エコキュートの保証期間は何年?メーカー別比較と延長保証の必要性を解説

  • 更新日:2026/05/19
エコキュートの保証期間は何年か、メーカー別の違いや延長保証の必要性、修理費の不安対策をわかりやすく解説

エコキュートは耐久性が高く、目安として10年以上は使い続けられます。しかし、何らかの原因で故障が発生した場合は点検・修理が必要となり、想定外の修理費用が発生するケースも少なくありません。

この記事では、エコキュート主要メーカーごとの保証期間に触れたうえで、延長保証の必要性についても解説します。最後までご覧いただければ、エコキュートのコストパフォーマンスを最大化するコツがわかるでしょう。

目次

エコキュートの保証期間や対象範囲とは?

エコキュートの保証期間の目安を、本体・リモコン・ヒートポンプ・貯湯タンク別に比較し、メーカー差の確認ポイントを解説

エコキュートには、メーカーによる保証期間が付帯することが一般的です。ただし、保証期間を超過すると自費修理が必要になるほか、保証が適用される範囲が限られる場合もあります。

まずは、エコキュートの保証に関する基本的なポイントを整理しましょう。

一般的な保証期間の目安

エコキュートの一般的な保証期間は、次のとおりです。

【エコキュートの一般的な保証期間の目安】

エコキュートの箇所 一般的な保証期間
本体 1~2年
リモコン 1~2年
ヒートポンプユニット 3年
貯湯タンク 5年

一部のメーカーを除き、ほとんどの場合は箇所ごとに保証期間が異なります。保証期間が「最大5年」と記載されていても、故障した箇所が本体だった場合、3年目以降は保証の対象外となる可能性もあるため、注意しましょう。

保証は「本体」と「部品」で期間が異なる

先述したとおり、保証期間は「本体」と「部品」で明確に分かれています。また、フィルターなどの消耗品は、そもそも保証の対象外となる場合が多いです。エコキュートの購入時には、部品ごとの保証期間や、保証対象外となる部品の内訳も確認すると安心です。

さらに詳しく、保証期間の違いを見てみましょう。

貯湯タンクの保証期間

貯湯タンクとは、ヒートポンプユニットで作ったお湯を貯めておく部品です。貯湯タンクは長期間使用する部品のため、耐久性が高く設計されており、保証期間は5年程度と長めに設定されます。

製造上の欠陥や、自然故障による水漏れといったトラブルの発生時には、保証期間内であれば無償修理を受けられるでしょう。

ヒートポンプユニットの保証期間

ヒートポンプユニットとは、エコキュートでお湯を沸かす心臓部のような箇所です。コンプレッサーや熱交換器などの部品があり、保証期間は3年程度と貯湯タンクと比べてやや短めに設定されます。

稼働時間が長い部品のため、故障リスクが高く、万全に対策したい場合は延長保証に加入すると良いでしょう。

メーカー保証の対象範囲

メーカー保証の対象となるのは、正常に使用した状態で発生した故障・不具合です。無償修理を受けられる場合、出張料や部品代、技術料などが補償されます。

ただし、寿命を超えて破損した消耗品を交換する場合の実費はユーザー負担となるほか、ユーザーの過失が認められた場合は、保証自体を受けられません。

主要メーカー別|エコキュートの保証期間一覧

ここでは、主要メーカー別に、エコキュートの保証期間をご紹介します。窓口の受付時間や電話番号もまとめているので、故障時の参考にしてみてください。

パナソニック

パナソニックのメーカー保証は、以下のとおりです。

【パナソニックのメーカー保証】

項目 保証期間・連絡先
本体・リモコン 1年
ヒートポンプユニット 3年
貯湯タンクユニット 5年
相談窓口の電話番号 0120-878-695
相談窓口の受付時間 9:00~18:00(月~土)※日祝・1/1~1/3は休み

三菱電機

三菱電機は、以下のようなメーカー保証を用意しています。

【三菱電機のメーカー保証】

項目 保証期間・連絡先
本体・リモコン 2年
ヒートポンプユニット 3年
貯湯タンクユニット 5年
相談窓口の電話番号 0120-24-4126
相談窓口の受付時間 9:30~12:00、13:00~17:00(月~金)

ダイキン

ダイキンのメーカー保証は、以下のとおりです。

【ダイキンのメーカー保証】

項目 保証期間・連絡先
本体・リモコン 1年
ヒートポンプユニット 3年
貯湯タンクユニット 5年
相談窓口の電話番号 0120-88-1081
相談窓口の受付時間 9:30~17:00(月~金)

