足元の冷え対策と電気代の節約を両立する方法とは?暖房器具の選び方と節約術を解説
部屋全体に暖房を効かせていても、足元が冷えてつらいと感じる方は少なくありません。足元の冷えは不快なだけでなく、健康面にも影響を及ぼす可能性があるため、しっかり暖めることが大切です。
この記事では、暖房をつけていても足元が冷える原因や足元の冷え対策になる暖房器具、暖房器具ごとにかかる電気代や節約のコツについてご紹介しています。足元の冷え対策と電気代節約の両立について関心がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
足元が冷える原因
エアコンやストーブなどの暖房器具を使用していても、足元だけは冷えるということは少なくありません。
足元の冷えを解消するためには、なぜ暖房をつけていても冷えやすいのかを知っておく必要があります。「部屋は暖かいはずなのに足元が冷たい」という状況でいたずらに暖房の温度だけを上げても、冷えの対策にはならないためです。
まずは暖房をつけていても足元が冷える理由や、その影響について見ていきましょう。
暖かい空気は上にたまりやすい
暖房をつけているのに足元が冷える、という現象には、空気などの物体が持つ性質が関係しています。
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ移動する性質があり、暖房で暖まった空気は天井付近に留まりやすいです。そのため、エアコンやストーブなどの暖房器具を使用していても、足元には冷たい空気がたまってしまい、足が温まりにくい傾向にあります。
また、建物の断熱性能や気密性が低いと外気の影響で室内が暖まりにくいです。
床からの冷気が体感温度を下げる
暖房をつけていても足先が冷えるのは、床からの冷気を直接感じているためです。
建物の床は床下を通じて外気に触れる部分であり、断熱性能が低いと冷気の影響を受けます。加えて、薄手の靴下やつま先が開いているタイプのスリッパを履いていると、足先の温度を下げてしまうのです。
これらの要因によって体感温度が下がり、足元の寒さを感じやすくなります。
足元の冷えがもたらす影響
足元が冷えると、健康上のさまざまな問題が発生しやすくなります。
足元が冷えると血液の循環が滞り、全身が冷える原因になるためです。全身が冷えると自律神経のバランスが乱れやすくなり、睡眠の質の低下につながることがあります。
全身の冷えが長期化すると、慢性的な体調不良の原因になる可能性が高いです。免疫力が低下し風邪を引きやすくなるなど、感染症にもかかりやすくなります。
足元の冷え対策におすすめの暖房器具
続いて、足元の冷え対策におすすめの暖房器具をご紹介します。
暖められると上部に移動する空気の性質上、エアコンやストーブのように空気だけを暖める暖房器具ではなく、足元専用の暖房器具を用意するのが望ましいです。空気を暖める暖房器具と足元を暖める暖房器具を併用することで、より効率良く全身を温められるでしょう。
パネルヒーター
足元のように低い位置を暖めるためには、パネルヒーターがおすすめです。
パネルヒーターとは、薄い面状の熱源で放射状に周囲を暖めるタイプのヒーターになります。電気によって発熱し、放射熱で周囲を暖める、局所的に足元を暖めるのに向いている暖房器具です。逆に、エアコンやストーブのように広い範囲を温めるのには向きません。
セラミックファンヒーター
すぐに足元を暖めたい場合は、セラミックファンヒーターもおすすめです。
セラミックファンヒーターとは、特殊加工されたセラミックに電流を流して発熱させるタイプの暖房器具になります。発生した熱をファンで送風し、室内を暖める仕組みです。
セラミックは電流を流すとすぐに発熱するため、電源を入れると比較的速く暖かくなります。また、発熱体が高温になりにくく、転倒しても火災になりにくい点もメリットです。
ホットカーペット
直接足を乗せる形で使用するホットカーペットなどもおすすめです。
スイッチを入れると足の裏から暖めることができ、気候や出力によってはエアコンなどの空調を使わなくても部屋を暖められます。カーペットだけでなく、床全体を暖める床暖房も効果があるでしょう。
電気毛布・足入れヒーター
電気毛布や足入れヒーターなど、足を覆う、または足を入れる形で使用する暖房器具もおすすめです。
毛布であれば体温も相まって熱を保持しやすくなり、足を温めやすくなります。また、足入れヒーターでは足を直接乗せたり覆ったりすることにより、効率良く足元を暖められるでしょう。
こたつ
ある程度のスペースがあるならば、こたつの利用もおすすめです。
足だけでなく手を入れることもできるため、冷えやすい四肢の末端を暖められます。また、家族など複数人で利用することも可能です。テーブル状であるため、上部に作業の対象や飲食物を置くこともできます。
足元暖房の電気代を比較
続いて、足元で使用できる暖房器具の電気代を見ていきましょう。
電気を使用して足元を暖める以上、こうした暖房器具にも電気代がかかります。電気代が気になる場合は、なるべく消費電力が少ない器具を選択するのがおすすめです。
暖房器具ごとの電気代の目安
暖房器具にかかる電気代は、「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」で計算できます。消費電力が大きいほど電気代が高くなるため、ランニングコストが気になる場合は表示されている消費電力が低いものを選択することが大切です。
| 暖房器具 | 消費電力の目安 | 1時間あたりの電気代 |
|---|---|---|
| パネルヒーター | 400~1,200W | 12.40~37.20円 |
| セラミックファンヒーター | 600~1,200W | 18.60~37.20円 |
| ホットカーペット | 200~740W | 6.20~22.90円 |
| 電気毛布 | 30~60W | 0.90~1.90円 |
| こたつ | 300~600W | 9.30~18.60円 |
電気代が安い足元暖房はどれ?
