IHクッキングヒーターの交換は自分でできる?業者に依頼する際の費用目安や選び方を解説

  • 更新日:2026/06/01
IHクッキングヒーターの交換は自分でできるか、DIY条件・交換手順・費用目安・業者の選び方を解説

IHクッキングヒーターは、機種や設置状況により、自分自身でも交換が可能です。ただし、作業には危険をともなうほか、電気工事士の資格がなければできない工事もあるため、基本的には業者に依頼することをおすすめします。

この記事では、自分でIHクッキングヒーターを交換する手順を解説したうえで、IHクッキングヒーターの交換依頼ができる業者や、工事費の相場などをご紹介します。IHクッキングヒーターの交換や導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

IHクッキングヒーターの交換は自分でできる?

IHクッキングヒーターを自分で交換できる条件や手順、業者依頼が必要なケースと安全確認ポイントを紹介

IHクッキングヒーターの機種によっては、自分で交換ができます。電気式から電気式への入れ替えで、なおかつコンセント式のIHクッキングヒーターであれば、自分自身でも交換が可能です。まずはコンセント式か直結式かを確認して、DIYができそうか検討しましょう。

自分で交換する際の手順

IHクッキングヒーターを自分で交換する際の手順は、次の5ステップです。

<自分で交換する際の手順>

  • 機種を選ぶ
  • 古いIHクッキングヒーターの電源を切って取り外す
  • 設置場所を掃除する
  • 新しいIHクッキングヒーターを取り付ける
  • 動作確認を行う

それぞれのポイントを解説します。

1.機種を選ぶ

まずは、使用しているIHクッキングヒーターのサイズを確認します。サイズを確認する際は、天板幅と奥行き、電源仕様をチェックしましょう。3つの条件が合えば、異なるメーカーの機種でも交換が可能です。

2.古いIHクッキングヒーターの電源を切って取り外す

注文した新しい機種が届いたら、まずは安全を確保するために、古いIHクッキングヒーターの電源を切ります。IH専用回路がある場合は、ブレーカーを落とすと安全です。このとき、念のためにコンセントも抜いておきましょう。

取り外す際は、グリル皿や網、排気口カバーなどの分解できる部品をあらかじめ外しておきます。排気口やパネル付近にある固定金具のネジをドライバーで緩めて、パネル後方を浮かせると安全に取り外しやすいです。

3.設置場所を掃除する

新しいIHクッキングヒーターを設置する前に、開口部周辺を掃除しておきましょう。本体の設置後は掃除が難しくなるため、設置する前にきれいにしておくのがポイントです。

4.新しいIHクッキングヒーターを取り付ける

IHクッキングヒーターを、キッチンの開口部に差し込んで取り付けます。固定金具が付属している場合は、説明書の案内に沿ってしっかりと固定しましょう。最後に、電源プラグを差し込んで設置完了です。

5.動作確認を行う

IHクッキングヒーターの取り付けが完了したら、ブレーカーを元に戻して電源を入れましょう。グリル機能を含むすべてのヒーターと機能が作動するか確認し、問題がなければ交換作業は終了です。

自分で交換する際のリスク

自分でIHクッキングヒーターを交換できる場合でも、次のようなリスクがある点には注意しなければなりません。

<自分で交換する際のリスク>

  • 感電の危険性がある
  • 補償対象外となる可能性がある
  • 基盤や配線が破損するリスクがある

通電した状態で作業すると、場合によっては命に関わるトラブルに見舞われるリスクがあります。プロの業者を通さない場合、メーカーの補償対象外となり、故障時に高額な修理費が発生するケースも珍しくありません。作業中に基盤や配線が破損したり、腰や膝を傷めたりするリスクにも警戒が必要です。

自分で交換できないケース

次のようなケースでは、原則として自分でIHクッキングヒーターを交換できません。

<自分で交換できないケース>

  • 直結式で配線工事が必要な場合
  • 専用回路がない場合
  • ブレーカー容量が不足している場合
  • 天板サイズを変更する場合

電気系統の工事は、電気工事士の資格を持っていなければ行えないため、注意しましょう。天板サイズを変更する場合は、キッチン天板加工が必要なので、自分で交換することは不可能です。

IHクッキングヒーターの交換依頼ができる業者

自分で工事ができない場合は、専門業者にIHクッキングヒーターの交換を依頼しましょう。依頼できる業者の種類はさまざまで、それぞれ特徴が異なります。自分に合った業者を選ぶことが、交換の満足度を高めるポイントです。

家電量販店

ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラといった家電量販店です。ネットショップと比べるとやや割高ですが、販売員から機種の特徴について詳しく説明を受けられるほか、ポイント還元などのサービスが充実しています。実際の交換や工事は、提携する施工会社に外注するケースが多いです。

リフォーム会社

「IHクッキングヒーターのサイズを変更したい」「キッチン全体の機能性を高めたい」といった希望がある場合は、リフォーム会社への相談がおすすめです。総合的な提案が受けられることに加えて、施工実績が豊富な会社も多く、安心して工事を任せられます。

ホームセンター

カインズやコーナンといったホームセンターでも、IHクッキングヒーターの販売と交換の依頼を受け付けています。ただし、取り扱っている機種は据え置きタイプが多く、ビルトインタイプの購入は難しいでしょう。また、専門の工事スタッフは在籍していないケースが多く、原則としてその場では工事に関する細かい質問ができません。

IH交換の専門業者

IH交換の専門業者は、本体価格や工事費を抑えやすい傾向があります。インターネットショップを利用する場合、事前に機種を見たり触ったりはできませんが、コストパフォーマンスを重視する方にとって有益な選択肢のひとつです。