日立

日立のエコキュートは、以下のようなメーカー保証を用意しています。

【日立のメーカー保証】

項目 保証期間・連絡先
本体・リモコン 1年
ヒートポンプユニット 3年
貯湯タンクユニット 5年
相談窓口の電話番号 0120-578-011
相談窓口の受付時間 ・9:00~18:00(月~金)
・9:00~17:00(土日祝日・日立の休日)

コロナ

コロナは、以下のようなメーカー保証を用意しています。

【コロナのメーカー保証】

項目 保証期間・連絡先
本体・リモコン 2年(リモコンは保証対象外)
ヒートポンプユニット 3年
貯湯タンクユニット 5年
相談窓口の電話番号 0120-919-302
相談窓口の受付時間 365日24時間受付

東芝

東芝のメーカー保証は、以下のとおりです。

【東芝のメーカー保証】

項目 保証期間・連絡先
本体・リモコン 5年
ヒートポンプユニット 5年(消耗部品のみ2年)
貯湯タンクユニット 5年(消耗部品のみ2年)
相談窓口の電話番号 0120-1048-19
相談窓口の受付時間 9:00~20:00

保証期間内でも対象外となるケースがある

保証期間内でも、修理が有料になるケースは意外と多いです。どのようなケースで修理費用が発生するのか、事前に把握しておきましょう。

対象外となる代表的なケース

次のようなケースで発生した故障は、メーカー保証の対象外となることが一般的です。

<対象外となる代表的なケース>

  • 自然災害
  • 経年劣化
  • 業務用
  • 取り付け時の過失による故障 など

トラブル時に確認すべきポイント

エコキュートにトラブルが発生した場合は、まず以下のポイントを確認しましょう。

<トラブル時に確認すべきポイント>

  • トラブルが起きているのは保証期間内かつ保証対象の箇所か
  • エラーコードの内容や症状は何か
  • 施工業者とメーカーどちらに連絡すべきか
  • 自分でできる簡単な対処法はあるか

まずは、特定できる範囲でトラブルの箇所を確認しましょう。リモコンにエラーコードが表示されている場合は、取扱説明書の情報を照らし合わせると、原因を特定できる場合があります。

電源リセットやブレーカーチェックなどの対処法を試し、改善しない場合は施工業者もしくはメーカーに問い合わせてください。

エコキュートの延長保証とは?最長10年保証の仕組み

エコキュートの延長保証とは、メーカー保証の期限を最長10年まで延長できる制度です。ここでは、延長保証の概要や、メーカーごとの延長保証の特徴をご紹介します。

延長保証の基本概要

延長保証とは、メーカー保証期間に有料の延長期間を追加する制度です。一般的なメーカー保証は最長5年ですが、延長保証を付帯することで、最長10年までのメーカー保証を原則として回数無制限で利用できます。なお、延長保証を申し込めるのは、エコキュート購入時などに限られるため、注意しましょう。

メーカー別の延長保証サービス

ここでは、エコキュート主要メーカーごとの延長保証の内容と、問い合わせ窓口の情報をご紹介します。

パナソニック

パナソニックの「長期安心修理サービス」は、メーカー修理保証期間を最長10年間に延長できる制度です。「HE-」から始まる品番が対象で、免責事項を除いた保証が受けられます。

【パナソニックの延長保証】

保証期間 契約料・問い合わせ窓口
5年 12,980円
8年 27,280円
10年 31,680円
相談窓口の電話番号 0120-911-822
相談窓口の受付時間 9:00~17:00(月~金)

※すべて税込

三菱電機

三菱電機では、延長保証として「三菱電機のスマート電化延長保証」を用意しています。最長10年にわたり、技術料と部品代、出張料が保証されます。

【三菱電機の延長保証】

保証期間 契約料・問い合わせ窓口
5年 12,100円
8年 25,850円
10年 31,460円
相談窓口の電話番号 0120-867-789
相談窓口の受付時間 9:30~17:00(月~金)

※すべて税込

ダイキン

ダイキンでは「ダイキン延長保証サービス」を用意しています。24時間365日受付でサポートしており、部品代・技術費・出張費がすべて無料です。

【ダイキンの延長保証】

保証期間 契約料・問い合わせ窓口
10年 31,900円
相談窓口の電話番号 0120-88-1081
相談窓口の受付時間 9:30~17:00(月~金)

※すべて税込

日立

日立では「日立TWGオール電化延長保証」を用意しています。修理回数は無制限で、ユーザーが交換できる消耗品などを除く、本体内部品の無償修理を依頼可能です。

【日立の延長保証】

保証期間 契約料・問い合わせ窓口
7年 20,954円
10年 28,381円
相談窓口の電話番号 0120-775-826
相談窓口の受付時間 10:00~22:00(年中無休)

