集合住宅では、隣接する建物や配管を伝って移動してくるケースもあり、一室だけの対策では被害を防ぎきれない場合もあります。
害獣が侵入しやすい場所
害獣は、換気口やエアコンの配管まわりのすき間、床下、屋根と外壁のつなぎ目など、わずかなすき間からでも侵入してくることがあります。ベランダの物置や室外機の裏なども、身を隠せる場所として狙われやすいポイントです。
放置すると起こる被害とリスク
害獣を放置すると、天井裏での物音や糞尿による悪臭、断熱材やケーブル類の破損といった被害につながることがあります。また、ダニやノミが発生し、健康面への影響が心配されるケースもあります。被害が大きくなるほど原状回復の費用もかさみやすくなるため、早めの対策が大切です。
賃貸で使える電気を活用した害獣対策
続いて、賃貸住宅でも取り入れやすい、電気を活用した害獣対策についてご紹介します。
超音波・電磁波タイプの害獣対策機器
仕組みと期待できる効果
超音波・電磁波タイプの害獣対策機器は、人間には聞こえにくい周波数の音や電磁波を発生させることで、害獣が嫌がる環境をつくり、寄り付きにくくする仕組みの製品です。コンセントに差し込むだけで使えるタイプが多く、工事を伴わないため、賃貸住宅でも取り入れやすい対策のひとつです。
ただし、効果の感じ方には個体差や環境差があるとされており、設置すれば必ず害獣が完全にいなくなるというものではない点は理解しておきましょう。
設置場所と使用時のポイント
害獣が出入りする通り道や、被害が気になる場所の近くに設置すると、効果を発揮しやすくなります。定期的に設置場所を変える、複数台を組み合わせるといった工夫で、害獣が音や電磁波に慣れてしまうのを防ぐ製品もあります。取扱説明書に記載された使用方法を確認した上で設置しましょう。
センサーライトによる侵入防止
人や動物の動きを感知して点灯するセンサーライトは、夜間に活動する害獣に警戒心を与え、近づきにくくする効果が期待できます。コンセント式のほか、ソーラー充電式の製品もあり、屋外配線が難しいベランダなどにも設置しやすいタイプがあります。
コンセント式機器を使う際の注意点
コンセント式の害獣対策機器を使う際は、契約している電力設備の許容量や、他の家電との併用に問題がないかを確認しておきましょう。また、屋外や水回りに設置する場合は、防水性能を備えた製品を選ぶことも大切です。賃貸住宅の場合、共用部分のコンセントを無断で使用することは避け、必要に応じて管理会社に確認しましょう。
電気柵が賃貸住宅に向かない理由
電気柵は、農地などで鳥獣被害を防ぐために広く使われている対策方法ですが、賃貸住宅には向かない対策です。農林水産省の資料によると、電気柵を設置する際は、感電による事故を防ぐため、危険である旨の表示や専用の電源装置、漏電遮断器、専用の開閉器の設置などが必要とされています。こうした安全対策を賃貸住宅の限られたスペースで適切に施すことは難しく、共用部分や隣接する敷地への影響も懸念されるため、賃貸住宅では超音波機器やセンサーライトなど、より手軽で安全な方法を選ぶことが現実的です。
電気機器だけに頼らない害獣対策のポイント
電気を使った対策機器はあくまで補助的な手段であり、根本的な対策とあわせて活用することが大切です。ここからは、電気機器だけに頼らない害獣対策のポイントをご紹介します。
侵入口をふさぐことが最優先
害獣対策でもっとも重要なのは、侵入経路そのものをふさぐことです。換気口や配管まわりのすき間には、害獣が噛み破りにくい金属製の網などで塞ぐ方法が用いられます。ただし、賃貸住宅で建物に手を加える場合は、必ず事前に管理会社や大家に相談し、許可を得てからおこないましょう。
餌や巣になる環境をつくらない
生ゴミの放置や、ベランダに置きっぱなしにした植木鉢・段ボールなどは、害獣にとって餌場や巣になりやすい環境です。ゴミは指定日まで屋内で保管する、不要な物を放置しないなど、日頃から環境を整えておくことが害獣対策につながります。
定期的な清掃と換気で住環境を整える
ベランダや室外機まわりを定期的に清掃し、風通しの良い状態を保つことも、害獣が住み着きにくい環境づくりに役立ちます。とくに使用していない部屋や収納スペースは、湿気や汚れがたまりやすいため、意識的に換気をおこないましょう。
管理会社・大家へ相談すべきケース
天井裏から物音がする、共用部分に糞尿の被害があるなど、建物全体に関わる可能性がある場合は、早めに管理会社や大家に相談しましょう。個人の対策だけでは解決が難しいケースや、建物の構造に手を加える必要がある場合は、専門業者による調査や駆除が必要になることもあります。
害獣対策機器を選ぶ際のチェックポイント
最後に、害獣対策機器を選ぶ際に確認しておきたいポイントについてご紹介します。
対象となる害獣に対応しているか
害獣対策機器は、対応している動物の種類が製品ごとに異なります。ネズミ向け、ハクビシンやイタチなど中型動物向けなど、悩んでいる害獣の種類に対応した製品を選びましょう。
電源方式(コンセント・電池式)の違い
コンセント式は電源を確保しやすい場所であれば安定して稼働させやすい一方、電池式は配線を気にせず設置場所の自由度が高いという特徴があります。設置したい場所の近くにコンセントがあるかどうかも、選ぶ際の判断材料になります。
稼働音・消費電力・電気代を確認する
超音波・電磁波タイプの害獣対策機器は、消費電力が数W程度の製品が多く見られます。公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が示す目安単価1kWhあたり31円(税込)をもとに、消費電力3Wの製品を24時間稼働させた場合の電気代を計算すると、以下のようになります。
3(W)÷1,000×31(円/kWh)×24(h)≒2.2円
1日あたり数円程度、1カ月では数十円程度にとどまる計算になり、コンセント式の害獣対策機器を24時間稼働させても、電気代の負担は比較的小さいといえます。ただし、実際の消費電力は製品によって異なるため、購入前に仕様表を確認しておくと安心です。
賃貸でも設置しやすいタイプを選ぶ
壁への穴あけや配線工事が不要な、コンセント式や置き型・貼り付け型の製品を選ぶと、賃貸住宅でも原状回復の心配をせずに設置しやすくなります。両面テープなどで固定する場合も、退去時にはがせるタイプを選ぶと安心です。
まとめ
賃貸住宅での害獣対策は、工事を伴わない超音波機器やセンサーライトなど、電気を活用した方法から始めやすいのが特徴です。ただし、電気機器はあくまで補助的な対策であり、侵入口をふさぐことや、餌・巣になる環境をつくらないことなど、根本的な対策とあわせて取り組むことが大切です。
また、天井裏に住み着いている、被害が広範囲に及んでいるなど、個人での対策では対応が難しいケースもあります。そのような場合は、無理に自己解決しようとせず、専門の駆除業者に相談することも選択肢のひとつです。クリーンキング1978では、ハクビシンやアライグマ、ネズミなど、さまざまな害獣被害に対する調査・駆除・再発防止対策をおこなっています。害獣被害にお困りの方は、ぜひ相談してみてください。
エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたいモ!