電気工事会社

電気工事会社には、電気工事士などの専門資格を持つスタッフが在籍している可能性が高いです。配線工事が必要なケースで依頼すると良いでしょう。大手よりも地域に根ざした地元の業者が多く、口コミを参考にしながら業者選びを進めるのがポイントです。

IHクッキングヒーター交換の費用相場

IHクッキングヒーター交換の費用相場と業者選びのポイントを、依頼先・資格・施工実績・保証制度から解説

IHクッキングヒーターの交換で気になることといえば、本体価格と工事費を含めた費用相場ではないでしょうか。ここでは、2つのケースを想定して、それぞれの費用相場をご紹介します。

ガスコンロからビルトインIHに交換する場合

ガスコンロからビルトインタイプのIHクッキングヒーターに交換する場合の費用相場は、8万円~25万円程度です。この場合は200Vの電源を設置する工事が必要になるため、IHからIHに交換する場合と比較すると、やや費用が高くなる傾向があります。

据え置き型のIHからビルトインIHに交換する場合

据え置き型のIHからビルトインタイプのIHに交換する場合は、5万円~22万円が本体価格と工事費を合わせた費用相場です。据え置き型から据え置き型に交換する場合は、本体価格のみで工事が完了するケースもあります。

IHクッキングヒーター交換業者の選び方

先述したように、IHクッキングヒーターの交換に応じる業者は多く、消費者の選択肢が豊富です。ここでは、IHクッキングヒーター交換業者の選び方について、重要なポイントを5つご紹介します。

必要な資格を保有した業者であるか

まずは、必要資格を保有しているか確認しましょう。電気工事士やガス機器設置スペシャリストが在籍する業者の利用がおすすめです。これらの資格を持つ業者なら、法令に違反するリスクがないことに加えて、正確で丁寧な施工が期待できます。

施工実績が豊富か確認する

ホームページなどから施工実績を確認しましょう。IH交換の事例数が多いか、キッチン天板サイズ変更などの高度な工事を担当した経験があるかなどを調べることが重要です。

保証制度があるか

万一に備えて、充実した保証制度があるかチェックしましょう。IHクッキングヒーターには「メーカー保証」と「工事保証」の2種類があります。それぞれの特徴を簡単に確認しておきましょう。

メーカー保証

メーカー保証とは、パナソニックなどIHクッキングヒーターのメーカーが提供する保証です。製造上の欠陥や初期不良、通常の使用範囲内での故障に対応します。保証期間はメーカーや機種によって異なるため、購入時の保証書を確認しましょう。

工事保証

工事保証とは、IHクッキングヒーターの施工に対して提供される保証です。施工不良や工事中の過失が原因で発生したトラブル、工事によって発生した不具合が対象となります。保証期間や保証範囲は施工会社によって異なるため、契約時に確認することが重要です。

見積もり内容が明確か確認する

見積もりの内容を確認して、本体価格や工事費、追加工事費、廃棄費用などが明記されているかチェックしましょう。「一式」と記載されている場合、契約外の追加工事費などが別途請求される可能性があるため、要注意です。2~3社から見積もりをとり、費用や担当者の対応を比較することをおすすめします。

口コミや評判をチェックする

利用者の口コミや評判も参考になります。Googleに投稿されている口コミやSNSの評判などをチェックして、業者選びの判断材料のひとつにしましょう。チェックポイントは「悪質な請求の有無」や「施工時の丁寧さ」、「アフターサービスの柔軟性」などです。

IHクッキングヒーターに交換するメリット・デメリット

IHクッキングヒーターには、メリットとデメリットがあります。それぞれのポイントを確認したうえで、IHクッキングヒーターを導入すべきなのか、それともガスコンロの併用を続けるのかを判断しましょう。

IHクッキングヒーターに交換するメリット

IHクッキングヒーターに交換する主なメリットは、次の3点です。

<IHクッキングヒーターに交換するメリット>

  • 掃除が楽になる
  • 夏場でもキッチンが暑くなりにくい
  • 火を使わないため安全性が高い など

IHクッキングヒーターには、ガスコンロにある五徳(ゴトク)がなく、フラットな構造です。サッと拭いただけで汚れがとれるため、メンテナンス性を重視する方にもおすすめできます。

また、直火を使わないことも、IHクッキングヒーターならではのメリットです。夏場も快適に料理しやすく、火事のリスクも低くなります。特に高齢者や小さな子ども、ペットと同居しているご家庭では、安全面のメリットを感じやすいでしょう。

IHクッキングヒーターに交換するデメリット

IHクッキングヒーターには、次のようなデメリットがあります。

<IHクッキングヒーターに交換するデメリット>

  • 停電時に利用できない
  • 持っている調理器具が使用できなくなる可能性がある
  • 機種によって火力制限がある など

IHクッキングヒーターは電気を使った調理器であり、停電時には利用できません。機種によっては火力が制限されやすく、強火で鍋をあおるような調理を楽しみたい方には不向きです。

また、原則として、IH対応の調理器具しか使用できない点にも注意しましょう。IH非対応の調理器具を使用している場合は、IH対応の調理器具に買い替える手間とコストがかかります。

まとめ

電気式から電気式への入れ替え、かつコンセント式のIHクッキングヒーターを導入する場合は、自分でも交換が可能です。ただし、次のようなリスクがあるため、自分での交換はあまりおすすめできません。

<自分で交換する際のリスク>

  • 感電の危険性がある
  • 補償対象外となる可能性がある
  • 基盤や配線が破損するリスクがある

IHクッキングヒーターの交換は、家電量販店やリフォーム会社などさまざまな業者に依頼できます。IHならではのメリット・デメリットや、交換業者を選ぶポイントも確認したうえで、信頼できる業者に工事を依頼しましょう。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 電気プラン乗換コム運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!

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