※すべて税別

コロナ

コロナでは、最長10年間の「コロナ延長保証システム」を用意しています。年中無休で受け付けており、技術料・出張料・部品代がすべて無料です。

【コロナの延長保証】

保証期間 契約料・問い合わせ窓口
5年 7,700円~12,980円
8年 12,100円~27,720円
10年 22,000円~34,210円
相談窓口の電話番号 0120-919-302
相談窓口の受付時間 365日24時間受付

※すべて税込

東芝

東芝では、一部のエコキュートに限り、最長10年間の延長保証を行っています。保証対象内であれば、何度でも負担なしで修理の依頼が可能です。

【東芝の延長保証】

保証期間 契約料・問い合わせ窓口
8年 17,000円
10年 24,000円
相談窓口の電話番号 0120-1048-59
相談窓口の受付時間 9:00~17:00(月~金)

※すべて税別

延長保証は必要?メリット・デメリットを徹底比較

エコキュートの延長保証は必要か、修理費の不安軽減や施工保証の確認ポイントを紹介

延長保証は、原則として有料です。そのため、付帯すべきかどうかで悩む方が多いでしょう。ここでは、延長保証のメリット・デメリットをご紹介します。

延長保証のメリット

延長保証のメリットは、修理費用が実質無料になることです。通常のメーカー保証期間を超過しても、最長10年以内であれば、高額な修理費の出費を防げます。また、修理回数は無制限な場合が多く、何度でも修理に応じてもらえます。

延長保証のデメリット

延長保証のデメリットは、2万円~3万円程度の保証料がかかることです。保証期間内にまったく故障が発生しなかった場合は、保証料を無駄にしてしまいます。また、ユーザーに過失がある場合など、無償修理の対象外となるケースがあることも知っておきましょう。

製品保証とは別に施工保証をつけると安心

延長保証とあわせておすすめできるのが「施工保証」です。施工保証とは何か、契約時のポイントとあわせて解説します。

製品保証と施工保証の違い

製品保証は、メーカーが製作した本体や部品の故障をカバーします。一方の施工保証は、設置工事の不備により発生したトラブルによる修理代を、施工業者が保証するサービスです。具体的な例としては、配管ミスや基礎不良などが挙げられます。

どちらを重視すべき?選び方のポイント

延長保証と施工保証のどちらをつけるか悩んだ場合は、次のポイントを確認しましょう。

長く安心して使いたい場合

エコキュートを長く安心して使いたい場合は、製品保証・延長保証を重視しましょう。エコキュートの寿命は、約10年といわれています。延長保証を利用すれば、寿命の目安内で発生する故障の修理費負担を抑えやすくなります。

設置トラブルを防ぎたい場合

エコキュートの設置トラブルに不安がある場合は、施工保証を重視しましょう。工事ミスによる水漏れや配管不良が発生したとしても、業者責任で対応してもらえます。

はじめてエコキュートを設置する場合や、実績があまり多くない業者に依頼する場合は、とくに施工保証がおすすめです。

まとめ

エコキュートのメーカー保証期間は、メーカーや部品によって異なり、1~5年が目安です。延長保証を活用すれば、最長10年まで保証が続き、安心して利用できます。

また、設置工事におけるトラブルに備えるには、メーカー保証だけでなく、施工保証の有無も確認しておくことが大切です。保証内容や対象外となるケースを事前に把握しておけば、故障時の修理費用や対応で慌てずに済みます。

標準保証だけでは不安な場合は、延長保証や施工保証の契約を検討しましょう。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 電気プラン乗換コム運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!

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「エコキュートとガス給湯器のコスト比較!光熱費はエコキュートがお得!」記事へのリンク
省エネ性能が高い
エコキュートは、ヒートポンプ技術と呼ばれる大気熱を利用したお湯の沸き上げ方法を採用しています。この技術により、エネルギーの使用量が約1/4に抑えることが可能です。この省エネ技術により、ガス給湯器よりも光熱費が安くなります。
「オール電化に使える補助金まとめ!エコキュート・太陽光発電・リフォーム補助金を解説」記事へのリンク
補助金でお得に導入
国は省エネ・脱炭素の推進のために数々の補助金を、オール電化向けに用意しています。エコキュートであれば給湯省エネ事業、太陽光・蓄電池であれば子育てエコホーム支援事業などです。これら補助金を利用してお得にオール電化に切り替える方が増えています。
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