一般的に、1時間あたりの電気代が最も安い足元暖房は電気毛布です。消費電力が30~60W程度とほかの器具と比べて低く、自分の体温も含めて毛布で保温するため大きな電力を必要としません。
ただし、暖めたい範囲や利用する環境によっては不十分な可能性もあるでしょう。
電気代を抑えながら足元を暖めるコツ
足元を暖めるためには暖房器具をうまく活用することが大切ですが、電気を使うとその分電気代がかかります。
1時間あたりの金額は微々たるものでも、冬のシーズン中毎日使っているとそれなりの金額になるでしょう。できる限り電気代を抑えて足元を暖めたい場合は、いくつかの工夫が必要です。
局所暖房を上手に活用する
効率良く足元を暖めたい場合は、局所暖房をうまく取り入れるのがおすすめです。
複数人で過ごすのであればエアコンなどを用いて部屋全体を暖めることも経済的ですが、1人で過ごすのであればこたつや電気毛布、小型ヒーターなどを用いて「自分自身を暖める」方法に切り替えた方が電気代が安く済むでしょう。
エアコンとの併用で効率を高める
部屋全体の暖かさと足元の冷え対策を両立させたい場合は、エアコンと暖房器具を併用することで短時間で効率良く暖められます。
エアコンとホットカーペット、エアコンとこたつ、エアコンと足元のヒーターなどの組み合わせで使用することで、足元を暖めながら部屋全体を暖めることが可能です。使用環境に応じてエアコンとホットカーペット、またはこたつを組み合わせると効率的です。
タイマー機能や省エネモードを活用する
継続して使用する際の電気代が気になる場合は、暖房器具についている機能を活用するのもおすすめです。
暖房器具にはタイマー機能がついているものが多く、一定時間稼働した後に電源が切れるように設定できます。ある程度体が温まったら電源が切れるように設定しておくことで、必要以上に電力を消費することを防げるでしょう。
また、省エネモードを活用することで稼働中の消費電力を抑えられる可能性があります。
暖房効果を高める足元の冷え対策
ここからは、足元で使用する暖房器具の効果を高める対策についてご紹介します。
電気を使った暖房器具以外にも、足元の冷え対策に使えるグッズや対策は存在します。これらをうまく活用することで、より電気代を節約しながら足元を暖めることが可能です。それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。
ラグやカーペットで床の冷気を防ぐ
より効率良く体を温めたい場合は、床にラグやカーペットを敷くのがおすすめです。
ホットカーペットでない通常のカーペットでも、床からの冷えを遮ることで足元を暖めやすくなります。フローリングの場合、床に足の熱が奪われるため何も敷いていないと寒くなりやすいです。断熱性能が高いラグやカーペットを使用することで、外気の影響を抑えて体温を奪われにくくなります。
また、ラグやカーペットは体温だけでなくエアコンやヒーターで暖めた空気の熱も逃がしにくくしてくれるため、暖房との相性が良いです。
断熱シートや窓の冷気対策を行う
部屋や足元を効率良く暖めたい場合、部屋の断熱性能を高めるのも効果的です。
断熱性能が低い部屋は、どれだけ暖房を使用しても熱が外部に逃げやすく、暖まるまでに時間がかかります。逆にいえば、断熱性能が高ければ短時間で部屋を暖めることが可能です。
部屋の断熱性能を高めるためには、窓の冷気対策が必要になります。断熱シートや断熱テープを窓ガラスやサッシに使用することで、冷気が入りこんだり熱が外に逃げたりするのを防げるでしょう。カーテンを断熱仕様に変更するのもおすすめです。
厚手の靴下やルームシューズを活用する
足元を温めるためには、厚手の靴下やルームシューズを使用するのもおすすめです。
暖房の効いた室内だからといって靴下を履かなかったり、薄手の靴下を履いていたりすると床に熱を奪われる原因になります。ウールのように保温性の高い素材で編まれた厚手の靴下を活用すると、より暖房の効果を高められるでしょう。
スリッパでも体温を奪われにくくなりますが、よりその性能を高めたい場合は足を覆うルームシューズを選択するのがおすすめです。
加湿によって体感温度を上げる
寒さ対策においては、室内の湿度も重要です。人間が快適に生活できる湿度は40~60%とされており、低すぎると乾燥するだけでなく暖かさを感じにくくなります。
室内の湿度が低い場合は、加湿器などを用いて湿度を上げ、体感温度を上げるのがおすすめです。加熱式やハイブリッド式の加湿器を活用すると、体感的な暖かさを得やすくなります。
室内で洗濯物を干しても湿度の上昇を見込めます。
まとめ
暖房を使用していても足元が寒いと感じる場合は、小型のヒーターやホットカーペット、足元専用の暖房器具などを用いて対策するのがおすすめです。電気代が気になる場合は、タイマー機能や電気を使わない対策を活用すると良いでしょう。
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